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ゲス不倫中川議員 自民“追放”
2017.04.22 日刊スポーツ 

  妻以外の女性との不倫交際トラブルが報じられた自民党の中川俊直衆院議員(46)は21日、「これ以上、党に迷惑をかけるわけにいかない」として離党届を提出し、受理された。女性問題報道を理由にした政務官辞任から、わずか3日。中川氏が原因で国会審議が止まり、安倍政権や自民党への風当たりも強まる。「自発的な判断」とされるが、これ以上のリスク要因を抱えたくない党に、事実上「追放」された形になった。

  中川氏はこの日の衆院本会議前、事務所を通じて離党届を出し、本会議は欠席。フェイスブックで2度、一方的に謝罪した以外は公の場で説明もしていない。会見や地元入りの予定も未定という。政界関係者によると、中川氏の落胆ぶりは著しく、一部では「入院情報」まで飛び交った。

  自民党の二階俊博幹事長は「残念のひとこと」とした上で、「人間だから気の緩むようなところもあるだろうが、それは個人の場合。公人として選挙で選ばれてここに来ている以上、(問題を起こせば)マスコミや国民の皆さんの批判にさらされるのは当然だ」と、突き放した。党内外では依然、議員辞職を求める声もくすぶっているが、二階氏は「今ただちに、そういうことまでする必要はない」との認識を示した。

  今回の問題を報じた「週刊新潮」が、新たなスキャンダルを報じる可能性があるのも、党側が離党を急いだ一因のようだ。野党は、まともに説明もせず、雲隠れを続ける中川氏の態度に「離党だけで済むか」(中堅議員)と激怒。中川氏に議員辞職を迫る一方で、安倍晋三首相の責任も追及する方針だ。

○…中川氏が不倫トラブルを起こした女性とは別に、不倫が報じられた自民党の前川恵衆院議員(41)は21日、取材に対し「(報道は)事実無根。中川氏から『関係のない前川議員を巻き込み、申し訳ない』と謝罪があった」と主張した。中川氏の離党については、「中川議員がよくお考えになってお決めになったこと」とだけ述べた。前川氏は料理研究家を経て、14年衆院選の比例東京ブロックで初当選。初登院時のインタビューで、「分かんない」「ノーコメント」を連発して、話題になった。

 
 

「不倫相手」に選んではいけない人の共通点/社会生活を破壊する一弾に…
2017.02.08 東洋経済オンライン 

 女性誌のライターとして活動し、20年近く。今まで、都会に住む1万人ほどの女性にインタビューしてきた。毎月、少なくとも40人ほどの女性と恋愛やおカネにまつわる話をしている。だから、年に約480人、これが20年分積み重なれば、9600人になる。

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先日、思い出せる範囲内で、女性たちに不倫経験があるかないかをまとめたところ、未婚女性の5人に1人が既婚者と恋愛し、既婚女性の10人に1人が夫以外の男性と恋愛経験を持っているという手応えを得た。
しかし、これは、女性誌のインタビューやリサーチに協力するほどアクティブで自己肯定感が高い女性のデータなので、自分が1番になれない状況になる不倫に対して、なんらかのモヤモヤとした気持ちを抱えていることが多い。
 既婚男性と独身女性の定番トラブルとは?
 不倫にまつわる個別のエピソードも精査してみた。まずは独身女性と既婚男性のよくあるトラブルを紹介する。
 「相手は3歳年上の社員さん。交際当初はホテルに行ったのに、3カ月経つと、ウチでデートするようになって、私のほうが給料も少なく、社会的な立場も弱いので、損していると感じました。彼のSNSを見ると、奥さんがタグ付けされていて、大学の同級生とバーベキューしたりして、彼女を大切にしているのがムカついて。それで、SNSのメッセンジャー機能で、2人でベッドにいる写真とメールを奥さんに送り、別居に追い込んだ」(26歳・派遣社員女性)
 「取引先の10歳年上の男性と不倫していました。妻と離婚すると言っていたのに、2年経っても実行されず、ストーカーしてしまった」(28歳・メーカー勤務女性)
 以上のようなトラブルは、会社にバレなかったので、男女関係は終了しても、社会生活は現状維持できた。これら恋愛のトラブルは、当事者は真剣に語っていたが、とてもありふれた話だ。
 既婚男性の中には、“ストーカーされるほど、一度愛されてみたかった”という願望を抱えている人も多い。自分の不倫話を筆者に語る男性は少なくないが、皆、劇的にドラマティックに感じている。恋愛はスタート時点ではドラマだが、やがて日常に埋もれる。しかし、女性の中には恋愛をドラマのままで維持したいと思う人も少なくない。
 「相手は38歳の上司で、私が1番と言ってくれて、プレゼントやレストランなど熱心にアプローチをしてくれました。最初は“本気だから妻と別れて結婚する”と言ってくれたのに、だんだん態度が変わっていって……。結局、交際半年が経過しても彼が離婚に対して煮え切らない態度を取るので、不倫関係になったことを同僚に相談。そうしたら、一気に話が広まってしまい、私だけ異動させられました。
バレてから彼の態度がそっけなくなり、私を着信拒否とLINEブロック。彼が私のことを好きだった時期のメールを何度も見て、悔しくて……。愛情ってなんで冷めるんだろうと、毎日泣いていました。一時期、つらくて近所のお寺の写経教室にも通ったんです。
でもやっぱりあきらめきれず、彼と復縁したくて、弁護士に相談。すると、“奥さんから慰謝料を請求される”と言われ絶望的な気持ちになりました。彼を会社の出口で待ち伏せしていたら、“100万円で手を切ってくれ”と言われ、おカネをもらいました。行政書士さんが間に立って、今後いっさい接近しないという誓約書を書かされました。でも、それから1年後、結局、彼は奥さんから離婚されて、出世コースを外れ、関西支社に飛ばされてしまいました」(32歳・メーカー勤務女性)
 普通の女子より自分がかわいいことを自覚
ちなみに、こうしたエピソードを紹介してくれた女性たちの容姿は、「学校ではクラスで3番程度」というレベルの容姿だ。彼女たちは普通の女子よりも自分がかわいいことを自覚しており、“男性は自分に夢中になって当然”という認識で生きてきている。
10代、20代とモテてきたから、自分は特別であるという感覚をいつまでも引きずっている。だから、20代後半になってモテなくなり、自分よりレベルが下と考えていた女性たちが結婚し始めると、焦る。すると、心に欠損感ができ、承認欲求が肥大化する。それが、他人の物を奪う=既婚者と恋愛関係を結ぶという行動になって表れることが多いのだ。
そして、恋愛相手の男性が自分に夢中にならなくなると、社会生活を破壊するようになってしまう。
 愛妻家と公言する芸能人や“いい子”がウリのタレント、国会議員などの不倫を報じてきた週刊誌『週刊文春』。彼らの社会生活を一時的であれ徹底的に破壊するスクープを同誌が出すたびに、一般人であっても不倫が露呈すれば社会的制裁を加えられる傾向が、これまで以上に強くなっているように感じる。端的に言えば、「不倫=許しがたい悪」という捉えられ方が定着しつつある。
しかし危険と言われると近づきたくなるのも人間の性。だからこそ、不倫関係を描いた漫画やテレビドラマが相変わらずヒットしているのだ。そこで、「不倫の恋愛を静かにトラブルなく楽しんでいる人」の特徴も分析してみた。
 不倫を「無事故」で楽しむ人の特徴
 彼・彼女たちは都心の有名私立大学を卒業するレベルの教養、寛容さ、遊ぶ力、経済力、要領のよさを備えているが、容姿は中堅大学程度、という人が不倫や恋愛で事故を起こしにくい。
 総合的な人間力の偏差値が高く、容姿の偏差値は平均程度という人が、恋愛を楽しめるのだ。
ちなみに、容姿が平均的なレベルの人は、自分を受け入れ、他者に寛容で、承認欲求のバランスがいいケースが多い。男性も当てはまるが、特に女性にこのケースが多いと言える。だから、もし、あなたが既婚者で、未婚の女性・男性から恋愛関係を迫られ、欲望に流されそうになったとき、相手を冷静に分析してみたほうがいい。もし、相手の容姿が早慶レベルなら、少し考えてからコトを起こしたほうがいい。これが、不倫トラブルで自分の生活を破壊されないための予防策となるはずだ。
 本連載では恋愛を楽しんでいる方からの情報をお待ちしております(詳細は個別に取材させていただきます)。こちらのフォームにご記入ください。

 
 
プロポーズのはずが… 海兵隊で“W不倫”殺人事件
2016.12.09 フジテレビ 

 米・ニューヨーク支局から中継。海兵隊による“W不倫”殺人事件が発生した。殺害された女性(当時19歳)は妊娠中、殺害直前までプロポーズされると思っていたという。女性は18歳で海兵隊員と結婚、カリフォルニア州に転居し隣人だったのが被告の家族だった。隣同士に住みながら孤独を募らせていた2人はW不倫を開始した。3ヶ月後に不倫が発覚、しかしその後、女性は行方不明となった。そして行方不明から2ヶ月後、絞殺された女性の遺体が採掘場で発見された。そして警察は不倫トラブルと断定し被告を殺人容疑で逮捕、今年3月から裁判が始まった。被告は法廷で「彼女への愛が憎悪に変わった」と証言した。判決の日、遺族は声を震わせ怒りを訴えた。判決で第1級殺人罪での無期懲役が言い渡された。

 
 命取りに!職場の「冤罪不倫」が急増する理由/いつでも誰でも「やらかす」可能性がある
2016.09.30 東洋経済オンライン

「営業部女子課」の活動や人材育成の仕事で全国を巡り、各地の働く女性やその男性上司の皆さんと接していると、時折耳にする話があります。「良かれと思ってやったのに、部下から責められて問題になってしまった」「悪気はなかったのに、社内で処分を受けることになってしまった」……。いわゆる「職場トラブル」です。
よくよく話を聞いてみると、どのケースもことの発端は意外なほど些細なこと。裏を返せば「気を付けよう」と心に止めておかないと、誰もが「やらかしてしまう」可能性があるとも言えます。
 安易なSNSやLINEの使用によるトラブル。社内の男女関係やハラスメントをめぐるトラブル。これらを避けて、本来の業務に集中するためにも、私たちはどんな点に留意すればいいのか? 最近増えている実例と共に、弁護士の佐藤大和さんにお話を伺いました。
スタンプの使い方ひとつで、思わぬ事態に…
--最近の働くミドル世代が遭遇するトラブル、どんなものが増えているのでしょうか。
 社内恋愛や浮気といった、男女間の恋愛トラブルが急増しています。理由は2つ。1つは、女性の社会進出にともない、職場での出会いが多くなっていること。それ自体は喜ばしいことですが、その分、トラブルも増えているんです。そして2つめは、SNSを通じたコミュニケーションスタイルの変化により、恋愛関係に発展しやすくなっていることです。
 --SNSが絡んでくると、今の時代ならではの問題もありそうです。
 最近増えているのが「冤罪不倫トラブル」です。LINEやSNSという「手軽なツール」が浸透したことにより「不倫しているのではないか?」という疑い、誤解を招くことでトラブルが発生します。
SNSで仕事のやりとりしているだけで誤解を生む場合もあります。同僚や後輩と一緒に取引先に行くとき、親しい間柄なのでLINEで「今日は〇〇で待ってるね〓」と送る。場合によっては、これでもう誤解を生みます。「ハートマーク」のスタンプひとつで、命取りになることもあるのです。

 --実際の例を教えてください。
 夫のケータイに送られたLINEやスタンプを見て、妻が弁護士事務所に駆け込んできます。「ウチの夫が不倫している!」と。最悪なのは、夫の会社にクレームを入れられた場合。「会社の監督責任」「業務中に社員同士のLINEを許しているのか」という話にまで発展します。実際は不倫などしていないのに、男性も女性も、やっかいな事態に巻き込まれてしまうのです。
こういうことがあると、結果的に「冤罪(不倫していない)」と明らかになったとしても、上司が迷惑の巻き添えをくっているので、後々の昇進に響く可能性もあります。就業規則にもよりますが、職場の風紀・秩序を乱した、ということで「戒告処分」を受けることだってあるのです。
 --どのように回避すればいいでしょうか。
LINEなどは便利ですが、発言ひとつ、スタンプひとつで冤罪になりかねないことを日頃から肝に銘じること。「疑われるような行動をしない」ことも、日頃からできる対策です。どんなに仕事上でつながりが深くても、2人きりで会うことは避ける。個室のある店や「お洒落なバー」には行かない、など、自分でルールを決めることです。
 昨今はベッキーさんや乙武洋匡さん、中村橋之助さんなど、芸能界でのニュースが続き、テレビドラマも不倫をモチーフにしたり、時には美化したりするものが増えています。配偶者が不倫に敏感になっているため、実際に不倫している場合には発覚しやすく、していなくても疑われやすい土壌があることを認識してください。
 女性の相手は年下社員、取引先、PTAなど
--巻き込まれる男女比に特徴はありますか。
 実は、最近は男性だけでなく、女性の浮気・不倫も多いのです。男性の配偶者が相談者として駆け込んでくるケースも増えています。私の事務所では、相談者は「6:4=男性:女性」。働く女性もそれだけ多く不倫している、または不倫を疑われています。
 女性の相手として多いのは、取引先や社内の年下社員。職場だけでなく PTAなどで出会ってしまったというケースも多いようです。
 --最近は「モラハラ」「アカハラ」といった新しいハラスメントの陰に隠れてはいますが「セクハラ」を巡っては新しい流れはありますか。
 「セクハラ」が広く知られるようになり、言葉が浸透したことの裏返しなのかもしれませんが「自分は大丈夫」と思い込んでいる人が多いように感じます。メディアでセクハラに関する記事を掲載したりしても「男性に読まれているな」という手ごたえがないのです。
しかし「何がセクハラにあたり、何があたらないのか」のボーダーラインは、まだまだ不明確で、いつでもだれでも「やらかす」可能性があるハラスメントには違いありません。「明るくその場を和ませる下ネタ」はOKでも「相手が嫌がっていたらセクハラ」になってしまいます。私が現時点で考えている見解をまとめてみました。
 〇 「その服装は営業として不向きだ」は、職務内のことであればセーフ。
× 「ちょっと肩出ているよね」。いやらしい言い方はNG。「胸」「足」など「身体の部位にかかわる」発言はダメ、と思ってください。
 〇 「取引先にはスカートをはいて行ったほうがいい」。合理的な理由があり、職務としてのアドバイスならOK。
× 「スカートをはきなさい」。強要する言い方はNG。
× 会社のパソコンのデスクトップ背景がグラビア写真。社内の風紀を乱す、女性に羞恥心嫌悪感を抱かせる可能性があるのでNG。
△ 「まだ結婚しないの?」「彼氏いるの?」。これは聞き方が大事。たとえば、将来のキャリアについて面談しているときに、結婚観などを尋ね、キャリアアドバイスのために質問するならOK。ただし、飲み会などでバカにしたり茶化したりして聞くのはNG。
△ 「妊娠しないでおくれよ」。これも言い方の問題。キャリア面談や人事配置の都合などで「予定があれば、事前に教えておいてね」という意味ならOK。単純に「子供つくるな、妊娠するなよ」は、NG。
× 逆セクハラ。若い男女社員が上司に性的な発言をして困らせる。「まだ結婚しないんですか?」など。
 休みの日なら「何を書き込んでもOK」ではない!
 読んでいただいて分かると思いますが、同じ言葉でも「言い方」「シチュエーション」によって、セクハラか否かは分かれます。また、上記のNGに気を付けていても、女性社員から嫌われていたり、人間関係が悪かったりすると、ちょっとのことで相手の怒りに触れやすくなります。要するに、大切なのは信頼関係を築くことです。
 --ほかに「あまり知られていなが、最近こんなトラブルが急増中」といった例はありますか?
 冒頭の「冤罪不倫」とも少し重なりますが、LINEやSNSを巡ってトラブルになり、会社で懲戒処分を受けたというケースが増えています。
トラブルの根底に共通してあるのが「会社の外で、プライベートな時間なら、何を書き込んだりつぶやいたりしてもいいだろう」という、社会人としての自覚の薄さ、考えの甘さです。それが結果的に、会社全体の評価や評判を落とすことになっています。たとえば……
・悪ふざけでお店のモノで遊んでいる写真を撮って投稿。どこの社員が特定されてしまい、会社の信用を損ねた。それが例えFBやツイッターなど「鍵つき」の内容であっても、誰かが裏切って公開してしまう。
・病欠しているはずなのに宴会でお酒を飲んでいる姿など、会社に隠れてサボっている、ズル休みしている場面を、非公開にして投稿。しかし何かの拍子で誰かが公開してしまった。重い懲戒処分になることも。
・「勤め先に有名人が来ました」というつぶやき。特定された瞬間に減給処分や降格処分、出勤停止という重い懲戒処分になることも。
・自社の商品をまったくの第三者のふりをして過度に評価して投稿。「この商品、いいですよ!」などとつぶやいてしまい「サクラ行為」と見なされ、厳重注意、戒告処分になることも。
 --投稿やつぶやきだけではなく、社内の連絡手段としてLINEなどを使っている人も多いと思います。
ここにも隠れた問題はあります。昔と違って「連絡が簡単になった」からこそ起きる事態です。たとえば、上司が部下に対して、休日や終業後にLINEをする。そこには業務上の指示や仕事のアドバイスが書いてある。厳密に言えば、会社側はその時間分の給料や残業代を払っているのか?と問うことができます。上司としては「これ、指示しておかなきゃ」と、便利さをいいことに軽い気持ちで流してしまうのでしょうが……。
 --会社として、上司として、どんなルール作りをしておくべきですか?
 時間外に業務の指導をするときは「これは明日の指示ですよ。今は何も動かなくていいですよ」と付記すること。業務時間外の連絡は「既読にしなくてもいいよ」「読むのは任意ですよ」というルールを作ってはどうでしょうか。うちの事務所ではそのようにしています。
◇ ◇ ◇
私が関わっている人材育成の現場でも、上司が部下を激励するつもりで言った一言が、むしろやる気を奪ってしまったり、笑いを取りに行って逆効果になってしまったりする場面に出くわすことがあります。SNSの浸透や女性の社会進出によって「その一言」が招くトラブルの種類、傾向も増えているようです。
 中でもいちばん印象的だったのは、「トラブルを避けるためにはまず、人間関係や信頼関係を築いておくのが大切」という点。アナログですが、ここを大切にしてこそ無用なトラブルを避けられるということに、納得させられました。
 営業部女子課とは、主宰の太田彩子が2009年に立ち上げた、営業女子を応援するためのコミュニティです。女性営業職の活躍を拡げることで、結果男女ともに輝きながら働ける社会創造を目指しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。

 
 不倫トラブルで女性殺害 26歳逮捕男の素顔
2016.07.12 フジテレビ 

 東京立川市で不倫トラブルにより女性を殺害した26歳の男が逮捕された。男は女性殺害について「自分の妻に不倫関係をLINEでばらされたから」と話している。かつての同級生に男の話を聞くと、強い者には弱く、弱い者には強く出ると話した。また26歳になっても母親離れができなかったらしい。
 
 突発的に犯行か
2016.07.11 日本テレビ ZIP! 

 東京立川市で26歳の女性の遺体が見つかった事件。殺人の疑いで逮捕された男が「以前から不倫トラブルで嫌になっていた」と話していることがわかった。女性は男の妻に不倫を告白したとみられていて、警視庁は逆上した男が突発的に犯行に及んだとみて捜査している。
 
 不倫トラブルで女性殺害 独自 被害女性交際相手が心境告白
2016.07.11 フジテレビ 

2か月あまり前、フェイスブックで新しい彼氏ができたことを嬉しそうに報告していた東京・立川市の26歳の女性。未婚ながら一時の母で、パート従業員として働いていた。交際していた男性によると結婚を考えていたという。しかし、先週木曜日、女性と連絡が取れないことを不審に思った知人夫婦が警察に通報。部屋を訪れた警察官は首に電気コードが巻かれた女性の変わり果てた姿を発見した。遺体発見から2日後のおととい、警視庁は女性を殺害した容疑で昭島市の26歳の男を逮捕。女性が現在の交際相手と出会う前に一時交際していた妻子ある男だった。警視庁によると、女性と容疑者の子供は同じ保育園に通っていたといい、2年ほど前から2人は不倫関係に。殺人事件に発展したきっかけは、事件当日に女性が容疑者の妻にLINEで、夫と不倫関係にあることを告げるメッセージだった。妻に不倫関係を告げられた容疑者は、話し合いをするため妻と子供を連れて女性の自宅へ向かった。2人で話をしたいとして一旦妻と子供は車に戻り、容疑者と女性の2人きりとなり、その際に殺害されたとみられている。調べに対して容疑者は「かみさんにばらされた。ばらさないと言っていたのに約束を破った」と話している。番組が4月から交際してたという男性に話を聞くと、「(女性は)不倫は絶対してない」「今回のことは犯人がいいように話を作って警察に話しているんじゃないか」と話す。男性との最後の連絡は事件当日の午後9時半ごろで、報道で殺されたことを知ったという。最後に遭ったのは先週月曜日のため「もう少し一緒にいたら」と後悔する男性、だが異変に気づくチャンスはそれ以前にもあったという。
 
 殺人容疑で逮捕の男「不倫トラブルで嫌に」
2016.07.11 よみうりテレビ スッキリ!! 

 立川の26歳女性が死亡した事件で逮捕された男は「不倫トラブルで嫌になった。妻には言わないと言ったのに約束を破った。延長コードで強く首を絞めた。殺意はなかった」と供述している。警視庁は逆上した容疑者が突発的に犯行に及んだと見て捜査している。
 
 逮捕された男「不倫トラブルで嫌になっていた」
2016.07.10 日本テレビ 

 東京立川市のマンションで26歳の女性が死亡していたのが発見された事件で、逮捕された男が以前から不倫トラブルなどで嫌になっていたと話していること分かった。容疑者は被害者の女性の首を電気コードで締めて殺した疑いがある。警視庁は被害者の女性が別れようとして妻に不倫を告白したと見られるとしている。

 
 円楽 不倫謝罪〓独演会〓 今回の騒動とかけまして「東京湾を出たばかりの船」ととく その心は後悔の真っ最中です 妻からは「身から出たさび。さびも味になる」と励まし 帝国ホテルで会見
2016.06.11 デイリースポーツ 

 円楽

 不倫謝罪〓独演会〓

 今回の騒動とかけまして「東京湾を出たばかりの船」ととく

 その心は後悔の真っ最中です

妻からは「身から出たさび。さびも味になる」と励まし

帝国ホテルで会見

  写真週刊誌「フライデー」で40代女性Aさんとの不倫が報じられた落語家の三遊亭円楽(66)が10日、東京・帝国ホテルで会見し、報道を認めた。ゴルフ仲間として知り合ったAさんとは「付き合って1年。浮気といえば浮気」と告白しつつ、「今後も仲間としては会う」と堂々と発言した。60代での浮いた話題に「円楽から老いらくに改名する」と自虐的に話すなど、軽妙な話術で爆笑をとる一方で、「大好きな落語を奪われたくない」と涙を見せる場面もあった。

▼ベッキー〓先輩〓の会見を見ながら「自分もいろんなところで迷惑かけたんだな」

 3時間4500円ラブホは「受付が簡単だから」

 「ゴルフ仲間としては会う」〓交際継続〓宣言も

落語思い涙も

 まるで独演会のようだった。会見冒頭で「初高座のような気持ち」と緊張をアピールした円楽だったが、涙あり笑いありと緩急自在。終了後は自らスクープされたフライデー記者を握手で見送るなど、異例だらけの展開だった。

  Aさんとは2年半前にゴルフ仲間から紹介され知り合ったという。月に1度開くゴルフコンペのメンバーに招き入れると、落語会に招待するようになった。昨年5月のゴルフトーナメントでAさんが雑務を担う中で、円楽が口説いて交際が始まった。今月3日に銀座で食事し、錦糸町の老舗ラブホテルに入った様子を激写された。

  「浮気と言えば浮気」とあっさり認めた円楽は「芸の肥やし?今の時代はそうじゃない。軽く考えすぎた」と平謝り。約30年連れ添った妻からはメールで「とにかく頑張りなさい。身から出たさび。さびも味になるよね」と励まされたことを明かし、「参っちゃうよね。うまいよね」と苦笑した。

  さらに真剣な表情に変わると、「もう一つわびるなら、大好きな落語。噺家の世界の片隅にどうにか置いておいてくれれば。高座でお返しをして、芸道に精進したい」と涙を流した。

  それでも、会見が進むにつれ、舌はなめらかになった。「今回の騒動とかけまして、東京湾を出たばかりの船ととく。その心は航海(後悔)の真っ最中です」と謎かけを披露。3時間4500円の格安ホテルを利用したことを突っ込まれると「受付が簡単だから」と笑わせると、Aさんとは今後も「不適切な関係はブレーキをかけるけど、ゴルフ仲間としては会う」と〓交際継続〓を宣言した。

  円楽の会見は、ベッキーの復帰会見から45分後に開かれた。不倫トラブルの〓先輩〓が謝罪する様子をテレビで見て、「自分もいろんなところで迷惑をかけたんだなと実感した」とポツリ。雑誌の発売日に報道陣の前に立った理由を「早く納得してもらえないと迷惑がかかる」と説明した。

  予定を15分超える45分間で、約100人の報道陣から投げられた質問すべてに答えると「もう終わり?名残惜しいね」と〓一人舞台〓を締めていた。

▼「身体検査されて司会になれなかったのかな」

 「笑点」おとがめなし 18日も出演

  円楽は77年8月からレギュラー出演する日本テレビ系「笑点」の〓司会問題〓もネタにした。5月に降板した桂歌丸(79)の後任として有力視されていたにも関わらず、後輩の春風亭昇太(56)に決定。不快感?を口にしたが、この日は「身体検査されて司会になれなかったのかな」と笑わせた。

  騒動後初となる同番組の公開収録は18日の予定。円楽は「許して出させてもらえるなら」と前置きした上で、「昇太は『意を得たり』とかかってくるだろうね。『アモーレ』とか言うんじゃないの」とニヤリ。他のメンバーにも頭を下げるという。また、11日に都内の落語会で共演する歌丸には「笑点50周年で新体制スタートして、お前が汚したなって怒られるね、そのあと『楽さん、元気だな』と言われそう」と想像していた。

  なお、日本テレビは本紙取材に「謹慎という話にはなっていない。18日も予定通り出演する」と〓おとがめなし〓とした。

 〈円楽と一問一答〉

 名前変えようかな。円楽改め老いらく

 (冒頭にあいさつ)

  「どうもお騒がせして申し訳御座いません。初高座のような気持ちで、非常に緊張している。フライデーで報道されているとおり、一般の女性とお付き合いさせていただき、そしてこの1週間いろいろ頭の中で考えてきた。正直いって、今、初高座という言葉を使いましたが、胃が痛くなって、もう一つの自分がこのバカヤローといい、その中でもう一人の自分がもっと頑張らなきゃいけないんだよ、と申している部分もある。

  私が落語家になった46年前、楽屋には明治生まれの先輩が、きら星のごとくいた。当時の風潮としては、芸人はきれい事ではいけない、女性にもてるぐらいではないといけない、という我々の世界の風潮があったが、時代錯誤だったと深く反省している。時代は変わっている」

  ―「笑点」の司会にならなくて良かった。

  「『アモーレ円楽です』って言わなきゃいけない。老いらくじゃなくて俺は円楽だって。名前変えようかな。円楽改め老いらくですって。こんなこと言ってて許されるのかな」

  ―奥様は知っていたか。

  「行動があやしければ感じていたかもしれない。泳がしてくれる人だから。そういった干渉してこないところに、俺が甘えた」

  ―Aさんはお嫁に行く可能性も。

  「人の縁って分からないからさ。皆さんには必要以上の深追いはやめてくれる?と。土下座してでもお願いする」

  ―不倫はいけないと思わなかったか。

  「軽々しく考えた。恋愛をやめろと言われれば、パイプカットでもしてやれと言われればやりますよ」

  ―腹黒いイメージとは違う誠実な対応。

  「腹黒いというのも、ウチの師匠(5代目円楽)や歌丸師匠がつくってくれたキャラで『笑点』で生きていたから。腹黒さは違う意味で出させてもらう。対応は誠実にしないと、またうそをつくんじゃないかという読みがあるからね。この1週間、腹をこわしたり、病人みたいだった。君たち(報道陣)に笑わせてもらって少しほっとした。ありがとう」

  ―次回を楽しみにしています。

  「楽しみにしないでよ!師匠に言われたことは、最低、刑事罰だけは受けるなと。80ぐらいまで最後の15年。伸び伸び遊ばせてください」

 
 知人に頼み“不倫相手”を…アイスピックで刺した男
2016.06.02 フジテレビ FNNスピーク 

 去年12月の東京・府中市の飲食店で妻の不倫相手とされる男性の頭をアイスピックで突き刺し重傷を負わせた疑いで容疑者ら4人が逮捕。容疑者は「妻と子どものことをどう考えているんだと聞いたが答えが何もなかったので頭にきた」と述べた。また、不倫トラブル相談をしていた知人に頼み被害男性を呼び出していたことが新たに判明し、警視庁はこの男ら2人も事情を知っていると見ている。
 
 〔NewsNavi〕「夫の不倫」に激怒したカイヤが今度は自分の不倫トラブル浮上
2015.03.15 サンデー毎日 

  夫の川崎麻世(51)のたび重なる“不倫”騒動が発覚する一方で、今度は妻でタレントのカイヤ(52)に“不倫訴訟トラブル”が浮上。別居中の夫婦とはいえ、2人ともスキャンダルの“渦中の人”になってしまった。

 「2月になって女性週刊誌が“カイヤは不倫訴訟を起こされた”と報じたのです。カイヤの相手というのはギニア人男性のパピ氏(33)。昨年5月、写真誌に“濃厚キス写真”が掲載されました。そのパピ氏の日本人妻が、800万円の慰謝料支払い求める民事訴訟を起こしたというのです」(女性誌記者)

  ところが、カイヤはテレビ番組で訴訟話を否定。ギニア人男性については、「ソウルメイトです」と“意味不明”の発言。

  では夫の川崎は─。17歳年下の元愛人A子さんについて「妊娠を告げた愛人をポイ捨てした」と昨年11月、女性週刊誌が報じた。また、今年に入ってからは元六本木のクラブホステス・B子さんが川崎を告発した報道もあった。

  2度の不倫発覚にキレたカイヤは、新年早々「今年は離婚します」と公言。しかし、カイヤ自身の不倫トラブルの余波も大きそうだ。

 「カイヤの相手とされるパピ氏は、東京・六本木のクラブにかかわる仕事をしています。カイヤは“濃厚キス写真”を掲載されながら、当時、“単なる友人の一人。外人だからキスは当たり前”と懸命に不倫を否定していました」(芸能関係者)

  だが、パピ氏の妻はカイヤに対し「別れてください」と直談判したというが聞く耳を持たず、別れるどころか、カイヤは自宅でパピ氏と“半同棲中”。妻は子どもを連れて実家に戻ったという。

 「近所でも2人のアツアツぶりは有名です。それなのに不倫を認めず“ソウルメイト”と言うのはどうなのでしょうか」(前出の女性誌記者)

  カイヤと川崎─。いまだ離婚しないこと自体、不思議だ。

 
 川崎麻世が4日発売の「女性自身」で不倫疑惑報道 所属事務所は完全否定
2014.11.04 スポーツ報知 

  俳優の川崎麻世(51)=の不倫トラブル疑惑を、4日発売の「女性自身」が報じている。

  同誌は、麻世と34歳の女性が先月中旬に知人らと食事したのちに2人で麻世のマンションに帰っていく姿を掲載。女性は現在妊娠3か月と報じているが、同誌の直撃に麻世は「ハメられてる」と交際自体を否定した。

  麻世の所属事務所はこの日、スポーツ報知の取材に「このたび、掲載された『女性自身』の記事について、報じられている方とは10年ぶりに先月、お目にかかったのみで、記事の内容と事実とは大きくかけ離れたものです」と完全否定。「今後、名誉毀損(きそん)の訴訟も視野に入れ、対応したいと考えております」とコメントした。

 
不倫トラブル殺害か
2011.05.11 日刊スポーツ 

  千葉県君津市のアルバイトWさん(26)が殺害され、甲府市の山林で遺体が見つかった事件で、Wさんは、死体遺棄の疑いで逮捕された同市の会社員W容疑者(30)と「結婚の話をする」と家族に告げて車で山梨に向かっていたことが分かった。W容疑者は妻子がいたが、Wさんは「離婚して、自分と結婚しようと話している」と家族に説明していた。甲府署捜査本部は、2人に交際をめぐるトラブルがあったとみて捜査している。
 
 タクシー強盗、飲酒運転、家の扉破壊… 不倫トラブルで大暴れ 容疑の主婦逮捕
2010.11.05 朝刊 

  【神奈川県】タクシー強盗や飲酒運転でたどり着いた不倫相手の実家で、玄関の扉を壊したとして、川崎市高津区の主婦(46)が四日、器物損壊の疑いで宮前署に現行犯逮捕された。

  逮捕容疑は、三日午後八時二十分ごろ、同市宮前区の七十代の女性宅の玄関の引き戸をけって壊したとされる。

  同署によると、この女は、女性宅へ向かう途中のタクシー内で運転手を刃渡り約十六センチの刺し身包丁で脅して、運賃の千三百四十円を踏み倒した疑いがあるという。

  当時、女は酒を飲んで、追いかけてきた夫の車を運転した疑いもあり、同署は強盗と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、女を再逮捕する方針。

  女性宅は不倫相手で元上司の実家だった。不倫が妻にばれて、元上司は実家から会社に通っていたという。

 
不倫トラブル装った振り込め詐欺 高崎 /群馬県
2008.10.16 東京地方版/群馬 

  高崎署は14日、高崎市内の自営業女性(55)が長男の不倫トラブルを装った振り込め詐欺に遭い、100万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

  同署によると、長男を名乗る男が女性に携帯電話の番号を伝えた後、法律事務所の職員を装った男が連絡。長男の不倫関係がもとでトラブルになっていることをにおわせ、示談金名目で、指定した金融機関の口座に100万円を振り込ませた。この口座は、別の振り込め詐欺事件で凍結され、犯人が引き出すことはできなかったため、実害はなかったという。

 
ネットで殺人請け負い 165万詐欺容疑でサイト管理者逮捕へ/警視庁
2005.10.03 東京夕刊 

  ◆救急隊員の女から「調査費」名目で

 東京消防庁の救急隊員の女がインターネットのサイトを通じ、不倫相手の妻の殺害を依頼した事件で、サイト管理者の男(48)が、殺害するつもりがないのに女から現金をだまし取っていた疑いが強まったとして、警視庁捜査1課が詐欺容疑で男を取り調べていることが、3日わかった。すでに逮捕状を取っており、容疑が固まり次第、逮捕する。犯罪を容認したり、助長したりする“闇サイト”がはんらんする中、今後、サイト管理者の刑事責任も厳しく問われることになりそうだ。

  調べによると、サイト管理者の男は昨年12月、サイトを通じて不倫相手の妻(32)の殺害を依頼してきた渋谷消防署救急隊員・K容疑者(32)に対し、実際は殺害を請け負うつもりはないのに、「申し込み費」や「調査費」などを要求し、計165万円をだまし取った疑い。

  男は「復讐(ふくしゅう)屋」などと自称し、「駆込寺(かけこみでら)」と名付けたサイトを運営。違法行為も辞さずに依頼を受ける探偵として、テレビや雑誌で紹介されたこともあった。

  サイトでは、「復讐問題」「別離工作」「殺人問題」などの相談項目を並べて依頼者を募集したうえで、「実行部隊」と呼ばれる下請けの探偵業者らに依頼を丸投げしていたという。

  今回の事件でも、男は、サイト上の「殺人問題」を選んで「殺してください」と電子メールを送信してきたK容疑者の依頼を、「実行部隊」の1人の自称探偵業・T容疑者(40)に、丸投げしていた。K、T両容疑者は9月14日、金品を供与して犯罪を依頼したり、それを請け負ったりした者を処罰する暴力行為等処罰法違反(集団的犯罪等の請託)の容疑で逮捕された。2人の逮捕後、サイト管理者の男は読売新聞の取材に、「ただの不倫トラブルだと思っていた。だますつもりはなかった」などと話していた。

 
「不倫トラブル時の護身用」 包丁所持の高校教諭、逮捕--川口 /埼玉
2004.01.08 地方版/埼玉 

  川口署は6日、出刃包丁を持って駅前を歩いていた草加市苗塚町、川口市立川口高校教諭、S容疑者(57)を銃刀法違反(所持)容疑で現行犯逮捕した。

  調べでは、S容疑者は6日午後6時ごろ、川口市西川口1のJR西川口駅西口ロータリーで出刃包丁(刃渡り15・6センチ)を所持していた疑い。通行人が「包丁を持った男がいる」と交番に通報、署員が駆けつけた時には、ジャンパーの内側に包丁を隠し持っていた。

  S容疑者は「既婚女性と交際しており、夫とトラブルになった時の護身用として持っていた」と供述している。S容疑者はこの女性と同市内の飲食店で飲酒した帰りだった。

 
神奈川県警 妻と不倫交際していた大学生を千枚通しで刺す 23歳の男を逮捕
2000.02.19 日刊スポーツ 

  神奈川県警秦野署は17日夜、妻(22)と不倫交際していた大学生(21)の後頭部を千枚通しで刺したとして殺人未遂の疑いで秦野市の土木作業員N容疑者(23)を逮捕した。また愛知県警春日井署は18日、夫(28)の女子高生買春行為に激怒し、夫が経営する中古車販売店に火をつけた妻(20)を放火の疑いで逮捕。浮気相手に対する嫉妬(しっと)心が爆発した夫婦間のせい惨な事件が相次いだ。

  調べによると、N容疑者は17日午後10時45分ごろ、秦野市内の弁護士宅で、妻と不倫関係にあった都内の私立大学3年生の後頭部と首の間の部分を千枚通しで刺した疑い。千枚通しは約6センチも首に垂直にめり込み、大学生は近くの病院に入院したが重傷。

  当時、N容疑者は、大学生、大学生の父親、大学生側の弁護士の計4人で、同市内の弁護士宅応接間で不倫解決の示談交渉していた。妻はその場にはいなかった。N容疑者は、大学生側から200万円の示談金を受け取り、不倫トラブルは解決したかにみえた。しかし、N容疑者は弁護士と父親に「少し出ていってほしい」などと要求。2人が台所に移動した瞬間、大学生を襲ったという。

  関係者によると、妻は同市内のスナックにホステスとして勤務。昨年秋、客として訪れた大学生と知り合い、同12月ごろ、深い仲になったという。N容疑者は妻に不倫相手がいることにすぐ気づき、年明け早々の今年1月2日、大学生の家に乗り込み、父親らと初めて不倫解決交渉を行った。

  犯行当日には大学生に示談金を払わせたほか、示談書を書かせた。示談書には「妻から受け取った名刺、手紙、ティッシュ4箱、トイレットペーパー12個などを返却せよ」とか「妻から電話があったらすみやかに報告せよ」などという“執念”の解決条件が事細かに書かれていたという。

  N容疑者は22歳の妻との間に4歳の長男と2歳の長女がいる。犯行に使用した千枚通しは隠し持っていたという。捜査関係者は「カッとしやすい性格で、事件を起こしたこともあるようだ。それにしても執念深い」と話している。

  ◆買春夫に腹立て放火

  愛知県警春日井署に18日、放火容疑で逮捕されたのは、名古屋市に住む主婦S容疑者(20)。調べによると、S容疑者は午前1時ごろ、夫(28)が経営する春日井市の中古車販売店「サテライト」内に灯油をまいてライターで放火。オートバイ9台、乗用車1台などを燃やした疑い。けが人はなかった。

  S容疑者の夫は15日、一宮市内の女子高生(16)にみだらな行為をしたとして、児童買春禁止法違反の疑いで一宮署に逮捕された。S容疑者は夫の「買春」に激怒。火をつけたという。

 
不倫トラブルを暴露する女 女性の意識が変わり、忍ぶことをしない
1999.12.27 AERA 

  愛人は日陰の存在。女は耐えるもの、忍ぶもの……なんて考えていたら大間違い。不倫が一度トラブルに陥ったら、相手にカミングアウトされることを覚悟しなければならない。「暴露ミサイル」が飛ぶのは今や常識なのだ。

  今年、出版界ではちょっとした「愛人」ブームだった。雑誌では「ブルータス」(マガジンハウス)や「ダ・ヴィンチ」(リクルート)が大々的に愛人特集を組み、『愛人の掟』(梅田みか)、『不倫の恋も恋は恋』(有川ひとみ)といった愛人マニュアル的な著作もシリーズで売れている。

  小説『不機嫌な果実』(林真理子)などの作品で不倫愛の快楽が認知(?)されたため、「愛人」というポジションへの関心が高まったのも理由の一つだ。

  夏に特集を組んだ「ブルータス」の斎藤和弘編集長は、

  「今は『私、愛人やってるの』と平気でカミングアウトできる女性が増え、恋愛の規範が大きく変化していることを取り上げたかった。愛人も恋愛のひとつのスタイルとして、定着してますからね」

  と背景を話す。

  マニュアル本では「愛人は自分の立場をわきまえて」と諭すが、女性側がカミングアウトすることによって不倫をめぐるトラブルが、政治・経済・芸能界あらゆるところで続出している。

  ○耐えずに権利を主張

  こうした不倫トラブルの修羅場が勃発する土壌は、男女の意識のずれにありそうだ。

  「不倫では絶対、男の方がずるい。昔は『日陰の身』という負い目が強かったから女は我慢したけど、ここ十年ぐらいの間に、女性側の意識は激変した。今は耐えずに権利を主張して当然、という感じですからね」

  自らの不倫体験を踏まえて、『不倫の恋も恋は恋』などの著作で、不倫に悩む女性の心理や心構えを説いている有川さんは、そう話す。

  「女が不倫の相手にキレるのは妊娠して一方的に『堕ろせ』と言われたり、ほかにも愛人がいたと分かったりした時。さらに男性が有名人や権力者で女性をぞんざいに扱い、口止め料などすべて金で解決しようとする場合です」

  不倫で男の常套句といわれる「君といる時が一番幸せ」「妻はひどい女でセックスレス」などは大半が嘘なのだという。

  なかには、「子供が小学生になったら妻と離婚して君と結婚する」という言葉を信じていたら、子供が大学生になるまで結局ずるずる不倫のまま続いてしまった、という例もあった。

  が、一般の社内不倫などでは、女性側の復讐などは殆ど見られず、自分の立場をわきまえ謙虚に悩む例が多いという。

  「相手が著名人や権力者の場合は普通の不倫とは違い、近づく女性側にそれを利用したいという下心もあるのでは。うまくいかずに逆上する、というケースもあるでしょう。暴露して復讐するのも相手が有名だからこそ、名前を傷つけたい、という気になる」

  不倫トラブルの中でも、女性側からの暴露が増えている。こうした女性たちの心理は、一体どんなものなのだろうか。

  ○記念のプリクラみたい

 亜矢子さん(仮名)はクスッと笑いながら、

  「あの雑誌の暴露記事は、彼と撮った記念のプリクラみたいなものなんですよ」

  と言った。

  プリクラ? その表現の軽やかさに驚かされる。相手を殺すか殺されるか、ぐらいにドロドロした言葉が出てくると思ったのに。

  歯科技工士をしている彼女は二十九歳だった五年前、あるスキャンダル雑誌に、芸能関係者との赤裸々な愛人関係を手記の形で発表した。

  「私はまだ未練があったけど、彼の気持ちはもうすっかり冷えていたので、ああいう地雷を踏むような形で終わらせるのも面白いかな、と思って。一言で言えば、心を踏みにじられたことへの『復讐』ですよね」

  「愛人」と言っても相手は妻帯者ではない。ただ亜矢子さんのほかに七人もの交際女性がいると公言している遊び人だった。

  最初はそれでもいい、もしかしたら私一人に気持ちを向かせられるかも、と思いながら付き合い始める。が、彼の部屋に遊びに行くと、別の女性からかかってきた電話で長々と話したあげく、「今のは○○からだよ」と亜矢子さんに気遣う様子すらない。

  そのうえ、たずねれば、電話の内容や相手との交際の中身まで、素直に喋ってしまう。

  「せめて二人でいる時ぐらい、私のことだけを見て欲しかったのに、彼は嘘をつかないことが自分なりの正義なんだと、自信たっぷりだった」

  ○まだ好きな気持ち残る

 やがてそんな彼の鈍感さを責めずにいられなくなり、関係は破局へ向かっていく。

  「こっちを向いて欲しい」という気持ちと、「悔しい、私を何だと思ってるの」という愛憎半ばする気持ちが、暴露手記を書く直接の動機だった。

  反響は予想以上に大きく、彼の元には同僚から「大変な女と付き合っちゃったな」という電話が、ひきも切らずかかってきたという。

  当然、亜矢子さんへの風当たりも厳しかったはずだが、

  「私自身は幾ら傷ついても全然平気でしたね。彼からは『二度と連絡をよこすな』と言われ、気持ちもふっ切れたし」

  が、その後、彼が結婚したと聞き、再び複雑な気持ちに陥ってしまった。まだ「好き」な気持ちは、残っているのだと、自分が少し情けない気もする。

  亜矢子さんは彼と出会う前、次々に男性との交際と破局を繰り返してしまう不安定な精神状態にあったという。その理由を彼女はこう分析してくれた。

  「母が私をストレスや不平不満の掃きだめのように扱ったために、自己評価がすごく低くなってしまった。だから私を八分の一としか見ないリスキーな相手にひかれてしまうんですよね」

  こうした愛人関係の「暴露ミサイル」を放つ女は、相手の男性ばかりでなく自分の親に「虐げられた」「踏み付けられた」という負の感情を秘めていることが多い。いわゆるAC(アダルトチルドレン)的な傾向だ。

  ○あっちの家庭も不幸に

 裕香さん(27、仮名)もその一人だ。彼女は二年前から妻子のある企業経営者と愛人関係にあり、彼のアシスタント的な仕事を手伝っていた。が、裕香さんが彼の家に匿名で出した「会いたい」という手紙がもとで、妻に不倫がばれ、仕事を辞めさせられてしまう。

  「とにかくこれ以上、事を荒立てたくないから、といきなり連絡を断たれ、精神的に大きなショックを受けた。彼の力で業界に売り出してやる、と言われ随分尽くしたのに」

  が、その後、彼に新しい愛人ができたと聞き、裕香さんは逆ギレしてしまった。ある雑誌関係者に、不倫関係や自分への仕打ちをリークしたのだ。記事は出なかったが、これをきっかけに彼女はグラビアヌードでデビュー。今は勧められて体験を基に、官能小説も書き始めたという。

  「メディア上なら彼と対等になれるし、気持ちも晴れる。私を不幸にしたんだからあっちの家庭も不幸にして見返してやりたいっていう気はあります」

  とは言うものの、実は彼女、今も十二歳年上の既婚者と愛人関係にある。

  極端に走る行動の理由を、彼女も亜矢子さんと同様、育った家庭に原因があるのかもしれない、という。子供の頃、優しいが情緒面で幼稚な父親に性的な視線を向けられ、母親は外に愛人がいて自分に母性的な関わりをほとんど持たなかった。

  「他人の幸福な家庭を見ると、無意識に壊してやりたい願望に駆られる。そのくせ親に認められた経験がないから、褒められるとすぐ舞い上がってしまうんですよ」

  愛されたい、受け入れられたいという気持ちが強いから、過剰なセックスの要求をされても嫌な顔もせず、仕事面でも精力的に尽くす。が、いったん相手が冷たくなったり、関係を絶とうとすると、期待が裏切られたことから一挙に攻撃に転じる。

  最近は女性だけでなく、男の愛人からの情報暴露も増えてきた。「暴露ミサイル」を抱えた人たちは男女問わず、こうした依存的な人間関係のパターンを繰り返すケースも少なくない。

  「浮気は仕事の活力」のオヤジ社会にどっぷり浸かっていると、思わぬ砲弾で粉砕されかねない時代なのである。
 
 読売
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 出会い系サイトを利用、170万円脅し取る 容疑の3人再逮捕=京都??
2007.08.15 大阪朝刊 
??
 出会い系サイトを利用して交際した男性から金を脅し取ったとして、府警組織犯罪対策2課と向日町署は14日、大阪市都島区大東町、無職a(49)、同、無職b(41)、同市城東区関目、無職c(35)の3被告(いずれも恐喝未遂罪で起訴)を恐喝の疑いで再逮捕した。a被告ら名義の銀行や信用金庫口座に、2004年秋ごろから、計約7000万円が数十人から振り込まれており、府警は余罪があるとみて追及している。??
 調べでは、3被告は共謀、昨年2月12日午後1時ごろ、下京区のファミリーレストランで、携帯電話の出会い系サイトを使ってc被告と交際させた伏見区の男性会社員(48)に、「不倫してなんぼでかたをつけるのか」などと脅し、2月15日、信用金庫口座に170万円を振り込ませ脅し取った疑い。
 同僚と妻殺害に死刑判決 地裁「残虐で後悔なし」 被告、表情変えず=静岡?
2007.02.27 東京朝刊 
?
 ◆周到に証拠隠滅 完全責任能力を認定?
 「確定的で強固な殺意に基づく冷酷、残虐な犯行」「規範軽視の人格態度は憂慮すべきだ。後悔や自責の念はまったくうかがわれない」--。同僚の男性と自分の妻殺害事件で、殺人と死体遺棄などの罪に問われた元生協職員大倉修被告(37)に求刑通り死刑を選択した26日の静岡地裁判決。竹花俊徳裁判長は、自己中心的な動機で1年に2人を相次ぎ殺害した非道な犯行を言葉を尽くして指弾した。時折、声を詰まらせながら被害者や遺族の無念さを読み上げる裁判長。被告は主文言い渡しの瞬間も表情を変えず、傍聴席の遺族は、こらえられず法廷でむせび泣いた。?
 県内での死刑判決は、1971年7月、地裁沼津支部が御殿場市の質商強盗殺人事件で主犯に言い渡した判決(74年12月、最高裁で確定)以来となった。?
 この日午前11時半、死刑の主文が宣告された瞬間、大倉被告は、竹花裁判長の前に立ったまま表情を変えず、両手を前で握りしめ、前を見据えた。竹花裁判長が「以上が、当裁判所の判断です」と声を掛けると、大倉被告はゆっくり一礼した。退廷の際にも傍聴席に向かい深々と頭を下げた。?
 午前10時過ぎに入廷した大倉被告はチェック柄のシャツにベージュ色のズボン姿。竹花裁判長は冒頭、主文を後回しにして理由の朗読に入った。着席を促された大倉被告は「このままでもよろしいでしょうか」と断り、約1時間半の朗読を起立不動のまま聞いた。?
 判決は争点の判断で、被告がうつ病の影響で心神耗弱状態だったとの弁護側主張に対し、〈1〉被告を診断した精神科医の所見は、睡眠障害かうつ病としても軽度と一致〈2〉犯行時の記憶が鮮明〈3〉合理的な犯行と周到な証拠隠滅工作--を理由に完全責任能力を認定した。?
 さらに、判決は、妻殺害の動機も争点として検討。被告は、妻を思い不倫関係を断念するか否かの二者択一しかあり得ない状況に追い込まれていたことから、「不倫相手との関係を維持するため、妻殺害に及んだ」と説明した。弁護側は「離婚届を書いて絶望的になり、2人で死んだ方が楽と考えた」と主張したが、自殺を図った跡がなく信用できないとし、検察側の「妻への執着心や独占欲から」とした点も認めなかった。?
 蒔田晃さん殺害については、蒔田さんに不倫相手を中傷され、「怒りを晴らすためには殺害するしかないと決意した」と述べた。?
 何ら落ち度もなく命を奪われた2人の無念さや、極刑を求める遺族の処罰感情に触れ、「心痛の深さは察するに余りある」とした。?
 妻殺害では、犯人と疑われないよう完全犯罪を意図した計画的な犯行と断定。「蒔田さんに対する犯行による学習効果さえうかがわれる」と悪質性を強調した。さらに「自分が価値を認めない人には極端に冷淡、無関心」と非難した。?
 竹花裁判長は被告に前科前歴がなく、熱心に働き社会的な責任を果たしてきたことなどを考慮した。ただ、蒔田さん殺害に計画性がないことは「人を殺すなかれとの規範のハードルの低さと裏腹で、必ずしも有利な事情と見ることはできない」と指摘。事件の重大性に対し、死刑回避の理由がなく「極刑で臨むのもやむを得ない」と結論付けた。?
 ◆遺族 「控訴せず刑に服して」 「墓前に報告したい」?
 大倉被告に死刑が言い渡された瞬間、傍聴席の蒔田さんの妻はおえつを漏らし、ハンカチで口もとを抑えた。男性に抱きかかえられるように退席した。殺された妻の遺族は公判終了後も傍聴席でうずくまり、数分間立ち上がれなかった。?
 殺された妻の遺族らは午前9時半ごろ、顔をこわばらせながら担当の検察官に付き添われるように静岡地裁に入った。妻の姉は判決読み上げの間、まっすぐに前を向き、言い渡しの直前には大きく息を吸った。この間、ずっとうつむき加減でメモを取っている女性の姿もあった。?
 妻の遺族は担当弁護士を通じ、「当然の判決だと思います。真摯(しんし)に反省をしているのであれば、控訴せず刑に服してほしいと思います」との談話を出した。?
 蒔田さんの妻も、弁護士を通じ「墓前に報告したいと思います。やさしかった主人は、子供たちにとってかけがえのないお父さんでした。寂しさをこらえて頑張っている姿を見ると悔しくてなりません。私たちにとっては、これからが試練の道。子供と共に乗り越えていかなければならないと思っています」と、自筆の談話を公表した。?
 ◆弁護人控訴を検討 「量刑、事実認定不当な判決」?
 判決後に記者会見した大倉被告の弁護人の小川秀世弁護士は「量刑、事実認定ともに不当な判決だ」と批判し、「このまま受け入れる訳にはいかないので、被告に控訴を勧めたい」と語った。?
 小川弁護士は「裁判所が(精神科の)専門家の領域にまで勝手に入り込み、誤った判断を下した」と主張。動機の認定についても「了解できないことを自分で理解できるよう組み替えて構成している」とした。?
 小川弁護士が判決前の24日に面会した際、大倉被告は「死刑判決を確信している。それを受け入れたい」と話したといい、表面上は落ち着いた様子だったという。大倉被告は現在も抗うつ剤の服用が続いているという。?
 また、小川弁護士は、判決が「被害者への被害弁償のための努力の形跡がない」と指摘した点に触れ、大倉被告の預金などを基に判決後に被害弁償する段取りについて、面会の際に話し合ったことを明かした。?
 ◆地検・次席検事「妥当な判決」?
 静岡地検の宮崎昭・次席検事は「検察の主張を認めた極めて妥当な判決と考える。改めて、亡くなられた方の冥福(めいふく)を謹んでお祈りする」との談話を出した。?
 ◆極刑以外ない事例?
 渥美東洋・京都産業大法科大学院教授(刑事法)の話 「二つの殺人の身勝手な動機や残忍さから、刑を軽減する理由が見当たらず、死刑の選択基準に照らして極刑以外にはない事例だ。1年に2人を殺害した人格を改善させるのは難しいと判断したのはやむを得ない。今回の事件は突発的なように見られるかもしれないが、予兆があったはず。凶悪事件が多発する中、社会全体でお互いの生活や人間関係を尊重しながら犯罪の予防を図り、住民が安心して生活できる総合的な制度を作らなければならない」?
 ?
 ■事件の概要?
 同僚と妻殺害事件 大倉被告は04年9月、焼津市内の路上に止めたワゴン車内で、同僚の生協職員蒔田晃さん(当時37歳)が交際相手の女性を中傷したことに腹を立て、包丁で胸や腹を刺し殺害し、遺体を静岡市葵区の茶畑に埋めた(殺人、死体遺棄罪)。?
 05年9月、同市の自宅で自分の不倫が原因で離婚を迫っていた妻(同36歳)をネクタイで絞殺して遺体を切断し、由比町など県内3か所の山林に遺棄した(殺人、死体損壊・遺棄罪)。?
 ?
 《判決要旨》?
 静岡地裁が26日、大倉被告に言い渡した判決の要旨は次の通り。?
 ◇?
 【主文】?
 被告を死刑に処する。押収してある電気丸のこ1台を没収する。?
 【理由の要旨】?
 (被告の経歴、犯行に至るまでの経緯等)(犯罪事実)(犯行後の行動)(証拠の標目)(争点等に対する判断)略?
 (量刑の理由)?
 ◇蒔田晃さん殺害事件?
 蒔田さんと被告とはこれといった関係は全くなく、被告の不倫相手が蒔田さんが監督するパート従業員というだけで、もっぱら被告の一方的なパート従業員に対する気持ちから、被告が興奮して殺意にまで気持ちを高めたものである。?
 蒔田さんとすれば、「悪いけど、死んでくれ」と言われ、首を絞められても、どうして死んでくれなのか、見当がつかないまま断末魔を迎えたことであろう。?
 蒔田さんは当時、働き盛りで、愛する妻らとともに、2人の子の成長を楽しみに充実した毎日を送っていたさなかに、考えられないような言いがかりでその命を奪われた。?
 その無念と遺族の悲しみは察するに余りある。遺族は、愛する者を失っただけではなく、これまでの生活自体が失われてしまった。本件が蒔田さんと遺族に及ぼす影響は計り知れず、余りに身勝手で自己中心的思考は極めて厳しく断罪されてしかるべきものである。?
 被告は、何らの躊躇(ちゅうちょ)や逡巡(しゅんじゅん)もなく、極めて沈着冷静に淡々と蒔田さんが死亡したと確信できるまで殺害行為を遂行している。殺害翌日には犯行を隠蔽(いんぺい)しようと、投棄場所を探し回り、最終的に茶畑の隅にシャベルで穴を掘って埋没して遺棄した。?
 被告は被害弁償の意思があるとしながらもいまだ被害弁済のための努力をした形跡がない。遺族らの処罰感情はいずれも峻烈(しゅんれつ)で、極刑を求めているが、当然というべきである。?
 ◇妻殺害事件?
 被告は、妻と結婚1年後ころから自らの手で妻を殺害してしまうまでの約2年4か月間にわたり、妻を裏切って不倫を続けてきた。?
 妻にこれが発覚し、不倫が続けられないとなるや、妻を殺害して、その死体をバラバラにして山野に投棄して殺害の事実を隠蔽し、被告が長期間家を空けている間に、妻が不在となったように装って、自己が犯人であることを疑われないようにすることを企図したもので、計画性も十分認められる。?
 こともあろうにこの世でもっとも信頼する夫に裏切られ、苦悩しているさ中に、突然命までも奪われた妻の無念さは察するに余りあり、言葉もない。?
 まな娘がその夫の手で殺害され、バラバラ死体の変わり果てた姿で発見されるとは、妻の両親の悲しみ、姉の悲しみもその極みである。?
 犯行の態様はまことに悪質極まりない所業で、妻の遺族に対する被害弁償をした形跡がない。遺族らの処罰感情が峻烈であって、いずれも極刑を希望していることも当然の気持ちというべきである。?
 ◇情状?
 被告の規範軽視の人格態度には憂慮すべきものがあり、人1人を殺害したことによる後悔や自責の念が全くうかがわれないばかりか、むしろ、妻に対する殺人とその後の死体損壊・遺棄には、蒔田さんに対する同種犯行による学習効果さえうかがわれる。?
 被告は、蒔田さんに対する殺人等について捜査段階で遺族に対し申し訳ない旨述べてもいるが、公判で蒔田さんに対する殺害を振り返り、当時の自分の気持ちと同じ状況であれば同じ行動に出てしまっていると思うと述べ、現段階においても、他人の命を奪ったという重大な結果を、真摯(しんし)に受け止めて反省悔悟しているものとは言い難い。?
 妻に対する殺害についても犯行自体は認めるものの、動機などは、不合理な供述にこだわり、ありのまま述べて改心しようという気持ちに欠けるとみざるを得ない面がある。?
 また、本件が地域社会に与えた衝撃も大きい。被告が当時住居としていたマンションの所有者らが被った経済的な損失、住民らの精神的な苦痛も軽視できない。?
 ◇結論?
 被告に前科前歴はなく、社会人として熱心に働き、家庭生活を営んできたことは社会適応性、更生可能性を示すものといえるが、2件の犯罪の性質、事案の概要、被告の培ってきた価値観、公判での態度等に照らせば、これらは過大に評価できず、被告に死刑を選択しない事由として十分とはみられない。よって被告には極刑をもって臨むのもやむを得ないと判断し、死刑を選択し、これを科する。?
 ?
 ◇二つの殺人・死体遺棄事件?
<2004年>?
 9.16 蒔田晃さん(当時37歳)が行方不明に。大倉被告がワゴン車内で殺害?
 17 静岡市葵区水見色の茶畑脇に埋める?
10.24 茶畑近くの住人が遺体を発見?
<05年>?
 9. 9 自宅で妻(同36歳)の首を絞め殺害?
 10 浴室で遺体を切断し、由比町など3か所の山林に捨てる?
 16 由比町で切断遺体が見つかる?
 27 大倉被告を死体遺棄容疑で逮捕?
10. 6 妻への殺人容疑で再逮捕?
 27 静岡地検が殺人と死体損壊・遺棄の罪で静岡地裁に起訴?
12.22 初公判で妻殺害、遺棄の起訴事実を認める?
<06年>?
 5.17 地裁が弁護側請求の精神鑑定却下?
 29 蒔田さんの死体遺棄容疑で再逮捕?
 6. 3 蒔田さん殺害と死体遺棄認める?
 19 殺人容疑で再逮捕?
 7.10 殺人、死体遺棄罪で起訴?
10.26 公判で殺害、遺棄の起訴事実認める?
11.27 遺族が極刑求める。地裁は精神鑑定を再度却下?
12.11 地検が死刑求刑?
 ?
 
 不倫やセクハラ 巡査部長2人処分 昨年12月=埼玉?
2007.01.12 東京朝刊 

  過去に事件でかかわった元容疑者と不倫をしたり、部下にセクハラした県警の男性巡査部長2人(48歳と58歳)が、それぞれ戒告や減給10分の1(3か月)の懲戒処分を受けていたことが11日、わかった。ともに昨年12月15日付で、2人は同日、依願退職した。?
 県警監察官室によると、戒告処分を受けた巡査部長は、県北部の警察署に勤務していた2004年5月、刑事事件で逮捕された30歳代女性が、執行猶予付きの有罪判決を受け、釈放された後の同8月から同12月まで、不適切な異性関係を持った。巡査部長は既婚者だったが、女性が釈放後に巡査部長に身の上相談するようになり、関係が始まったという。?
 減給処分を受けた巡査部長は県西部で勤務していた昨年3月下旬から同10月中旬にかけて、同僚の20歳代女性職員に、「子供はできるの?」などと話しかけ、肩やしりを触るセクハラ行為を繰り返した。?
 同監察官室は「職員の身上調査を強化して、再発防止に努めたい」としている。?
 
 「快楽なくして何が人生」団鬼六著?
2006.12.10 東京朝刊
?
 創刊された幻冬舎新書の話題作。『花と蛇』『真剣師 小池重明』など濃密な作品で知られ、現在、腎臓病なのに人工透析を拒否する小説家が、快楽について考える。「快楽教団の構想」「不倫天国と愛人論」など、章立てが魅力的。(720円)?

 ?
 不倫相手殺害の県職員を起訴 津地検=三重?
2006.12.01 中部朝刊 
?
 県職員が不倫相手を殺害し、津市内の林道脇に遺棄した事件で、津地検は30日、津市あのつ台、県伊賀農林商工環境事務所元職員のt容疑者(34)を殺人と死体遺棄の罪で津地裁に起訴した。?

 ?
 妻殺害の被告、再逮捕 生協職員刺殺に関与? 死体遺棄容疑=静岡?
2006.05.30 東京朝刊 
?
 ◆県警、トラブル追及へ?
 妻(当時36歳)を絞殺し、遺体をバラバラにして山林に捨てたとして殺人罪などで起訴された無職o被告(37)が、2004年に静岡市葵区の茶畑で、藤枝市茶町、生協職員tさん(当時37歳)が刺殺体で見つかった事件にも関与した疑いが強まり、静岡中央署の捜査本部は29日、死体遺棄容疑で再逮捕した。o被告は容疑を否認しているが、捜査本部は殺害容疑も視野に2人の間のトラブルの有無についても追及する。?
 調べによると、o被告は04年9月17日ごろ、同区水見色の茶畑に、tさんの遺体を埋めた疑い。tさんは同月16日、焼津市内の勤務先のスーパー駐車場に向かう姿が目撃されたのを最後に行方不明となり、同年10月24日に遺体で見つかった。胸と腹に刃物による刺し傷があった。?
 o被告は、tさんと生協関連の同じ工場の別部門で98年9月~02年10月ごろまで勤務。調べに対し、面識があったことは認め、遺棄現場周辺に土地鑑もあった。ただ、容疑については「否定させていただく」と話しているという。?
 捜査本部は、起訴後の昨年11月に、13日間ほど事情を聞いたが、具体的な供述は得られなかった。その後、職場関係者や遺棄現場周辺での聞き込み、足取り捜査などからo被告が関与した疑いが強まり、この日、o被告の身柄を静岡拘置所から同署に移して調べていた。捜査本部は発生から約1年8か月間に延べ約1万2000人の捜査員を投入した。?
 o被告は昨年9月、焼津市の自宅居間で妻を絞殺し、遺体を切断して由比町などの山林3か所に捨てたとして、殺人、死体損壊、同遺棄の罪で起訴された。?
 昨年12月の静岡地裁の初公判で、起訴事実を認めた。検察側は冒頭陳述で大倉被告が2度の不倫が原因で妻から離婚を迫られ、別れるくらいなら殺そうと決意したと動機を指摘した。弁護側は、2月の公判で精神鑑定を請求したが、竹花俊徳裁判長は却下。公判は6月に結審の予定だった。?
 
 実在主婦の名かたり“不倫宣言文”を郵送 小松市内不特定多数の家庭に=石川
2006.04.16 東京朝刊 

  小松市内不特定多数の家庭に、夫と不倫関係にあると偽る手紙が、小松市内の主婦の名をかたって郵送されていたことが分かった。小松署はこの主婦や送付先への悪質な嫌がらせとして、私印偽造・同不正使用の疑いで調べを進めている。
  調べによると、2003年夏ごろから、市内の40~50歳代の女性宅などに、実在する主婦の名や住所を記し、「(送り先の夫と)ラブラブの関係よ」などと書いた手紙やはがきが送りつけられたという。同署には03年夏から昨年12月までの間に、名前をかたられた主婦らから十数件の相談が寄せられている。

 
 女性と不適切関係 減給…元警視天下り 京都府出資法人に
2006.03.02 大阪夕刊 

  職務で知り合った女性と不適切な関係を持ったとして減給処分を受け、依願退職した京都府警広報応接課長の元警視(53)が、府などが出資する財団法人「府暴力追放運動推進センター」の事務局長に1日付で再就職したことがわかった。懲戒処分を受けた府警幹部が、府の外郭団体に天下るのは異例だが、府警警務部では「元警視は暴力団対策に精通しており、適任と考えて紹介した。問題はない」としている。
  府警によると、元警視は監察官だった昨年6月、府警本部少年課の警部補(減給処分)が絡んだ不倫問題を調べた際、相手の女性から事情を聞いた。しかし、その後、女性とホテルで一緒に過ごしたとして、減給100分の10(1か月)の懲戒処分を受けた。元警視は10日の理事会で、専務理事に就任する予定という。
  暴追センターは、民間レベルで暴力団対策を推進するために設置。ポスターやパンフレットの作成、暴力団追放の市民大会などを開催している。これまで事務局長には、府警を退職し、暴力団対策に詳しい元署長や府警本部の元課長らが再就職していた。
  小長谷一晴・府警警務部参事官は「暴追センターから紹介の依頼を受けた。本人は深く反省し、問題はない」としている。
 
 妻の不倫相手刺殺 懲役8年の判決 札幌地裁=北海道
2006.02.28 東京夕刊 

  妻の不倫相手を刺殺したとして殺人罪に問われた札幌市北区新琴似2の1、元会社員k被告(24)の判決公判が28日、札幌地裁であった。遠藤和正裁判長は「結果は重大だが、実に哀れで同情を禁じ得ない」として懲役8年(求刑・懲役13年)を言い渡した。
  判決によると、k被告は昨年6月13日午後8時ごろ、妻と不倫関係にあり、自分の幼なじみでもあった同区の男性会社員(当時23歳)が自宅駐車場から出てくるところを目撃し、妻との密会を疑って、脅すために自宅に包丁を取りに戻り、その後口論になって男性会社員の胸を刺して殺害した。
  遠藤裁判長は、k被告が妻の不倫を話し合いで解決しようと努力していたと指摘、被害者にも落ち度があったことを認めた。「親友は真の友ではなく、愛する妻は良い妻ではなかった。十分理解できるが、殺害は許されない」と説諭した。
 
 ネット依頼殺人 IT社会の闇、裏サイトで「出会い」 匿名が抵抗減らす=長野
2006.02.10 東京朝刊 

  ◇ニュースアイ
 ◆匿名性が抵抗減らす
 松本市島立のnさん(当時76歳)殺害事件は、長男が孫と共謀し、インターネットを通じて実行役に殺人を依頼した構図が、松本署捜査本部の調べで判明した。ネットをきっかけにした依頼殺人は数こそわずかだが、全国で2001年ごろから目立ち始め、IT社会の闇が、かい間見える。
  調べでは、rさんの長男、t容疑者(49)は、実行役の茨城県土浦市、派遣社k容疑者(36)がネット上で違法な仕事を請け負う“裏サイト”の掲示板に「悩み事や困り事を聞きます」などと書き込んだのを見て、殺害を依頼。10回以上メールでやり取りして計画を練り、実行させた。
  警察によると、ネットが介在するサイバー犯罪の摘発は昨年県内で16件。全国では、同年上半期の相談が約5万件あり、前年比約1万7000件増。オークション詐欺や悪質商法が半分以上で、殺人依頼などの凶悪事件はごくわずかだ。
  ネットで知り合った人への殺人依頼は当初、自分の殺害を頼む事件が中心だった。01年に埼玉県の主婦が、03年に東京都の社長が、04年には京都市の女子大生が襲われる事件(いずれも失敗)があったが、すべて本人の依頼だった。
  しかし、ネットによる出会いや依頼は、実行犯と被害者の関係が発覚しにくいため、身近な人の殺害依頼も出てきた。滋賀県では03年、夫が妻の殺害を3000万円の報酬で東京の男に頼んで失敗。夫は1億円以上の保険金が目当てで、掲示板を利用していた。05年には保険金目当ての名古屋市の妻が、出会い系サイトで知り合った男に報酬1000万円で夫を殺害させ、逮捕された。
  違法行為の依頼につながる“アングラサイト”や“裏サイト”はネット上にはんらんし、検索して簡単に接続できるサイトもある。しかし、依頼を請け負ったふりをして金品をだまし取るケースがほとんど。05年秋、東京消防庁職員(当時)の女が、不倫相手の妻を殺害するよう依頼し、言葉巧みに金をだまし取られた事件は、記憶に新しい。
  だが、ネット犯罪に詳しい甲南大法科大学院の園田寿教授(刑法)は「身元を隠して情報をやりとりでき、匿名性が犯行のハードルを低くしている」と警告。「殺してほしい人と(殺してでも)報酬を得たい人という、本来出会うはずのない者同士が接触し、類似事件が起きる可能性は、今後も否定できない」という。
  また、松本市の事件の富貴容疑者は逮捕当初、「まさか殺すとは思わなかった」などと供述した。藤本哲也・中央大教授(犯罪学)は「パソコンで、文字だけの無機質なやりとりを続けるうち、感情が高ぶってしまう『感情の増幅現象』がある」と、ネットを長時間利用する人の心理的危険性を指摘している。

 
 警部補の不倫調査中…相手と深い仲 警視を懲戒/京都府警
2006.01.27 東京朝刊

  職務で知り合った女性と不適切な交際をしたとして、京都府警は26日、広報応接課長の警視(53)を減給100分の10(1か月)の懲戒処分にした。警視は「責任を取りたい」として、27日付で依願退職する。
  調べによると、警視は監察官だった昨年6月、本部少年課に勤務する40歳代の警部補(減給処分)が絡んだ不倫を調べた際、相手方の東京都内に住む30歳代の女性から事情を聞いた。その後、この女性が警視に電話で再三にわたって相談を寄せたため、警視は同年8月、私用で都内を訪れた際、女性と会ってホテルで一緒に過ごしたという。横内泉・府警警務部長は「規律を保持する立場の監察官がこのような行為をしたのは遺憾」としている。

 
 「不倫公表するぞ」恐喝未遂容疑、18歳少年を逮捕/警視庁
2006.01.24 東京夕刊 23頁 (全164字) 
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  警視庁捜査1課は24日、東京都内の公務員の女性に不倫を公表すると脅迫し、現金を脅し取ろうとしたとして、東京都小金井市の風俗店アルバイトの少年(18)を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。調べによると、少年は、地方公務員の女性(41)の勤務先に電話をかけて、「不倫を公表するぞ」「いくら払うのか」などと、現金を脅し取ろうとした疑い。

 
 「不倫ばれた」 親族装い電話、150万円だまし取る=山梨
2005.12.17 東京朝刊 

  甲府市内の民家に14、15の両日、おいを装った男から「不倫がばれて慰謝料が必要になった」などとする電話があり、無職女性(76)が現金150万円をだまし取られた。同様の文言で現金150万円を要求する手口は、今月5日から6件相次いでいる。
  甲府署の調べによると、電話は14日夕と15日午前の計2回あり、男は「不倫が相手の夫にばれて、慰謝料150万円が必要になった」と話した。男は最初の電話で「おれだけど」と名乗ったが、勘違いした女性の方からおいの名前を告げた。女性は、定期預金を解約し、市内の信用金庫から指定された都市銀行口座に現金を振り込んだ。
  その後、おいと連絡が取れ、電話はうそと分かり、甲府署に届け出た。現金はすでに引き出されていた。

 
 ネット殺害依頼 不倫相手の救急隊員を懲戒免職/東京消防庁
2005.11.25 東京夕刊 

  東京消防庁渋谷消防署の元女性救急隊員(32)が不倫相手の妻の殺害を依頼した事件で、同庁は25日、元女性隊員の不倫相手で同署のm救急隊員(32)を懲戒免職処分にしたと発表した。m隊員は元女性隊員に暴力を加えたとして、傷害罪で略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受けていた。
 
 闇サイト殺害依頼 不倫相手の男を傷害容疑で逮捕 計画知り女性に暴行/警視庁
2005.10.12 東京夕刊 

  東京消防庁渋谷消防署の女性救急隊員(32)がインターネットのサイトを通じ、不倫相手の妻の殺害を依頼した事件で、警視庁捜査1課は12日、この女性隊員に暴力を振るったとして、不倫相手だった同署救急隊員、m容疑者(32)(東京都国分寺市西元町3)を傷害容疑で逮捕したと発表した。調べによると、m容疑者は先月2日、静岡県伊豆の国市の温泉旅館で、女性隊員(暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕後、処分保留で釈放)に殴るけるの暴行を加え、肋骨(ろっこつ)骨折など約1か月のけがを負わせた疑い。
  m容疑者は今年7月、女性隊員とともに救急活動していた際、自分の妻(32)を殺害するよう女性隊員が依頼した契約書類を女性隊員のバッグから見つけた。このため、翌8月、女性隊員を都内のホテルに呼び出し顔を殴り、鼓膜を破ったこともあったという。
  先月の温泉旅行は、m容疑者が女性隊員を誘っていた。殺害計画を知られた女性隊員は、m容疑者の機嫌を取るため旅行に応じたという。
  m容疑者は2002年4月、女性隊員と交際するようになったが、昨年に入り、女性隊員に対し、「1時間会うごとに2000円」などと現金を要求するようになった。1回会う度に数十万~100万円を支払わせていたこともあり、昨年11月ごろまでに、総額約500万円を受け取っていたという。
  この事件では、殺害を依頼した女性隊員から、殺すつもりがないのに現金をだまし取ったとして、サイト管理者のo容疑者(49)ら2人が、詐欺容疑で逮捕されている。
  東京消防庁によると、m容疑者は00年4月入庁し、同年8月から渋谷消防署に配属。同庁は「職員が逮捕され大変遺憾。厳正に対処する」と話した。
 
 ネットで殺人請け負い サイト管理者を逮捕/警視庁
2005.10.04 東京朝刊 

  東京消防庁の救急隊員の女がインターネットのサイトを通じて不倫相手の妻の殺害を依頼した事件で、警視庁捜査1課は3日、サイトの管理者で探偵業・o容疑者(48)(東京都杉並区高円寺北3)を詐欺容疑で逮捕した。
  調べによると、o容疑者は昨年12月、自分の運営する「駆込寺(かけこみでら)」と名付けたサイトを通じて、不倫相手の妻(32)の殺害を依頼してきた渋谷消防署救急隊員・k容疑者(32)(暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕)に対し、実際は殺害を請け負うつもりはないのに、「戦術を練る」「調査を開始する」などと3回にわたって現金を要求、計165万円をだまし取った疑い。
  調べに対しo容疑者は容疑を否認しているという。
 
 ネット社会に闇サイト横行 殺人、復讐、別離工作… 何でもします
2005.09.16 東京夕刊 

  東京消防庁の救急隊員、k絵里子容疑者(32)(暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕、16日送検)が不倫相手の妻殺害を依頼した事件で、k
 k容疑者が利用したインターネットのサイトは、トラブル解決などを請け負うとうたい、相談・依頼項目の一つに「殺人問題」を掲げていた。ほかにも「復讐(ふくしゅう)問題」「別離工作」など違法行為も辞さないかのような項目を列挙し、「戦略アドバイス費」として1万円以上、「代行費」として10万円以上の料金を設定するなど、顧客を勧誘していた。
  インターネット上には、殺人や復讐を請け負うとする悪質なサイトが多数あり、過去には実際に犯罪へ発展したケースもある。
  今年4月に名古屋市中川区の男性会社員が自宅で刺殺された事件では、妻がネットの出会い系サイトに「何でもします」と書き込まれているのをみて、殺害を依頼。書き込んだ愛知県蟹江町の男が犯行に及んだ。
  03年10月には、ネット上の掲示板で妻の殺害を3000万円で依頼したとして、滋賀県警が同県守山市の印刷業の男を殺人未遂の疑いで逮捕。犯行を請け負い、妻にけがを負わせた東京都板橋区の元新聞配達員の男も同容疑で逮捕された。
  自殺を志願する女子大生がネットで知り合った男に自らの殺害を依頼したり、自分にかけた保険金をだまし取ろうとした会社社長が自分を殺害するようネットで知り合った少年に頼んだりしたケースもある。韓国でも同様の事件が発生し、社会問題化している。
  財団法人インターネット協会の大久保貴世・主任研究員は「悪質サイトの管理者は独自にサーバーを運営している場合が多く、特定が難しい。犯罪性が明らかにならないと閉鎖させることができず、閉鎖させてもアドレスを変えて再開するケースがある」と指摘。警視庁ハイテク犯罪対策総合センターも「無数にあるホームページをすべて確認するのは極めて難しい」と、対応の難しさを口にする。
  ネット犯罪に詳しい園田寿・甲南大法科大学院教授(刑法)は「ネット上では犯罪に至るまでの心理的なハードルが低くなる。現実の社会では、他人に殺人を依頼できたとは到底思えない。利用者教育の徹底が重要で、どこまで匿名性を認めるかの議論も必要だ」と話している。

 
 不倫相手の妻殺害依頼事件 「細菌」実は抗生物質 請け負いの容疑者が渡す
2005.09.16 東京夕刊 

  k容疑者から不倫相手の妻殺害を依頼された自称探偵業t容疑者(40)(暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕、16日送検)は、k容疑者に「細菌スプレー」のサンプルと偽って白い粉末を渡していたことが、警視庁捜査1課の調べでわかった。t容疑者は不倫相手の妻の盗撮にも成功。同課は、一連の行為がk容疑者に殺害計画を進めていると信じ込ませるための偽装工作だったとみて、t容疑者を追及している。
  調べによると、t容疑者は今年1月、k容疑者に、「バイクに二人乗りして、トンネルの中で追い越す際に細菌スプレーを散布する。確実に細菌を吸い込ませることができる」などと、具体的な殺害計画を持ち掛けていた。
  また、旅行中の不倫相手の妻を尾行し、写真撮影に成功。k容疑者に写真を渡していたほか、「殺害に使う細菌スプレー用の粉末を仕入れる」という名目で南米に渡航もしていた。
  さらに、k容疑者に白い粉末を渡し、「同じ粉をまきました」などと説明していた。
  しかし、捜査1課で粉末を鑑定した結果、感染症治療に使われる抗生物質などが検出されただけ。不倫相手の妻が襲撃された形跡もなく、同課は、「殺害依頼金」をだまし取るための偽装工作だったとみている。
  t容疑者はコンピューター関連会社などに勤務後、サイトの「社員募集」に応募。浮気相手の素行調査などを行っていたという。k容疑者は2001年4月に東京消防庁に採用。03年12月に救急隊員になったという。
 
 不倫相手の妻殺害依頼事件 容疑者、サイト管理者の口座に振り込み/警視庁
2005.09.15 東京夕刊 

  インターネットの“殺人請け負いサイト”を通じ、不倫相手の妻の殺害を依頼したとして、暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕された東京消防庁渋谷消防署救急隊員のk容疑者(32)が、同サイトの管理者が開設した口座に現金数百万円を振り込んでいたことが15日、警視庁捜査1課の調べでわかった。同課では、管理者が事件について事情を知っていた疑いもあるとみている。
  調べによると、k容疑者は昨年11月、同サイトに掲載された電話番号に電話して殺害を依頼、指定された管理者の口座に10万円の申し込み費用を支払った。その後、「細菌散布調査費」「スタンガン代」などの名目で、計数百万円を同じ口座に振り込んだという。
  一方、殺害依頼を受けたとして同容疑で逮捕された自称探偵業・t容疑者(40)は、同サイトの「社員募集」をみて応募。管理者を通じ、k容疑者からの殺害依頼を受けたという。

 
 セクハラ不倫報道訴訟 k前知事が控訴断念=青森
2005.09.14 東京朝刊 

  週刊新潮が報じた「セクハラ不倫報道」を巡り、k前知事が同誌出版元の新潮社と、t参院議員が同誌の記者に情報提供をしたとして、両者に計5000万円の損害賠償などを求めていた民事訴訟で、前知事が請求を棄却された1審・東京地裁判決への控訴を断念する意向であることが13日、わかった。これで前知事敗訴の判決が確定することになる。
  この裁判は、同誌の記事について、〈1〉名誉棄損になるか〈2〉プライバシーの侵害に当たるか〈3〉t議員の行為が不法行為に該当するか--の3点を中心に争われてきた。8月31日、東京地裁は三つの争点について、いずれも前知事の主張を認めず、原告敗訴の判決が言い渡されていた。
  前知事の代理人は読売新聞の取材に、「原告・弁護団双方で話し合った結果、総合的に判断して決めた」と話している。
 
 不倫・夫殺し被告に懲役10年 交際相手に懲役9年、地裁八王子支部判決=多摩
2005.04.21 東京朝刊 

 八王子市のトラック運転手kさん(当時35歳)が昨年7月、自宅で殺害された事件で、殺人罪に問われたkさんの妻で無職m被告(27)と、又吉被告の交際相手で世田谷区奥沢、元会社員k被告(23)の判決が20日、地裁八王子支部であった。木口信之裁判長は、「犯行は極めて残虐、せい惨で悪質だが、不倫発覚後の被害者の言動が両被告に恐怖感をそそるものであったことも否定しがたい」として、k被告に懲役10年(求刑・懲役12年)、k被告に懲役9年(求刑・懲役12年)を言い渡した。
 判決によると、両被告は昨年7月9日午後10時ごろ、八王子市下柚木2にあるkさんの自宅で、kさんの頭などを金属バットで殴り、包丁(刃渡り約20センチ)で首や腹などを複数回突き刺して、出血性ショックで死亡させた。

 
 不倫相手の夫殺害 懲役16年判決 札幌地裁「自己中心的な犯行」=北海道
2005.03.14 東京夕刊 

インターネットで知り合って交際していた女性の夫を殺害したとして、殺人と死体遺棄などの罪に問われた埼玉県坂戸市西坂戸3、ガソリンスタンド店員n被告(31)の判決公判が14日、札幌地裁であり、半田靖史裁判長は「犯行は自己中心的で短絡的」と懲役16年(求刑・懲役18年)を言い渡した。
 判決によると、n被告は昨年5月31日午後6時50分ごろ、北海道登別市カルルス町の山林で、札幌市厚別区もみじ台北6、無職nさん(当時30歳)の頭や顔を鉄パイプと金づちで殴って殺害。死体を壮瞥町の山林に運び遺棄した。
n被告はnさんの妻とインターネットのゲームサイトで知り合い、交際していたが、昨年5月ごろ、交際を拒絶され、nさんからもメールで「妻に近づかないでほしい」などと告げられていた。このため、nさんを殺害し、その後、nさんの携帯から「幸せになってほしい」などというメールを妻に送り、事件を隠ぺいしようとしていた。
 
 巡査長を懲戒免 勤務中に女性同僚宅侵入 上司2人にも監督責任/大阪府警
2005.01.27 大阪朝刊 3

府警は二十六日、同僚の女性警察官の留守宅に侵入し、住居侵入罪で罰金刑を受けた寝屋川署交通課の巡査長(34)を懲戒免職処分にした。犯行が勤務中に制服で行われたことから、監督責任を問い、同署のk署長を本部長注意、直属の上司の警部補(55)を所属長訓戒処分にした。
また、巡査長とこの女性警察官(31)(巡査長)が以前、不倫関係にあったことが判明。女性警察官も同日、府警の信用を失墜させたとして所属長訓戒処分を受け、依願退職した。

 
 県警、不倫で警視を処分=島根
2005.01.04 大阪朝刊 

 県警の五十歳代の警視が、既婚女性と不適切な交際をしていたのは地方公務員法の非違行為にあたるとして、戒告の懲戒処分を受けていたことが三日、わかった。警察幹部が不倫で処分されるのは全国的にも異例という。県警監察課は「部下に示しのつかない信用失墜行為」と説明するが、「私的行為で職務に影響はなく、相手も一般人」として処分を公表していなかった。
 同課などによると、警視は昨年三月から数か月間、既婚女性と交際。二人でいるところを知人らに見とがめられ、連絡を受けた同課に事情を聞かれた警視は交際を認めたという。警視は同十一月十九日に処分を受け、直後に異動になった。
 
 中洲元ママと共謀、恐喝被告に有罪判決/福岡地裁
2004.11.30 西部朝刊 

 保険金目的の夫殺害事件で起訴された元スナックママ、t被告(49)(福岡市中央区)と共謀し、恐喝事件を起こしたとして起訴された住宅販売会社社員のa被告(48)(横浜市鶴見区)の判決公判が二十九日、福岡地裁で開かれた。松藤和博裁判官は「卑劣で悪質な犯行だが、被害弁償するなど反省している」として懲役二年、執行猶予三年(求刑・懲役二年六月)を言い渡した。
 判決によると、両被告は一九九九年十月、東京都内のホテルで、t被告と交際していた会社員(当時四十八歳)と面会。t被告が会社員の子を堕胎したと因縁をつけ、180万円を脅し取った。
 松藤裁判官は「o被告自身もt被告から金銭を無心され、困惑していた。しかし、t被告の気を引きたいとの考えを捨てきれず加担した」と認定した。
o被告は公判で、「九三年ごろ、t被告と知り合ったが、九七年以降、『不倫関係を家族にばらす』などと脅され、計250万円を支払った。指示に逆らえない状況で、八件の恐喝事件に関与した」などと説明していた。
 
 「不倫」決めつけ退職強要 札幌の女性が提訴 334万円賠償求め=北海道
2004.09.21 東京夕刊 

  事実無根の不倫などを理由に退職を強要されたとして、大手人材派遣会社キャリアバンク(札幌市)の元契約社員の札幌市手稲区、無職yさん(33)が二十一日、同社と元上司、業務委託元のNTTコミュニケーションズ(東京・千代田区)を相手取り334万円の損害賠償を求める訴えを札幌地裁に起こした。
  訴えによると、yさんは昨年九月から、キャリアバンクが業務を請け負っているNTTコミュニケーションズの営業に従事していたが、今年七月二日、キャリアバンク次長の女性上司から、同僚男性と不倫をしていると決めつけられ、退職を強要された。NTTコミュニケーションズに対しては、管理責任を問う考えを示している。
  キャリアバンクは「成績不振を指導したが、退職を強要したり、特定の不倫を指摘した名誉棄損はない」として、争う方針だ。
  また、NTTコミュニケーションズ広報室は「訴訟の内容を把握していないのでコメントできないが、原告とキャリアバンクとで解決されることを望んでいる」としている。

 
 元交際相手恐喝 中洲の元ママ起訴/福岡地検
2004.08.13 西部朝刊 

  福岡地検は十二日、「不倫関係をばらす」と言って元交際相手から金を脅し取っていたとして逮捕された福岡市中央区の元スナック経営の女(48)を、恐喝罪で福岡地裁に起訴した。福岡県警は、女が同様の手口で、同市・中洲のスナックの客ら複数の男性から金を脅し取っていたとみて、別の恐喝事件の立件に向け捜査を進めている。女の元夫二人は、高額の生命保険に加入した後、変死しており、県警は保険加入の経緯などについても事情を聞く方針。
  起訴状によると、女は親密な交際をしていた男性から、金を脅し取ろうと計画。二〇〇一年六月十七日、自宅で男性に対し、「100万円払って。奥さんに会って話をしてもいいですし、私たちの関係を裁判にしてもいいんですよ」と金を要求。同年七月十日ごろ、自分の口座に100万円を振り込ませた。
  女は「金を要求したが、脅し取ってはいない」と、犯意を否認しているという。弁護士は十二日午後、記者会見し、「被告は『子供に会いたい一心から、(接見を許してもらおうと)事実関係を認めてしまった』と話しており、供述には任意性がない」と語った。女は弁護士を通じて、元夫二人の死について「全く関係ない」としている。
 
 交際客恐喝容疑の女逮捕 スナック経営、多額借金 夫2人変死、再捜査へ/福岡
2004.07.23 西部朝刊 

 福岡県警は二十二日、「不倫関係をばらす」などと脅し、交際相手から多額の現金を脅し取っていたとして、福岡市中央区に住む無職の女(48)を恐喝容疑で逮捕した。女は以前、同市・中洲でスナックを経営し、客だった会社役員ら数人から繰り返し金を受け取っていたという。県警は被害額は1000万円を超えるとみており、同日、女の住むマンションの部屋から押収した手紙や文書などをもとに裏付けを進めている。
 調べによると、女は一九九五年から二〇〇一年ごろにかけ、中洲でスナックを経営。何度か訪れた複数の客と交際を重ねていた。
 関係が途切れると、女は客の携帯電話や会社に執ように連絡。「あなたの職場や家族に関係をばらす。それがいやなら、誠意を見せてほしい。生活が苦しくて困っている」などと脅迫し、銀行口座に数回にわたって金を振り込ませた疑い。
 被害額は一人100万円を超え、500万円以上を支払った男性もいたという。
 女は同県粕屋郡の出身。福岡市の有名私立女子高を卒業後、東京都内の音楽大声楽学科に進学した。七八年に卒業した後、一度目の結婚を経て、郷里に戻り、音楽教室でピアノ教師をしていた。
 関係者によると、女はスナックの開店や運営のため多額の借金を抱えていたという。県警は、客から脅し取った金は借金返済や生活費に充てていたとみている。
スナック近くの飲食店に勤務する男性は「とてもきれいな人で、服のセンスも良く、人目をひいていた。客の入りはあまりよくなかったようだ。二年前に急に店をたたんでしまった」と話している。
 熊本県に住む大学時代の同級生は「常に物静かな人で、あまり自分のことを語らなかった。生活は、どちらかと言えば地味で、良いお嫁さんになると思った」と語る。「口を開けば、金の話をする女。着る物、持ち物は高価な物ばかりだった」と証言する関係者もいる。
 福岡に戻った後、女はさらに二度、結婚した。しかし、夫は九四年十月下旬と、二〇〇〇年十一月に相次いで変死。いずれも女を受取人とする高額の生命保険に加入していた。
 最初に死亡した夫(当時三十四歳)については約2億円の生命保険金を受け取ったが、次の夫(当時五十四歳)の死亡の際には、生命保険会社から5000万円前後の保険金の支払いを拒否された。このため、翌〇一年九月、保険会社を相手取り提訴、福岡地裁は〇二年十月、請求を棄却した。
 県警は二人の死に重大な関心を持っており、死因などを再捜査するとともに、保険加入の経緯などについても事情を聞く。
 
 妻と不倫わびろ、医師脅し夫婦1000万円 強盗傷害容疑で逮捕/東京・深川署
2004.03.18 東京朝刊 

 不倫関係をネタに医師から現金一千万円を奪ったとして、深川署は十七日、川崎市川崎区京町一、会社員m(37)、妻の元看護師、m(26)の両容疑者を強盗傷害の疑いで逮捕した。
 調べによると、m容疑者は、m容疑者が港区内の男性医師(47)と不倫関係にあったのを知り、夫婦で現金を脅し取ろうと計画。二〇〇三年二月六日午前十時半ごろ、医師を江東区内の倉庫に呼び出し、裸にして顔などを殴り、「不倫のおわびとして一千万円払え」などと要求、同月二十日に現金一千万円を支払わせた疑い。医師は左目に約二週間のけが。

 
 勤務中に不倫 広島市の職員を停職=広島
2004.03.04 大阪朝刊 

 広島市は三日、勤務中に職場を離れ、交際していた既婚女性と会っていた中区役所の男性職員(45)を、四日から十日間の停職処分にした。昨年十月、女性をバイクに乗せて市内を走っているのを女性の夫が見つけて発覚した。市によると、男性職員は勤務時間中に七回、「外勤に出る」などと言って外出し、市内で女性と会った。
 
 「不倫の証拠写真送る」で金要求 芦屋署に相談61件=兵阪神
2004.02.19 大阪朝刊 

 「あなたはなぜ、ほかの女性と不適切な関係をもってしまったのですか? 証拠の写真を持っています」--。そんな脅し文句で現金を振り込むよう要求する手紙が、芦屋市内の男性宅に相次いで送りつけられていることが十八日、わかった。芦屋署には、この日までに市民から六十一件の相談があった。同署は恐喝未遂容疑で捜査するとともに、「一切相手にせず、警察に届けてほしい」と注意を呼びかけている。
 同署によると、手紙はいずれもワープロで「二日以内に三十五万円以上を振り込んでください。振り込みを確認次第、ネガは郵送します」などと書かれている。差出人は同じ男の名前で、別の男名義で設けられた京都市内の金融機関の口座を振込先に指定。「振り込みが無い場合、奥様やご近所様に証拠写真を見てもらうこととなるでしょう」と締めくくっている。
 文書は茶封筒に入れられ、あて名は手書き。消印は十六日で、西宮、尼崎、大阪、神戸などの各市の郵便局から投かんされていた。
 同署への相談は、六十歳代以上の市民が多く、すでに死亡した人にあてた手紙もあったという。同署は、同一の人物かグループが紳士録などを基に手当たり次第に送付したとみている。
 夫に手紙が届き、同署に届けた主婦(70)は「オレオレ詐欺が騒ぎになっているので、すぐにピンときた。ほかにもたくさん相談があると聞いて驚いた」と話していた。
 
 不倫聞き出し女性恐喝 容疑の男逮捕、余罪追及 府警、五条署など=京都
2004.02.06 大阪朝刊 

 大手企業の支店に本社の部長を装って電話をし、応対した女性から話術巧みに不倫関係があることを聞き出し、相手の妻に対する示談金名目で金を脅し取ったとして、府警捜査一課と五条署などは五日、大阪府能勢町山辺、建設設備会社アルバイトa容疑者(45)を恐喝の疑いで逮捕した。a容疑者は約三年前から同様の手口で京都、大阪、高知など八府県の二十-四十代の女性約三十人から計約千万円以上を脅し取ったとみられ、裏付けを急いでいる。
 調べでは、a容疑者は今年一月十四日午前、兵庫県姫路市内の会社支店に電話をし、応対した女性(28)に「本社の部長だ。不倫のうわさを耳にした。相手の奥さんが怒っていて、携帯電話をほしいと言っている」などと持ちかけ、女性が応じると、同日夕、携帯電話と数十万円入金済みの預金口座を同県宝塚市内に持ってこさせ、手に入れた疑い。

 
 歯科医に脅迫文送る 横浜の作業員容疑者を逮捕=神奈川
2004.02.06 東京朝刊 

 港南署は四日、横浜市保土ヶ谷区常盤台、土木作業員w容疑者(56)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。
 調べによると、w容疑者は昨年十二月から今年一月にかけて計三回にわたり、同市港南区の男性歯科医(51)方に「不倫現場の写真を持っている。百万円振り込まなければ爆弾入りの小包を届ける」などと書いた脅迫文を郵送し、現金を脅し取ろうとした疑い。男性が同署に届け出て発覚した。
w容疑者は「医者を脅して金を取ったという話を新聞で読み、いつか自分もやろうと思っていた。歯科医なら金を持っていると思い、電話帳で調べた」と供述しており、このほか十人の歯科医に脅迫文を送ったとしている。w容疑者は、パチンコなどで消費者金融に八十万円以上の借金があったという。

 
 
「出会い系」利用者脅した容疑者を起訴 地検尼崎支部=兵阪神
2004.01.31 大阪朝刊 

インターネットの出会い系サイトの登録者らに、不倫を公表するなどというメールを送りつけ、現金を脅し取ったとして、地検尼崎支部は30日、住所不定、無職o被告(51)(詐欺罪で起訴)を恐喝罪で起訴した。
 起訴状などによると、o被告は昨年7月29日、京都府内の男性に対して、「妻の携帯電話などを調べたら、あんたとのメールでのやり取りが出てきた。妻を問いつめると、あんたとの不倫を認めた」とした上で、「自宅と職場へ確認に行く。慰謝料など32万円を請求する」などの脅し文句と、振込先の口座番号などを記したメールを送信し、男性から32万円を脅し取った。
 
 「不倫ばらす」と1000人にメール 恐喝容疑で男を逮捕/兵庫・西宮署
2004.01.10 大阪朝刊

◆出会い系登録者ら狙う
 インターネットの出会い系サイトの登録者ら約千人に、不倫を公表するなどというメールを送りつけて、男性一人から三十二万円を脅し取ったとして、兵庫県警西宮署は九日、住所不定、無職o被告(51)(別の詐欺罪で起訴)を恐喝の疑いで逮捕した。メールで指定した口座には約十人から各三十二万円が振り込まれており、同署は同じ手口で恐喝した疑いもあるとみて追及する。
 調べでは、o被告は昨年七月二十九日、「不倫の慰謝料として三十二万円を要求する。応じない時は、自宅等に公表する」などの文句と口座番号を記したメールを送信、京都府内の特殊法人職員(61)から三十二万円を脅し取った疑い。
 同署が、同じようなメールを受けた西宮市の男性から相談を受け、口座番号を調べたところo被告の知人の口座と判明、o被告が利用していたことがわかった。o被告は、出会い系サイトを閲覧するなどして約千人分のメールアドレスを入手。インターネットカフェから送信したという。

 
 出会い系登録者に慰謝料要求メール 恐喝容疑で男性逮捕/兵庫・西宮署
2004.01.10 東京朝刊 

インターネットの出会い系サイトの登録者ら約千人に、不倫を公表するというメールを送りつけて、男性一人から三十二万円を脅し取ったとして、兵庫県警西宮署は九日、住所不定、無職o被告(51)(別の詐欺罪で起訴)を恐喝の疑いで逮捕した。指定した口座には約十人から各三十二万円が振り込まれており、同署は同じ手口で恐喝した疑いもあるとみて追及する。
 調べによると、o被告は昨年七月、「不倫の慰謝料として三十二万円を要求する。応じない時は、自宅、職場等に事実を公表する」などの脅し文句と口座番号を記したメールを送信し、京都府内の特殊法人職員(61)から三十二万円を脅し取った疑い。
o被告は、出会い系サイトを閲覧するなどして、約千人のメールアドレスを入手。身元を隠すため、インターネットカフェから送信したという。

 
 不倫で5人恐喝 容疑で被告を追送検 県警と八日市、日野署=滋賀
2003.11.20 大阪朝刊 

 「不倫関係を家族にばらす」という脅迫文を送り、五人から計三百九十万円を脅し取ったとして、県警暴力団対策課と八日市、日野両署は十九日、恐喝容疑で逮捕した八日市市瓜生津町、暴力団幹部h被告(56)(同罪で起訴)を、恐喝や組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで追送検した。
 調べでは、五月二十九日-九月十八日、八日市市の男性(64)や蒲生郡の女性(60)ら男女計五人に対し、「関係を家族に知られたくなければ金を振り込め」などという内容の脅迫文や、相手と一緒にいるところを撮影した写真などを郵送、指定した口座に五万-二百万円(計三百九十万円)を振り込ませた疑い。
h被告は「思ったより簡単に金が取れた。警察に被害を届けないだろうと思った」などと供述しているという。h被告は、蒲生郡内の女性(38)に八月、同様の脅迫文を送り、十五万円を振り込ませたとして九月二十日に逮捕された。
 
 ネットで不倫募集 「登録料」詐取容疑で男を送検/福岡県警
2003.11.07 西部夕刊 

インターネットの出会い系サイトの会員登録費名目に金をだまし取ったとして、福岡県警は七日、同県志摩町初、無職h被告(38)(詐欺罪などで起訴)を詐欺などの疑いで福岡地検に追送検した。
 調べによると、h被告は昨年十月、出会い系サイトの掲示板に架空の女性名で「不倫したい」と記入。電子メールを送ってきた鹿児島、広島両県内の男性九人に「会うには会員登録料が必要」と説明し、預金口座に計十六万二百円を振り込ませた疑い。
 県警は、h被告が、同じ手口で大分県内の男性から一万七千八百円をだまし取ったとして逮捕、余罪を追及していた。預金口座には二十四都道府県の男性百二十七人から計約二百二十六万円の入金があったという。
 
 暴力団組員装い80万円脅し取る トラック運転手を逮捕 札幌東署=北海道
2003.10.23 東京朝刊 

 札幌東署は二十一日、札幌市東区北二四東一四、トラック運転手s容疑者(32)を恐喝と同未遂の疑いで逮捕した。
 調べによると、s容疑者は、同市厚別区の会社員(23)と江別市の会社員(24)が、知人の女性二人とそれぞれ不倫関係になっていることを聞きつけ、二月下旬から九月下旬までの間、暴力団組員を装って脅迫。二人から数回に分け、総額八十数万円を脅し取った疑い。さらに脅し取ろうとしたが、二人が同署に届け出たため未遂に終わった。
 
 
不倫相手との豪遊資金詐取 50歳女性に実刑 地裁沼津支部判決=静岡
2003.06.03 東京朝刊 

 会社社長だと称して借金を申し込み、御殿場市内の会社員の女性(56)から計九百十万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた住所不定、無職s被告(50)の判決が二日、静岡地裁沼津支部であった。鎌田豊彦裁判官は懲役三年(求刑・懲役四年)を言い渡した。
 判決などによると、s被告は事実上無職だったのに会社社長と称して、会社のコンピューター修理代などの名目で、二〇〇二年の二月から七月にかけて計六回、御殿場市内の飲食店で知り合った女性から、現金をだまし取った。
 女性がだまし取られたのは、パーキンソン病の夫が暮らしやすくなるようにと蓄えていた自宅の改装費など。s被告は公判で、起訴分以外にも約二千万円をだまし取ったと認めた。
◆相手の陸上自衛隊幹部に「よく見られたかった」
 「見えを張って、不倫相手からよく見られたかった」。s被告は公判の中で、大金を詐取した動機についてこう供述した。公判でs被告が認めたところによると、御殿場市内の飲食店で二〇〇〇年夏ごろ、県東部で勤務していた陸上自衛隊幹部の四十代の男性と知り合った。この時も「会社社長」と称し、まもなく不倫関係になったという。
この男性が〇一年、東京に転勤すると、二人は都内で会うようになった。〇二年二月から、今年一月に御殿場署に逮捕されるまでの間、s被告は、だまし取った金で男性と都内の高級ホテルでの宿泊、食事を繰り返した。さらに、男性の高級スーツ代やゴルフクラブセット代、男性とその上司らのゴルフプレー料金も支払っていた。
この男性は取材に対して不倫関係にあったことを認めたうえで、s被告が詐欺を働いていたとは気づかなかったと強調。「『わきが甘い』『倫理的に問題があったのではないか』と言われれば、その通り」と話した。
 
 夫の不倫に怒り、自宅へ放火の妻に有罪判決=福島
2003.05.24 東京朝刊 

 夫の不倫に憤慨し自宅に火を放ち全焼させたとして現住建造物等放火の罪に問われた、須賀川市長禄町、無職y被告(63)の判決が二十三日、福島地裁であり、大沢広裁判長は懲役三年、執行猶予五年(求刑・懲役五年)を言い渡した。
 判決によると、y被告は夫が不倫相手を自宅に連れ込んでいたことから、今年一月十九日に「おぞましい家を焼き尽くしたい」と福島市泉の自宅に火をつけ、木造二階建て住宅約百十平方メートルを全焼させた。

 
 「不倫口止め料」 ホストが恐喝未遂 現行犯で逮捕/大阪・岸和田署
2003.05.20 大阪夕刊

 不倫の口止め料として現金八十万円を脅し取ろうとしたとして、大阪府警岸和田署が、大阪府和泉市のぞみ野一、ホストクラブ店員h容疑者(20)を恐喝未遂の現行犯で逮捕していたことが二十日、わかった。
 調べでは、h容疑者は五月十七日から十八日未明にかけて岸和田市内の男性会社員(35)の携帯電話に五回電話し、「不倫現場の写真を撮っている。八十万円で買い取れ」などと脅迫。同日午後三時ごろ、h容疑者は現金受け渡し場所の同市港緑町のショッピングセンターに現れたところを、張り込み中の岸和田署員に逮捕された。
h容疑者は、交際中の岸和田市の無職女性(21)から携帯電話の出会い系サイトで知り合った男性会社員のことを聞き、恐喝を思いついたという。

 
 弁護士の内幕本が出版 男女トラブル実態、報酬公開も
2003.01.17 東京朝刊 

 会社勤めをした後、四十八歳で司法試験に合格した神奈川県大磯町の弁護士・大堀昭二さん(66)が、離婚、不倫など男女間の問題を主なテーマに「慰謝料法廷 男と女のトラブルファイル」(文春新書、本体価格七百円)を出版した。自ら得た弁護士報酬を明らかにするなど、大堀さんの経歴同様内容も異色なものとなっている。
 大堀さんは一橋大学卒業後、大手製紙会社に勤務したが、「法律をもっと勉強したい」と四十代半ばで会社を退職。一九八四年に四十八歳で司法試験に合格した。その後、弁護士活動を続けるうちに、「弁護士の仕事が一般の人にとって身近なものになっていない」と痛感。多くの人が関心を持ちやすい男女のトラブルを通じて弁護士活動の素顔を知ってもらおうと、今回の本を出版した。
 本で取り上げた事件は、大堀さんがこれまで実際に手がけたものだが、「風俗店で働いていた過去を巡る婚約解消事件」「財産分与で五億円もの大金が動いた離婚訴訟」など小説のような内容ばかり。もつれにもつれた男女の関係を解きほぐそうとする大堀さんの苦悩も描かれている。
この本の最大の特徴は、事件ごとに大堀さんが受け取った弁護士報酬を明らかにしている点。弁護士費用が二十二万円の婚約解消事件から、三千二百万円を受け取った離婚訴訟まで金額や算定方法も様々。「一般の人と弁護士の距離を近づけるには、費用の公開も避けられない」と考えたという。
 大堀さんは「男と女がいる限り男女間のトラブルはなくならないだろう。当事者同士では解決不能になった時、弁護士に依頼することも一つの方法だということを知ってほしい」と話している。

 
 不倫相手殺害の被告に懲役13年求刑 地裁沼津支部=静岡
2003.01.10 東京朝刊 

 昨年一月、交際していた都内の主婦(当時五十三歳)を殺害したとして、殺人の罪に問われた住所不定、無職h被告(57)の論告求刑公判が九日、静岡地裁沼津支部で開かれ、検察側は懲役十三年を求刑した。
 検察側は「不倫の相手を失いたくないという自己中心的な思いなどから殺害した」と指摘。これに対し、弁護側は「約半年間も遺体を車に乗せたまま行動するなど、被害者に対する深い愛情があった」などと酌量を求めた。
 
 「上司がセクハラ」 厚木市の女性職員が提訴=神奈川
2003.01.10 東京朝刊

 職場で上司からセクハラを受けて精神的苦痛を負ったとして、厚木市職員の二十代の女性が九日、厚木市を相手取り、慰謝料など三百三十万円の支払いを求める国家賠償訴訟を横浜地裁に起こした。
 訴えによると、女性は一昨年四月から十月ごろにかけて、当時直属の上司だった四十代の男性係長から「不倫しよう」と言われたり、職場のレクリエーションで記念写真を撮った際、無理やり係長のひざの上に乗せられたりするなどのセクハラを受けた。女性は市に被害を申し出たが、係長がセクハラの事実を否定。係長本人や市長らから明確な謝罪がなかったという。
 女性側は「市は組織としてセクハラを防止する措置を怠った」と主張。これに対し、厚木市は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

 
 携帯で知り合った主婦脅した容疑 35歳男を逮捕 可部署=広島
2002.11.20 大阪朝刊 

 可部署は十九日、住所不定、無職y容疑者(35)を恐喝と恐喝未遂の疑いで逮捕した。調べによると、y容疑者は七月から八月にかけて、携帯電話のメールを通して知り合った広島市安佐北区の主婦(46)に、暴力団員と偽り「不倫関係をばらされたくなかったら金を出せ」などとメールを送ったり、自宅に電話したりして脅し、十六回にわたって計百五十万円を同容疑者の口座に振り込ませるなどした疑い。
 
 「不倫ビデオ撮影」恐喝未遂 新たに容疑の男女2人を逮捕/大阪、兵庫両府県警
2002.10.22 大阪朝刊 

ラブホテルに出入りする車を盗撮したビデオテープで現金を脅し取ろうとした事件で、大阪、兵庫両府県警は二十一日夜、新たに、会社社長m(32)(大阪府東大阪市)、同社アルバイトy(28)(同)の両容疑者を恐喝未遂容疑で逮捕した。これで逮捕者は四人となった。m容疑者らは、紳士録に載っている人に「浮気」をネタに金を要求する脅迫文を送りつけたとして警視庁が四月に無職の男らを逮捕した事件を参考にしたという。
 調べでは、m容疑者は自分が経営する会社の社員n(34)(京都府長岡京市)、無職k(31)(大阪府豊中市)両容疑者(いずれも逮捕ずみ)と共謀、七月二十五日に盗撮ビデオを宅配便で男性(60)に送り、二十万円を振り込むよう脅した疑い。y容疑者は九月十三日、同様の方法で別の男性(58)から二十五万円を脅し取ろうとした疑い。
n容疑者らは「東京の事件を知り、金になると思った」と供述している。

 
 不倫相手絞殺の無職男を起訴=静岡
2002.07.20 東京朝刊 

  静岡地検沼津支部は十九日、住所不定、無職h容疑者(57)を、殺人の罪で静岡地裁沼津支部に起訴した。
  起訴状などによると、h容疑者は一月九日、東京都大田区の自宅で、交際していた都内の主婦(53)の首をバスローブのひもで絞め、殺害したとされる。h容疑者は、主婦が別の男性と交際していると疑うようになり、殺害を決意したという。
 
 女子高生にみだらな行為・相手を脅迫 県・学校関係者に衝撃=富山
2002.06.26 東京朝刊 

  ◆「公務員にあるまじきこと」
  県立高校の教諭と県職員が同じ女子高生に前後してみだらな行為をしたうえ、その女子高生に再交際を迫った県職員に、高校教諭が脅迫メールを送りつけるという不祥事が、二十五日発覚した。とりわけ、ここ数年は、男性教師が加害者、女子生徒が被害者となるセクハラ・わいせつ事件が相次いでおり、学校関係者は、次々と明らかになる「教育者の破廉恥事件」に、強いショックを受けている。
  県東部の県立高校一年女子生徒(16)とみだらな行為をしたとして、県青少年保護育成条例違反の疑いで同日、富山署に逮捕されたのは、新湊市片口高場、県立高岡工芸高校教諭n(33)と、小杉町青井谷、富山土木事務所業務技師n(39)の両容疑者。
  n容疑者は、県職員であるm容疑者が女子高生と交際していたことを知り、今月中旬、m容疑者の携帯電話に「お前の行動を上司や家族に告げてやる」とメールを送った脅迫容疑でも逮捕された。調べによると、m容疑者が女子高生と知り合ったのも、携帯電話の出会い系サイトだった。
  県立高岡工芸高校(高岡市中川)の久津武司校長によると、n容疑者は昨年四月、電気科教諭として同校に赴任し、二年生のクラス担任だった。勤務態度に問題はなく、職員会議でもよく発言する方だったが、ここ数日は沈んだ様子だったという。
  久津校長は「突然のことで驚いている。公務員に対する県民の目は厳しいなどと常日ごろから教職員に注意してきただけに、申し訳ない。信頼すべき指導者がこういうことになり、生徒に謝罪しなければならない」と、唇をかみしめた。
  同校はきょう二十六日朝、全校集会を開き、生徒に事情を説明する。
  また、県教委教職員課は「節目節目で綱紀粛正を訴え、注意していた中、このようなことが起きて非常に残念」とコメントした。
  一方、県の寺林敏人事課長も「非常に驚いている。全体の奉仕者たる公務員が県民の信頼を損なう事態を引き起こしたことは誠に遺憾であり、県民に深くおわびする」とコメント。
  同課によると、県の知事部局でも一九九四年九月、県立富山学園の教護主任(当時)が同条例違反の疑いで逮捕され、その後に懲戒免職になっており、同課はm容疑者についても「本人から事実関係を聴取し、事実であれば、地方公務員法に基づく懲戒処分を検討する」としている。
  ◆中高生の携帯電話使用状況を説明 県議会教育警務常任委
  中・高校生の携帯電話使用の問題は、二十五日の県議会教育警務常任委員会でも取り上げられた。
  「利用実態を把握しているのか」と尋ねられた県教委指導課の結城正斉課長は、昨年六-七月に県中学校長会などを通じて行った調査の結果、携帯電話を使用している中学生は約10%、高校生は約73%に上ると説明。「各学校では、持ち込みを禁止したり、持ち込む場合のルールを作ったりして指導している」と述べた。
       ◇
 《教員が逮捕された男女関係の不祥事》(県教委まとめ)
 1996年度 高校講師が、女性の声色で女性専用ダイヤルに電話し、
        男性に現金50万円などを要求(懲戒免職)
    同   高校教諭が、テレホンクラブで知り合った女子高生を
       ホテルに誘い、みだらな行為(懲戒免職)
   98年度 中学校教諭が、陸上競技部の女子生徒にマッサージと称して
       みだらな行為(懲戒免職)
   99年度 高校教諭が、複数の教え子の女子生徒宅に侵入して下着や
       制服などを盗む(懲戒免職)
 2000年度 中学校教諭が、現金数万円を渡し4人の女子高生と
       みだらな行為(懲戒免職)
   01年度 中学校教諭が、ホテルで女子高校生とみだらな行為(懲戒免職)
    同   小学校教諭が、ビデオカメラで呉羽少年自然の家浴室の
       女子脱衣所を撮影
 2000-01年度 高校教諭が、女子ソフトボール部生徒にスポーツマッサージ
       と称してセクハラ。嫌疑不十分で不起訴
   01年度 中学校教諭が、不倫交際中の女性に暴行してけがをさせる
       (懲戒免職)
 
 顔に塩酸 不倫された妻の復しゅう増える/カンボジア・デイリー紙
2002.05.21 東京夕刊 

  カンボジアで若い女性が塩酸などを顔にかけられる事件が相次いでいる。
  20日付カンボジア・デイリー紙によると、首都プノンペンで16日夜、シクロ(三輪自転車タクシー)に乗って帰宅途中の19歳の女性が、オートバイの男にいきなり塩酸のような液体をかけられ、顔や手、首、胸などに大やけどを負った。現場付近で、液体を入れていたと見られる空容器が発見されたが、犯人は不明。
  その後の調べで、女性は既婚の国軍幹部と交際していたことが分かった。同紙によると、カンボジアでは裕福な男性が愛人を持つ風潮が広まる中、男性の妻が「復しゅうの手段」として塩酸攻撃を使うケースが増えているという。(プノンペン支局)
 
 夫殺害の中国人を起訴=山梨
2002.05.11 東京朝刊

  甲府地検は十日、中国籍の早川町湯島、無職g容疑者(32)を殺人罪で甲府地裁に起訴した。
  起訴状などによると、g容疑者は先月十五日午後十時ごろ、自宅二階寝室で、夫の町職員hさん(当時四十八歳)の両手をひもで縛ったうえ、ハンマーで頭を殴り、さらにひもで首を絞め、胸や腹などを包丁(刃渡り約三十センチ)で刺して殺害した。死因は窒息死だった。
  調べに対し、g容疑者は「夫が不倫をしていると思い、カッとなってやった」などと供述しているという。g容疑者は甲府市内の飲食店で働いていた時に深沢さんと知り合い、先月七日に挙式、新婚旅行から帰ったばかりだった。
 
 「夫の不倫相手に日記見られた」 妻へ慰謝料など330万円/大阪地裁判決
2002.03.23 大阪朝刊 

  二年間にわたって夫の交際女性に三十回以上も自宅に侵入され、日記を盗み見られるなどしたとして、妻が女性を相手に、一千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が二十二日、大阪地裁であった。川神裕裁判官は「常軌を逸した執ようで悪質な行為。抑うつ状態になるなど妻が被った精神的苦痛は大きい」として、女性に慰謝料など三百三十万円の支払いを命じた。
  判決によると、夫が一九九八年、交際相手の女性に大阪府内の自宅マンションの合いかぎを渡したことから、女性は勝手に留守宅に入っては妻の日記を盗み読みしたり、衣類を傷つけたりするようになった。
  妻は侵入に気づき、かぎを三度つけ替えたが、女性が窓から忍び込むなどして侵入を続けたため、妻は心労から神経症を患って、二〇〇一年三月、北海道に転居を余儀なくされた。
  川神裁判官は「夫の行動に原因があったとしても許されない」と述べた。
 
 拘置所から元交際相手を中傷する手紙、被告に実刑 地裁判決=群馬
2002.02.09 東京朝刊 

  不倫関係にあった女性に交際を断られたことに腹を立て、栃木県内の拘置所から女性を中傷する手紙などを出したとして、名誉棄損とストーカー規制法違反などの罪に問われた住所不定、無職n被告(63)の判決公判が八日、前橋地裁で開かれた。長谷川憲一裁判長は「きわめて執ようで、卑劣な犯行」として、懲役二年(求刑・懲役三年)の実刑判決を言い渡した。
 
 元交際相手にストーカー 被告の男に懲役3年を求刑=群馬
2002.01.22 東京朝刊 

  不倫関係にあった女性から交際を断られたことに腹を立て、栃木県内の拘置所から女性を中傷する手紙などを出したとして名誉棄損、ストーカー規制法違反などの罪に問われている住所不定、無職n被告(63)の論告求刑公判が二十一日、前橋地裁で開かれ、検察側は懲役三年を求刑した。
  論告などによると、n被告は県内の五十歳代の女性と一昨年の十二月、保険加入を通じて知り合い、交際を続けていた。昨年四月、女性から別れ話を持ち掛けられたことに腹を立て、同年六月上旬から約二か月間、女性や女性の職場などに計約九回にわたり、女性を中傷する手紙などを出した。
  n被告は同年四月、この女性の乗用車を盗んだ疑いで逮捕され、栃木県内の拘置所から手紙を出していたという。

 
 女性遺棄のi容疑者 かりそめの挙式の果て 不倫関係の清算図る?/和歌山
2002.01.09 大阪朝刊 

  ◆交際3年
  和歌山市杭ノ瀬、会社員oさん(45)が殺害された事件で、死体遺棄容疑で逮捕された和歌山県警警察相談課係長、i容疑者(47)は妻子がありながら一昨年春、結婚式場でoさんと挙式のまねまでして親密に交際していたことが八日、県警捜査一課の調べでわかった。i容疑者は「口論が長引き、かっとなって首を絞めた」と供述しており、同課は不倫関係を一気に清算しようと殺害したとみて追及する。
  調べでは、二人は約三年前、和歌山市内のoさん経営のスナックで知り合い交際。一昨年四月、同市内の結婚式場で、二人と大久保さんの知人らが出席して“挙式”。その後も、i容疑者は“夫”のように振る舞っていたという。
  知人によると、oさんは「昨年十一月に二人で白浜の温泉へ出かけた」と話していたが、昨年末ごろから「(i容疑者は)信用できない。別れてもいい」と漏らしていたという。
  この正月も「一緒に過ごす」とし、お節料理を二-三人分予約していたが、先月二十九日夜、i容疑者が自分の乗用車内で「年末年始は妻と旅行する」と告げたため口論。これが長引き、i容疑者が逆上、車内にあったビニール製ひもでoさんの首を絞めたと供述しているという。
                 ◇
 県警捜査一課は八日午後、i容疑者を死体遺棄容疑で和歌山地検に送検。oさんの死因は司法解剖の結果、絞殺による窒息死と判明した。
 
 同級生の家庭円満ねたみHP掲示板に中傷書き込み 容疑の27歳主婦逮捕=福島
2002.01.09 東京朝刊

  福島署は八日、東京都板橋区赤塚新町三、主婦t容疑者(27)を名誉棄損の疑いで逮捕した。
  調べによると、t容疑者は昨年一月下旬ごろ、福島市内の高校の同級生だった同市内の主婦(26)の円満な家庭生活をねたみ、第三者が開設した携帯電話のホームページの掲示板に、主婦が使用する携帯電話番号を含んだメールアドレスと、不倫相手を求めるかのような文章を書き込み、名誉を傷つけた疑い。
  掲示後、被害女性のもとには、不特定多数の男性から問い合わせが相次いだという。同署は、t容疑者が数回にわたる任意出頭要請に応じなかったため、逮捕に踏み切った。容疑を認めているという。

 
 出会い系サイトで売春仲介 容疑の洋品店経営者を逮捕 高田署など=奈良
2002.01.08 大阪朝刊 

  県警生活安全企画課と高田署は七日、インターネットの出会い系サイトの掲示板を使って売春の仲介をしたとして、五條市田園、洋品店経営s容疑者(50)を売春防止法違反の疑いで逮捕した。出会い系サイトを使った売春周旋の摘発は県内では初めて。
  調べでは、s容疑者は昨年十一月から十二月半ばにかけて、インターネットの出会い系サイトの掲示板に「不倫してみませんか」などと掲載。掲示板に書き込んできた橿原市内のフリーター男性(41)ら2人に御所市内の主婦(52)を売春相手として紹介した疑い。
  s容疑者は主婦の紹介を認めたが、主婦から受け取った金は売春紹介の見返りではないとしている。
  同署員がインターネットを監視するサイバーパトロールで、この出会い系サイトを発見した。
 
 交際女性を殺害と供述 和歌山県警職員を死体遺棄容疑で逮捕
2002.01.08 東京夕刊 

  交際中の女性の遺体を和歌山市内の草むらに捨てたとして、和歌山県警捜査一課と和歌山東署は八日、同市朝日、県警警察相談課係長i容疑者(47)を死体遺棄容疑で逮捕した。ひもで首を絞めて殺害したことを自供しており、容疑が固まり次第、殺人容疑で再逮捕する。i容疑者は妻子があり、捜査一課は不倫関係のもつれから犯行に及んだとみている。
  調べでは、i容疑者は先月三十日午前一時三十分ごろ、交際していた同市杭ノ瀬、会社員大久保いさみさん(45)の遺体を同市森小手穂の草むらに捨てた疑い。自分の乗用車内で殺害したという。
  i容疑者は調べに対し、「正月の過ごし方をめぐってけんかになった」と供述している。
  oさんは先月二十九日夜、二女宅を出たあと行方不明になり、家族が今月一日、同署に捜索願を出した。交友関係からi容疑者が浮かび、捜査員が三十日未明に遺棄現場近くでi容疑者を偶然見かけるなどしたため、付近を捜索して七日に遺体を発見した。i容疑者は当初、関与を否定していたが、八日未明に犯行を認めたという。
  i容疑者は犯罪被害者らの相談窓口である警察相談課に勤務していた。
 
  拘置女性を介し交際? 警察官が外国人通訳と=山梨
2001.12.22 東京朝刊 

  富士吉田署地域課に勤務する既婚の男性巡査部長(47)が、甲府署に勤務していた一九九九年二月、入管難民法違反(不法滞在)容疑で拘置中だったタイ人女性を通じ、県警の通訳を務めるタイ人女性(40)に交際を申し込んだ疑いがあることが二十一日わかった。県警は今年二月、「不適切な男女関係があった」として、本部長名の文書で巡査部長に注意したが、容疑者を通じて交際を申し込んだかどうかは、「拘置中の女性がすでにおらず、二人の言い分も食い違い、判明しなかった」(県警監察課)と話している。
  通訳の女性は昨年七月に夫と離婚。「結婚の約束を信じて離婚したのに約束を破られ、精神的苦痛を受けた。警察官の地位を利用して交際を申し込み、不倫関係を続けたのは、警察官の信頼を損なう行為」として、巡査部長を相手取り、慰謝料など約八百万円の損害賠償を求める訴状を甲府地裁に提出した。
  通訳の女性の弁護士によると、巡査部長は甲府署の留置係だった九九年二月、通訳の女性に好意を抱き、タイ人女性にたばこを差し入れるなどして交際の意思を伝えるよう依頼。タイ人女性は取調室で、通訳の女性に巡査部長の意思を伝えたという。
  その後、巡査部長と通訳の女性は交際していたが、二人の関係が県警幹部に発覚、巡査部長は今年二月、一方的に別れを告げたという。
 
 ストーカー容疑で農業の男逮捕=宮城
2001.12.21 東京朝刊 

  元同僚女性に匿名で中傷文を送ったとして、県警ストーカー対策室と河北署は、二十日までに中田町上沼大泉門畑、農業o容疑者(37)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕、仙台地検石巻支部に送検した。
  調べによると、o容疑者は今年三月下旬から十月上旬にかけ、八年前に勤めていた会社の同僚だった桃生郡の女性(37)に、「不倫しているんじゃないか」といった事実無根の中傷文や、わいせつな写真などを郵送した疑い。o容疑者は否認している。
 
 「不倫のDNA」D・バラシュ、J・リプトン著
2001.12.09 東京朝刊

  浮気は進化の必然か? 動物界の「単婚」のほとんどが、実は見せ掛けに過ぎないことがDNA親子鑑定で判明した。雌がアバンチュールの相手に選ぶのは、自分の亭主より成功している「立派な」雄。しかも受精しやすい時を自然と選んでこっそりとする。では雄は? 女房の浮気を監視していると、自分が浮気できなくなるというジレンマに日々汲々(きゅうきゅう)としている。沢山の雌に自分の子を産ませようと浮気する雄、よりよい精子(遺伝子)で自分の子供のグレードアップを図ろうと浮気する雌、この共同作業で不倫は進化した。
  人類は社会的には単婚であっても生物学的には一夫多妻の特徴を多々有している。むしろそれが自然だという。しかし安心されよ。著者は言う。「単婚以外の配偶型で単婚よりも成功したものはない」と。自然であり容易であることが決して「良い」とは限らない。動物学者と精神科医の「おしどり夫婦」が書いた不倫の書、これであなたは救われるのか、それとも……。松田和也訳。(青土社、2600円)(山元大輔・早稲田大学教授)
 
 夫と不倫「慰謝料よこせ」 女高生から660万円恐喝 妻と知人起訴/大阪地検
2001.07.25 大阪朝刊 

  自分の夫と関係のあった女子高生から、慰謝料名目で計二百六十万円を脅し取ったとして、大阪地検は二十四日までに、無職t容疑者(22)(大阪府守口市)と、その知人のとび職h容疑者(25)(門真市)を恐喝罪で起訴した。二人はほかにも計四百万円を脅し取ったことを認めており、地検は追起訴の方針。
  起訴状によると、二人は今年三月上旬、t容疑者の夫(21)が以前交際していた高校三年の少女(17)を公園に呼び出し、顔を殴ったり、腕にたばこの火を押しつけたりして二百六十万円を脅し取った。
  調べでは、少女はアルバイト先で一緒に働いていた夫と親しくなり、これを知ったt容疑者がh容疑者に相談し、少女に「慰謝料として一千万円を支払う」との念書を書かせていた。「警察に言うと家族に不倫をばらす」などと言って、計十回にわたり金を脅し取っていたという。
  少女は母親に、「どうしても返さなければならない借金がある」などと言って現金を工面していたが、さらに二百万円を要求されたため母親に打ち明けて守口署に届け出た。同署はt、h両容疑者と夫の三人を六月中旬から七月初めにかけて逮捕。地検は夫については関与が薄いとして起訴猶予処分とした。

 
 自分の夫と不倫の女子高生から260万円を恐喝 容疑者2人起訴/大阪地検
2001.07.25 東京朝刊 

  自分の夫と関係のあった女子高生から、慰謝料名目で計二百六十万円を脅し取ったとして大阪地検は二十四日までに、大阪府守口市梶町、無職壷井千裕t(22)、知人で同府門真市下島頭、とび職h(25)両容疑者を恐喝罪で起訴した。二人はほかにも計四百万円を脅し取ったと認めている。
  起訴状によると、二人は三月上旬、t容疑者の夫(21)が以前交際していた府内の高校三年の少女(17)を公園に呼び出し、顔を殴ったりして二百六十万円を脅し取った。少女はアルバイト先で働いていた夫と親しくなり、これを知ったt容疑者がh容疑者に相談。少女に「慰謝料として一千万円を支払う」との念書を書かせ、「警察に言うと家族に不倫をばらす」などと言って脅していたという。
  少女は母親に「借金がある」などと言って現金を工面。十回で計六百六十万円のほか、さらに二百万円を要求されたため母親に打ち明けて守口署に届け出た。
 
 不倫ネタに教諭から80万円恐喝 組員ら2容疑者逮捕/兵庫県警
2001.05.31 大阪朝刊 

  不倫関係を勤務先に告げるなどと迫り、私立高校の男性教諭(53)から計八十万円を脅し取ったとして、兵庫県警暴力団対策二課と西宮署は三十日、同県尼崎市東難波町五、暴力団y組系k(52)、同市塚口本町六、無職t(40)の両容疑者を恐喝容疑で逮捕した。教諭は「総額二千五百万円をわたした」と話しており、同課は余罪を追及する。
  両容疑者は容疑を否認しているという。
 
 妻殺害に懲役7年 地裁判決=千葉
2001.05.12 東京朝刊

  不倫を告白されて激高し、妻を殺害したとして、殺人の罪に問われたペルー国籍で習志野市鷺沼、食品製造業従業員f被告(40)の判決公判が十一日、千葉地裁で行われた。下山保男裁判長は「妻に裏切られた怒りは理解できるが、話し合いで解決を図らずに犯行に及んだのは、短絡的で悪質」として、懲役七年(求刑・懲役十年)の実刑判決を言い渡した。

 
 愛人との同居禁ず 不倫・離婚増が背景 「開放」で道徳観変容/中国
2001.04.30 東京朝刊 

  【北京29日=石井利尚】二十九日付の中国各紙によると、全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会は二十八日、愛人との同居禁止を盛り込んだ「婚姻法」改正案を可決、即施行した。中国では一九八〇年代以降の改革・開放で都市住民の道徳観も変容し、不倫に伴う離婚が急増したり、党幹部や金持ちの間で愛人を持つ風潮がまん延、一定の法規制を求める声が強まっていた。
  八〇年以来の改正となった同法は、離婚原因として増加中の家庭内暴力の処罰、愛人と同居した側に離婚の賠償責任が発生することや、離婚後の財産分与方法など、離婚に関する規定が増加したのが特徴だ。昨年結婚したカップルは八百四十八万組で、十年前より約12%減少したのに対して、離婚した夫婦は百二十一万組と、十年前よりも51%増加している。
  不倫といった“プライバシー・道徳問題”に権力が介入すべきかで議論が分かれ、一月に公表された改正案では「一夫一婦制に反する行為の禁止」が盛り込まれたが、基準が「あいまい」として最終的に「愛人との同居禁止」に限定された。家庭内暴力は警察の家庭内介入を認め、罰則も盛り込んだ。
 
 名古屋の主婦死体遺棄事件 夫13年、妻8年の実刑判決/名古屋地裁
2001.04.18 中部朝刊 

  名古屋市西区枇杷島、主婦kさん(当時四十八歳)が殺害され、遺体が山梨県の富士山ろくの山林に捨てられた事件で、殺人と死体遺棄罪に問われた名古屋市西区名西、会社役員k(44)、妻k(43)両被告に対する判決公判が十七日、名古屋地裁であった。片山俊雄裁判長は「一か月以上前から準備するなど、計画性が高く、悪質で冷酷な犯行」として、k被告に懲役十三年(求刑・懲役十五年)、k被告に同八年(同・十年)を言い渡した。
  判決によると、不倫関係にあったkさんとの交際解消を望んだk被告が、k被告に殺害計画を持ちかけ、遺棄現場の下見などを重ねたうえ、昨年七月、k被告がロープでkさんを絞殺。遺体を富士山ろくの山林に運んで捨てた。
 
 「別れさせ屋」の真実 ドラマの中だけじゃないプロ集団 複数の探偵会社が兼業
2001.02.13 東京夕刊 13頁 写有 (全1,637字) 
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  ◆成功率7割にも
 ちまたにあふれる「不要な人間関係」をものの見事に断ち切らせるヤミのプロ集団、「PPI探偵社」の活躍を描くドラマ「別れさせ屋」(日本テレビ系月曜後10・00)。驚くべきことに、こうした商売は実在するという。探偵会社を直撃して、「別れさせ屋」の実態を探った。
  「業界内の話だが、別れさせ屋は、確かに存在します」と話すのは、日本探偵協会の斎島年隆さん。
  通常、探偵会社は浮気や素行の調査の延長として、弁護士と二人三脚でアドバイスを行い法的に別離を手伝う。が、「別れさせ屋」を表立って掲げるケースは少ないらしい。
  それでも、インターネットで「別れさせ屋」を検索すると、斎島さんが言うように、複数の探偵会社が表示された。その中の一社に話を聞くと、全国で三十四の探偵社と連携して、本業を兼ねて約二十年前から「別れさせ屋」業務を手がけているとのこと。
  ◎年2000件の依頼
  依頼件数は急増しており、一日に平均で数件、問い合わせは二、三百件もある。昨年は実に二千件を超える依頼を処理した。
  以前は無差別で引き受けていたが、ネットの普及や昨今の探偵ブームで依頼者の低年齢化が進み、必ずしも正当な理由がないストーカー的な依頼も増加。このため、現在は「三十歳以上の分別ある大人」に限定、面談して詳細に話を聞いた上で、依頼を受けているという。
  業務の八割は離婚に絡んだもの。数年前までは不倫や浮気が大多数だったが、最近は「妻といるとストレスを感じる」「夫の将来が不安」といった依頼者が増えている。
  ◎医師や教師も協力者
  ドラマのような盗聴・盗撮などの工作はないが、工作員を送り込み、過去の交際を暴いたり、うわさを流したりするなど、法に触れない範囲の仕掛けは行う。専従のプロのほかに協力者も三百人ほどいて、中には医者や教師、警察官、テレビ局スタッフも含まれているというから驚く。
  実際に別れさせることに成功すると、調査料に加え、成功報酬が入る。ケース・バイ・ケースだが、親権に五百万円の慰謝料、月五万円の養育費という場合で二百万円程度。成功したかどうかは最終的に戸籍で確認するが、成功率は七割に達するという。
  ◎再スタートを支援
  「別れさせ屋」の業務について、この探偵社では「アンダーグラウンドな印象もあるが、最近は離婚案件を受けない弁護士も多く、法律で解決しない人間関係の再スタートを支援するという感じ」と話す。
  とはいえ、前出の斎島さんは、「別れさせ屋への依頼は自分が有利に別れるためで、時には依頼者が浮気をしている場合や利益利権絡みもある」と指摘。「いずれにしても、どこかでだれかが傷つくもの。そうした裏の仕事を表に出すのは倫理的に問題」と語る。
  実際、悪質な業者も少なくない。バブル期に台頭した地上げ屋など、探偵以外の業者も暗躍。ホストや女性をあてがい、浮気が発覚するように仕向けるなど、あらゆる手段で家庭を崩壊させるほか、ゆすり目的もあるという。
  ドラマについて、斎島さんは「様々な工作が紹介されているが、現実に行うことは可能だ」と指摘。その上で、「別れさせ屋だけでなく、日常に潜むワナや工作を知るための警鐘として、ドラマを見ると参考になるのでは」と話している。

  ◇ドラマ「別れさせ屋」の内容 こじれた人間関係を断ち切らせる「別れさせ屋」の活躍を通し、ストレスの多い現代社会を描く。夫婦、愛人などだけでなく、隣人、嫁しゅうとめ、ストーカーなど様々な関係の別れを工作していく。制作の読売テレビ・今村紀彦プロデューサーは「今は、うまく人間関係を結べず、別れるのが下手な人が多い。だからこうした商売も求められるのでは。別れを新たな出発点ととらえて、ドラマを見てほしい」と話す。

 
 名古屋・西区の不明主婦 遺体で発見 喫茶店主夫婦を遺棄容疑で逮捕
2000.10.31 中部朝刊 

  ◆「関係清算図り殺害」
  名古屋市西区枇杷島の主婦、kさん(48)が、七月下旬から行方不明となっていた事件で、kさんがパートで勤めていた喫茶店の経営者で同区名西二、ゲーム機リース会社役員k容疑者(44)が三十日、愛知県警捜査一課と西署の調べに、「不倫関係にあったkさんとの交際を清算するため、殺した。遺体は妻に手伝ってもらい、富士山ろくに捨てた」などと自供。供述通りに女性の遺体が山梨県足和田村の富士山ろくの山林で見つかり、同課などは、k容疑者と、妻の同所、同k容疑者(42)を死体遺棄容疑で逮捕した。遺体の身元確認を急ぐとともに、特捜本部を設置し、k容疑者を殺人容疑でも追及する。
  調べによると、k容疑者らは今年七月二十四日夕、kさんの遺体を同村の富士山ろくの山林に車で運び込んで捨てた疑い。同課などが供述に基づいて捜索した結果、青木ヶ原樹海の一角の岩場の間に置かれ、上から石を載せてある遺体を発見した。
  調べに対し、k容疑者は同日昼、kさんの首を絞めて殺害したことなどを供述。動機については、「kさんとの交際を清算したいと思って殺した」などと説明している。
  同課ではこれまで、kさんに失跡する理由がないことから、何らかの事件に巻き込まれたものとみて捜査。k容疑者は、kさんが失跡した際、kさんの夫(52)に「夕方にkさんを名古屋駅まで送ったが、その時に『二、三日、家を空ける』と話していた」などと説明。さらに一週間後、同署に捜索願を出す際にも同じ説明をしていた。しかし、kさんからの連絡が途絶え、最後に接触した状況についてk容疑者の説明もあいまいで不審な点が多いことから、同課などが三十日朝から事情聴取に踏み切ったところ、午後になって犯行を認める供述を始めたという。
  kさんは、会社員の夫(52)と娘の三人暮らし。四年前から、喫茶店でパートとして働いており、k容疑者が新事業として始めたゲーム機リース業にも、夫の退職金からねん出した数百万円を出資。パートが休みの日には、リース業も手伝うなどしていたという。

 
 不倫ネタに現金90万円と外車脅し取る 容疑の44歳逮捕 長田署=兵庫
2000.08.30 大阪朝刊 

  不倫をネタに男性会社員から九十万円と外車を脅し取ったとして、長田署は二十九日、神戸市兵庫区中道通一、土木作業員m容疑者(44)を恐喝の疑いで逮捕した。
  調べでは、m容疑者は、神戸市長田区の男性会社員(42)が知り合いの女性と交際していることに因縁を付け、一月十四日、同市兵庫区のレストランで九十万円を、同二十日には、会社員にローンで中古の外車(三百九十万円相当)を購入させ、脅し取った疑い。調べに対し、m容疑者は容疑を否認しているという。
 
 嫌がらせの電話300回、女性有罪 福岡地裁判決、
2000.07.08 西部朝刊 

  不倫相手の男性が他の女性と付き合っていると邪推し、嫌がらせ電話をかけたとして、名誉棄損と業務妨害の罪に問われた福岡市南区、女性派遣社員(49)の判決公判が七日、福岡地裁で開かれた。仲家暢彦裁判官は「聞くに耐えない暴言で、被害者に与えた苦痛は大きい」と述べ、懲役一年八月、執行猶予三年(求刑・懲役二年)を言い渡した。
  判決によると、女性は、六十歳代の男性と交際していたが、男性が勤務先の役員の妻と付き合っていると思い込み、一九九七年五月-九八年八月の間、計二十三回にわたり、会社近くの店舗などに「(役員の)妻が従業員と浮気している」などとうその電話をした。
  九八年九月には二十日間で、約三百回の無言電話や妻をののしる電話を会社にかけ、業務に支障を与えた。
 
 不倫警部慰謝料訴訟 口頭弁論で県側が争う構え 「女性保護のため手錠」=香川
2000.06.10 大阪朝刊 

  県警の警部(53)と不倫関係にあった女性(48)が、警部に不当に身柄を拘束され、暴行を受けてけがをしたとして、県と警部を相手取り、四百万円の慰謝料の支払いを求めた訴訟の第一回口頭弁論が九日、地裁(佐藤明裁判官)であった。県は警部に同行した当時の坂出署員二人について「正当な職務行為として女性に手錠をかけるなどで保護した。違法行為はない」と争う構えをみせた。
  訴えによると、一九九九年一月二十二日午後六時半ごろ、当時付き合っていた警部が、坂出署員二人を連れて宇多津町内の女性方を訪れ、電話中だった女性を正当な理由なく背後から押さえつけ、手錠をかけるなどして腕や顔に一週間のけがをさせた。
  県側は答弁書で「署員二人は、署の当直主任の指示を仰いだ上で、保護の必要があると判断し、手錠をかけた。正当な職務行為」と主張した。
 
 不倫相手にしっと、嫌がらせ電話 女性が起訴事実認める 福岡地裁=福岡
2000.05.21 西部朝刊

  不倫相手の男性が他の女性と付き合っていると邪推し、嫌がらせの電話をかけるなどしたとして、名誉棄損と業務妨害の罪に問われている福岡市南区の女性派遣社員(49)の初公判が十九日、福岡地裁(仲家暢彦裁判官)で開かれた。女性は起訴事実を認め、被告人質問で裁判官や検察官に厳しく問われると、涙を流して反省の言葉を口にした。
  起訴状によると、女性は六十歳代の男性と交際していたが、男性が勤め先の会社社長の妻と男女関係にあると思い込み、一九九七年五月から九八年八月までの二十三回、会社の近所の店舗などに調査会社の関係者を名乗り、「社長の奥さんが従業員と浮気している」などとうその電話をかけた。
  また、九八年九月には二十日間で約三百回の無言電話や社長夫人をののしる電話を会社にかけて業務に支障を与えたとされる。
  検察側は冒頭陳述などで、女性がしっとしたのが動機で、社長夫人は嫌がらせで自律神経失調症になったことを明らかにした。
  被告人質問で、女性は「自分のことしか考えずに社長夫妻には大変申し訳ないことをした」と話した。
 
 夫、知人男性ら殺害事件 元妻に無期判決 愛人男性に懲役20年/岡山地裁
2000.02.22 大阪夕刊 

  岡山県倉敷市などで一九九一年、不倫関係の発覚を恐れ、知人男性と夫を相次いで殺したなどとして、殺人罪などに問われた岡山市桜橋、無職h(55)、同県鴨方町六条院中、配線工s(51)両被告の判決公判が二十二日、岡山地裁で開かれた。西田真基裁判長は「他人の生命を顧みない身勝手で悪質、計画的な犯行で社会に恐怖を与えた」などとして、h被告に求刑通り無期懲役、s被告に懲役二十年(求刑・無期懲役)をそれぞれ言い渡した。
  判決などによると、両被告は共謀し、同年六月下旬、倉敷市内の高梁川河川敷で、二人の交際を知ってh被告の夫に知らせると脅していた同市内の元暴力団組長(当時五十二歳)の首をロープで絞めるなどして殺害。さらに、同年九月下旬、h被告の夫(当時六十歳)を、睡眠薬入りのコーヒーで眠らせた後、同県笠岡市内の干拓地に運び、頭を金づちで殴って殺し、同干拓地に埋めた。

 
 “局内不倫”騒ぎでアナウンサーを懲戒免職/NHK
2000.02.02 東京夕刊 

  NHKは2日、ラジオセンター所属のエグゼクティブ・アナウンサー(56)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。NHKによると、このアナウンサーは先月末、局内の女性アナウンサーらとの不倫関係を指摘する週刊誌報道があった後、自殺未遂騒ぎを起こしていた。同局で報道内容を含めて事実関係を調査した結果、「視聴者の信頼を損ない、公共放送の職員としてあるまじき行為があったと判断した」(広報局)として、今回の処分を決めた。
 
 熊本市のスナック放火事件 容疑者と不倫の警視を減給処分 熊本県警
1999.11.17 西部夕刊

  今年八月、熊本市内のスナックで起きた放火事件で、熊本県警が、放火容疑で逮捕した女性経営者(31)と不倫関係にあった本部の捜査幹部(警視)(54)を「警察職員としての信用を失墜させた」として九月十六日付で減給処分にしていたことが、十七日わかった。
  放火事件は、八月二十九日午後十時ごろ、熊本市下通一のスナックで、女性経営者がトイレのタオルなどに火をつけ、店内の壁やソファなどを焦がした。
  県警監察課によると、事件後の熊本北署の調べで、女性経営者と県警幹部が昨年末から不倫関係だったことが判明。女性経営者は事件当時、夫との離婚問題などで悩んでいたらしく、逮捕後、熊本地検に送検されたが、精神鑑定の結果、「心神喪失」と判断され、不起訴処分になった。
 
 
「モテルで不倫」と恐喝 未遂容疑で2人逮捕 111人被害か/神奈川県警
1999.11.08 東京朝刊 

  ◆ナンバーで住所探る
 モテルの男性利用客に、「不倫現場を確認した」などと書いた脅迫文を送り付けて現金を脅し取ろうとしたとして、神奈川県警捜査一課などは七日、東京都八王子市鑓水、自称医療器具販売業o(59)と千葉県松戸市河原塚、タクシー運転手s(57)の両容疑者を恐喝未遂の疑いで逮捕した。二人は今年三月以降、東京、神奈川など一都五県の八百-九百人に脅迫文を送り、銀行口座に振り込むよう指示したと自供。計百十一人から総額約千百六十八万円が振り込まれた。
  調べでは、両容疑者は今年七月下旬から十月下旬までの間、神奈川県茅ヶ崎市の会社員(26)ら三人の自宅に「弊社は探偵社で某人物からの依頼で身辺調査をしたところ、女性との不倫を確認した」などの文書を送り、調査のもみ消しと引き換えに調査費用を立て替えるよう要求、それぞれ現金約十一万円を振り込ませて脅し取ろうとした疑い。
  両容疑者は東名高速などのインターチェンジ周辺のモテルで、車のナンバーをチェック。陸運事務所で所有者と住所を割り出し、無差別に脅迫文を送付していた。また、電話帳で選んだ他人の名前を使い、空き室になっている公団住宅を住所地とする虚偽の転入届を提出して国民健康保険証や住民票を入手。それらを使って他人名義の銀行口座を開設していた。同県警では、書類を偽造して住民票などを取得した件についても、公正証書原本不実記載などの疑いが強いとみている。

 
 37歳女性、不倫相手の妻をナイフで刺す 鹿沼署、殺人未遂容疑で逮捕=栃木
1999.08.10 東京朝刊

  鹿沼署は九日、高根沢町宝石台、私立大学司書・k容疑者(37)を殺人未遂の現行犯で逮捕した。
  調べによると、k容疑者は九日午後三時十五分ごろ、鹿沼市内の主婦(26)の自宅の玄関で、主婦の右わき腹付近をナイフで突き刺して三週間のけがを負わせた。近所の住民が110番通報し、駆け付けた同署員が取り押さえた。k容疑者は主婦の夫(39)と交際していたが、別れ話を持ち掛けられたことから、主婦を殺害しようと、バッグの中にナイフや出刃包丁を隠し持って主婦の自宅を訪れ、応対に出た主婦に対して、「殺してやる」などとどなりながら切りつけた。

 
 不倫の警部を停職6か月 香川県警「幹部としてふさわしくない」と懲戒処分
1999.06.11 大阪朝刊 

  香川県警の警部(52)が女性(48)と不倫を続けていた問題で、同県警は幹部警察官としてふさわしくない行為などとして十日付で警部を停職六か月の懲戒処分とした。
 
 ホステス殺人に松山地裁で無期判決 公判17回、h被告の心情は…=愛媛
1999.06.01 大阪朝刊 28頁 (全2,690字) 
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  ◆「心から笑える日はなかった」
  「逃亡中、心から笑える日はなかった」「もう疲れていた」--。h被告は、計十七回の公判で、十五年に渡る逃亡中に揺れ動いたその時、その時の心情を吐露した。
  第一回公判(97・10・27)
  (罪状認否の問いに)「強盗殺人容疑は認めるが、当時、金には困っておらず、計画性はなかった。金と通帳は取ったが、家具(持ち去り)はあとから思いついた」
  第七回公判(98・4・20)
  (初の被告人質問に)「お金に困っていたことは認めますが、人を殺してまで奪おうとは思っていませんでした」
  第八回公判(98・5・25)
  (午前中の終了間際に)「私はマスコミに書かれたように、面白おかしく逃げた女でもよかったんです。私に取材が来るのは仕方がありませんけど、親族とか、中でも母親が一番傷ついています。親族への取材はやめてほしいんです」
  (午後、弁護側の「逃亡した理由は」と聞かれ、十八歳の時に強盗容疑で拘置中に暴行されたことを告白)「もう刑務所には行きたくなかったんです」
  第九回公判(98・6・22)
  (被告人質問で、犯行後、青森県を目指したことについて)「恐山に行って、いたこにkちゃん(被害者・yさん)を呼んでほしかったんです。母親代わりの川之江の祖母も呼んでもらって、こんなことになったのをわびたいと思いました」
  (整形を尋ねられて)「逃げるためでも、美しくなるためでもありません。大洲に残した子供を連れに行こうと思って」
  (逃亡生活について)「情が移るのが嫌で、一か所には三-六月ほどしか滞在しなかった。心から笑える日はなく、もっと早く逮捕されてもよかった」
  第十二回公判(98・9・7)
  (検察側証人に立った被害者の弟が「死刑にしてほしい」と述べ、弁護人に心境を問われて)「同じ立場だったら当然同じように思っただろう。この気持ちを忘れずに持っていきたい」
  第十三回公判(98・9・24)
  (裁判長に逮捕時の心境を聞かれ)「通報されたことがわかった時、空を見ると、事件の時と同じ青い空だった。私は許されなかったんだと覚悟を決めた。逃走中、一番つらかったのはどこに行ってもよそ者扱いにされたこと。もう疲れていた」
  第十六回公判(98・12・3)
  (最終弁論で)「死ぬ勇気もない私に残された道は生きての償いしかなかった。これからが私の本当の償いの日々と思い、一生懸命努めてまいります」
                 ……………………………………
 《判決要旨》
  h被告に対する判決要旨の主な内容(関係者の実名などは削除)は次の通り。
  【犯罪の概要】
  尊い人命を奪った被告人の責任は重大。犯行の動機は、見栄を張りながら交際してきた愛人に対して、見栄のつじつまを合わせることにより、不倫関係を続けたいという、身勝手で自己中心的かつ短絡的なもので、同情の余地はなく、自分の欲望をみたしたいがためだけに、尊い人命に対して一顧だにしなかった被告人には酌量の余地はない。
  殺害態様は、一緒に飲酒しながら話をしていた被害者が激しく抵抗することが困難な状態に陥ったのを見て、確定的な殺意を持って、帯締めで窒息死させたというもので、凶悪かつ残忍極まりない。さらに、被害者が苦しんでいることを認識しながら、何のためらいもなく、力一杯首を絞め続けており、極めて冷酷。
  そして、被害者を殺した後、厳重にこん包したうえ、人目に付かない場所まで運び出し、山中まで運んで死体を埋めており、被害者の人間としての尊厳を著しく踏みにじっている。特に、ためらうことなく、自分の子供が乗っている車に死体を積み込んでおり、母親らしさ、人間らしさの片りんもみられない。
  また、被害者を殺した後、現金などを奪い取り、長時間、被害者方付近に留まり、家具や貴金属類などを奪い取っており、大胆不敵で、被害総額が高額であることも明らか。被害者の恋人に対し、家具などを運び出すのに必要な時間を計算したうえで、被害者が遠方の海水浴場で待っていることを告げたりして時間を稼いでおり、巧妙かつ狡猾(こうかつ)である。
  さらに、奪い取った家具などを被告人方に運び込むために、全く関係のない元夫らを巻き込んでいる。長年連れ添った妻や、親しく付き合っていた被告人から裏切られ、犯罪行為に巻き込まれた者の心情を考えると、余りにも身勝手で、自己中心的かつ無思慮である。
  【犯行の計画性】
  被告人が被告人方を借りたのも愛人と会ったりする拠点を確保するためで、元夫らに対する荷物を運ぶ依頼も、本件犯行とは何の関連もない。被告人が本件犯行のための道具の準備や死体遺棄の場所の検討をしていなかったこと、被害者が一人で在宅しているのを確かめたり、当初から被害者方に行くつもりで松山市に行ったとは認められない。
  事前に元夫らにその日の都合を聞いて、その承諾を得ていないこと、元夫が被告人から電話を受けたのが外出直前のことで、しかもレンタカー会社の営業終了時間の間際であったことなどからすれば、被告人が被害者を殺して家具などを奪い取る目的で、被害者方に行ったとまでは認められないのであって、検察官が主張するような本件犯行が綿密かつ周到な計画を立て、入念な準備を重ねて敢行された計画的なものであるとはいえない。
  【犯行後の情状】
  時効完成間際に公訴を提起されたという実情自体は、被告人にとって有利な事情とはなり得ないのであって、特にこのような事情が、被告人が「逃げ隠れている」ために生じた本件においては、なおさらである。
  公訴の時効制度の存在理由に、可罰性の減少という側面があるとすれば、逃走するに至った事情、逃亡中の被告人の生活状況からうかがわれる反省の念、被害感情や処罰感情の変化などを総合的に考慮することによって生じられるものというべきである。
  被告人が少年時代に警察官から厳しい取り調べを受けたことや、子供らのことを考えたことなどが任意に出頭しなかった大きな要因になっていたとは認められない。被告人がやむに止まれず、長期間、逃亡したような事情は認められないことから、被告人の逃亡は、非難されることはあっても、有利な事情とはなり得ない。
  本件は、報道されて人々に衝撃を与え、近隣社会に与えた不安も大きい。時が経過しても全く風化することなく、公訴時効の完成が迫るや懸賞金がかけられたりして、再び社会の注目を大きく集めたもので、社会に与えた影響は極めて大きい。
 
  HPにわいせつ画像 不倫研究の情報収集目的 容疑の35歳逮捕=神奈川
1999.05.22 東京朝刊

  不倫研究の情報収集のために、ホームページ上にわいせつ画像を掲載していたとして、県警生活経済課と川崎署は二十一日、相模原市千代田の建設会社役員で、パソコン教室を主宰するa容疑者(35)をわいせつ図画公然陳列の疑いで逮捕し、パソコン一台とわいせつ画像を収録したCD-ROM一枚などを押収した。a容疑者は、「わいせつ画像を掲載すればアクセスも増え、情報が多く集まると思った」などと供述しているという。
  調べによると、a容疑者は先月十九日ごろから今月十四日までの間、インターネット上に開設した「絵美莉~Dream~絵美莉がおくるアダルティーな夜に」というホームページに、画像処理ソフトを使えば簡単に取り外すことができるモザイクをかけたわいせつ画像八枚を掲載し、不特定多数に閲覧させた疑い。
  新井容疑者は二年ほど前から、別のタイトルのホームページを開設し、不倫の原因や動機、形態などのアンケート調査に協力するよう呼びかけたが、アクセスが少なく、思うように情報が集まらなかったという。
  このため、ホームページに無料で見ることができるわいせつ画像を掲載し、興味本位にアクセスしてきた相手に電子メールでアンケートを送れば、情報もたくさん集まると思い、実行したという。
 
 中国人ホステス殺し 元調理師に懲役14年 横浜地裁が判決=神奈川
1999.02.26 東京朝刊 

  横浜市磯子区で昨年二月、中国人ホステスのバラバラ死体が見つかった事件で、殺人と死体損壊などの罪に問われている中国籍で同市中区寿町の元調理師、r被告(36)に対する判決公判が二十五日、横浜地裁であり、仲宗根一郎裁判長は、「不倫関係を本国の妻にばらされることを恐れた短絡的かつ自己中心的な犯行で、情状酌量の余地はない」として、懲役十四年(求刑・懲役十六年)を言い渡した。
 
 警部を「不倫」で懲戒へ 異例厳罰、警察庁も当惑/香川県警
1999.02.06 東京夕刊 

  香川県警の警部(52)が、数年間にわたって女性(47)と親しく交際していたことが発覚し、県警が「若い警官を指導する立場としてふさわしくない」として近く懲戒処分する方針であることが、六日までに明らかになった。異例の厳しい処分で、警察庁も「不倫で懲戒処分は聞いたことがない」と当惑している。
  警部は同県西部の警察署の課長。妻子がいる。女性とは一九九四年ごろ、飲食店で知り合ったという。女性はその後、別の男性と結婚したが、最近になって警部との関係を県警監察課などに訴え、交際が明らかになった。警部も交際の事実を認めているという。
  同課は「警察官としての倫理を逸脱している。交際の経過や職務に支障がなかったのかなどを調べたうえで、懲戒審査会に諮って処分を決めたい」としている。
  社会評論家・室伏哲郎さんの話「交際が発覚したことは警官の士気低下につながる。秩序を維持していることを示すためにも当然処分を行うべきだ」
  岩井弘融・東洋大名誉教授(犯罪社会学)の話「確かに警察官は高い倫理観を求められるが、人間だからプライベートな面もある。不倫が職務に関連せず、単なる個人的な恋愛であれば、処分する必要はないのではないか」
 
 世に悩みのタネは尽きず… 相談番組が盛況 身近に打ち明ける人いない社会反映
1998.11.27 大阪夕刊

  人生相談を扱った番組が盛況だ。電話相談、スタジオトーク、ドキュメンタリーと形態は様々。深刻な悩みから、「聞いてもらいたかっただけ」という軽い気持ちの相談まである。     米田 浩子
  読売テレビの「ココロは十八歳未満」(月曜深夜0・50)は、桂文珍、西川きよしらが相談に応じる。「彼女が援助交際している」「だれの子供か分からない」など、性にまつわる内容の相談が多い。
  「真偽はチェックしており、すべて事実」と竹内伸治ディレクターはいう。「今の若者は、絶対的な価値観がないから、面白い方に走り、道を踏み外してから相談に来る」と分析する。
  多くが、回答者の“お説教”に反発せず、素直に聞き入っているという。「親や教師ら身近な大人と話す機会がなく、仲間うちでしゃべっていても話が広がらない。だれかに聞いてもらいたいという欲求を強く感じます」と竹内ディレクター。
  毎日放送系の「快傑熟女!心配ご無用」(火曜後7・00)の相談の中身は、不倫や夫の暴力など。野村沙知代、左幸子、奈美悦子ら七人が聞く。制作のTBSは「こういう番組に需要があるのは、核家族化が進み、近所の人との交流もなく、相談する人が身近にいないからでは」とみている。
  ◆ドキュメンタリー風映像で“見せる”
 匿名性の高い悩みの相談は本来、ラジオ向き。映像にはなりにくいが、最近、相談内容や解決までのプロセスをドキュメンタリー仕立てにして“見せる”手法が多く取り入れられている。
  商売に行き詰まった相談者をバックアップする「愛の貧乏脱出大作戦」(テレビ大阪、月曜後9・00)、生き別れの父娘再会などを実現する「嗚呼!バラ色の珍生!!」(読売テレビ、木曜後7・00)、「暴力夫と離婚すべきか」などの相談をもとに再現ドラマを構成する「目撃!ドキュン」(朝日放送、水曜後7・00)などがそうだ。
  息の長い番組もある。読売テレビ系の「おもいッきりテレビ」(月-金曜正午)の「ちょっと聞いてよ、おもいッきり生電話」は、司会のみのもんたらの辛らつな回答、パフォーマンスでひきつける。「生活笑百科」(NHK、土曜後0・15)は、難解な法律相談を“笑い”でくるむ。
  “相談”に名を借りたバラエティー番組もある。
  毎日放送の「ココリコ海上火災」(火曜深夜0・55)は、恋の悩みをココリコや2丁拳銃らがバックアップする。読売テレビの「恋のチューンネップ」(月曜深夜0・20)は、「告白したい」などの相談に乗るネプチューンの脱線ぶりを楽しむ内容。
  携帯電話の留守録に面白メッセージを入れてもらう「暴ロンブー」(毎日放送、水曜深夜0・55)でも、二割は悩み相談だという。
  悩みの“タネ”が尽きることは、当分なさそうだ。

 
 探偵装い不倫主婦恐喝 自供の男送検/北海道警帯広署
1998.11.27 東京夕刊 

  北海道警帯広署は二十七日までに、帯広市西一六南一、無職n容疑者(51)を恐喝の疑いで逮捕、釧路地検帯広支部に送検した。調べによると、n容疑者は、十勝地方に住む四十歳代の主婦が妻子のある男性と交際していることを知り、先月五日に主婦宅を訪問。「私は探偵です。依頼を受けて調査したが、奥さん不倫しているでしょう。家庭を崩壊させたくなければ取引しましょう」などと告げて、主婦から現金十五万円を脅し取った疑い。
  n容疑者は、調べに対し「ラブホテルから出てきた車を尾行して自宅を突き止め、カマをかけると数人は不倫を認めた」と手口を自供、「一九九六年暮れから、ほかに数十件、計百万円以上を恐喝した」と供述している。
 
 既婚女性の8割が不倫はイヤ 結婚情報サービス会社が阪神圏などでアンケート
1998.06.25 大阪朝刊 

  ◆でも生まれ変わったら、今の夫との結婚もイヤ 複雑な女性心理の表れ?
  「失楽園」願望はありません--。既婚女性の80%以上が「夫以外と恋愛したくない」と思っていることが、結婚情報サービス会社のアンケートでわかった。女性の不倫を描いた「失楽園」や「不機嫌な果実」がベストセラーになり、不倫ブームかと騒がれているが、現実は「夫を裏切りたくない」という妻がほとんど。でも70%近くが「生まれ変わったら、同じ相手と結婚したくない」と答えたのは、複雑な女心の表れ?
  調査したのは、結婚情報サービス会社「オーエムジー」(本社・大阪市北区)。今年3月、首都圏と阪神圏の20-59歳の既婚女性400人を対象にアンケートを行った。
  夫以外の男性との交際についての質問に対し、80・3%が「夫以外と恋愛したくない」と回答した。
  その理由(複数回答)のトップが「夫を裏切りたくない」(53・3%)で、次いで「面倒くさい」(43%)、「夫を愛しているから」(37・4%)だった。
  ちなみに、実際に夫以外と恋愛した経験のある女性も7・3%いた。そのうちの27・6%が現在もつきあっているという。
  一方、「現在、夫に恋愛感情を持っているか」の質問に対して、61・3%が「持っている」と回答。
  夫の自分に対する愛情も、75・5%が「愛されている」と感じていた。
  しかし、51・3%が「一度は離婚を考えた」といい、「生まれ変わっても今の夫と結婚したいか」との質問には、67・6%が「したくない」と答えた。
  同社のマーケティング本部では「『夫以外と恋愛したくない』『生まれ変わったら今の夫と結婚したくない』。どちらも本音だろうが、女性は現実と理想をしっかり見極めて生活している。“不倫ブーム”というのも、結局、男性側の気持ちが強いのでは」と分析している。

 
 浮気写真脅迫事件 女性2千人分名簿を1人15円で購入 y被告が供述/大阪
1998.02.12 大阪朝刊 

  ◆30-40歳女性の名簿 業者、データ抽出
  浮気の証拠写真を撮ったと現金を要求する脅迫文が主婦らに送りつけられた事件で、京都市西京区、無職y被告(30)(恐喝未遂罪で起訴)が大阪府警の調べに対し、「名簿業者から大阪の三十歳から四十歳までの女性二千人分の住所、氏名を一人十五円で買って投かんした」と供述していることが十一日、わかった。業者はコンピューターに入力した膨大な量の個人データから条件に合う人物を抽出、あて名シールにして販売しており、プライバシー情報が安易に売買される名簿業界の実態が浮かび上がっている。
  調べでは、y被告は大阪市内の業者に、この年代の女性を指定し、住所、氏名、郵便番号がワープロ打ちされたシールを購入。昨年秋、脅迫文の入った封筒に張って二千人全員に送りつけていた。
  同被告は以前、通信販売会社に勤務。ダイレクトメールの発送を担当し、名簿業者があて名シールを扱っていることを知っていた。
  調べに対し、「テレビのワイドショーで、不倫をネタに主婦が脅された事件を見て、名簿業者を利用すればできると思った」と供述。あて名シールや切手代などに約二十万円使ったが、結局、指定した銀行口座に現金を振り込んだ人は一人もいなかった。
  名簿販売業界によると、持ち込まれる個人データは大学、高校の同窓会名簿や倒産企業の顧客リストなど様々で、趣味や家族構成などが記載されているものも多い。一部の業者は、コンピューターで処理。年齢、性別に加え「賃貸住宅の入居者」「ペット愛好家」など購入者が求める条件ごとに分類、抽出するシステムを導入している。
  販売価格は購入者の条件によって一人分十五-六十円。業者側は購入者に対し、口頭などで身元や使用目的などを確認するだけで「実際にはノーチェック状態」(名簿業者)という。

 
 八尾市の妊婦刺傷事件 襲撃女性に懲役13年を求刑/大阪地裁
1998.01.26 大阪夕刊 

  妊娠八か月だった大阪府八尾市の女性がナイフで刺されて重傷を負い、胎児が死亡した事件で、殺人未遂罪に問われた元郵便局アルバイト、m被告(23)に対する論告求刑公判が二十六日、大阪地裁で開かれた。検察側は「不倫関係のもつれに端を発した短絡的犯行」と、懲役十三年を求刑。弁護側は最終弁論で「共謀も殺意もなかった」と無罪を主張した。判決は二月二十五日の予定。

 
 不倫をタネに佐賀の住職から500万円脅し取る 3人逮捕/大阪府警
1997.12.03 大阪朝刊 

  大阪府警捜査四課と大正署などは二日までに、不倫をタネに佐賀県内の住職(50)から現金五百万円を脅し取ったなどとして、熊本市若葉、雑誌編集者k容疑者(41)と兄の大阪府東大阪市西岩田、無職k容疑者(48)、知り合いの福岡県大川市鏡ヶ丘、会社員h容疑者(49)を恐喝などの疑いで逮捕した。
  調べでは、三人は先月二十一日、h容疑者の妻(故人)と交際していた佐賀県内の住職宅を訪れ、「女性関係をばらされたくなければ、金を出せ」と脅迫、その場で五百万円を脅し取ったほか、翌日、佐賀県内のホテルに呼び出し「hがお前を殺すといっているのを止めている。一億三千万円を用意しておけ」などと脅した疑い。
  k容疑者は企業向け月刊誌を発行する大阪市内の雑誌社に勤務していたが、今年四月から一時、帰省中。住職には「報道部次長」の名刺を見せ、「新聞や週刊誌の記事になってもいいのか」などと脅していたという。
 
 不倫相手の2児放火殺人 k被告、2審も無期/東京高裁判決
1997.10.02 東京夕刊 19頁 (全846字) 
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  東京都日野市内で、不倫相手の同僚男性(38)宅に放火し、幼児二人を焼死させたとして現住建造物放火と殺人の罪に問われた元会社員、k恵被告(31)の控訴審判決が二日、東京高裁であった。高木俊夫裁判長は「攻撃の目標を何の罪もない幼児に向け、近隣住民にも恐怖と不安を与えた。同僚男性の裏切りが被告の心情をいたく傷つけたことは容易に察することができるが、責任はまことに重大」と述べ、無期懲役とした一審・東京地裁八王子支部の判決を支持、k被告側の控訴を棄却した。
  判決によると、k被告は、この男性との間にできた子供を妊娠中絶したことについて、二人の関係を知った男性の妻(36)からなじられたことから、中絶した「子供のあだをとるため」、夫婦の子供を殺そうと決意した。k被告は一九九三年十二月、合いかぎを使って夫婦の留守宅に侵入し、ガソリンをまいて放火。四畳半の寝室に寝ていた男性の長女(当時六歳)と長男(同一歳)を焼死させた。
  控訴審で弁護側は、検察側が新たに証拠申請した火災の再現実験の結果などを根拠に、「四畳半にはガソリンをまいておらず、殺意はなかった」と主張した。
  また、男性がk被告に送った百十五通の電子メールなどを新たに証拠申請し、「被告と男性は疑似夫婦とも言える極めて親密な関係にあった。結婚をほのめかす男性を信じて妊娠中絶もした被告は、信頼を裏切られて心神耗弱の状態に陥っていた」として情状酌量を求めていた。
  この日の判決は、現場検証の際、四畳半の布団に揮発油性の強い臭気があったことなどから、四畳半へのガソリン散布を認定。周到な準備の後に犯行が行われたことなどを指摘し、善悪の判断能力はある程度低下していたが、著しい減退はなかったと判断した。
  幼児二人を殺害された男性と妻は、判決後、弁護士を通じ、「炎の中で苦しんで亡くなった子供たちのことを思うと今も無念です。事実認定の一部には不服がありますが、判決の結果は公正なものと受け止めています」とのコメントを出した。
 
  無言電話8000回で逮捕 56歳主婦、不倫相手の婚約者宅に/大阪・東住吉署
1996.12.27 東京夕刊

  大阪府警東住吉署は二十七日までに、大阪市住吉区の主婦(56)を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。不倫相手の男性が結婚することを知り、結婚相手の女性の実家に約一年三か月の間、約八千回の無言電話をかけていた。実家の仕事を妨害したうえ、この女性の両親が不眠症になるなど被害が出ていた。
  調べでは、主婦は昨年九月から今月二十四日にかけて、連日午前八時から午後十一時の間、多い日で八十回、延べ約八千回の無言電話を同市東住吉区の縫製業者(56)宅にかけ、業務を妨害した疑い。
  関係者の話から主婦が浮上、公衆電話で無言電話をしているところを署員が見つけた。
  主婦は数年前から、同市住之江区内の男性(36)と親密になったが、男性がこの業者の長女(29)と結婚するのを知った。「結婚を妨害すれば、男性との関係が続けられると思った」と犯行を認めているという。

 
 不倫された妻逆転敗訴 「女性に離婚におわせた」 賠償訴訟で最高裁判決
1996.06.18 東京夕刊 

  夫(39)に浮気をされた妻(30)が不倫相手の女性(46)に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第三小法廷(大野正男裁判長)は十八日、「将来、男性と結婚できると信じて交際を続けた女性に、男性の妻が賠償を求めるのは権利の乱用」と述べ、女性に損害賠償を命じた二審判決を破棄、女性側逆転勝訴の判決を言い渡した。
  一、二審判決によると、奈良県内のこの夫婦は八四年一月に結婚したが、夫は九〇年秋、行きつけの居酒屋の女性経営者と不倫関係になった。夫は、この女性に「妻も離婚を望んでいる。妻の籍を抜いて、きちんと入籍する」などと約束し、女性の肉親にも結婚のあいさつをした。しかし、離婚手続きは進まず、夫の不倫を知った妻が女性に五百万円の慰謝料を要求したが、拒否されたため提訴した。
  一審・奈良地裁葛城支部は妻の請求を退けたが、二審・大阪高裁は女性に百十万円の支払いを命じた。
  この日の判決は、妻が女性に対し「夫婦関係が冷めているとぐちをこぼし、近く離婚するつもりだと話した」点を挙げ、「女性は将来、その夫と結婚できると思った」と指摘した。
  さらに、女性が五百万円の慰謝料の請求を拒否すると、夫婦そろって五百万円を要求した事実も挙げ、「仮に妻が女性に損害賠償請求権を持っていても、これを行使することは信義に反し、権利の乱用として許されない」と結論づけた。
  最高裁は七九年三月、「不倫は、配偶者の権利を侵害し、不倫相手は、配偶者が受けた精神的苦痛を賠償する義務がある」と、原則的に不倫相手に賠償責任を課す姿勢を示したが、今年三月には、夫婦関係の破たんを条件に、不倫相手の賠償責任を否定する判決を言い渡している。
 
 夫婦関係破たんなら不倫相手の女性に賠償責任なし 最高裁が初判断
1996.03.26 東京夕刊

  夫に浮気をされた妻が不倫相手の女性を相手に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第三小法廷(可部恒雄裁判長)は二十六日、夫婦関係が破たんしている場合は不倫相手の女性に賠償責任はないとの判断を示し、妻の上告を棄却する判決を言い渡した。最高裁はこれまで、法律に基づく結婚を重視し、不倫相手に慰謝料の支払いを命じる判断が定着していたが、今回の判決は夫婦関係の現実に即した初めての判断となった。
  判決によると、埼玉県内のこの妻(56)は、一九六七年五月に結婚、二人の子供を産んだ。しかし、夫(55)の帰りが遅いことや、夫が取締役を務める会社の資金調達のために自宅を担保に入れようとしたことから、夫婦関係は次第に悪化。夫の帰宅時に妻が包丁をちらつかせたこともあり、夫婦は八七年五月から別居状態となった。
  このころ、夫は、スナックでアルバイトをしていた女性(36)と知り合い、同年秋から同棲(どうせい)を始めた。その後、女性が産んだ子供を夫は認知した。
  最高裁判決は夫婦の平和な生活を崩し、夫婦の利益を侵害するような不倫は不法行為に当たるが、破たんした夫婦関係は「法的に保護する利益と言えない」と述べ、こうした不倫相手は不法行為責任を負わないとした。今回のケースはこれに当てはまると認め、一、二審同様、訴えを退けた。
 
 不倫相手宅に放火、2児焼死 元女性会社員に無期判決/東京地裁八王子支部
1996.01.19 東京夕刊 
  不倫相手の同僚(36)宅に放火し幼児二人を焼死させたとして、現住建造物放火と殺人の罪に問われた日野市落川、元会社員、k被告(29)に対する判決公判が十九日午前、東京地裁八王子支部で開かれた。豊田健裁判長は「不倫の結果が破局に至ることが少なくないことは、十分考慮しなくてはならない。犯行は残虐冷酷で、結果も重大」として求刑通り無期懲役を言い渡した。
  判決によると、k被告は合いかぎを使い、一九九三年十二月十四日午前六時半ごろ、日野市の同僚方に侵入し、六畳居間などにガソリンをまき、ライターで放火。居室内部を全焼させ、四畳半寝室に寝ていた同僚の長女(当時六歳)と長男(同一歳)の二人を焼死させた。当時、同僚夫婦は不在だった。公判で、k被告は「当時、精神錯乱状態に陥っていた。幼児がいることを確認したわけでなく、二人が寝ていた四畳半にはガソリンをまいていない」と殺意を否認していた。
  判決理由で、豊田裁判長は「本件は死刑が当然考慮されるところ」としながら、同僚の道義的責任にも言及。「長期間の不倫を続けた上、破局を迎えたことは男性に重大な責任があり、非は被告の責任とは比べものにならないほど大きく、被告にとって斟(しん)酌(しゃく)すべき事情がある」などと述べた。
 
 「不倫ばらす」と200人に脅迫状 徳島大生がパソコン通信で名簿入手
1995.09.12 大阪朝刊 
  徳島大工学部の男子学生が、パソコン通信を使って手に入れた会員名簿を基に「不倫を知っている」と脅迫状を送って、現金を脅し取っていたことが分かり、徳島県警捜査二課と徳島東署は十一日、恐喝の疑いで再逮捕した。東京や大阪、長崎など十七都府県の会社経営者ら男性ばかり約二百人に送りつけており、自宅から郵便振込用紙二千枚も押収、県警は余罪を追及している。
  徳島市住吉二、同大学二年k被告(20)(別の詐欺容疑で起訴済み)。
  調べによると、k被告は入会している県内のパソコン通信ネットワーク(会員七百人)のホストコンピューターに自分のパソコンを接続。暗証番号を割り出して主催者だけが知っている会員の名前や住所、年齢を盗むなどして会社役員ら約二百人をリストアップした。
  四月から七月にかけて、「不純交際証拠物件(写真)を入手したので、十万円で購入されたい。交渉に応じなければ、証拠物件を家族に送付する」などと書いた脅迫文と、金額欄に十万円と印刷した郵便振込用紙を送り、うち高知市内の会社役員(70)ら五人から計五十万円を脅し取った疑い。
  k被告は事前に高知市内の郵便局から振込用紙を手に入れ、徳島中央郵便局に架空会社「アルフ情報センター」名義の口座も準備していた。
  k被告は、高校時代から友人ら約十人で、パソコン通信のネットワークも主催。先月十八日、東京都千代田区の通信販売業者に、代金を振り込んだと見せ掛ける振込受付書をファックスで送り、パソコン五台(約八十四万円相当)をだまし取ったとして、徳島県警に詐欺容疑で逮捕された。

 
 恐喝容疑で暴力団組長逮捕/福岡県警
1995.07.12 西部夕刊 
  福岡県警筑豊地区暴力団犯罪集中取締現地本部と田川署は十二日、同県大任町大行事、指定暴力団o系組長のy容疑者(37)を恐喝容疑で逮捕、共犯二人の逮捕状を取り行方を捜している。
  調べによると、y容疑者らは今年三月、顔見知りの郵便局員(46)が不倫を理由に、大任町の会社経営者(59)や若宮町の会社員(31)から二百万円を要求されていることを知り、三月十日、現金の受け渡し場所に指定された同県中間市内の河川敷で待ち伏せ、会社員を殴るけるした。さらに会社経営者方で、会社員と経営者に暴行して「警察に言うぞ」と脅し、同月十三日、銀行口座に五百万円を振り込ませた疑い。
 
 恐喝の元大府市議に有罪判決/名古屋地裁
1995.03.30 中部朝刊 
  一九八九年三月、元暴力団組長と共謀し、不倫をネタに大府市内の男性から現金四百万円を脅し取ったとして恐喝罪に問われた同市北崎町平地、元同市議i被告(68)に対する判決公判が二十九日、名古屋地裁で開かれ、岡村稔裁判長は「金欲しさの身勝手な犯行」として懲役二年、執行猶予四年(求刑・懲役二年六月)の判決を言い渡した。公判は九三年九月に結審したが、i被告が同年十一月の判決数日前に脳出血で入院したために延期。この日、弁護側は後遺症で訴訟能力がなく、判決が理解できないとして再鑑定を申請したが、岡村裁判長は申請を却下、判決を言い渡した。

 
 [人生案内]担当 河野貴代美(心理カウンセラー)近所から不倫疑われ(寄稿)
1992.09.13 大阪朝刊
  【問い】定年前のサラリーマンの妻です。
  近所から不倫を疑われて、悩んでいます。夫は昼夜交代勤務ですが、休日や夜勤で昼間家にいるとき、隣の主人が植木を切るふりをしてハシゴの上からのぞきます。百メートルほど離れた家の奥さんも、夫が昼過ぎに起きて居間の電気をつけると、様子をうかがい、まるで望遠鏡でのぞかれているようです。働いている長男や大学生の二男が帰ってきても、近所の人は別人だと思うようです。
  疑われている人とは話をしたこともなく、五か月ほど前、転勤したらしく、最近は顔も見ていません。夫は白髪なので「見ればわかるから」と言うのに、それと全く反対のことを言いふらされ、精神的にまいって薬を飲む毎日です。   (兵庫県・F子)
  【答え】薬を飲んでいる、とのことですが、どこで、どんな薬をもらっていらっしゃるのでしょうか。薬をもらうとき、医者にあなたの感じていることを正直におっしゃってる?
  精神的に、まいっていらっしゃるのはよくわかります。いくら理詰めで話しても、双方がスッキリしないことはたくさんあります。あなたのお気持ちを、どうおさめたらいいか、私にもあまりよい知恵はありません。だから、つらいときは薬に頼ってもいいと思います。
  ただ「思い過ごし」ということもあるでしょう。なるべく気持ちをゆったりと持って、あなたにやましさがないのですから、自信を持ってお暮らし下さい。あなたはあなた、人は人ですよね。
  それと、夫にも話して少し助けてもらうのもいかが。たぶん「思い過ごしだ」「ほっとけ」とおっしゃるでしょう。私も同意見です。ご自分で不信の泥沼に入り込み、自縄自縛にならないことを祈ります。

 
 福岡市内でも医師に脅迫状 13人が届け出 「80万円振り込め」
1992.02.29 西部朝刊 
  福岡市内の開業医あてに二月上旬、「異性に関する事実を知っている。公表されたくなければ八十万円振り込め」と書いたワープロ文字の脅迫状が大量に郵送されていることが二十八日、市医師会の調査でわかった。そのうち十三人の医師が福岡・中央、西署に届け出ており、両署は恐喝未遂容疑で捜査を始めた。同様の脅迫状は二月初め、鹿児島県内の開業医三十五人にも送られており、同一犯とみている。
  調べによると、福岡の開業医へのものは市内で投かんされており、消印は二月十日前後。ワープロで「振り込みがない場合は、不倫の事実を家族や関係各方面に暴露する」などとし、末尾に大阪市内の銀行支店の口座番号、名前が記されている。あて名もワープロ文字。
  昨年春にも今回と同じ銀行名と男の名前で、同様文の脅迫状が福岡市内や東京、大阪方面の開業医に送られている。今のところ実際に金を振り込んだとの被害の届けはない。

 
 開業医35人に脅迫状 口座記し現金要求 「異性関係公表する」/鹿児島
1992.02.20 西部夕刊 
  二月初めから鹿児島市を中心に開業医あてに「異性に関する事実を知っている。公表されたくなければ三日以内に八十万円を振り込め」とワープロ文字の脅迫状が相次いで郵送されていることが、二十日分かった。警察に届けた医師は三十五人に上っており、鹿児島県警捜査一課は恐喝未遂の疑いで捜査している。
  県警や県医師会によると、届け出た医師は鹿児島市内三十三人、同県伊集院町、高山町各一人。
  脅迫状の内容は「当方は、貴殿の異性に関する事実を知っている。この情報を一般に公表されたくなければ三日以内に左記の銀行へ八〇万円を振り込め。なお、当方は貴殿にこの文書だけで今回に限り要求するものであり、電話または直接交渉をすることは一切しない。したがって、振り込みがない場合には、不倫の事実を貴殿の家族および関係各方面へ暴露する」(原文のまま)。
  脅迫状の末尾には、大阪市にある都市銀行支店名と口座番号、男性の名前が記されている。
  脅迫状は、今月八日、福岡県内で投かんされたのがほとんどだが、一月末の分もある。県医師会は不特定多数に無差別に郵送しているとみて、十二日付で各郡、市医師会を通じて要求に応じないよう通知を出しており、金を振り込んだ医師はいないとみている。
  県警によると、今回と同じ銀行支店、口座番号、男性名義で、文面の内容もほぼ同じ脅迫状が昨年春、東京、大阪、福岡などでも出回った。鹿児島県警は各県警にも照会しているが、口座は男性名義で実際開設されているものの、実在する人物はいない。

 
 不倫交際、未婚の母に… 幼稚園教諭を配転 「信用失墜」と教委/福井・丸岡町
1991.12.13 東京朝刊 
  ◆父母らも強い批判
  福井県丸岡町立幼稚園の女性教諭(22)が妻子ある男性と交際、未婚の母となったことから、父母の間で「道徳的に許されない」「子供は預けられない」などと批判の声が上がり、同町教育委員会は十二日、この女性教諭を教育現場から外すことを決めた。十三日、本人に通告するが、同教委は地方公務員法三三条(信用失墜行為の禁止)違反での処分も検討しており、未婚の母に対する今回の措置は論議を呼びそうだ。
  町教委によると、女教諭は八月三十日、病気として休暇届を出し、同日、町内の産婦人科病院で女児を出産した。九月二日になって同病院の「腰痛症」などと記した診断書を幼稚園を通じて町教委に提出、同十六日まで休んだ。翌十七日からは平常通り勤務していたが、生まれた子は養子に出していた。
  その後、町民の間で「出産したらしい」とのうわさが広がり、町教委も事実を確認。女教諭と再三話し合い、「本人納得のもとで配置転換を決めた」という。
  診察した産婦人科医は「腰が痛いと訴えてきたが、すぐに妊娠とわかり、入院と同時に出産した。本人から『出産の事実は記載してほしくない』と申し出があり、書かなかったが、配慮が足らなかった点は認める」と話している。
  女教諭は短大を卒業して平成二年四月に採用。仕事熱心で、園児らからも慕われているという。
  町教委の多田良章教育長は「信じられないことだが、幼稚園関係者はだれも妊娠に気付いていなかった。不倫による出産は、教育者としてはあってはならないことだ」と困惑している。
  ◆信じられぬ措置
  意識的に結婚制度の中に入らない「非婚」の母で、大阪経済法科大講師の深江誠子さんの話「ヨーロッパやアメリカでは女性たちがいろんな生き方を模索し、実践している。ヨーロッパでは非婚の母がすでに二〇-三〇%なのに比べ、日本ではわずか〇・八-一%程度で、女性解放度は遅れている。しかし、夫婦別姓の法制化の運動も進み、少しずつではあるが非婚の母も増え、小学校では教壇に立つ女性も出てきている。それだけに、今回の措置は信じられないし、〈魔女狩り〉のようだ。夫婦という形さえ整っていれば許され、それにはまらない人を許さないというのはおかしい」
     ◇
 ◆時代遅れの処分
  俵萠子さんの話「公務員であれ民間人であれ、仕事上の問題があればこそ罰するべきで、私事上のことを理由に処分するというのは、時代遅れだ。教育者だからと格別なモラルを求めるというのも賛成できないし、そんなことをすると教育者をかえって偽善的なものにすると思う」
     ◇
 ◆教委は行き過ぎ
 評論家塩田丸男さんの話「自らの意思で子を産み未婚の母になったのなら、他人がとやかく言う問題ではない。米国はもちろん、日本でも都会だったら、まず父母からの文句は起きないだろう。だが、地域的なことを考えれば一概に今回の父母らを責められないし、女性教諭のふしだらが原因なら話は別。それにしても、教育委員会が処分するというのは多少行き過ぎではないか。私個人は全く気にしない」
 
 不倫脅迫状のk容疑者 嫁不足「候補の名簿送る」と農協組合長から詐取/滋賀
1991.04.05 大阪朝刊 
  開業医や銀行の支店長らに不倫話をでっちあげ、金をだまし取ろうとして滋賀県警に恐喝未遂で逮捕された愛知県豊橋市東光町、無職k容疑者(48)は、各地の農協組合長に「農村青年の嫁候補の名簿を送る」ともちかけ、金を詐取していたことが四日、滋賀、静岡両県警の合同捜査本部の調べでわかった。
  調べによると、k容疑者は今年二月から全国の単位農協組合長三千三百五十人に対し「農業後継者の嫁になりそうな適齢期の女性の名簿を送るから、代金(約三万円)を指定銀行口座に振り込んでほしい」との手紙を送り、うち四人から計十万円を手付金などの名目でだまし取っていた。
  不倫話による恐喝、同未遂事件は十六都府県の五千百五十件を確認したが、あて名書きを依頼したパート主婦らへの捜査から約一万件の恐喝、詐欺事件を計画していたとみている。
  同容疑者は二十一の銀行に三十六の口座を開設。恐喝した金が振り込まれた口座とは別の銀行支店のCD(現金自動支払機)で引き出し、脅迫した相手からの返事のためには五つの偽名を使い分けて私書箱を設け受け取るなどしていた。「金に困り、週刊誌で有名人のスキャンダルが出ていたのをヒントにした」と自供。
  大津地検はこの日、川口容疑者を恐喝未遂で起訴した。
 
 
不倫相手宅に放火、2児焼死 元女性会社員に無期判決/東京地裁八王子支部
1996.01.19 東京夕刊 

  不倫相手の同僚(36)宅に放火し幼児二人を焼死させたとして、現住建造物放火と殺人の罪に問われた日野市落川、元会社員、k恵被告(29)に対する判決公判が十九日午前、東京地裁八王子支部で開かれた。豊田健裁判長は「不倫の結果が破局に至ることが少なくないことは、十分考慮しなくてはならない。犯行は残虐冷酷で、結果も重大」として求刑通り無期懲役を言い渡した。

  判決によると、k被告は合いかぎを使い、一九九三年十二月十四日午前六時半ごろ、日野市の同僚方に侵入し、六畳居間などにガソリンをまき、ライターで放火。居室内部を全焼させ、四畳半寝室に寝ていた同僚の長女(当時六歳)と長男(同一歳)の二人を焼死させた。当時、同僚夫婦は不在だった。公判で、k被告は「当時、精神錯乱状態に陥っていた。幼児がいることを確認したわけでなく、二人が寝ていた四畳半にはガソリンをまいていない」と殺意を否認していた。

  判決理由で、豊田裁判長は「本件は死刑が当然考慮されるところ」としながら、同僚の道義的責任にも言及。「長期間の不倫を続けた上、破局を迎えたことは男性に重大な責任があり、非は被告の責任とは比べものにならないほど大きく、被告にとって斟(しん)酌(しゃく)すべき事情がある」などと述べた。

 
 「不倫ばらす」と200人に脅迫状 徳島大生がパソコン通信で名簿入手
1995.09.12 大阪朝刊 

  徳島大工学部の男子学生が、パソコン通信を使って手に入れた会員名簿を基に「不倫を知っている」と脅迫状を送って、現金を脅し取っていたことが分かり、徳島県警捜査二課と徳島東署は十一日、恐喝の疑いで再逮捕した。東京や大阪、長崎など十七都府県の会社経営者ら男性ばかり約二百人に送りつけており、自宅から郵便振込用紙二千枚も押収、県警は余罪を追及している。

  徳島市住吉二、同大学二年k被告(20)(別の詐欺容疑で起訴済み)。

  調べによると、k被告は入会している県内のパソコン通信ネットワーク(会員七百人)のホストコンピューターに自分のパソコンを接続。暗証番号を割り出して主催者だけが知っている会員の名前や住所、年齢を盗むなどして会社役員ら約二百人をリストアップした。

  四月から七月にかけて、「不純交際証拠物件(写真)を入手したので、十万円で購入されたい。交渉に応じなければ、証拠物件を家族に送付する」などと書いた脅迫文と、金額欄に十万円と印刷した郵便振込用紙を送り、うち高知市内の会社役員(70)ら五人から計五十万円を脅し取った疑い。

  k被告は事前に高知市内の郵便局から振込用紙を手に入れ、徳島中央郵便局に架空会社「アルフ情報センター」名義の口座も準備していた。

  k被告は、高校時代から友人ら約十人で、パソコン通信のネットワークも主催。先月十八日、東京都千代田区の通信販売業者に、代金を振り込んだと見せ掛ける振込受付書をファックスで送り、パソコン五台(約八十四万円相当)をだまし取ったとして、徳島県警に詐欺容疑で逮捕された。
 
 恐喝容疑で暴力団組長逮捕/福岡県警
1995.07.12 西部夕刊 

  福岡県警筑豊地区暴力団犯罪集中取締現地本部と田川署は十二日、同県大任町大行事、指定暴力団o会系組長のy容疑者(37)を恐喝容疑で逮捕、共犯二人の逮捕状を取り行方を捜している。

  調べによると、y容疑者らは今年三月、顔見知りの郵便局員(46)が不倫を理由に、大任町の会社経営者(59)や若宮町の会社員(31)から二百万円を要求されていることを知り、三月十日、現金の受け渡し場所に指定された同県中間市内の河川敷で待ち伏せ、会社員を殴るけるした。さらに会社経営者方で、会社員と経営者に暴行して「警察に言うぞ」と脅し、同月十三日、銀行口座に五百万円を振り込ませた疑い。

 
 恐喝の元大府市議に有罪判決/名古屋地裁
1995.03.30 中部朝刊 

  一九八九年三月、元暴力団組長と共謀し、不倫をネタに大府市内の男性から現金四百万円を脅し取ったとして恐喝罪に問われた同市北崎町平地、元同市議i被告(68)に対する判決公判が二十九日、名古屋地裁で開かれ、岡村稔裁判長は「金欲しさの身勝手な犯行」として懲役二年、執行猶予四年(求刑・懲役二年六月)の判決を言い渡した。公判は九三年九月に結審したが、池田i被告が同年十一月の判決数日前に脳出血で入院したために延期。この日、弁護側は後遺症で訴訟能力がなく、判決が理解できないとして再鑑定を申請したが、岡村裁判長は申請を却下、判決を言い渡した。
 
 [人生案内]担当 河野貴代美(心理カウンセラー)近所から不倫疑われ(寄稿)
1992.09.13 大阪朝刊

  【問い】定年前のサラリーマンの妻です。

  近所から不倫を疑われて、悩んでいます。夫は昼夜交代勤務ですが、休日や夜勤で昼間家にいるとき、隣の主人が植木を切るふりをしてハシゴの上からのぞきます。百メートルほど離れた家の奥さんも、夫が昼過ぎに起きて居間の電気をつけると、様子をうかがい、まるで望遠鏡でのぞかれているようです。働いている長男や大学生の二男が帰ってきても、近所の人は別人だと思うようです。

  疑われている人とは話をしたこともなく、五か月ほど前、転勤したらしく、最近は顔も見ていません。夫は白髪なので「見ればわかるから」と言うのに、それと全く反対のことを言いふらされ、精神的にまいって薬を飲む毎日です。   (兵庫県・F子)

  【答え】薬を飲んでいる、とのことですが、どこで、どんな薬をもらっていらっしゃるのでしょうか。薬をもらうとき、医者にあなたの感じていることを正直におっしゃってる?

  精神的に、まいっていらっしゃるのはよくわかります。いくら理詰めで話しても、双方がスッキリしないことはたくさんあります。あなたのお気持ちを、どうおさめたらいいか、私にもあまりよい知恵はありません。だから、つらいときは薬に頼ってもいいと思います。

  ただ「思い過ごし」ということもあるでしょう。なるべく気持ちをゆったりと持って、あなたにやましさがないのですから、自信を持ってお暮らし下さい。あなたはあなた、人は人ですよね。

  それと、夫にも話して少し助けてもらうのもいかが。たぶん「思い過ごしだ」「ほっとけ」とおっしゃるでしょう。私も同意見です。ご自分で不信の泥沼に入り込み、自縄自縛にならないことを祈ります。

 
 福岡市内でも医師に脅迫状 13人が届け出 「80万円振り込め」
1992.02.29 西部朝刊 

  福岡市内の開業医あてに二月上旬、「異性に関する事実を知っている。公表されたくなければ八十万円振り込め」と書いたワープロ文字の脅迫状が大量に郵送されていることが二十八日、市医師会の調査でわかった。そのうち十三人の医師が福岡・中央、西署に届け出ており、両署は恐喝未遂容疑で捜査を始めた。同様の脅迫状は二月初め、鹿児島県内の開業医三十五人にも送られており、同一犯とみている。

  調べによると、福岡の開業医へのものは市内で投かんされており、消印は二月十日前後。ワープロで「振り込みがない場合は、不倫の事実を家族や関係各方面に暴露する」などとし、末尾に大阪市内の銀行支店の口座番号、名前が記されている。あて名もワープロ文字。

  昨年春にも今回と同じ銀行名と男の名前で、同様文の脅迫状が福岡市内や東京、大阪方面の開業医に送られている。今のところ実際に金を振り込んだとの被害の届けはない。
 
 
開業医35人に脅迫状 口座記し現金要求 「異性関係公表する」/鹿児島
1992.02.20 西部夕刊 

  二月初めから鹿児島市を中心に開業医あてに「異性に関する事実を知っている。公表されたくなければ三日以内に八十万円を振り込め」とワープロ文字の脅迫状が相次いで郵送されていることが、二十日分かった。警察に届けた医師は三十五人に上っており、鹿児島県警捜査一課は恐喝未遂の疑いで捜査している。

  県警や県医師会によると、届け出た医師は鹿児島市内三十三人、同県伊集院町、高山町各一人。

  脅迫状の内容は「当方は、貴殿の異性に関する事実を知っている。この情報を一般に公表されたくなければ三日以内に左記の銀行へ八〇万円を振り込め。なお、当方は貴殿にこの文書だけで今回に限り要求するものであり、電話または直接交渉をすることは一切しない。したがって、振り込みがない場合には、不倫の事実を貴殿の家族および関係各方面へ暴露する」(原文のまま)。

  脅迫状の末尾には、大阪市にある都市銀行支店名と口座番号、男性の名前が記されている。

  脅迫状は、今月八日、福岡県内で投かんされたのがほとんどだが、一月末の分もある。県医師会は不特定多数に無差別に郵送しているとみて、十二日付で各郡、市医師会を通じて要求に応じないよう通知を出しており、金を振り込んだ医師はいないとみている。

  県警によると、今回と同じ銀行支店、口座番号、男性名義で、文面の内容もほぼ同じ脅迫状が昨年春、東京、大阪、福岡などでも出回った。鹿児島県警は各県警にも照会しているが、口座は男性名義で実際開設されているものの、実在する人物はいない。

 
 不倫交際、未婚の母に… 幼稚園教諭を配転 「信用失墜」と教委/福井・丸岡町
1991.12.13 東京朝刊 

  ◆父母らも強い批判

  福井県丸岡町立幼稚園の女性教諭(22)が妻子ある男性と交際、未婚の母となったことから、父母の間で「道徳的に許されない」「子供は預けられない」などと批判の声が上がり、同町教育委員会は十二日、この女性教諭を教育現場から外すことを決めた。十三日、本人に通告するが、同教委は地方公務員法三三条(信用失墜行為の禁止)違反での処分も検討しており、未婚の母に対する今回の措置は論議を呼びそうだ。

  町教委によると、女教諭は八月三十日、病気として休暇届を出し、同日、町内の産婦人科病院で女児を出産した。九月二日になって同病院の「腰痛症」などと記した診断書を幼稚園を通じて町教委に提出、同十六日まで休んだ。翌十七日からは平常通り勤務していたが、生まれた子は養子に出していた。

  その後、町民の間で「出産したらしい」とのうわさが広がり、町教委も事実を確認。女教諭と再三話し合い、「本人納得のもとで配置転換を決めた」という。

  診察した産婦人科医は「腰が痛いと訴えてきたが、すぐに妊娠とわかり、入院と同時に出産した。本人から『出産の事実は記載してほしくない』と申し出があり、書かなかったが、配慮が足らなかった点は認める」と話している。

  女教諭は短大を卒業して平成二年四月に採用。仕事熱心で、園児らからも慕われているという。

  町教委の多田良章教育長は「信じられないことだが、幼稚園関係者はだれも妊娠に気付いていなかった。不倫による出産は、教育者としてはあってはならないことだ」と困惑している。

  ◆信じられぬ措置

  意識的に結婚制度の中に入らない「非婚」の母で、大阪経済法科大講師の深江誠子さんの話「ヨーロッパやアメリカでは女性たちがいろんな生き方を模索し、実践している。ヨーロッパでは非婚の母がすでに二〇-三〇%なのに比べ、日本ではわずか〇・八-一%程度で、女性解放度は遅れている。しかし、夫婦別姓の法制化の運動も進み、少しずつではあるが非婚の母も増え、小学校では教壇に立つ女性も出てきている。それだけに、今回の措置は信じられないし、〈魔女狩り〉のようだ。夫婦という形さえ整っていれば許され、それにはまらない人を許さないというのはおかしい」

     ◇

 ◆時代遅れの処分

  俵萠子さんの話「公務員であれ民間人であれ、仕事上の問題があればこそ罰するべきで、私事上のことを理由に処分するというのは、時代遅れだ。教育者だからと格別なモラルを求めるというのも賛成できないし、そんなことをすると教育者をかえって偽善的なものにすると思う」

     ◇

 ◆教委は行き過ぎ

 評論家塩田丸男さんの話「自らの意思で子を産み未婚の母になったのなら、他人がとやかく言う問題ではない。米国はもちろん、日本でも都会だったら、まず父母からの文句は起きないだろう。だが、地域的なことを考えれば一概に今回の父母らを責められないし、女性教諭のふしだらが原因なら話は別。それにしても、教育委員会が処分するというのは多少行き過ぎではないか。私個人は全く気にしない」

 
 不倫脅迫状の川口容疑者 嫁不足「候補の名簿送る」と農協組合長から詐取/滋賀
1991.04.05 大阪朝刊 

  開業医や銀行の支店長らに不倫話をでっちあげ、金をだまし取ろうとして滋賀県警に恐喝未遂で逮捕された愛知県豊橋市東光町、無職k容疑者(48)は、各地の農協組合長に「農村青年の嫁候補の名簿を送る」ともちかけ、金を詐取していたことが四日、滋賀、静岡両県警の合同捜査本部の調べでわかった。

  調べによると、k容疑者は今年二月から全国の単位農協組合長三千三百五十人に対し「農業後継者の嫁になりそうな適齢期の女性の名簿を送るから、代金(約三万円)を指定銀行口座に振り込んでほしい」との手紙を送り、うち四人から計十万円を手付金などの名目でだまし取っていた。

  不倫話による恐喝、同未遂事件は十六都府県の五千百五十件を確認したが、あて名書きを依頼したパート主婦らへの捜査から約一万件の恐喝、詐欺事件を計画していたとみている。

  同容疑者は二十一の銀行に三十六の口座を開設。恐喝した金が振り込まれた口座とは別の銀行支店のCD(現金自動支払機)で引き出し、脅迫した相手からの返事のためには五つの偽名を使い分けて私書箱を設け受け取るなどしていた。「金に困り、週刊誌で有名人のスキャンダルが出ていたのをヒントにした」と自供。

  大津地検はこの日、k容疑者を恐喝未遂で起訴した。
 夫ある身に交際強要4年 セクハラで上司訴え/名古屋の共働き夫婦
1991.04.04 中部朝刊 

  ◆慰謝料660万求める

 「仕事を続けたいなら、仲良くしろ」などと上司から交際を強要され、性的嫌がらせを受けたとして、名古屋市内の団体職員A子さん(31)と夫(33)の二人が三日までに、上司を相手取り、慰謝料など六百六十万円を求める訴訟を名古屋地裁に起こした。セクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)をめぐっては、職場の問題でもあることから、大半は女性が泣き寝入りしているのが実態。福岡と奈良で係争中の例があるだけで、訴訟にまで至るケースは、極めて異例という。

  訴えによるとA子さんは、十年ほど前に名古屋市内の財団法人に就職。間もなく結婚したが、仕事は続けていた。上司からの誘いが始まったのは、昭和六十一年ごろから。上司がA子さんを昼食に誘った後、交際を強要した。

  その後も、A子さんのいる更衣室に来て、「仲良くできないなら、退職しろ」とどなりつけるなどの嫌がらせが、四年間にわたって続いた。

  この上司は、四十代の係長クラスで職場の実権を握っており、反発しにくいうえ、夫婦で直前に購入した住宅ローンの返済のためには、退職もできず、我慢していたという。

  A子さんは弁護士を通じ示談を求めたが、上司が拒否したため、「このままでは、こちらが屈服したことになる。泣き寝入りはしない」と訴訟に踏み切った。

  これに対して上司側の弁護士は「セクハラではなく、双方合意のうえでの不倫事件。地位を利用して関係を迫ったことはない」と全面的に争う構えだ。
 
 不倫脅迫状手当たり次第2000通 身に覚え?20人が送金 滋賀で無職男逮捕
1991.03.26 大阪夕刊 

  週刊誌記者や興信所を名乗り、電話帳などで当てずっぽうに選んだ全国各地の医師や銀行支店長相手に、不倫話をでっちあげて金を脅し取ろうとしていた男が滋賀県警に恐喝未遂の疑いで捕まり、その後の調べで約二十人から五百万円が送金されていたことが、二十六日までにわかった。

  愛知県豊橋市東光町、無職k容疑者(48)=送検済み。

  調べでは、k容疑者は一月十四日、滋賀県内の銀行支店長(50)に「不倫の交際を公にしないかわり、録音テープと書類を二百万円で買え」と脅迫文を送りつけ、支店長からの届け出で今月十四日に逮捕された。

  その後の調べで、実際に送金していたのは近畿、東海地方などの医師、税理士、生命保険会社の支店長、医師の妻、農協組合長らと判明。四十-五十歳代の被害者が、偽名を使うなどして、一人二十万-三十万円を指定された銀行口座に振り込んでいた。

  自供によると、k容疑者は昭和六十二年から、全国から集めた職業別、五十音別の電話帳六十二冊と、農協名鑑を使って、約二千通の脅迫状を送りつけていた。

  k容疑者は「相手も偽名で振り込んでくるので、だれからかわからなかった。入金された分を使い切ると、次の相手に脅迫文を送りつけていた」と話している。県警では「どこまで被害が増えるか見当もつかない」と不倫の多さに驚いている。

 
 「不倫を公表」と恐喝400件 48歳の男を逮捕
1991.03.15 東京朝刊 

  「不倫をばらす」などと、開業医や県幹部を脅して金を指定口座に振り込ませる手口の恐喝事件が全国各地で続発、警察庁は参考通報十八号事件に指定していたが、静岡県警新居署は十四日、愛知県豊橋市生まれ、住所不定、自称・材木業k容疑者(48)を同夜、恐喝未遂の疑いで逮捕した。

  同署の調べによると、k容疑者の直接の逮捕容疑は今月九日、滋賀県高島郡の開業医の妻(64)に「異性交際のスキャンダルを調査した」との手紙を送りつけて二百万円を要求、内金として五十万円を愛媛銀行新大阪支店の口座に振り込ませようとした疑い。

  k容疑者は関東、近畿、東北、四国各県で未遂も含め四百件の犯行を自供しており、被害総額はわかっているだけで一億数千万円にのぼるとみられる。
 
 不倫の果て・・・男性刺殺し女性は自殺/兵庫・尼崎市
1991.02.06 大阪朝刊 

  五日午後六時五十分ごろ、兵庫県尼崎市塚口本町一の一五、塚口ハイツ三〇二号、gさん(27)から市消防局に「救急車をよこして欲しい」と一一九番があった。消防局員が駆けつけたところ、六畳居間でgさんと、知人の同県川西市花屋敷、会社員Aさん(33)が血だらけになって倒れ、血のついた文化包丁が落ちていた。

  二人は近くの病院に運ばれたが、Aさんは腹部を刺されており、約一時間後に出血多量で死亡、gさんも六日未明、死んだ。

  コタツの上に「兄ちゃんを殺した。私も死ぬ」などと書いたメモがあり、同署はgさんがAさんを刺した後、自殺を図ったものとみている。メモには妻子があるAさんとの男女関係のもつれをうかがわせる内容が書いてあるという。コタツの上にケーキの食べ残しとシャンパンの空き瓶が置いてあった。この日は後藤さんの誕生日で、二人で祝っていたらしい。

 
 [六法善処](51)うわさ被害 事実でも賠償の対象(連載)
1989.01.26 家庭経済 

  ◆名誉棄損や侮辱罪で告訴も◆

 生命保険の外交員である石川律子さん(36)(仮名)は、ある日、上司から一通の投書を見せられ、仰天した。「石川さんには盗癖があり、警察も万引き常習者としてマークしている」との内容だったからだ。また、職場にも女性の声で同じような電話がたびだびかかってきた。

  うわさは職場全体にひろまった。その結果、石川さんは会社にいづらくなり、退職せざるをえなかった。

  盗癖があるというのはもちろん事実無根。それだけに怒りが収まらず、手紙の文字の癖や電話口でのしゃべり方を調べたところ、以前に口論をしてやめた同僚が“発信源”とわかった。

  業を煮やした石川さんは内容証明郵便で抗議したが、改善されなかったため、名誉が損なわれたとして、民法七〇九条(不法行為)に基づき、慰謝料百万円を請求する裁判をおこした。

  同条にいう不法行為とは、「故意または過失によって他人の権利を侵害した」ということである。その不法行為による損害は精神的な苦痛であっても賠償の対象になる(民法七一〇条)。

  石川さんの例では、故意にうわさを流されたことで、名誉が損なわれ、会社を辞めたことも含め、大きな精神的打撃を受けた。うわさと精神的苦痛の間には明白な因果関係がある。

  結論を先にいうと、石川さんは、双方の弁護士や裁判所の意見を聞いた結果、慰謝料二十五万円と謝罪文を書いてもらうとの条件で和解した。

  裁判は、かなり時間がかかる。また、慰謝料は要求にほど遠いが、仙台地裁で出た同様事件の判決(昭和五十九年八月二十四日)の慰謝料を参考にすれば、やむをえないと考え、和解したのだった。

  同地裁の判決というのは、「あの人は盗みの癖があるから注意したほうがよい」などと、他人のうわさを流した主婦三人に対し、それぞれ二十万円(請求は各百万円)の慰謝料支払いを命じたものだ。判決は、「うわさを流した期間は半年以上にもおよび、陰湿で執拗(しつよう)、お茶飲み話の域を超えた誹謗(ひぼう)中傷だ」と断じている。

  石川さんの場合は、うそのうわさだったが、事実のうわさでも名誉棄損になることがある。うわさの本人にとって、公開されれば、精神的苦痛を感じ、社会的にも評価を下げることがあるからだ。

  一方、うわさが、社会的評価には影響がなく、単に個人のプライドを傷つけたにとどまる場合には、名誉棄損にはならない。しかし、だれからみても「世間に知られたくない、知られると精神的苦痛をおぼえる」と認められる場合には、名誉棄損にはあたらなくても、いわゆる、プライバシーの侵害となり、やはり、慰謝料を請求できる。

  このほか、うわさに対しては、民事的な責任追及だけではなく、刑法上の名誉棄損(刑法二三〇条)や侮辱罪(同二三一条)で訴えることも可能だ。ただ、警察の捜査や裁判の過程で、ある程度プライバシーを明かすことも覚悟しなければならない。

  また、うわさは、その出どころを突き止めるのはたやすくない場合が多い。出どころがわかっても一度流されたものを消すのには、大変な努力がいる。内容が事実なら、それもつらい。不本意な、まして、あらぬうわさは、たてられないにこしたことはない。

  ◆裁判では秘密を話す必要も◆

 ◇東京弁護士会 永井 義人弁護士

  「振り上げたこぶしのおさめ所がない」、名誉棄損に対する損害賠償請求ではよくこんなことがあります。不倫や浮気のような男女関係のうわさによって、社会的信用がなくなったとして慰謝料を求めて争おうとすると、知られたくない事実をのべる必要もあり、かえってつらい思いを味わう場合もでてきます。

  こうしたわりに、アメリカなどと比べても、慰謝料の水準は低いものです。そのため、当初は怒ってみても結局ほどほどのところで妥協、あるいは泣き寝入りが多いのが現実ということを忘れないでください。

 
 不倫の相手にフラれ… ゆきずり殺人だった 吉田自供/札幌のラブホテル殺人
1988.11.07 東京朝刊 

  札幌市のラブホテル殺人事件で、北海道警札幌南署の捜査本部に逮捕された無職y(24)は、六日の調べで、かつての恋人の殺害計画が未遂に終わった末の“ゆきずり殺人”であることを自供。本部は同日、yを殺人の疑いで札幌地検に身柄送検した。

  自供によると、yは専門学校生だった十八歳の時に北海道大学医学部の学生と知り合い、四年間ほど親しく交際していた。一方的に交際を断られたことから、断ちがたい思いが次第に憎しみに変わっていった。ついには殺そうと思い、昨年五月二十七日夕、同市内のスーパーでナイフを買い、この男性を電話で呼び出そうとした。

  しかし、断られたため、気晴らしに以前、何度か利用したことのある薄野のテレホンクラブに電話し、たまたま出た被害者の会社員sさん(当時二十七歳)と初対面のまま二十八日未明に薄野のラブホテルに同宿。変態的な行為を要求され、カッとなって持っていたナイフで刺し殺したという。

  凶器のナイフは、犯行後に薄野の地下街のゴミ箱に捨てたと自供している。

  yはこの犯行当時、新婚三か月だったが、犯行後の昨年十月に離婚している。

  yはふだんはおとなしいが、激高しやすい性格といい、sさん殺害について「当初は殺す気はなかった」と供述している。

  捜査本部では、sさん殺害の裏付けを固め次第、第二の殺人の疑いが持たれているyのアパート自室で起きた友達の主婦hさん(27)のガス中毒死についても、本格的に追及する方針だ。

 
 不倫?清算“死のパンチ” 妻の男友達に「殴らせろ」
1988.09.19 東京夕刊

  十九日午前零時半ごろ、横浜市旭区上川井町の空き地で、同所二〇五の一、かわら職人yさん(41)が同所一六〇、外装工事業k(35)に殴られ転倒、近くの病院に運ばれたが、まもなく死亡した。kの知人の届け出で旭署員が搬送先の病院に駆け付けたところ、付き添っていたkが「自分が殴った」と認めたため、同署は岸を傷害致死の疑いで緊急逮捕した。

  調べに対しkは「自分の妻との交際問題についてyさんと話し合った後、『和解のため一発殴らせろ』と了解を得て顔を殴ったら倒れてしまった」と自供しており、同署でさらに詳しい動機と、yさんの死因を調べている。二人は十八日夜から同市緑区内の飲食店で酒を飲んで話し合い、帰宅途中だったという。
 
 不倫の果て保険金1億円かけ夫焼殺 妻と愛人逮捕 密会見つかり/千葉・大原
1988.03.09 東京夕刊 

  千葉県大原町で先月十八日、浄化槽保守会社「東栄コントロール」専務のaさん(39)(同町深堀三六の二)が、同社事務所で頭を殴られたうえ、焼き殺された事件があり、大原署捜査本部は、九日午前一時すぎ、yさんの妻y(40)と、洋子の中学時代の同級生で愛人の同町七九六六の二、笠江塗装工業社長k(40)の二人を殺人と現住建造物放火の疑いで逮捕した。

  調べによると、yとkは先月十八日午後、同県一宮町のモテルから一緒に出てきたところをyさんに見つかった。yさんは、同日夕、kを事務所に呼び、三人で話し合いをしたが、言い争いとなり、yとkはyさんの頭を殴り、動けなくなったところに灯油をかけてyさんを焼き殺したうえ、事務所を燃やした疑い。

  その後、yは、いったん自宅に戻り、再び燃えている事務所に駆けつけて「中にヤッちゃん(yさん)がいる」などと泣き叫び、気を失って消防隊員に介抱されていた。

  同本部の調べに対してyは、事件当夜の行動について、夕方から事務所でyさんにコンピューターの使い方を教わり、午後十時四十分ごろ、yさんを残して一人で自宅に戻り、小学四年の二男(10)と町内のコンビニエンスストアに理科の教材の乾電池を買いに行ったと供述していた。事件から三日後に行われた告別式にも何くわぬ顔で参列していた。ふだんの暮らしぶりは派手で、夫以外の男性と交際しているとのうわさが絶えなかった。

  yとkは、同町立大原中の同級生で、昨年六月、同窓会で顔を合わせてから親しく交際するようになったという。二人は犯行の一部を自供しているが、供述にあいまいな点もあり、同本部でさらに追及している。yさんにはyを受取人とする事故死亡時約一億円の生命保険がかけられていた。

 
 勤務中に不倫 広島市の職員を停職=広島
2004.03.04 大阪朝刊 

 広島市は三日、勤務中に職場を離れ、交際していた既婚女性と会っていた中区役所の男性職員(45)を、四日から十日間の停職処分にした。昨年十月、女性をバイクに乗せて市内を走っているのを女性の夫が見つけて発覚した。市によると、男性職員は勤務時間中に七回、「外勤に出る」などと言って外出し、市内で女性と会った。
 
 「不倫の証拠写真送る」で金要求 芦屋署に相談61件=兵阪神
2004.02.19 大阪朝刊 

 「あなたはなぜ、ほかの女性と不適切な関係をもってしまったのですか? 証拠の写真を持っています」--。そんな脅し文句で現金を振り込むよう要求する手紙が、芦屋市内の男性宅に相次いで送りつけられていることが十八日、わかった。芦屋署には、この日までに市民から六十一件の相談があった。同署は恐喝未遂容疑で捜査するとともに、「一切相手にせず、警察に届けてほしい」と注意を呼びかけている。

 同署によると、手紙はいずれもワープロで「二日以内に三十五万円以上を振り込んでください。振り込みを確認次第、ネガは郵送します」などと書かれている。差出人は同じ男の名前で、別の男名義で設けられた京都市内の金融機関の口座を振込先に指定。「振り込みが無い場合、奥様やご近所様に証拠写真を見てもらうこととなるでしょう」と締めくくっている。

 文書は茶封筒に入れられ、あて名は手書き。消印は十六日で、西宮、尼崎、大阪、神戸などの各市の郵便局から投かんされていた。

 同署への相談は、六十歳代以上の市民が多く、すでに死亡した人にあてた手紙もあったという。同署は、同一の人物かグループが紳士録などを基に手当たり次第に送付したとみている。

 夫に手紙が届き、同署に届けた主婦(70)は「オレオレ詐欺が騒ぎになっているので、すぐにピンときた。ほかにもたくさん相談があると聞いて驚いた」と話していた。
 
 
不倫聞き出し女性恐喝 容疑の男逮捕、余罪追及 府警、五条署など=京都
2004.02.06 大阪朝刊

 大手企業の支店に本社の部長を装って電話をし、応対した女性から話術巧みに不倫関係があることを聞き出し、相手の妻に対する示談金名目で金を脅し取ったとして、府警捜査一課と五条署などは五日、大阪府能勢町山辺、建設設備会社アルバイトa容疑者(45)を恐喝の疑いで逮捕した。a容疑者は約三年前から同様の手口で京都、大阪、高知など八府県の二十-四十代の女性約三十人から計約千万円以上を脅し取ったとみられ、裏付けを急いでいる。

 調べでは、a容疑者は今年一月十四日午前、兵庫県姫路市内の会社支店に電話をし、応対した女性(28)に「本社の部長だ。不倫のうわさを耳にした。相手の奥さんが怒っていて、携帯電話をほしいと言っている」などと持ちかけ、女性が応じると、同日夕、携帯電話と数十万円入金済みの預金口座を同県宝塚市内に持ってこさせ、手に入れた疑い。
 
 歯科医に脅迫文送る 横浜の作業員容疑者を逮捕=神奈川
2004.02.06 東京朝刊 

 港南署は四日、横浜市保土ヶ谷区常盤台、土木作業員w容疑者(56)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。

 調べによると、w容疑者は昨年十二月から今年一月にかけて計三回にわたり、同市港南区の男性歯科医(51)方に「不倫現場の写真を持っている。百万円振り込まなければ爆弾入りの小包を届ける」などと書いた脅迫文を郵送し、現金を脅し取ろうとした疑い。男性が同署に届け出て発覚した。

w容疑者は「医者を脅して金を取ったという話を新聞で読み、いつか自分もやろうと思っていた。歯科医なら金を持っていると思い、電話帳で調べた」と供述しており、このほか十人の歯科医に脅迫文を送ったとしている。w容疑者は、パチンコなどで消費者金融に八十万円以上の借金があったという。
 
 「出会い系」利用者脅した容疑者を起訴 地検尼崎支部=兵阪神
2004.01.31 大阪朝刊 

インターネットの出会い系サイトの登録者らに、不倫を公表するなどというメールを送りつけ、現金を脅し取ったとして、地検尼崎支部は30日、住所不定、無職o被告(51)(詐欺罪で起訴)を恐喝罪で起訴した。

 起訴状などによると、o被告は昨年7月29日、京都府内の男性に対して、「妻の携帯電話などを調べたら、あんたとのメールでのやり取りが出てきた。妻を問いつめると、あんたとの不倫を認めた」とした上で、「自宅と職場へ確認に行く。慰謝料など32万円を請求する」などの脅し文句と、振込先の口座番号などを記したメールを送信し、男性から32万円を脅し取った。

 
 「不倫ばらす」と1000人にメール 恐喝容疑で男を逮捕/兵庫・西宮署
2004.01.10 大阪朝刊

◆出会い系登録者ら狙う

 インターネットの出会い系サイトの登録者ら約千人に、不倫を公表するなどというメールを送りつけて、男性一人から三十二万円を脅し取ったとして、兵庫県警西宮署は九日、住所不定、無職o被告(51)(別の詐欺罪で起訴)を恐喝の疑いで逮捕した。メールで指定した口座には約十人から各三十二万円が振り込まれており、同署は同じ手口で恐喝した疑いもあるとみて追及する。

 調べでは、o被告は昨年七月二十九日、「不倫の慰謝料として三十二万円を要求する。応じない時は、自宅等に公表する」などの文句と口座番号を記したメールを送信、京都府内の特殊法人職員(61)から三十二万円を脅し取った疑い。

 同署が、同じようなメールを受けた西宮市の男性から相談を受け、口座番号を調べたところo被告の知人の口座と判明、o被告が利用していたことがわかった。o被告は、出会い系サイトを閲覧するなどして約千人分のメールアドレスを入手。インターネットカフェから送信したという。

 
 出会い系登録者に慰謝料要求メール 恐喝容疑で男性逮捕/兵庫・西宮署
2004.01.10 東京朝刊 

インターネットの出会い系サイトの登録者ら約千人に、不倫を公表するというメールを送りつけて、男性一人から三十二万円を脅し取ったとして、兵庫県警西宮署は九日、住所不定、無職o被告(51)(別の詐欺罪で起訴)を恐喝の疑いで逮捕した。指定した口座には約十人から各三十二万円が振り込まれており、同署は同じ手口で恐喝した疑いもあるとみて追及する。

 調べによると、o被告は昨年七月、「不倫の慰謝料として三十二万円を要求する。応じない時は、自宅、職場等に事実を公表する」などの脅し文句と口座番号を記したメールを送信し、京都府内の特殊法人職員(61)から三十二万円を脅し取った疑い。

o被告は、出会い系サイトを閲覧するなどして、約千人のメールアドレスを入手。身元を隠すため、インターネットカフェから送信したという。
 
 不倫で5人恐喝 容疑で被告を追送検 県警と八日市、日野署=滋賀
2003.11.20 大阪朝刊 

 「不倫関係を家族にばらす」という脅迫文を送り、五人から計三百九十万円を脅し取ったとして、県警暴力団対策課と八日市、日野両署は十九日、恐喝容疑で逮捕した八日市市瓜生津町、暴力団幹部h被告(56)(同罪で起訴)を、恐喝や組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで追送検した。

 調べでは、五月二十九日-九月十八日、八日市市の男性(64)や蒲生郡の女性(60)ら男女計五人に対し、「関係を家族に知られたくなければ金を振り込め」などという内容の脅迫文や、相手と一緒にいるところを撮影した写真などを郵送、指定した口座に五万-二百万円(計三百九十万円)を振り込ませた疑い。

h被告は「思ったより簡単に金が取れた。警察に被害を届けないだろうと思った」などと供述しているという。h被告は、蒲生郡内の女性(38)に八月、同様の脅迫文を送り、十五万円を振り込ませたとして九月二十日に逮捕された。

 
 ネットで不倫募集 「登録料」詐取容疑で男を送検/福岡県警
2003.11.07 西部夕刊 

インターネットの出会い系サイトの会員登録費名目に金をだまし取ったとして、福岡県警は七日、同県志摩町初、無職h被告(38)(詐欺罪などで起訴)を詐欺などの疑いで福岡地検に追送検した。

 調べによると、h被告は昨年十月、出会い系サイトの掲示板に架空の女性名で「不倫したい」と記入。電子メールを送ってきた鹿児島、広島両県内の男性九人に「会うには会員登録料が必要」と説明し、預金口座に計十六万二百円を振り込ませた疑い。

 県警は、h被告が、同じ手口で大分県内の男性から一万七千八百円をだまし取ったとして逮捕、余罪を追及していた。預金口座には二十四都道府県の男性百二十七人から計約二百二十六万円の入金があったという。
 
 暴力団組員装い80万円脅し取る トラック運転手を逮捕 札幌東署=北海道
2003.10.23 東京朝刊 

 札幌東署は二十一日、札幌市東区北二四東一四、トラック運転手s容疑者(32)を恐喝と同未遂の疑いで逮捕した。

 調べによると、s容疑者は、同市厚別区の会社員(23)と江別市の会社員(24)が、知人の女性二人とそれぞれ不倫関係になっていることを聞きつけ、二月下旬から九月下旬までの間、暴力団組員を装って脅迫。二人から数回に分け、総額八十数万円を脅し取った疑い。さらに脅し取ろうとしたが、二人が同署に届け出たため未遂に終わった。
 
 不倫相手との豪遊資金詐取 50歳女性に実刑 地裁沼津支部判決=静岡
2003.06.03 東京朝刊 

 会社社長だと称して借金を申し込み、御殿場市内の会社員の女性(56)から計九百十万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた住所不定、無職s被告(50)の判決が二日、静岡地裁沼津支部であった。鎌田豊彦裁判官は懲役三年(求刑・懲役四年)を言い渡した。

 判決などによると、s被告は事実上無職だったのに会社社長と称して、会社のコンピューター修理代などの名目で、二〇〇二年の二月から七月にかけて計六回、御殿場市内の飲食店で知り合った女性から、現金をだまし取った。

 女性がだまし取られたのは、パーキンソン病の夫が暮らしやすくなるようにと蓄えていた自宅の改装費など。s被告は公判で、起訴分以外にも約二千万円をだまし取ったと認めた。

◆相手の陸上自衛隊幹部に「よく見られたかった」

 「見えを張って、不倫相手からよく見られたかった」。s被告は公判の中で、大金を詐取した動機についてこう供述した。公判でs被告が認めたところによると、御殿場市内の飲食店で二〇〇〇年夏ごろ、県東部で勤務していた陸上自衛隊幹部の四十代の男性と知り合った。この時も「会社社長」と称し、まもなく不倫関係になったという。

この男性が〇一年、東京に転勤すると、二人は都内で会うようになった。〇二年二月から、今年一月に御殿場署に逮捕されるまでの間、s被告は、だまし取った金で男性と都内の高級ホテルでの宿泊、食事を繰り返した。さらに、男性の高級スーツ代やゴルフクラブセット代、男性とその上司らのゴルフプレー料金も支払っていた。

この男性は取材に対して不倫関係にあったことを認めたうえで、s被告が詐欺を働いていたとは気づかなかったと強調。「『わきが甘い』『倫理的に問題があったのではないか』と言われれば、その通り」と話した。
 
 夫の不倫に怒り、自宅へ放火の妻に有罪判決=福島
2003.05.24 東京朝刊

 夫の不倫に憤慨し自宅に火を放ち全焼させたとして現住建造物等放火の罪に問われた、須賀川市長禄町、無職y被告(63)の判決が二十三日、福島地裁であり、大沢広裁判長は懲役三年、執行猶予五年(求刑・懲役五年)を言い渡した。

 判決によると、y被告は夫が不倫相手を自宅に連れ込んでいたことから、今年一月十九日に「おぞましい家を焼き尽くしたい」と福島市泉の自宅に火をつけ、木造二階建て住宅約百十平方メートルを全焼させた。
 
 「不倫口止め料」 ホストが恐喝未遂 現行犯で逮捕/大阪・岸和田署
2003.05.20 大阪夕刊 

 不倫の口止め料として現金八十万円を脅し取ろうとしたとして、大阪府警岸和田署が、大阪府和泉市のぞみ野一、ホストクラブ店員h容疑者(20)を恐喝未遂の現行犯で逮捕していたことが二十日、わかった。

 調べでは、h容疑者は五月十七日から十八日未明にかけて岸和田市内の男性会社員(35)の携帯電話に五回電話し、「不倫現場の写真を撮っている。八十万円で買い取れ」などと脅迫。同日午後三時ごろ、h容疑者は現金受け渡し場所の同市港緑町のショッピングセンターに現れたところを、張り込み中の岸和田署員に逮捕された。

h容疑者は、交際中の岸和田市の無職女性(21)から携帯電話の出会い系サイトで知り合った男性会社員のことを聞き、恐喝を思いついたという。

 
 弁護士の内幕本が出版 男女トラブル実態、報酬公開も
2003.01.17 東京朝刊 

 会社勤めをした後、四十八歳で司法試験に合格した神奈川県大磯町の弁護士・大堀昭二さん(66)が、離婚、不倫など男女間の問題を主なテーマに「慰謝料法廷 男と女のトラブルファイル」(文春新書、本体価格七百円)を出版した。自ら得た弁護士報酬を明らかにするなど、大堀さんの経歴同様内容も異色なものとなっている。

 大堀さんは一橋大学卒業後、大手製紙会社に勤務したが、「法律をもっと勉強したい」と四十代半ばで会社を退職。一九八四年に四十八歳で司法試験に合格した。その後、弁護士活動を続けるうちに、「弁護士の仕事が一般の人にとって身近なものになっていない」と痛感。多くの人が関心を持ちやすい男女のトラブルを通じて弁護士活動の素顔を知ってもらおうと、今回の本を出版した。

 本で取り上げた事件は、大堀さんがこれまで実際に手がけたものだが、「風俗店で働いていた過去を巡る婚約解消事件」「財産分与で五億円もの大金が動いた離婚訴訟」など小説のような内容ばかり。もつれにもつれた男女の関係を解きほぐそうとする大堀さんの苦悩も描かれている。

この本の最大の特徴は、事件ごとに大堀さんが受け取った弁護士報酬を明らかにしている点。弁護士費用が二十二万円の婚約解消事件から、三千二百万円を受け取った離婚訴訟まで金額や算定方法も様々。「一般の人と弁護士の距離を近づけるには、費用の公開も避けられない」と考えたという。

 大堀さんは「男と女がいる限り男女間のトラブルはなくならないだろう。当事者同士では解決不能になった時、弁護士に依頼することも一つの方法だということを知ってほしい」と話している。
 
 不倫相手殺害の被告に懲役13年求刑 地裁沼津支部=静岡
2003.01.10 東京朝刊 

 昨年一月、交際していた都内の主婦(当時五十三歳)を殺害したとして、殺人の罪に問われた住所不定、無職h被告(57)の論告求刑公判が九日、静岡地裁沼津支部で開かれ、検察側は懲役十三年を求刑した。

 検察側は「不倫の相手を失いたくないという自己中心的な思いなどから殺害した」と指摘。これに対し、弁護側は「約半年間も遺体を車に乗せたまま行動するなど、被害者に対する深い愛情があった」などと酌量を求めた。

 
 「上司がセクハラ」 厚木市の女性職員が提訴=神奈川
2003.01.10 東京朝刊 

 職場で上司からセクハラを受けて精神的苦痛を負ったとして、厚木市職員の二十代の女性が九日、厚木市を相手取り、慰謝料など三百三十万円の支払いを求める国家賠償訴訟を横浜地裁に起こした。

 訴えによると、女性は一昨年四月から十月ごろにかけて、当時直属の上司だった四十代の男性係長から「不倫しよう」と言われたり、職場のレクリエーションで記念写真を撮った際、無理やり係長のひざの上に乗せられたりするなどのセクハラを受けた。女性は市に被害を申し出たが、係長がセクハラの事実を否定。係長本人や市長らから明確な謝罪がなかったという。

 女性側は「市は組織としてセクハラを防止する措置を怠った」と主張。これに対し、厚木市は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。
 
 
携帯で知り合った主婦脅した容疑 35歳男を逮捕 可部署=広島
2002.11.20 大阪朝刊 

 可部署は十九日、住所不定、無職y容疑者(35)を恐喝と恐喝未遂の疑いで逮捕した。調べによると、y容疑者は七月から八月にかけて、携帯電話のメールを通して知り合った広島市安佐北区の主婦(46)に、暴力団員と偽り「不倫関係をばらされたくなかったら金を出せ」などとメールを送ったり、自宅に電話したりして脅し、十六回にわたって計百五十万円を同容疑者の口座に振り込ませるなどした疑い。
 
 「不倫ビデオ撮影」恐喝未遂 新たに容疑の男女2人を逮捕/大阪、兵庫両府県警
2002.10.22 大阪朝刊 

ラブホテルに出入りする車を盗撮したビデオテープで現金を脅し取ろうとした事件で、大阪、兵庫両府県警は二十一日夜、新たに、会社社長m(32)(大阪府東大阪市)、同社アルバイトy(28)(同)の両容疑者を恐喝未遂容疑で逮捕した。これで逮捕者は四人となった。m容疑者らは、紳士録に載っている人に「浮気」をネタに金を要求する脅迫文を送りつけたとして警視庁が四月に無職の男らを逮捕した事件を参考にしたという。

 調べでは、m容疑者は自分が経営する会社の社員n(34)(京都府長岡京市)、無職k(31)(大阪府豊中市)両容疑者(いずれも逮捕ずみ)と共謀、七月二十五日に盗撮ビデオを宅配便で男性(60)に送り、二十万円を振り込むよう脅した疑い。y容疑者は九月十三日、同様の方法で別の男性(58)から二十五万円を脅し取ろうとした疑い。

n容疑者らは「東京の事件を知り、金になると思った」と供述している。
 
 不倫相手絞殺の無職男を起訴=静岡
2002.07.20 東京朝刊 

  静岡地検沼津支部は十九日、住所不定、無職h容疑者(57)を、殺人の罪で静岡地裁沼津支部に起訴した。

  起訴状などによると、h容疑者は一月九日、東京都大田区の自宅で、交際していた都内の主婦(53)の首をバスローブのひもで絞め、殺害したとされる。h容疑者は、主婦が別の男性と交際していると疑うようになり、殺害を決意したという。

 
 女子高生にみだらな行為・相手を脅迫 県・学校関係者に衝撃=富山
2002.06.26 東京朝刊 

  ◆「公務員にあるまじきこと」

  県立高校の教諭と県職員が同じ女子高生に前後してみだらな行為をしたうえ、その女子高生に再交際を迫った県職員に、高校教諭が脅迫メールを送りつけるという不祥事が、二十五日発覚した。とりわけ、ここ数年は、男性教師が加害者、女子生徒が被害者となるセクハラ・わいせつ事件が相次いでおり、学校関係者は、次々と明らかになる「教育者の破廉恥事件」に、強いショックを受けている。

  県東部の県立高校一年女子生徒(16)とみだらな行為をしたとして、県青少年保護育成条例違反の疑いで同日、富山署に逮捕されたのは、新湊市片口高場、県立高岡工芸高校教諭n(33)と、小杉町青井谷、富山土木事務所業務技師m(39)の両容疑者。

  n容疑者は、県職員であるm容疑者が女子高生と交際していたことを知り、今月中旬、m容疑者の携帯電話に「お前の行動を上司や家族に告げてやる」とメールを送った脅迫容疑でも逮捕された。調べによると、m容疑者が女子高生と知り合ったのも、携帯電話の出会い系サイトだった。

  県立高岡工芸高校(高岡市中川)の久津武司校長によると、m容疑者は昨年四月、電気科教諭として同校に赴任し、二年生のクラス担任だった。勤務態度に問題はなく、職員会議でもよく発言する方だったが、ここ数日は沈んだ様子だったという。

  久津校長は「突然のことで驚いている。公務員に対する県民の目は厳しいなどと常日ごろから教職員に注意してきただけに、申し訳ない。信頼すべき指導者がこういうことになり、生徒に謝罪しなければならない」と、唇をかみしめた。

  同校はきょう二十六日朝、全校集会を開き、生徒に事情を説明する。

  また、県教委教職員課は「節目節目で綱紀粛正を訴え、注意していた中、このようなことが起きて非常に残念」とコメントした。

  一方、県の寺林敏人事課長も「非常に驚いている。全体の奉仕者たる公務員が県民の信頼を損なう事態を引き起こしたことは誠に遺憾であり、県民に深くおわびする」とコメント。

  同課によると、県の知事部局でも一九九四年九月、県立富山学園の教護主任(当時)が同条例違反の疑いで逮捕され、その後に懲戒免職になっており、同課はm容疑者についても「本人から事実関係を聴取し、事実であれば、地方公務員法に基づく懲戒処分を検討する」としている。

  ◆中高生の携帯電話使用状況を説明 県議会教育警務常任委

  中・高校生の携帯電話使用の問題は、二十五日の県議会教育警務常任委員会でも取り上げられた。

  「利用実態を把握しているのか」と尋ねられた県教委指導課の結城正斉課長は、昨年六-七月に県中学校長会などを通じて行った調査の結果、携帯電話を使用している中学生は約10%、高校生は約73%に上ると説明。「各学校では、持ち込みを禁止したり、持ち込む場合のルールを作ったりして指導している」と述べた。

       ◇

 《教員が逮捕された男女関係の不祥事》(県教委まとめ)

 1996年度 高校講師が、女性の声色で女性専用ダイヤルに電話し、

        男性に現金50万円などを要求(懲戒免職)

    同   高校教諭が、テレホンクラブで知り合った女子高生を

       ホテルに誘い、みだらな行為(懲戒免職)

   98年度 中学校教諭が、陸上競技部の女子生徒にマッサージと称して

       みだらな行為(懲戒免職)

   99年度 高校教諭が、複数の教え子の女子生徒宅に侵入して下着や

       制服などを盗む(懲戒免職)

 2000年度 中学校教諭が、現金数万円を渡し4人の女子高生と

       みだらな行為(懲戒免職)

   01年度 中学校教諭が、ホテルで女子高校生とみだらな行為(懲戒免職)

    同   小学校教諭が、ビデオカメラで呉羽少年自然の家浴室の

       女子脱衣所を撮影

 2000-01年度 高校教諭が、女子ソフトボール部生徒にスポーツマッサージ

       と称してセクハラ。嫌疑不十分で不起訴

   01年度 中学校教諭が、不倫交際中の女性に暴行してけがをさせる

       (懲戒免職)

 
 顔に塩酸 不倫された妻の復しゅう増える/カンボジア・デイリー紙
2002.05.21 東京夕刊 

  カンボジアで若い女性が塩酸などを顔にかけられる事件が相次いでいる。

  20日付カンボジア・デイリー紙によると、首都プノンペンで16日夜、シクロ(三輪自転車タクシー)に乗って帰宅途中の19歳の女性が、オートバイの男にいきなり塩酸のような液体をかけられ、顔や手、首、胸などに大やけどを負った。現場付近で、液体を入れていたと見られる空容器が発見されたが、犯人は不明。

  その後の調べで、女性は既婚の国軍幹部と交際していたことが分かった。同紙によると、カンボジアでは裕福な男性が愛人を持つ風潮が広まる中、男性の妻が「復しゅうの手段」として塩酸攻撃を使うケースが増えているという。(プノンペン支局)

 
 夫殺害の中国人を起訴=山梨
2002.05.11 東京朝刊 

  甲府地検は十日、中国籍の早川町湯島、無職r容疑者(32)を殺人罪で甲府地裁に起訴した。

  起訴状などによると、r容疑者は先月十五日午後十時ごろ、自宅二階寝室で、夫の町職員hさん(当時四十八歳)の両手をひもで縛ったうえ、ハンマーで頭を殴り、さらにひもで首を絞め、胸や腹などを包丁(刃渡り約三十センチ)で刺して殺害した。死因は窒息死だった。

  調べに対し、r容疑者は「夫が不倫をしていると思い、カッとなってやった」などと供述しているという。r容疑者は甲府市内の飲食店で働いていた時にhさんと知り合い、先月七日に挙式、新婚旅行から帰ったばかりだった。

 
 「夫の不倫相手に日記見られた」 妻へ慰謝料など330万円/大阪地裁判決
2002.03.23 大阪朝刊 

  二年間にわたって夫の交際女性に三十回以上も自宅に侵入され、日記を盗み見られるなどしたとして、妻が女性を相手に、一千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が二十二日、大阪地裁であった。川神裕裁判官は「常軌を逸した執ようで悪質な行為。抑うつ状態になるなど妻が被った精神的苦痛は大きい」として、女性に慰謝料など三百三十万円の支払いを命じた。

  判決によると、夫が一九九八年、交際相手の女性に大阪府内の自宅マンションの合いかぎを渡したことから、女性は勝手に留守宅に入っては妻の日記を盗み読みしたり、衣類を傷つけたりするようになった。

  妻は侵入に気づき、かぎを三度つけ替えたが、女性が窓から忍び込むなどして侵入を続けたため、妻は心労から神経症を患って、二〇〇一年三月、北海道に転居を余儀なくされた。

  川神裁判官は「夫の行動に原因があったとしても許されない」と述べた。
 拘置所から元交際相手を中傷する手紙、被告に実刑 地裁判決=群馬
2002.02.09 東京朝刊 

  不倫関係にあった女性に交際を断られたことに腹を立て、栃木県内の拘置所から女性を中傷する手紙などを出したとして、名誉棄損とストーカー規制法違反などの罪に問われた住所不定、無職n被告(63)の判決公判が八日、前橋地裁で開かれた。長谷川憲一裁判長は「きわめて執ようで、卑劣な犯行」として、懲役二年(求刑・懲役三年)の実刑判決を言い渡した。
 
 元交際相手にストーカー 被告の男に懲役3年を求刑=群馬
2002.01.22 東京朝刊 

  不倫関係にあった女性から交際を断られたことに腹を立て、栃木県内の拘置所から女性を中傷する手紙などを出したとして名誉棄損、ストーカー規制法違反などの罪に問われている住所不定、無職n被告(63)の論告求刑公判が二十一日、前橋地裁で開かれ、検察側は懲役三年を求刑した。

  論告などによると、n被告は県内の五十歳代の女性と一昨年の十二月、保険加入を通じて知り合い、交際を続けていた。昨年四月、女性から別れ話を持ち掛けられたことに腹を立て、同年六月上旬から約二か月間、女性や女性の職場などに計約九回にわたり、女性を中傷する手紙などを出した。

  n被告は同年四月、この女性の乗用車を盗んだ疑いで逮捕され、栃木県内の拘置所から手紙を出していたという。
 
 女性遺棄のi容疑者 かりそめの挙式の果て 不倫関係の清算図る?/和歌山
2002.01.09 大阪朝刊 

  ◆交際3年

  和歌山市杭ノ瀬、会社員oさん(45)が殺害された事件で、死体遺棄容疑で逮捕された和歌山県警警察相談課係長、i容疑者(47)は妻子がありながら一昨年春、結婚式場でoさんと挙式のまねまでして親密に交際していたことが八日、県警捜査一課の調べでわかった。i容疑者は「口論が長引き、かっとなって首を絞めた」と供述しており、同課は不倫関係を一気に清算しようと殺害したとみて追及する。

  調べでは、二人は約三年前、和歌山市内のoさん経営のスナックで知り合い交際。一昨年四月、同市内の結婚式場で、二人とoさんの知人らが出席して“挙式”。その後も、i容疑者は“夫”のように振る舞っていたという。

  知人によると、oさんは「昨年十一月に二人で白浜の温泉へ出かけた」と話していたが、昨年末ごろから「(i容疑者は)信用できない。別れてもいい」と漏らしていたという。

  この正月も「一緒に過ごす」とし、お節料理を二-三人分予約していたが、先月二十九日夜、i容疑者が自分の乗用車内で「年末年始は妻と旅行する」と告げたため口論。これが長引き、i容疑者が逆上、車内にあったビニール製ひもでoさんの首を絞めたと供述しているという。

                 ◇

 県警捜査一課は八日午後、i容疑者を死体遺棄容疑で和歌山地検に送検。oさんの死因は司法解剖の結果、絞殺による窒息死と判明した。

 
 同級生の家庭円満ねたみHP掲示板に中傷書き込み 容疑の27歳主婦逮捕=福島
2002.01.09 東京朝刊 

  福島署は八日、東京都板橋区赤塚新町三、主婦t容疑者(27)を名誉棄損の疑いで逮捕した。

  調べによると、t容疑者は昨年一月下旬ごろ、福島市内の高校の同級生だった同市内の主婦(26)の円満な家庭生活をねたみ、第三者が開設した携帯電話のホームページの掲示板に、主婦が使用する携帯電話番号を含んだメールアドレスと、不倫相手を求めるかのような文章を書き込み、名誉を傷つけた疑い。

  掲示後、被害女性のもとには、不特定多数の男性から問い合わせが相次いだという。同署は、t容疑者が数回にわたる任意出頭要請に応じなかったため、逮捕に踏み切った。容疑を認めているという。
 出会い系サイトで売春仲介 容疑の洋品店経営者を逮捕 高田署など=奈良
2002.01.08 大阪朝刊

  県警生活安全企画課と高田署は七日、インターネットの出会い系サイトの掲示板を使って売春の仲介をしたとして、五條市田園、洋品店経営s容疑者(50)を売春防止法違反の疑いで逮捕した。出会い系サイトを使った売春周旋の摘発は県内では初めて。

  調べでは、s容疑者は昨年十一月から十二月半ばにかけて、インターネットの出会い系サイトの掲示板に「不倫してみませんか」などと掲載。掲示板に書き込んできた橿原市内のフリーター男性(41)ら2人に御所市内の主婦(52)を売春相手として紹介した疑い。

  s容疑者は主婦の紹介を認めたが、主婦から受け取った金は売春紹介の見返りではないとしている。

  同署員がインターネットを監視するサイバーパトロールで、この出会い系サイトを発見した。
 
 交際女性を殺害と供述 和歌山県警職員を死体遺棄容疑で逮捕
2002.01.08 東京夕刊 

  交際中の女性の遺体を和歌山市内の草むらに捨てたとして、和歌山県警捜査一課と和歌山東署は八日、同市朝日、県警警察相談課係長i容疑者(47)を死体遺棄容疑で逮捕した。ひもで首を絞めて殺害したことを自供しており、容疑が固まり次第、殺人容疑で再逮捕する。i容疑者は妻子があり、捜査一課は不倫関係のもつれから犯行に及んだとみている。

  調べでは、i容疑者は先月三十日午前一時三十分ごろ、交際していた同市杭ノ瀬、会社員oさん(45)の遺体を同市森小手穂の草むらに捨てた疑い。自分の乗用車内で殺害したという。

  i容疑者は調べに対し、「正月の過ごし方をめぐってけんかになった」と供述している。

  oさんは先月二十九日夜、二女宅を出たあと行方不明になり、家族が今月一日、同署に捜索願を出した。交友関係からi容疑者が浮かび、捜査員が三十日未明に遺棄現場近くでi容疑者を偶然見かけるなどしたため、付近を捜索して七日に遺体を発見した。i容疑者は当初、関与を否定していたが、八日未明に犯行を認めたという。

  i容疑者は犯罪被害者らの相談窓口である警察相談課に勤務していた。

 
  拘置女性を介し交際? 警察官が外国人通訳と=山梨
2001.12.22 東京朝刊 

  富士吉田署地域課に勤務する既婚の男性巡査部長(47)が、甲府署に勤務していた一九九九年二月、入管難民法違反(不法滞在)容疑で拘置中だったタイ人女性を通じ、県警の通訳を務めるタイ人女性(40)に交際を申し込んだ疑いがあることが二十一日わかった。県警は今年二月、「不適切な男女関係があった」として、本部長名の文書で巡査部長に注意したが、容疑者を通じて交際を申し込んだかどうかは、「拘置中の女性がすでにおらず、二人の言い分も食い違い、判明しなかった」(県警監察課)と話している。

  通訳の女性は昨年七月に夫と離婚。「結婚の約束を信じて離婚したのに約束を破られ、精神的苦痛を受けた。警察官の地位を利用して交際を申し込み、不倫関係を続けたのは、警察官の信頼を損なう行為」として、巡査部長を相手取り、慰謝料など約八百万円の損害賠償を求める訴状を甲府地裁に提出した。

  通訳の女性の弁護士によると、巡査部長は甲府署の留置係だった九九年二月、通訳の女性に好意を抱き、タイ人女性にたばこを差し入れるなどして交際の意思を伝えるよう依頼。タイ人女性は取調室で、通訳の女性に巡査部長の意思を伝えたという。

  その後、巡査部長と通訳の女性は交際していたが、二人の関係が県警幹部に発覚、巡査部長は今年二月、一方的に別れを告げたという。
 
 ストーカー容疑で農業の男逮捕=宮城
2001.12.21 東京朝刊 

  元同僚女性に匿名で中傷文を送ったとして、県警ストーカー対策室と河北署は、二十日までに中田町上沼大泉門畑、農業o容疑者(37)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕、仙台地検石巻支部に送検した。

  調べによると、o容疑者は今年三月下旬から十月上旬にかけ、八年前に勤めていた会社の同僚だった桃生郡の女性(37)に、「不倫しているんじゃないか」といった事実無根の中傷文や、わいせつな写真などを郵送した疑い。o容疑者は否認している。
 
 「不倫のDNA」D・バラシュ、J・リプトン著
2001.12.09 東京朝刊 

  浮気は進化の必然か? 動物界の「単婚」のほとんどが、実は見せ掛けに過ぎないことがDNA親子鑑定で判明した。雌がアバンチュールの相手に選ぶのは、自分の亭主より成功している「立派な」雄。しかも受精しやすい時を自然と選んでこっそりとする。では雄は? 女房の浮気を監視していると、自分が浮気できなくなるというジレンマに日々汲々(きゅうきゅう)としている。沢山の雌に自分の子を産ませようと浮気する雄、よりよい精子(遺伝子)で自分の子供のグレードアップを図ろうと浮気する雌、この共同作業で不倫は進化した。

  人類は社会的には単婚であっても生物学的には一夫多妻の特徴を多々有している。むしろそれが自然だという。しかし安心されよ。著者は言う。「単婚以外の配偶型で単婚よりも成功したものはない」と。自然であり容易であることが決して「良い」とは限らない。動物学者と精神科医の「おしどり夫婦」が書いた不倫の書、これであなたは救われるのか、それとも……。松田和也訳。(青土社、2600円)(山元大輔・早稲田大学教授)

 
 夫と不倫「慰謝料よこせ」 女高生から660万円恐喝 妻と知人起訴/大阪地検
2001.07.25 大阪朝刊 

  自分の夫と関係のあった女子高生から、慰謝料名目で計二百六十万円を脅し取ったとして、大阪地検は二十四日までに、無職t容疑者(22)(大阪府守口市)と、その知人のとび職h容疑者(25)(門真市)を恐喝罪で起訴した。二人はほかにも計四百万円を脅し取ったことを認めており、地検は追起訴の方針。

  起訴状によると、二人は今年三月上旬、t容疑者の夫(21)が以前交際していた高校三年の少女(17)を公園に呼び出し、顔を殴ったり、腕にたばこの火を押しつけたりして二百六十万円を脅し取った。

  調べでは、少女はアルバイト先で一緒に働いていた夫と親しくなり、これを知ったt容疑者がhh容疑者に相談し、少女に「慰謝料として一千万円を支払う」との念書を書かせていた。「警察に言うと家族に不倫をばらす」などと言って、計十回にわたり金を脅し取っていたという。

  少女は母親に、「どうしても返さなければならない借金がある」などと言って現金を工面していたが、さらに二百万円を要求されたため母親に打ち明けて守口署に届け出た。同署はt、h両容疑者と夫の三人を六月中旬から七月初めにかけて逮捕。地検は夫については関与が薄いとして起訴猶予処分とした。

 
 自分の夫と不倫の女子高生から260万円を恐喝 容疑者2人起訴/大阪地検
2001.07.25 東京朝刊 

  自分の夫と関係のあった女子高生から、慰謝料名目で計二百六十万円を脅し取ったとして大阪地検は二十四日までに、大阪府守口市梶町、無職t(22)、知人で同府門真市下島頭、とび職h(25)両容疑者を恐喝罪で起訴した。二人はほかにも計四百万円を脅し取ったと認めている。

  起訴状によると、二人は三月上旬、t容疑者の夫(21)が以前交際していた府内の高校三年の少女(17)を公園に呼び出し、顔を殴ったりして二百六十万円を脅し取った。少女はアルバイト先で働いていた夫と親しくなり、これを知ったt容疑者がh容疑者に相談。少女に「慰謝料として一千万円を支払う」との念書を書かせ、「警察に言うと家族に不倫をばらす」などと言って脅していたという。

  少女は母親に「借金がある」などと言って現金を工面。十回で計六百六十万円のほか、さらに二百万円を要求されたため母親に打ち明けて守口署に届け出た。

 
 不倫ネタに教諭から80万円恐喝 組員ら2容疑者逮捕/兵庫県警
2001.05.31 大阪朝刊 

  不倫関係を勤務先に告げるなどと迫り、私立高校の男性教諭(53)から計八十万円を脅し取ったとして、兵庫県警暴力団対策二課と西宮署は三十日、同県尼崎市東難波町五、暴力団y組系o組員s(52)、同市塚口本町六、無職t(40)の両容疑者を恐喝容疑で逮捕した。教諭は「総額二千五百万円をわたした」と話しており、同課は余罪を追及する。

  両容疑者は容疑を否認しているという。
 
 妻殺害に懲役7年 地裁判決=千葉
2001.05.12 東京朝刊 

  不倫を告白されて激高し、妻を殺害したとして、殺人の罪に問われたペルー国籍で習志野市鷺沼、食品製造業従業員h被告(40)の判決公判が十一日、千葉地裁で行われた。下山保男裁判長は「妻に裏切られた怒りは理解できるが、話し合いで解決を図らずに犯行に及んだのは、短絡的で悪質」として、懲役七年(求刑・懲役十年)の実刑判決を言い渡した。
 
 愛人との同居禁ず 不倫・離婚増が背景 「開放」で道徳観変容/中国
2001.04.30 東京朝刊 

  【北京29日=石井利尚】二十九日付の中国各紙によると、全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会は二十八日、愛人との同居禁止を盛り込んだ「婚姻法」改正案を可決、即施行した。中国では一九八〇年代以降の改革・開放で都市住民の道徳観も変容し、不倫に伴う離婚が急増したり、党幹部や金持ちの間で愛人を持つ風潮がまん延、一定の法規制を求める声が強まっていた。

  八〇年以来の改正となった同法は、離婚原因として増加中の家庭内暴力の処罰、愛人と同居した側に離婚の賠償責任が発生することや、離婚後の財産分与方法など、離婚に関する規定が増加したのが特徴だ。昨年結婚したカップルは八百四十八万組で、十年前より約12%減少したのに対して、離婚した夫婦は百二十一万組と、十年前よりも51%増加している。

  不倫といった“プライバシー・道徳問題”に権力が介入すべきかで議論が分かれ、一月に公表された改正案では「一夫一婦制に反する行為の禁止」が盛り込まれたが、基準が「あいまい」として最終的に「愛人との同居禁止」に限定された。家庭内暴力は警察の家庭内介入を認め、罰則も盛り込んだ。

 
 名古屋の主婦死体遺棄事件 夫13年、妻8年の実刑判決/名古屋地裁
2001.04.18 中部朝刊 

  名古屋市西区枇杷島、主婦kん(当時四十八歳)が殺害され、遺体が山梨県の富士山ろくの山林に捨てられた事件で、殺人と死体遺棄罪に問われた名古屋市西区名西、会社役員k(44)、妻m(43)両被告に対する判決公判が十七日、名古屋地裁であった。片山俊雄裁判長は「一か月以上前から準備するなど、計画性が高く、悪質で冷酷な犯行」として、y被告に懲役十三年(求刑・懲役十五年)、m被告に同八年(同・十年)を言い渡した。

  判決によると、不倫関係にあったkさんとの交際解消を望んだy被告が、m被告に殺害計画を持ちかけ、遺棄現場の下見などを重ねたうえ、昨年七月、y被告がロープでkさんを絞殺。遺体を富士山ろくの山林に運んで捨てた。
 
 「別れさせ屋」の真実 ドラマの中だけじゃないプロ集団 複数の探偵会社が兼業
2001.02.13 東京夕刊 

  ◆成功率7割にも

 ちまたにあふれる「不要な人間関係」をものの見事に断ち切らせるヤミのプロ集団、「PPI探偵社」の活躍を描くドラマ「別れさせ屋」(日本テレビ系月曜後10・00)。驚くべきことに、こうした商売は実在するという。探偵会社を直撃して、「別れさせ屋」の実態を探った。

  「業界内の話だが、別れさせ屋は、確かに存在します」と話すのは、日本探偵協会の斎島年隆さん。

  通常、探偵会社は浮気や素行の調査の延長として、弁護士と二人三脚でアドバイスを行い法的に別離を手伝う。が、「別れさせ屋」を表立って掲げるケースは少ないらしい。

  それでも、インターネットで「別れさせ屋」を検索すると、斎島さんが言うように、複数の探偵会社が表示された。その中の一社に話を聞くと、全国で三十四の探偵社と連携して、本業を兼ねて約二十年前から「別れさせ屋」業務を手がけているとのこと。

  ◎年2000件の依頼

  依頼件数は急増しており、一日に平均で数件、問い合わせは二、三百件もある。昨年は実に二千件を超える依頼を処理した。

  以前は無差別で引き受けていたが、ネットの普及や昨今の探偵ブームで依頼者の低年齢化が進み、必ずしも正当な理由がないストーカー的な依頼も増加。このため、現在は「三十歳以上の分別ある大人」に限定、面談して詳細に話を聞いた上で、依頼を受けているという。

  業務の八割は離婚に絡んだもの。数年前までは不倫や浮気が大多数だったが、最近は「妻といるとストレスを感じる」「夫の将来が不安」といった依頼者が増えている。

  ◎医師や教師も協力者

  ドラマのような盗聴・盗撮などの工作はないが、工作員を送り込み、過去の交際を暴いたり、うわさを流したりするなど、法に触れない範囲の仕掛けは行う。専従のプロのほかに協力者も三百人ほどいて、中には医者や教師、警察官、テレビ局スタッフも含まれているというから驚く。

  実際に別れさせることに成功すると、調査料に加え、成功報酬が入る。ケース・バイ・ケースだが、親権に五百万円の慰謝料、月五万円の養育費という場合で二百万円程度。成功したかどうかは最終的に戸籍で確認するが、成功率は七割に達するという。

  ◎再スタートを支援

  「別れさせ屋」の業務について、この探偵社では「アンダーグラウンドな印象もあるが、最近は離婚案件を受けない弁護士も多く、法律で解決しない人間関係の再スタートを支援するという感じ」と話す。

  とはいえ、前出の斎島さんは、「別れさせ屋への依頼は自分が有利に別れるためで、時には依頼者が浮気をしている場合や利益利権絡みもある」と指摘。「いずれにしても、どこかでだれかが傷つくもの。そうした裏の仕事を表に出すのは倫理的に問題」と語る。

  実際、悪質な業者も少なくない。バブル期に台頭した地上げ屋など、探偵以外の業者も暗躍。ホストや女性をあてがい、浮気が発覚するように仕向けるなど、あらゆる手段で家庭を崩壊させるほか、ゆすり目的もあるという。

  ドラマについて、斎島さんは「様々な工作が紹介されているが、現実に行うことは可能だ」と指摘。その上で、「別れさせ屋だけでなく、日常に潜むワナや工作を知るための警鐘として、ドラマを見ると参考になるのでは」と話している。

  ◇ドラマ「別れさせ屋」の内容 こじれた人間関係を断ち切らせる「別れさせ屋」の活躍を通し、ストレスの多い現代社会を描く。夫婦、愛人などだけでなく、隣人、嫁しゅうとめ、ストーカーなど様々な関係の別れを工作していく。制作の読売テレビ・今村紀彦プロデューサーは「今は、うまく人間関係を結べず、別れるのが下手な人が多い。だからこうした商売も求められるのでは。別れを新たな出発点ととらえて、ドラマを見てほしい」と話す。

 
 名古屋・西区の不明主婦 遺体で発見 喫茶店主夫婦を遺棄容疑で逮捕
2000.10.31 中部朝刊

  ◆「関係清算図り殺害」

  名古屋市西区枇杷島の主婦、kさん(48)が、七月下旬から行方不明となっていた事件で、kさんがパートで勤めていた喫茶店の経営者で同区名西二、ゲーム機リース会社役員k容疑者(44)が三十日、愛知県警捜査一課と西署の調べに、「不倫関係にあったkさんとの交際を清算するため、殺した。遺体は妻に手伝ってもらい、富士山ろくに捨てた」などと自供。供述通りに女性の遺体が山梨県足和田村の富士山ろくの山林で見つかり、同課などは、y容疑者と、妻の同所、同k容疑者(42)を死体遺棄容疑で逮捕した。遺体の身元確認を急ぐとともに、特捜本部を設置し、y容疑者を殺人容疑でも追及する。

  調べによると、y容疑者らは今年七月二十四日夕、kさんの遺体を同村の富士山ろくの山林に車で運び込んで捨てた疑い。同課などが供述に基づいて捜索した結果、青木ヶ原樹海の一角の岩場の間に置かれ、上から石を載せてある遺体を発見した。

  調べに対し、y容疑者は同日昼、kさんの首を絞めて殺害したことなどを供述。動機については、「kさんとの交際を清算したいと思って殺した」などと説明している。

  同課ではこれまで、kさんに失跡する理由がないことから、何らかの事件に巻き込まれたものとみて捜査。y容疑者は、kさんが失跡した際、kさんの夫(52)に「夕方にkさんを名古屋駅まで送ったが、その時に『二、三日、家を空ける』と話していた」などと説明。さらに一週間後、同署に捜索願を出す際にも同じ説明をしていた。しかし、kさんからの連絡が途絶え、最後に接触した状況についてy容疑者の説明もあいまいで不審な点が多いことから、同課などが三十日朝から事情聴取に踏み切ったところ、午後になって犯行を認める供述を始めたという。

  kさんは、会社員の夫(52)と娘の三人暮らし。四年前から、喫茶店でパートとして働いており、y容疑者が新事業として始めたゲーム機リース業にも、夫の退職金からねん出した数百万円を出資。パートが休みの日には、リース業も手伝うなどしていたという。
 
 不倫ネタに現金90万円と外車脅し取る 容疑の44歳逮捕 長田署=兵庫
2000.08.30 大阪朝刊 

  不倫をネタに男性会社員から九十万円と外車を脅し取ったとして、長田署は二十九日、神戸市兵庫区中道通一、土木作業員m容疑者(44)を恐喝の疑いで逮捕した。

  調べでは、m容疑者は、神戸市長田区の男性会社員(42)が知り合いの女性と交際していることに因縁を付け、一月十四日、同市兵庫区のレストランで九十万円を、同二十日には、会社員にローンで中古の外車(三百九十万円相当)を購入させ、脅し取った疑い。調べに対し、m容疑者は容疑を否認しているという。

 
 嫌がらせの電話300回、女性有罪 福岡地裁判決、
2000.07.08 西部朝刊 

  不倫相手の男性が他の女性と付き合っていると邪推し、嫌がらせ電話をかけたとして、名誉棄損と業務妨害の罪に問われた福岡市南区、女性派遣社員(49)の判決公判が七日、福岡地裁で開かれた。仲家暢彦裁判官は「聞くに耐えない暴言で、被害者に与えた苦痛は大きい」と述べ、懲役一年八月、執行猶予三年(求刑・懲役二年)を言い渡した。

  判決によると、女性は、六十歳代の男性と交際していたが、男性が勤務先の役員の妻と付き合っていると思い込み、一九九七年五月-九八年八月の間、計二十三回にわたり、会社近くの店舗などに「(役員の)妻が従業員と浮気している」などとうその電話をした。

  九八年九月には二十日間で、約三百回の無言電話や妻をののしる電話を会社にかけ、業務に支障を与えた。

 
 不倫警部慰謝料訴訟 口頭弁論で県側が争う構え 「女性保護のため手錠」=香川
2000.06.10 大阪朝刊 

  県警の警部(53)と不倫関係にあった女性(48)が、警部に不当に身柄を拘束され、暴行を受けてけがをしたとして、県と警部を相手取り、四百万円の慰謝料の支払いを求めた訴訟の第一回口頭弁論が九日、地裁(佐藤明裁判官)であった。県は警部に同行した当時の坂出署員二人について「正当な職務行為として女性に手錠をかけるなどで保護した。違法行為はない」と争う構えをみせた。

  訴えによると、一九九九年一月二十二日午後六時半ごろ、当時付き合っていた警部が、坂出署員二人を連れて宇多津町内の女性方を訪れ、電話中だった女性を正当な理由なく背後から押さえつけ、手錠をかけるなどして腕や顔に一週間のけがをさせた。

  県側は答弁書で「署員二人は、署の当直主任の指示を仰いだ上で、保護の必要があると判断し、手錠をかけた。正当な職務行為」と主張した。

 
 夫、知人男性ら殺害事件 元妻に無期判決 愛人男性に懲役20年/岡山地裁
2000.02.22 大阪夕刊 

  岡山県倉敷市などで一九九一年、不倫関係の発覚を恐れ、知人男性と夫を相次いで殺したなどとして、殺人罪などに問われた岡山市桜橋、無職h(55)、同県鴨方町六条院中、配線工s(51)両被告の判決公判が二十二日、岡山地裁で開かれた。西田真基裁判長は「他人の生命を顧みない身勝手で悪質、計画的な犯行で社会に恐怖を与えた」などとして、藤井被告に求刑通り無期懲役、斉藤被告に懲役二十年(求刑・無期懲役)をそれぞれ言い渡した。

  判決などによると、両被告は共謀し、同年六月下旬、倉敷市内の高梁川河川敷で、二人の交際を知って藤井被告の夫に知らせると脅していた同市内の元暴力団組長(当時五十二歳)の首をロープで絞めるなどして殺害。さらに、同年九月下旬、h被告の夫(当時六十歳)を、睡眠薬入りのコーヒーで眠らせた後、同県笠岡市内の干拓地に運び、頭を金づちで殴って殺し、同干拓地に埋めた。

 
 “局内不倫”騒ぎでアナウンサーを懲戒免職/NHK
2000.02.02 東京夕刊 

  NHKは2日、ラジオセンター所属のエグゼクティブ・アナウンサー(56)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。NHKによると、このアナウンサーは先月末、局内の女性アナウンサーらとの不倫関係を指摘する週刊誌報道があった後、自殺未遂騒ぎを起こしていた。同局で報道内容を含めて事実関係を調査した結果、「視聴者の信頼を損ない、公共放送の職員としてあるまじき行為があったと判断した」(広報局)として、今回の処分を決めた。

 
 熊本市のスナック放火事件 容疑者と不倫の警視を減給処分 熊本県警
1999.11.17 西部夕刊 

  今年八月、熊本市内のスナックで起きた放火事件で、熊本県警が、放火容疑で逮捕した女性経営者(31)と不倫関係にあった本部の捜査幹部(警視)(54)を「警察職員としての信用を失墜させた」として九月十六日付で減給処分にしていたことが、十七日わかった。

  放火事件は、八月二十九日午後十時ごろ、熊本市下通一のスナックで、女性経営者がトイレのタオルなどに火をつけ、店内の壁やソファなどを焦がした。

  県警監察課によると、事件後の熊本北署の調べで、女性経営者と県警幹部が昨年末から不倫関係だったことが判明。女性経営者は事件当時、夫との離婚問題などで悩んでいたらしく、逮捕後、熊本地検に送検されたが、精神鑑定の結果、「心神喪失」と判断され、不起訴処分になった。
 
 「モテルで不倫」と恐喝 未遂容疑で2人逮捕 111人被害か/神奈川県警
1999.11.08 東京朝刊 

  ◆ナンバーで住所探る

 モテルの男性利用客に、「不倫現場を確認した」などと書いた脅迫文を送り付けて現金を脅し取ろうとしたとして、神奈川県警捜査一課などは七日、東京都八王子市鑓水、自称医療器具販売業o(59)と千葉県松戸市河原塚、タクシー運転手s(57)の両容疑者を恐喝未遂の疑いで逮捕した。二人は今年三月以降、東京、神奈川など一都五県の八百-九百人に脅迫文を送り、銀行口座に振り込むよう指示したと自供。計百十一人から総額約千百六十八万円が振り込まれた。

  調べでは、両容疑者は今年七月下旬から十月下旬までの間、神奈川県茅ヶ崎市の会社員(26)ら三人の自宅に「弊社は探偵社で某人物からの依頼で身辺調査をしたところ、女性との不倫を確認した」などの文書を送り、調査のもみ消しと引き換えに調査費用を立て替えるよう要求、それぞれ現金約十一万円を振り込ませて脅し取ろうとした疑い。

  両容疑者は東名高速などのインターチェンジ周辺のモテルで、車のナンバーをチェック。陸運事務所で所有者と住所を割り出し、無差別に脅迫文を送付していた。また、電話帳で選んだ他人の名前を使い、空き室になっている公団住宅を住所地とする虚偽の転入届を提出して国民健康保険証や住民票を入手。それらを使って他人名義の銀行口座を開設していた。同県警では、書類を偽造して住民票などを取得した件についても、公正証書原本不実記載などの疑いが強いとみている。

 
 
37歳女性、不倫相手の妻をナイフで刺す 鹿沼署、殺人未遂容疑で逮捕=栃木
1999.08.10 東京朝刊 

  鹿沼署は九日、高根沢町宝石台、私立大学司書・k容疑者(37)を殺人未遂の現行犯で逮捕した。

  調べによると、k容疑者は九日午後三時十五分ごろ、鹿沼市内の主婦(26)の自宅の玄関で、主婦の右わき腹付近をナイフで突き刺して三週間のけがを負わせた。近所の住民が110番通報し、駆け付けた同署員が取り押さえた。k容疑者は主婦の夫(39)と交際していたが、別れ話を持ち掛けられたことから、主婦を殺害しようと、バッグの中にナイフや出刃包丁を隠し持って主婦の自宅を訪れ、応対に出た主婦に対して、「殺してやる」などとどなりながら切りつけた。

 
 不倫の警部を停職6か月 香川県警「幹部としてふさわしくない」と懲戒処分
1999.06.11 大阪朝刊 

  香川県警の警部(52)が女性(48)と不倫を続けていた問題で、同県警は幹部警察官としてふさわしくない行為などとして十日付で警部を停職六か月の懲戒処分とした。
 
 ホステス殺人に松山地裁で無期判決 公判17回、福田和子被告の心情は…=愛媛
1999.06.01 大阪朝刊 

  ◆「心から笑える日はなかった」

  「逃亡中、心から笑える日はなかった」「もう疲れていた」--。福田和子被告は、計十七回の公判で、十五年に渡る逃亡中に揺れ動いたその時、その時の心情を吐露した。

  第一回公判(97・10・27)

  (罪状認否の問いに)「強盗殺人容疑は認めるが、当時、金には困っておらず、計画性はなかった。金と通帳は取ったが、家具(持ち去り)はあとから思いついた」

  第七回公判(98・4・20)

  (初の被告人質問に)「お金に困っていたことは認めますが、人を殺してまで奪おうとは思っていませんでした」

  第八回公判(98・5・25)

  (午前中の終了間際に)「私はマスコミに書かれたように、面白おかしく逃げた女でもよかったんです。私に取材が来るのは仕方がありませんけど、親族とか、中でも母親が一番傷ついています。親族への取材はやめてほしいんです」

  (午後、弁護側の「逃亡した理由は」と聞かれ、十八歳の時に強盗容疑で拘置中に暴行されたことを告白)「もう刑務所には行きたくなかったんです」

  第九回公判(98・6・22)

  (被告人質問で、犯行後、青森県を目指したことについて)「恐山に行って、いたこに厚ちゃん(被害者・安岡厚子さん)を呼んでほしかったんです。母親代わりの川之江の祖母も呼んでもらって、こんなことになったのをわびたいと思いました」

  (整形を尋ねられて)「逃げるためでも、美しくなるためでもありません。大洲に残した子供を連れに行こうと思って」

  (逃亡生活について)「情が移るのが嫌で、一か所には三-六月ほどしか滞在しなかった。心から笑える日はなく、もっと早く逮捕されてもよかった」

  第十二回公判(98・9・7)

  (検察側証人に立った被害者の弟が「死刑にしてほしい」と述べ、弁護人に心境を問われて)「同じ立場だったら当然同じように思っただろう。この気持ちを忘れずに持っていきたい」

  第十三回公判(98・9・24)

  (裁判長に逮捕時の心境を聞かれ)「通報されたことがわかった時、空を見ると、事件の時と同じ青い空だった。私は許されなかったんだと覚悟を決めた。逃走中、一番つらかったのはどこに行ってもよそ者扱いにされたこと。もう疲れていた」

  第十六回公判(98・12・3)

  (最終弁論で)「死ぬ勇気もない私に残された道は生きての償いしかなかった。これからが私の本当の償いの日々と思い、一生懸命努めてまいります」

                 ……………………………………

 《判決要旨》

  福田和子被告に対する判決要旨の主な内容(関係者の実名などは削除)は次の通り。

  【犯罪の概要】

  尊い人命を奪った被告人の責任は重大。犯行の動機は、見栄を張りながら交際してきた愛人に対して、見栄のつじつまを合わせることにより、不倫関係を続けたいという、身勝手で自己中心的かつ短絡的なもので、同情の余地はなく、自分の欲望をみたしたいがためだけに、尊い人命に対して一顧だにしなかった被告人には酌量の余地はない。

  殺害態様は、一緒に飲酒しながら話をしていた被害者が激しく抵抗することが困難な状態に陥ったのを見て、確定的な殺意を持って、帯締めで窒息死させたというもので、凶悪かつ残忍極まりない。さらに、被害者が苦しんでいることを認識しながら、何のためらいもなく、力一杯首を絞め続けており、極めて冷酷。

  そして、被害者を殺した後、厳重にこん包したうえ、人目に付かない場所まで運び出し、山中まで運んで死体を埋めており、被害者の人間としての尊厳を著しく踏みにじっている。特に、ためらうことなく、自分の子供が乗っている車に死体を積み込んでおり、母親らしさ、人間らしさの片りんもみられない。

  また、被害者を殺した後、現金などを奪い取り、長時間、被害者方付近に留まり、家具や貴金属類などを奪い取っており、大胆不敵で、被害総額が高額であることも明らか。被害者の恋人に対し、家具などを運び出すのに必要な時間を計算したうえで、被害者が遠方の海水浴場で待っていることを告げたりして時間を稼いでおり、巧妙かつ狡猾(こうかつ)である。

  さらに、奪い取った家具などを被告人方に運び込むために、全く関係のない元夫らを巻き込んでいる。長年連れ添った妻や、親しく付き合っていた被告人から裏切られ、犯罪行為に巻き込まれた者の心情を考えると、余りにも身勝手で、自己中心的かつ無思慮である。

  【犯行の計画性】

  被告人が被告人方を借りたのも愛人と会ったりする拠点を確保するためで、元夫らに対する荷物を運ぶ依頼も、本件犯行とは何の関連もない。被告人が本件犯行のための道具の準備や死体遺棄の場所の検討をしていなかったこと、被害者が一人で在宅しているのを確かめたり、当初から被害者方に行くつもりで松山市に行ったとは認められない。

  事前に元夫らにその日の都合を聞いて、その承諾を得ていないこと、元夫が被告人から電話を受けたのが外出直前のことで、しかもレンタカー会社の営業終了時間の間際であったことなどからすれば、被告人が被害者を殺して家具などを奪い取る目的で、被害者方に行ったとまでは認められないのであって、検察官が主張するような本件犯行が綿密かつ周到な計画を立て、入念な準備を重ねて敢行された計画的なものであるとはいえない。

  【犯行後の情状】

  時効完成間際に公訴を提起されたという実情自体は、被告人にとって有利な事情とはなり得ないのであって、特にこのような事情が、被告人が「逃げ隠れている」ために生じた本件においては、なおさらである。

  公訴の時効制度の存在理由に、可罰性の減少という側面があるとすれば、逃走するに至った事情、逃亡中の被告人の生活状況からうかがわれる反省の念、被害感情や処罰感情の変化などを総合的に考慮することによって生じられるものというべきである。

  被告人が少年時代に警察官から厳しい取り調べを受けたことや、子供らのことを考えたことなどが任意に出頭しなかった大きな要因になっていたとは認められない。被告人がやむに止まれず、長期間、逃亡したような事情は認められないことから、被告人の逃亡は、非難されることはあっても、有利な事情とはなり得ない。

  本件は、報道されて人々に衝撃を与え、近隣社会に与えた不安も大きい。時が経過しても全く風化することなく、公訴時効の完成が迫るや懸賞金がかけられたりして、再び社会の注目を大きく集めたもので、社会に与えた影響は極めて大きい。

 
  HPにわいせつ画像 不倫研究の情報収集目的 容疑の35歳逮捕=神奈川
1999.05.22 東京朝刊 

  不倫研究の情報収集のために、ホームページ上にわいせつ画像を掲載していたとして、県警生活経済課と川崎署は二十一日、相模原市千代田の建設会社役員で、パソコン教室を主宰するa容疑者(35)をわいせつ図画公然陳列の疑いで逮捕し、パソコン一台とわいせつ画像を収録したCD-ROM一枚などを押収した。a容疑者は、「わいせつ画像を掲載すればアクセスも増え、情報が多く集まると思った」などと供述しているという。

  調べによると、a容疑者は先月十九日ごろから今月十四日までの間、インターネット上に開設した「a」というホームページに、画像処理ソフトを使えば簡単に取り外すことができるモザイクをかけたわいせつ画像八枚を掲載し、不特定多数に閲覧させた疑い。

  a容疑者は二年ほど前から、別のタイトルのホームページを開設し、不倫の原因や動機、形態などのアンケート調査に協力するよう呼びかけたが、アクセスが少なく、思うように情報が集まらなかったという。

  このため、ホームページに無料で見ることができるわいせつ画像を掲載し、興味本位にアクセスしてきた相手に電子メールでアンケートを送れば、情報もたくさん集まると思い、実行したという。

 
 中国人ホステス殺し 元調理師に懲役14年 横浜地裁が判決=神奈川
1999.02.26 東京朝刊 

  横浜市磯子区で昨年二月、中国人ホステスのバラバラ死体が見つかった事件で、殺人と死体損壊などの罪に問われている中国籍で同市中区寿町の元調理師、r被告(36)に対する判決公判が二十五日、横浜地裁であり、仲宗根一郎裁判長は、「不倫関係を本国の妻にばらされることを恐れた短絡的かつ自己中心的な犯行で、情状酌量の余地はない」として、懲役十四年(求刑・懲役十六年)を言い渡した。

 
 警部を「不倫」で懲戒へ 異例厳罰、警察庁も当惑/香川県警
1999.02.06 東京夕刊 

  香川県警の警部(52)が、数年間にわたって女性(47)と親しく交際していたことが発覚し、県警が「若い警官を指導する立場としてふさわしくない」として近く懲戒処分する方針であることが、六日までに明らかになった。異例の厳しい処分で、警察庁も「不倫で懲戒処分は聞いたことがない」と当惑している。

  警部は同県西部の警察署の課長。妻子がいる。女性とは一九九四年ごろ、飲食店で知り合ったという。女性はその後、別の男性と結婚したが、最近になって警部との関係を県警監察課などに訴え、交際が明らかになった。警部も交際の事実を認めているという。

  同課は「警察官としての倫理を逸脱している。交際の経過や職務に支障がなかったのかなどを調べたうえで、懲戒審査会に諮って処分を決めたい」としている。

  社会評論家・室伏哲郎さんの話「交際が発覚したことは警官の士気低下につながる。秩序を維持していることを示すためにも当然処分を行うべきだ」

  岩井弘融・東洋大名誉教授(犯罪社会学)の話「確かに警察官は高い倫理観を求められるが、人間だからプライベートな面もある。不倫が職務に関連せず、単なる個人的な恋愛であれば、処分する必要はないのではないか」

 
 世に悩みのタネは尽きず… 相談番組が盛況 身近に打ち明ける人いない社会反映
1998.11.27 大阪夕刊

  人生相談を扱った番組が盛況だ。電話相談、スタジオトーク、ドキュメンタリーと形態は様々。深刻な悩みから、「聞いてもらいたかっただけ」という軽い気持ちの相談まである。     米田 浩子

  読売テレビの「ココロは十八歳未満」(月曜深夜0・50)は、桂文珍、西川きよしらが相談に応じる。「彼女が援助交際している」「だれの子供か分からない」など、性にまつわる内容の相談が多い。

  「真偽はチェックしており、すべて事実」と竹内伸治ディレクターはいう。「今の若者は、絶対的な価値観がないから、面白い方に走り、道を踏み外してから相談に来る」と分析する。

  多くが、回答者の“お説教”に反発せず、素直に聞き入っているという。「親や教師ら身近な大人と話す機会がなく、仲間うちでしゃべっていても話が広がらない。だれかに聞いてもらいたいという欲求を強く感じます」と竹内ディレクター。

  毎日放送系の「快傑熟女!心配ご無用」(火曜後7・00)の相談の中身は、不倫や夫の暴力など。野村沙知代、左幸子、奈美悦子ら七人が聞く。制作のTBSは「こういう番組に需要があるのは、核家族化が進み、近所の人との交流もなく、相談する人が身近にいないからでは」とみている。

  ◆ドキュメンタリー風映像で“見せる”

 匿名性の高い悩みの相談は本来、ラジオ向き。映像にはなりにくいが、最近、相談内容や解決までのプロセスをドキュメンタリー仕立てにして“見せる”手法が多く取り入れられている。

  商売に行き詰まった相談者をバックアップする「愛の貧乏脱出大作戦」(テレビ大阪、月曜後9・00)、生き別れの父娘再会などを実現する「嗚呼!バラ色の珍生!!」(読売テレビ、木曜後7・00)、「暴力夫と離婚すべきか」などの相談をもとに再現ドラマを構成する「目撃!ドキュン」(朝日放送、水曜後7・00)などがそうだ。

  息の長い番組もある。読売テレビ系の「おもいッきりテレビ」(月-金曜正午)の「ちょっと聞いてよ、おもいッきり生電話」は、司会のみのもんたらの辛らつな回答、パフォーマンスでひきつける。「生活笑百科」(NHK、土曜後0・15)は、難解な法律相談を“笑い”でくるむ。

  “相談”に名を借りたバラエティー番組もある。

  毎日放送の「ココリコ海上火災」(火曜深夜0・55)は、恋の悩みをココリコや2丁拳銃らがバックアップする。読売テレビの「恋のチューンネップ」(月曜深夜0・20)は、「告白したい」などの相談に乗るネプチューンの脱線ぶりを楽しむ内容。

  携帯電話の留守録に面白メッセージを入れてもらう「暴ロンブー」(毎日放送、水曜深夜0・55)でも、二割は悩み相談だという。

  悩みの“タネ”が尽きることは、当分なさそうだ。

 
  探偵装い不倫主婦恐喝 自供の男送検/北海道警帯広署
1998.11.27 東京夕刊 

  北海道警帯広署は二十七日までに、帯広市西一六南一、無職n容疑者(51)を恐喝の疑いで逮捕、釧路地検帯広支部に送検した。調べによると、n容疑者は、十勝地方に住む四十歳代の主婦が妻子のある男性と交際していることを知り、先月五日に主婦宅を訪問。「私は探偵です。依頼を受けて調査したが、奥さん不倫しているでしょう。家庭を崩壊させたくなければ取引しましょう」などと告げて、主婦から現金十五万円を脅し取った疑い。

  n容疑者は、調べに対し「ラブホテルから出てきた車を尾行して自宅を突き止め、カマをかけると数人は不倫を認めた」と手口を自供、「一九九六年暮れから、ほかに数十件、計百万円以上を恐喝した」と供述している。
 

マージャン店女性店長殺害 懲役14年判決/東京地裁
1998.07.25 東京朝刊

  夫の不倫相手だったマージャン店の女性店長を殺害してバラバラにしたうえ、銀行預金三百三十万円を引き出したとして、殺人、死体損壊、詐欺などの罪に問われた元マージャン店経営・k被告(49)の判決公判が二十四日、東京地裁で開かれ、原田保孝裁判長は、懲役十四年(求刑・懲役十八年)の実刑判決を言い渡した。

 
 既婚女性の8割が不倫はイヤ 結婚情報サービス会社が阪神圏などでアンケート
1998.06.25 大阪朝刊 

  ◆でも生まれ変わったら、今の夫との結婚もイヤ 複雑な女性心理の表れ?

  「失楽園」願望はありません--。既婚女性の80%以上が「夫以外と恋愛したくない」と思っていることが、結婚情報サービス会社のアンケートでわかった。女性の不倫を描いた「失楽園」や「不機嫌な果実」がベストセラーになり、不倫ブームかと騒がれているが、現実は「夫を裏切りたくない」という妻がほとんど。でも70%近くが「生まれ変わったら、同じ相手と結婚したくない」と答えたのは、複雑な女心の表れ?

  調査したのは、結婚情報サービス会社「オーエムジー」(本社・大阪市北区)。今年3月、首都圏と阪神圏の20-59歳の既婚女性400人を対象にアンケートを行った。

  夫以外の男性との交際についての質問に対し、80・3%が「夫以外と恋愛したくない」と回答した。

  その理由(複数回答)のトップが「夫を裏切りたくない」(53・3%)で、次いで「面倒くさい」(43%)、「夫を愛しているから」(37・4%)だった。

  ちなみに、実際に夫以外と恋愛した経験のある女性も7・3%いた。そのうちの27・6%が現在もつきあっているという。

  一方、「現在、夫に恋愛感情を持っているか」の質問に対して、61・3%が「持っている」と回答。

  夫の自分に対する愛情も、75・5%が「愛されている」と感じていた。

  しかし、51・3%が「一度は離婚を考えた」といい、「生まれ変わっても今の夫と結婚したいか」との質問には、67・6%が「したくない」と答えた。

  同社のマーケティング本部では「『夫以外と恋愛したくない』『生まれ変わったら今の夫と結婚したくない』。どちらも本音だろうが、女性は現実と理想をしっかり見極めて生活している。“不倫ブーム”というのも、結局、男性側の気持ちが強いのでは」と分析している。

 
 不倫相手にしっと、嫌がらせ電話 女性が起訴事実認める 福岡地裁=福岡
2000.05.21 西部朝刊 

  不倫相手の男性が他の女性と付き合っていると邪推し、嫌がらせの電話をかけるなどしたとして、名誉棄損と業務妨害の罪に問われている福岡市南区の女性派遣社員(49)の初公判が十九日、福岡地裁(仲家暢彦裁判官)で開かれた。女性は起訴事実を認め、被告人質問で裁判官や検察官に厳しく問われると、涙を流して反省の言葉を口にした。

  起訴状によると、女性は六十歳代の男性と交際していたが、男性が勤め先の会社社長の妻と男女関係にあると思い込み、一九九七年五月から九八年八月までの二十三回、会社の近所の店舗などに調査会社の関係者を名乗り、「社長の奥さんが従業員と浮気している」などとうその電話をかけた。

  また、九八年九月には二十日間で約三百回の無言電話や社長夫人をののしる電話を会社にかけて業務に支障を与えたとされる。

  検察側は冒頭陳述などで、女性がしっとしたのが動機で、社長夫人は嫌がらせで自律神経失調症になったことを明らかにした。

  被告人質問で、女性は「自分のことしか考えずに社長夫妻には大変申し訳ないことをした」と話した。
 
 浮気写真脅迫事件 女性2千人分名簿を1人15円で購入 y被告が供述/大阪
1998.02.12 大阪朝刊 

  ◆30-40歳女性の名簿 業者、データ抽出

  浮気の証拠写真を撮ったと現金を要求する脅迫文が主婦らに送りつけられた事件で、京都市西京区、無職y被告(30)(恐喝未遂罪で起訴)が大阪府警の調べに対し、「名簿業者から大阪の三十歳から四十歳までの女性二千人分の住所、氏名を一人十五円で買って投かんした」と供述していることが十一日、わかった。業者はコンピューターに入力した膨大な量の個人データから条件に合う人物を抽出、あて名シールにして販売しており、プライバシー情報が安易に売買される名簿業界の実態が浮かび上がっている。

  調べでは、y被告は大阪市内の業者に、この年代の女性を指定し、住所、氏名、郵便番号がワープロ打ちされたシールを購入。昨年秋、脅迫文の入った封筒に張って二千人全員に送りつけていた。

  同被告は以前、通信販売会社に勤務。ダイレクトメールの発送を担当し、名簿業者があて名シールを扱っていることを知っていた。

  調べに対し、「テレビのワイドショーで、不倫をネタに主婦が脅された事件を見て、名簿業者を利用すればできると思った」と供述。あて名シールや切手代などに約二十万円使ったが、結局、指定した銀行口座に現金を振り込んだ人は一人もいなかった。

  名簿販売業界によると、持ち込まれる個人データは大学、高校の同窓会名簿や倒産企業の顧客リストなど様々で、趣味や家族構成などが記載されているものも多い。一部の業者は、コンピューターで処理。年齢、性別に加え「賃貸住宅の入居者」「ペット愛好家」など購入者が求める条件ごとに分類、抽出するシステムを導入している。

  販売価格は購入者の条件によって一人分十五-六十円。業者側は購入者に対し、口頭などで身元や使用目的などを確認するだけで「実際にはノーチェック状態」(名簿業者)という。

 
 八尾市の妊婦刺傷事件 襲撃女性に懲役13年を求刑/大阪地裁
1998.01.26 大阪夕刊 

  妊娠八か月だった大阪府八尾市の女性がナイフで刺されて重傷を負い、胎児が死亡した事件で、殺人未遂罪に問われた元郵便局アルバイト、m被告(23)に対する論告求刑公判が二十六日、大阪地裁で開かれた。検察側は「不倫関係のもつれに端を発した短絡的犯行」と、懲役十三年を求刑。弁護側は最終弁論で「共謀も殺意もなかった」と無罪を主張した。判決は二月二十五日の予定。

 
 不倫をタネに佐賀の住職から500万円脅し取る 3人逮捕/大阪府警
1997.12.03 大阪朝刊

  大阪府警捜査四課と大正署などは二日までに、不倫をタネに佐賀県内の住職(50)から現金五百万円を脅し取ったなどとして、熊本市若葉、雑誌編集者k容疑者(41)と兄の大阪府東大阪市西岩田、無職k容疑者(48)、知り合いの福岡県大川市鏡ヶ丘、会社員h容疑者(49)を恐喝などの疑いで逮捕した。

  調べでは、三人は先月二十一日、h容疑者の妻(故人)と交際していた佐賀県内の住職宅を訪れ、「女性関係をばらされたくなければ、金を出せ」と脅迫、その場で五百万円を脅し取ったほか、翌日、佐賀県内のホテルに呼び出し「hがお前を殺すといっているのを止めている。一億三千万円を用意しておけ」などと脅した疑い。

  k容疑者は企業向け月刊誌を発行する大阪市内の雑誌社に勤務していたが、今年四月から一時、帰省中。住職には「報道部次長」の名刺を見せ、「新聞や週刊誌の記事になってもいいのか」などと脅していたという。

 
 不倫相手の2児放火殺人 k被告、2審も無期/東京高裁判決
1997.10.02 東京夕刊 

  東京都日野市内で、不倫相手の同僚男性(38)宅に放火し、幼児二人を焼死させたとして現住建造物放火と殺人の罪に問われた元会社員、k被告(31)の控訴審判決が二日、東京高裁であった。高木俊夫裁判長は「攻撃の目標を何の罪もない幼児に向け、近隣住民にも恐怖と不安を与えた。同僚男性の裏切りが被告の心情をいたく傷つけたことは容易に察することができるが、責任はまことに重大」と述べ、無期懲役とした一審・東京地裁八王子支部の判決を支持、k被告側の控訴を棄却した。

  判決によると、k被告は、この男性との間にできた子供を妊娠中絶したことについて、二人の関係を知った男性の妻(36)からなじられたことから、中絶した「子供のあだをとるため」、夫婦の子供を殺そうと決意した。k被告は一九九三年十二月、合いかぎを使って夫婦の留守宅に侵入し、ガソリンをまいて放火。四畳半の寝室に寝ていた男性の長女(当時六歳)と長男(同一歳)を焼死させた。

  控訴審で弁護側は、検察側が新たに証拠申請した火災の再現実験の結果などを根拠に、「四畳半にはガソリンをまいておらず、殺意はなかった」と主張した。

  また、男性がk被告に送った百十五通の電子メールなどを新たに証拠申請し、「被告と男性は疑似夫婦とも言える極めて親密な関係にあった。結婚をほのめかす男性を信じて妊娠中絶もした被告は、信頼を裏切られて心神耗弱の状態に陥っていた」として情状酌量を求めていた。

  この日の判決は、現場検証の際、四畳半の布団に揮発油性の強い臭気があったことなどから、四畳半へのガソリン散布を認定。周到な準備の後に犯行が行われたことなどを指摘し、善悪の判断能力はある程度低下していたが、著しい減退はなかったと判断した。

  幼児二人を殺害された男性と妻は、判決後、弁護士を通じ、「炎の中で苦しんで亡くなった子供たちのことを思うと今も無念です。事実認定の一部には不服がありますが、判決の結果は公正なものと受け止めています」とのコメントを出した。

 
  無言電話8000回で逮捕 56歳主婦、不倫相手の婚約者宅に/大阪・東住吉署
1996.12.27 東京夕刊

  大阪府警東住吉署は二十七日までに、大阪市住吉区の主婦(56)を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。不倫相手の男性が結婚することを知り、結婚相手の女性の実家に約一年三か月の間、約八千回の無言電話をかけていた。実家の仕事を妨害したうえ、この女性の両親が不眠症になるなど被害が出ていた。

  調べでは、主婦は昨年九月から今月二十四日にかけて、連日午前八時から午後十一時の間、多い日で八十回、延べ約八千回の無言電話を同市東住吉区の縫製業者(56)宅にかけ、業務を妨害した疑い。

  関係者の話から主婦が浮上、公衆電話で無言電話をしているところを署員が見つけた。

  主婦は数年前から、同市住之江区内の男性(36)と親密になったが、男性がこの業者の長女(29)と結婚するのを知った。「結婚を妨害すれば、男性との関係が続けられると思った」と犯行を認めているという。

 
 不倫された妻逆転敗訴 「女性に離婚におわせた」 賠償訴訟で最高裁判決
1996.06.18 東京夕刊

  夫(39)に浮気をされた妻(30)が不倫相手の女性(46)に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第三小法廷(大野正男裁判長)は十八日、「将来、男性と結婚できると信じて交際を続けた女性に、男性の妻が賠償を求めるのは権利の乱用」と述べ、女性に損害賠償を命じた二審判決を破棄、女性側逆転勝訴の判決を言い渡した。

  一、二審判決によると、奈良県内のこの夫婦は八四年一月に結婚したが、夫は九〇年秋、行きつけの居酒屋の女性経営者と不倫関係になった。夫は、この女性に「妻も離婚を望んでいる。妻の籍を抜いて、きちんと入籍する」などと約束し、女性の肉親にも結婚のあいさつをした。しかし、離婚手続きは進まず、夫の不倫を知った妻が女性に五百万円の慰謝料を要求したが、拒否されたため提訴した。

  一審・奈良地裁葛城支部は妻の請求を退けたが、二審・大阪高裁は女性に百十万円の支払いを命じた。

  この日の判決は、妻が女性に対し「夫婦関係が冷めているとぐちをこぼし、近く離婚するつもりだと話した」点を挙げ、「女性は将来、その夫と結婚できると思った」と指摘した。

  さらに、女性が五百万円の慰謝料の請求を拒否すると、夫婦そろって五百万円を要求した事実も挙げ、「仮に妻が女性に損害賠償請求権を持っていても、これを行使することは信義に反し、権利の乱用として許されない」と結論づけた。

  最高裁は七九年三月、「不倫は、配偶者の権利を侵害し、不倫相手は、配偶者が受けた精神的苦痛を賠償する義務がある」と、原則的に不倫相手に賠償責任を課す姿勢を示したが、今年三月には、夫婦関係の破たんを条件に、不倫相手の賠償責任を否定する判決を言い渡している。

 
 夫婦関係破たんなら不倫相手の女性に賠償責任なし 最高裁が初判断
1996.03.26 東京夕刊 23頁 (全545字) 
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  夫に浮気をされた妻が不倫相手の女性を相手に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第三小法廷(可部恒雄裁判長)は二十六日、夫婦関係が破たんしている場合は不倫相手の女性に賠償責任はないとの判断を示し、妻の上告を棄却する判決を言い渡した。最高裁はこれまで、法律に基づく結婚を重視し、不倫相手に慰謝料の支払いを命じる判断が定着していたが、今回の判決は夫婦関係の現実に即した初めての判断となった。

  判決によると、埼玉県内のこの妻(56)は、一九六七年五月に結婚、二人の子供を産んだ。しかし、夫(55)の帰りが遅いことや、夫が取締役を務める会社の資金調達のために自宅を担保に入れようとしたことから、夫婦関係は次第に悪化。夫の帰宅時に妻が包丁をちらつかせたこともあり、夫婦は八七年五月から別居状態となった。

  このころ、夫は、スナックでアルバイトをしていた女性(36)と知り合い、同年秋から同棲(どうせい)を始めた。その後、女性が産んだ子供を夫は認知した。

  最高裁判決は夫婦の平和な生活を崩し、夫婦の利益を侵害するような不倫は不法行為に当たるが、破たんした夫婦関係は「法的に保護する利益と言えない」と述べ、こうした不倫相手は不法行為責任を負わないとした。今回のケースはこれに当てはまると認め、一、二審同様、訴えを退けた。

 
 不倫相手宅に放火、2児焼死 元女性会社員に無期判決/東京地裁八王子支部
1996.01.19 東京夕刊 

  不倫相手の同僚(36)宅に放火し幼児二人を焼死させたとして、現住建造物放火と殺人の罪に問われた日野市落川、元会社員、k恵被告(29)に対する判決公判が十九日午前、東京地裁八王子支部で開かれた。豊田健裁判長は「不倫の結果が破局に至ることが少なくないことは、十分考慮しなくてはならない。犯行は残虐冷酷で、結果も重大」として求刑通り無期懲役を言い渡した。

  判決によると、k被告は合いかぎを使い、一九九三年十二月十四日午前六時半ごろ、日野市の同僚方に侵入し、六畳居間などにガソリンをまき、ライターで放火。居室内部を全焼させ、四畳半寝室に寝ていた同僚の長女(当時六歳)と長男(同一歳)の二人を焼死させた。当時、同僚夫婦は不在だった。公判で、k被告は「当時、精神錯乱状態に陥っていた。幼児がいることを確認したわけでなく、二人が寝ていた四畳半にはガソリンをまいていない」と殺意を否認していた。

  判決理由で、豊田裁判長は「本件は死刑が当然考慮されるところ」としながら、同僚の道義的責任にも言及。「長期間の不倫を続けた上、破局を迎えたことは男性に重大な責任があり、非は被告の責任とは比べものにならないほど大きく、被告にとって斟(しん)酌(しゃく)すべき事情がある」などと述べた。

 
 「不倫ばらす」と200人に脅迫状 徳島大生がパソコン通信で名簿入手
1995.09.12 大阪朝刊 

  徳島大工学部の男子学生が、パソコン通信を使って手に入れた会員名簿を基に「不倫を知っている」と脅迫状を送って、現金を脅し取っていたことが分かり、徳島県警捜査二課と徳島東署は十一日、恐喝の疑いで再逮捕した。東京や大阪、長崎など十七都府県の会社経営者ら男性ばかり約二百人に送りつけており、自宅から郵便振込用紙二千枚も押収、県警は余罪を追及している。

  徳島市住吉二、同大学二年k被告(20)(別の詐欺容疑で起訴済み)。

  調べによると、k被告は入会している県内のパソコン通信ネットワーク(会員七百人)のホストコンピューターに自分のパソコンを接続。暗証番号を割り出して主催者だけが知っている会員の名前や住所、年齢を盗むなどして会社役員ら約二百人をリストアップした。

  四月から七月にかけて、「不純交際証拠物件(写真)を入手したので、十万円で購入されたい。交渉に応じなければ、証拠物件を家族に送付する」などと書いた脅迫文と、金額欄に十万円と印刷した郵便振込用紙を送り、うち高知市内の会社役員(70)ら五人から計五十万円を脅し取った疑い。

  k被告は事前に高知市内の郵便局から振込用紙を手に入れ、徳島中央郵便局に架空会社「アルフ情報センター」名義の口座も準備していた。

  k被告は、高校時代から友人ら約十人で、パソコン通信のネットワークも主催。先月十八日、東京都千代田区の通信販売業者に、代金を振り込んだと見せ掛ける振込受付書をファックスで送り、パソコン五台(約八十四万円相当)をだまし取ったとして、徳島県警に詐欺容疑で逮捕された。

 
 
恐喝容疑で暴力団組長逮捕/福岡県警
1995.07.12 西部夕刊 

  福岡県警筑豊地区暴力団犯罪集中取締現地本部と田川署は十二日、同県大任町大行事、指定暴力団o会系組長のy容疑者(37)を恐喝容疑で逮捕、共犯二人の逮捕状を取り行方を捜している。

  調べによると、y容疑者らは今年三月、顔見知りの郵便局員(46)が不倫を理由に、大任町の会社経営者(59)や若宮町の会社員(31)から二百万円を要求されていることを知り、三月十日、現金の受け渡し場所に指定された同県中間市内の河川敷で待ち伏せ、会社員を殴るけるした。さらに会社経営者方で、会社員と経営者に暴行して「警察に言うぞ」と脅し、同月十三日、銀行口座に五百万円を振り込ませた疑い。

 
 恐喝の元大府市議に有罪判決/名古屋地裁
1995.03.30 中部朝刊 

  一九八九年三月、元暴力団組長と共謀し、不倫をネタに大府市内の男性から現金四百万円を脅し取ったとして恐喝罪に問われた同市北崎町平地、元同市議i被告(68)に対する判決公判が二十九日、名古屋地裁で開かれ、岡村稔裁判長は「金欲しさの身勝手な犯行」として懲役二年、執行猶予四年(求刑・懲役二年六月)の判決を言い渡した。公判は九三年九月に結審したが、i被告が同年十一月の判決数日前に脳出血で入院したために延期。この日、弁護側は後遺症で訴訟能力がなく、判決が理解できないとして再鑑定を申請したが、岡村裁判長は申請を却下、判決を言い渡した。
 
 [人生案内]担当 河野貴代美(心理カウンセラー)近所から不倫疑われ(寄稿)
1992.09.13 大阪朝刊

  【問い】定年前のサラリーマンの妻です。

  近所から不倫を疑われて、悩んでいます。夫は昼夜交代勤務ですが、休日や夜勤で昼間家にいるとき、隣の主人が植木を切るふりをしてハシゴの上からのぞきます。百メートルほど離れた家の奥さんも、夫が昼過ぎに起きて居間の電気をつけると、様子をうかがい、まるで望遠鏡でのぞかれているようです。働いている長男や大学生の二男が帰ってきても、近所の人は別人だと思うようです。

  疑われている人とは話をしたこともなく、五か月ほど前、転勤したらしく、最近は顔も見ていません。夫は白髪なので「見ればわかるから」と言うのに、それと全く反対のことを言いふらされ、精神的にまいって薬を飲む毎日です。   (兵庫県・F子)

  【答え】薬を飲んでいる、とのことですが、どこで、どんな薬をもらっていらっしゃるのでしょうか。薬をもらうとき、医者にあなたの感じていることを正直におっしゃってる?

  精神的に、まいっていらっしゃるのはよくわかります。いくら理詰めで話しても、双方がスッキリしないことはたくさんあります。あなたのお気持ちを、どうおさめたらいいか、私にもあまりよい知恵はありません。だから、つらいときは薬に頼ってもいいと思います。

  ただ「思い過ごし」ということもあるでしょう。なるべく気持ちをゆったりと持って、あなたにやましさがないのですから、自信を持ってお暮らし下さい。あなたはあなた、人は人ですよね。

  それと、夫にも話して少し助けてもらうのもいかが。たぶん「思い過ごしだ」「ほっとけ」とおっしゃるでしょう。私も同意見です。ご自分で不信の泥沼に入り込み、自縄自縛にならないことを祈ります。

 
 福岡市内でも医師に脅迫状 13人が届け出 「80万円振り込め」
1992.02.29 西部朝刊 

  福岡市内の開業医あてに二月上旬、「異性に関する事実を知っている。公表されたくなければ八十万円振り込め」と書いたワープロ文字の脅迫状が大量に郵送されていることが二十八日、市医師会の調査でわかった。そのうち十三人の医師が福岡・中央、西署に届け出ており、両署は恐喝未遂容疑で捜査を始めた。同様の脅迫状は二月初め、鹿児島県内の開業医三十五人にも送られており、同一犯とみている。

  調べによると、福岡の開業医へのものは市内で投かんされており、消印は二月十日前後。ワープロで「振り込みがない場合は、不倫の事実を家族や関係各方面に暴露する」などとし、末尾に大阪市内の銀行支店の口座番号、名前が記されている。あて名もワープロ文字。

  昨年春にも今回と同じ銀行名と男の名前で、同様文の脅迫状が福岡市内や東京、大阪方面の開業医に送られている。今のところ実際に金を振り込んだとの被害の届けはない。

 
 開業医35人に脅迫状 口座記し現金要求 「異性関係公表する」/鹿児島
1992.02.20 西部夕刊 

  二月初めから鹿児島市を中心に開業医あてに「異性に関する事実を知っている。公表されたくなければ三日以内に八十万円を振り込め」とワープロ文字の脅迫状が相次いで郵送されていることが、二十日分かった。警察に届けた医師は三十五人に上っており、鹿児島県警捜査一課は恐喝未遂の疑いで捜査している。

  県警や県医師会によると、届け出た医師は鹿児島市内三十三人、同県伊集院町、高山町各一人。

  脅迫状の内容は「当方は、貴殿の異性に関する事実を知っている。この情報を一般に公表されたくなければ三日以内に左記の銀行へ八〇万円を振り込め。なお、当方は貴殿にこの文書だけで今回に限り要求するものであり、電話または直接交渉をすることは一切しない。したがって、振り込みがない場合には、不倫の事実を貴殿の家族および関係各方面へ暴露する」(原文のまま)。

  脅迫状の末尾には、大阪市にある都市銀行支店名と口座番号、男性の名前が記されている。

  脅迫状は、今月八日、福岡県内で投かんされたのがほとんどだが、一月末の分もある。県医師会は不特定多数に無差別に郵送しているとみて、十二日付で各郡、市医師会を通じて要求に応じないよう通知を出しており、金を振り込んだ医師はいないとみている。

  県警によると、今回と同じ銀行支店、口座番号、男性名義で、文面の内容もほぼ同じ脅迫状が昨年春、東京、大阪、福岡などでも出回った。鹿児島県警は各県警にも照会しているが、口座は男性名義で実際開設されているものの、実在する人物はいない。

 
 不倫交際、未婚の母に… 幼稚園教諭を配転 「信用失墜」と教委/福井・丸岡町
1991.12.13 東京朝刊 

  ◆父母らも強い批判

  福井県丸岡町立幼稚園の女性教諭(22)が妻子ある男性と交際、未婚の母となったことから、父母の間で「道徳的に許されない」「子供は預けられない」などと批判の声が上がり、同町教育委員会は十二日、この女性教諭を教育現場から外すことを決めた。十三日、本人に通告するが、同教委は地方公務員法三三条(信用失墜行為の禁止)違反での処分も検討しており、未婚の母に対する今回の措置は論議を呼びそうだ。

  町教委によると、女教諭は八月三十日、病気として休暇届を出し、同日、町内の産婦人科病院で女児を出産した。九月二日になって同病院の「腰痛症」などと記した診断書を幼稚園を通じて町教委に提出、同十六日まで休んだ。翌十七日からは平常通り勤務していたが、生まれた子は養子に出していた。

  その後、町民の間で「出産したらしい」とのうわさが広がり、町教委も事実を確認。女教諭と再三話し合い、「本人納得のもとで配置転換を決めた」という。

  診察した産婦人科医は「腰が痛いと訴えてきたが、すぐに妊娠とわかり、入院と同時に出産した。本人から『出産の事実は記載してほしくない』と申し出があり、書かなかったが、配慮が足らなかった点は認める」と話している。

  女教諭は短大を卒業して平成二年四月に採用。仕事熱心で、園児らからも慕われているという。

  町教委の多田良章教育長は「信じられないことだが、幼稚園関係者はだれも妊娠に気付いていなかった。不倫による出産は、教育者としてはあってはならないことだ」と困惑している。

  ◆信じられぬ措置

  意識的に結婚制度の中に入らない「非婚」の母で、大阪経済法科大講師の深江誠子さんの話「ヨーロッパやアメリカでは女性たちがいろんな生き方を模索し、実践している。ヨーロッパでは非婚の母がすでに二〇-三〇%なのに比べ、日本ではわずか〇・八-一%程度で、女性解放度は遅れている。しかし、夫婦別姓の法制化の運動も進み、少しずつではあるが非婚の母も増え、小学校では教壇に立つ女性も出てきている。それだけに、今回の措置は信じられないし、〈魔女狩り〉のようだ。夫婦という形さえ整っていれば許され、それにはまらない人を許さないというのはおかしい」

     ◇

 ◆時代遅れの処分

  俵萠子さんの話「公務員であれ民間人であれ、仕事上の問題があればこそ罰するべきで、私事上のことを理由に処分するというのは、時代遅れだ。教育者だからと格別なモラルを求めるというのも賛成できないし、そんなことをすると教育者をかえって偽善的なものにすると思う」

     ◇

 ◆教委は行き過ぎ

 評論家塩田丸男さんの話「自らの意思で子を産み未婚の母になったのなら、他人がとやかく言う問題ではない。米国はもちろん、日本でも都会だったら、まず父母からの文句は起きないだろう。だが、地域的なことを考えれば一概に今回の父母らを責められないし、女性教諭のふしだらが原因なら話は別。それにしても、教育委員会が処分するというのは多少行き過ぎではないか。私個人は全く気にしない」

 
 不倫脅迫状のk容疑者 嫁不足「候補の名簿送る」と農協組合長から詐取/滋賀
1991.04.05 大阪朝刊 

  開業医や銀行の支店長らに不倫話をでっちあげ、金をだまし取ろうとして滋賀県警に恐喝未遂で逮捕された愛知県豊橋市東光町、無職川口政一容疑者(48)は、各地の農協組合長に「農村青年の嫁候補の名簿を送る」ともちかけ、金を詐取していたことが四日、滋賀、静岡両県警の合同捜査本部の調べでわかった。

  調べによると、k容疑者は今年二月から全国の単位農協組合長三千三百五十人に対し「農業後継者の嫁になりそうな適齢期の女性kの名簿を送るから、代金(約三万円)を指定銀行口座に振り込んでほしい」との手紙を送り、うち四人から計十万円を手付金などの名目でだまし取っていた。

  不倫話による恐喝、同未遂事件は十六都府県の五千百五十件を確認したが、あて名書きを依頼したパート主婦らへの捜査から約一万件の恐喝、詐欺事件を計画していたとみている。

  同容疑者は二十一の銀行に三十六の口座を開設。恐喝した金が振り込まれた口座とは別の銀行支店のCD(現金自動支払機)で引き出し、脅迫した相手からの返事のためには五つの偽名を使い分けて私書箱を設け受け取るなどしていた。「金に困り、週刊誌で有名人のスキャンダルが出ていたのをヒントにした」と自供。

  大津地検はこの日、k容疑者を恐喝未遂で起訴した。
 
 夫ある身に交際強要4年 セクハラで上司訴え/名古屋の共働き夫婦
1991.04.04 中部朝刊 

  ◆慰謝料660万求める

 「仕事を続けたいなら、仲良くしろ」などと上司から交際を強要され、性的嫌がらせを受けたとして、名古屋市内の団体職員A子さん(31)と夫(33)の二人が三日までに、上司を相手取り、慰謝料など六百六十万円を求める訴訟を名古屋地裁に起こした。セクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)をめぐっては、職場の問題でもあることから、大半は女性が泣き寝入りしているのが実態。福岡と奈良で係争中の例があるだけで、訴訟にまで至るケースは、極めて異例という。

  訴えによるとA子さんは、十年ほど前に名古屋市内の財団法人に就職。間もなく結婚したが、仕事は続けていた。上司からの誘いが始まったのは、昭和六十一年ごろから。上司がA子さんを昼食に誘った後、交際を強要した。

  その後も、A子さんのいる更衣室に来て、「仲良くできないなら、退職しろ」とどなりつけるなどの嫌がらせが、四年間にわたって続いた。

  この上司は、四十代の係長クラスで職場の実権を握っており、反発しにくいうえ、夫婦で直前に購入した住宅ローンの返済のためには、退職もできず、我慢していたという。

  A子さんは弁護士を通じ示談を求めたが、上司が拒否したため、「このままでは、こちらが屈服したことになる。泣き寝入りはしない」と訴訟に踏み切った。

  これに対して上司側の弁護士は「セクハラではなく、双方合意のうえでの不倫事件。地位を利用して関係を迫ったことはない」と全面的に争う構えだ。

 
 不倫脅迫状手当たり次第2000通 身に覚え?20人が送金 滋賀で無職男逮捕
1991.03.26 大阪夕刊 

  週刊誌記者や興信所を名乗り、電話帳などで当てずっぽうに選んだ全国各地の医師や銀行支店長相手に、不倫話をでっちあげて金を脅し取ろうとしていた男が滋賀県警に恐喝未遂の疑いで捕まり、その後の調べで約二十人から五百万円が送金されていたことが、二十六日までにわかった。

  愛知県豊橋市東光町、無職k容疑者(48)=送検済み。

  調べでは、k容疑者は一月十四日、滋賀県内の銀行支店長(50)に「不倫の交際を公にしないかわり、録音テープと書類を二百万円で買え」と脅迫文を送りつけ、支店長からの届け出で今月十四日に逮捕された。

  その後の調べで、実際に送金していたのは近畿、東海地方などの医師、税理士、生命保険会社の支店長、医師の妻、農協組合長らと判明。四十-五十歳代の被害者が、偽名を使うなどして、一人二十万-三十万円を指定された銀行口座に振り込んでいた。

  自供によると、k容疑者は昭和六十二年から、全国から集めた職業別、五十音別の電話帳六十二冊と、農協名鑑を使って、約二千通の脅迫状を送りつけていた。

  k容疑者は「相手も偽名で振り込んでくるので、だれからかわからなかった。入金された分を使い切ると、次の相手に脅迫文を送りつけていた」と話している。県警では「どこまで被害が増えるか見当もつかない」と不倫の多さに驚いている。

 
 「不倫を公表」と恐喝400件 48歳の男を逮捕
1991.03.15 東京朝刊 

  「不倫をばらす」などと、開業医や県幹部を脅して金を指定口座に振り込ませる手口の恐喝事件が全国各地で続発、警察庁は参考通報十八号事件に指定していたが、静岡県警新居署は十四日、愛知県豊橋市生まれ、住所不定、自称・材木業k容疑者(48)を同夜、恐喝未遂の疑いで逮捕した。

  同署の調べによると、k容疑者の直接の逮捕容疑は今月九日、滋賀県高島郡の開業医の妻(64)に「異性交際のスキャンダルを調査した」との手紙を送りつけて二百万円を要求、内金として五十万円を愛媛銀行新大阪支店の口座に振り込ませようとした疑い。

  k容疑者は関東、近畿、東北、四国各県で未遂も含め四百件の犯行を自供しており、被害総額はわかっているだけで一億数千万円にのぼるとみられる。

 
 不倫の果て・・・男性刺殺し女性は自殺/兵庫・尼崎市
1991.02.06 大阪朝刊 

  五日午後六時五十分ごろ、兵庫県尼崎市塚口本町一の一五、塚口ハイツ三〇二号、gさん(27)から市消防局に「救急車をよこして欲しい」と一一九番があった。消防局員が駆けつけたところ、六畳居間でgさんと、知人の同県川西市花屋敷、会社員Aさん(33)が血だらけになって倒れ、血のついた文化包丁が落ちていた。

  二人は近くの病院に運ばれたが、Aさんは腹部を刺されており、約一時間後に出血多量で死亡、gさんも六日未明、死んだ。

  コタツの上に「兄ちゃんを殺した。私も死ぬ」などと書いたメモがあり、同署はgさんがAさんを刺した後、自殺を図ったものとみている。メモには妻子があるAさんとの男女関係のもつれをうかがわせる内容が書いてあるという。コタツの上にケーキの食べ残しとシャンパンの空き瓶が置いてあった。この日はgさんの誕生日で、二人で祝っていたらしい。

 
 [六法善処](51)うわさ被害 事実でも賠償の対象(連載)
1989.01.26 家庭経済 

  ◆名誉棄損や侮辱罪で告訴も◆

 生命保険の外交員である石川律子さん(36)(仮名)は、ある日、上司から一通の投書を見せられ、仰天した。「石川さんには盗癖があり、警察も万引き常習者としてマークしている」との内容だったからだ。また、職場にも女性の声で同じような電話がたびだびかかってきた。

  うわさは職場全体にひろまった。その結果、石川さんは会社にいづらくなり、退職せざるをえなかった。

  盗癖があるというのはもちろん事実無根。それだけに怒りが収まらず、手紙の文字の癖や電話口でのしゃべり方を調べたところ、以前に口論をしてやめた同僚が“発信源”とわかった。

  業を煮やした石川さんは内容証明郵便で抗議したが、改善されなかったため、名誉が損なわれたとして、民法七〇九条(不法行為)に基づき、慰謝料百万円を請求する裁判をおこした。

  同条にいう不法行為とは、「故意または過失によって他人の権利を侵害した」ということである。その不法行為による損害は精神的な苦痛であっても賠償の対象になる(民法七一〇条)。

  石川さんの例では、故意にうわさを流されたことで、名誉が損なわれ、会社を辞めたことも含め、大きな精神的打撃を受けた。うわさと精神的苦痛の間には明白な因果関係がある。

  結論を先にいうと、石川さんは、双方の弁護士や裁判所の意見を聞いた結果、慰謝料二十五万円と謝罪文を書いてもらうとの条件で和解した。

  裁判は、かなり時間がかかる。また、慰謝料は要求にほど遠いが、仙台地裁で出た同様事件の判決(昭和五十九年八月二十四日)の慰謝料を参考にすれば、やむをえないと考え、和解したのだった。

  同地裁の判決というのは、「あの人は盗みの癖があるから注意したほうがよい」などと、他人のうわさを流した主婦三人に対し、それぞれ二十万円(請求は各百万円)の慰謝料支払いを命じたものだ。判決は、「うわさを流した期間は半年以上にもおよび、陰湿で執拗(しつよう)、お茶飲み話の域を超えた誹謗(ひぼう)中傷だ」と断じている。

  石川さんの場合は、うそのうわさだったが、事実のうわさでも名誉棄損になることがある。うわさの本人にとって、公開されれば、精神的苦痛を感じ、社会的にも評価を下げることがあるからだ。

  一方、うわさが、社会的評価には影響がなく、単に個人のプライドを傷つけたにとどまる場合には、名誉棄損にはならない。しかし、だれからみても「世間に知られたくない、知られると精神的苦痛をおぼえる」と認められる場合には、名誉棄損にはあたらなくても、いわゆる、プライバシーの侵害となり、やはり、慰謝料を請求できる。

  このほか、うわさに対しては、民事的な責任追及だけではなく、刑法上の名誉棄損(刑法二三〇条)や侮辱罪(同二三一条)で訴えることも可能だ。ただ、警察の捜査や裁判の過程で、ある程度プライバシーを明かすことも覚悟しなければならない。

  また、うわさは、その出どころを突き止めるのはたやすくない場合が多い。出どころがわかっても一度流されたものを消すのには、大変な努力がいる。内容が事実なら、それもつらい。不本意な、まして、あらぬうわさは、たてられないにこしたことはない。

  ◆裁判では秘密を話す必要も◆

 ◇東京弁護士会 永井 義人弁護士

  「振り上げたこぶしのおさめ所がない」、名誉棄損に対する損害賠償請求ではよくこんなことがあります。不倫や浮気のような男女関係のうわさによって、社会的信用がなくなったとして慰謝料を求めて争おうとすると、知られたくない事実をのべる必要もあり、かえってつらい思いを味わう場合もでてきます。

  こうしたわりに、アメリカなどと比べても、慰謝料の水準は低いものです。そのため、当初は怒ってみても結局ほどほどのところで妥協、あるいは泣き寝入りが多いのが現実ということを忘れないでください。
 
 不倫の相手にフラれ… ゆきずり殺人だった y自供/札幌のラブホテル殺人
1988.11.07 東京朝刊 

  札幌市のラブホテル殺人事件で、北海道警札幌南署の捜査本部に逮捕された無職y(24)は、六日の調べで、かつての恋人の殺害計画が未遂に終わった末の“ゆきずり殺人”であることを自供。本部は同日、yを殺人の疑いで札幌地検に身柄送検した。

  自供によると、yは専門学校生だった十八歳の時に北海道大学医学部の学生と知り合い、四年間ほど親しく交際していた。一方的に交際を断られたことから、断ちがたい思いが次第に憎しみに変わっていった。ついには殺そうと思い、昨年五月二十七日夕、同市内のスーパーでナイフを買い、この男性を電話で呼び出そうとした。

  しかし、断られたため、気晴らしに以前、何度か利用したことのある薄野のテレホンクラブに電話し、たまたま出た被害者の会社員sさん(当時二十七歳)と初対面のまま二十八日未明に薄野のラブホテルに同宿。変態的な行為を要求され、カッとなって持っていたナイフで刺し殺したという。

  凶器のナイフは、犯行後に薄野の地下街のゴミ箱に捨てたと自供している。

  yはこの犯行当時、新婚三か月だったが、犯行後の昨年十月に離婚している。

  yはふだんはおとなしいが、激高しやすい性格といい、sさん殺害について「当初は殺す気はなかった」と供述している。

  捜査本部では、sさん殺害の裏付けを固め次第、第二の殺人の疑いが持たれているyのアパート自室で起きた友達の主婦hさん(27)のガス中毒死についても、本格的に追及する方針だ。
 
 不倫?清算“死のパンチ” 妻の男友達に「殴らせろ」
1988.09.19 東京夕刊

  十九日午前零時半ごろ、横浜市旭区上川井町の空き地で、同所二〇五の一、かわら職人yさん(41)が同所一六〇、外装工事業k(35)に殴られ転倒、近くの病院に運ばれたが、まもなく死亡した。kの知人の届け出で旭署員が搬送先の病院に駆け付けたところ、付き添っていたkが「自分が殴った」と認めたため、同署はkを傷害致死の疑いで緊急逮捕した。

  調べに対しkは「自分の妻との交際問題についてyさんと話し合った後、『和解のため一発殴らせろ』と了解を得て顔を殴ったら倒れてしまった」と自供しており、同署でさらに詳しい動機と、yさんの死因を調べている。二人は十八日夜から同市緑区内の飲食店で酒を飲んで話し合い、帰宅途中だったという。

 
 不倫の果て保険金1億円かけ夫焼殺 妻と愛人逮捕 密会見つかり/千葉・大原
1988.03.09 東京夕刊 

  千葉県大原町で先月十八日、浄化槽保守会社「t」専務のaさん(39)(同町深堀三六の二)が、同社事務所で頭を殴られたうえ、焼き殺された事件があり、大原署捜査本部は、九日午前一時すぎ、yさんの妻y(40)と、yの中学時代の同級生で愛人の同町七九六六の二、笠江塗装工業社長k(40)の二人を殺人と現住建造物放火の疑いで逮捕した。

  調べによると、yとkは先月十八日午後、同県一宮町のモテルから一緒に出てきたところをyさんに見つかった。yさんは、同日夕、kを事務所に呼び、三人で話し合いをしたが、言い争いとなり、yとkはyさんの頭を殴り、動けなくなったところに灯油をかけてyさんを焼き殺したうえ、事務所を燃やした疑い。

  その後、yは、いったん自宅に戻り、再び燃えている事務所に駆けつけて「中にヤッちゃん(yさん)がいる」などと泣き叫び、気を失って消防隊員に介抱されていた。

  同本部の調べに対してyは、事件当夜の行動について、夕方から事務所でyさんにコンピューターの使い方を教わり、午後十時四十分ごろ、yさんを残して一人で自宅に戻り、小学四年の二男(10)と町内のコンビニエンスストアに理科の教材の乾電池を買いに行ったと供述していた。事件から三日後に行われた告別式にも何くわぬ顔で参列していた。ふだんの暮らしぶりは派手で、夫以外の男性と交際しているとのうわさが絶えなかった。

  yとkは、同町立大原中の同級生で、昨年六月、同窓会で顔を合わせてから親しく交際するようになったという。二人は犯行の一部を自供しているが、供述にあいまいな点もあり、同本部でさらに追及している。yさんにはyを受取人とする事故死亡時約一億円の生命保険がかけられていた。

 
 夫婦倫理 35年ぶり見直しか 有責配偶者の離婚訴訟へ最高裁の対応(解説)
1987.07.02 東京朝刊 

  愛人を作るなど自ら夫婦関係を壊した「有責配偶者」からの離婚請求訴訟で、最高裁大法廷は一日、口頭弁論を開いた。判例を変更し、不倫の夫の請求を認める公算が大きい。                      (社会部 五阿弥 宏安)

  昨年の離婚件数は十六万六千七十組。三分十秒ごとに一組が離婚した勘定になる。このうち、約九割が夫婦の合意により届け出だけで簡単に別れる協議離婚だ。裁判所の承認が必要な欧米と比べ、わが国は離婚に極めて寛大だといえる。

  夫婦で合意に達しない場合でも、まず家裁で調停を受け、大半はこの段階で離婚が成立する。それでも解決に至らないものが訴訟に持ち込まれる。その数は昨年で五千二百四十三件と少ないが、ここまで来ると夫婦の間もこじれにこじれ切っている。

  民法七七〇条は、離婚条件として不貞行為や悪意の遺棄、三年以上にわたって生死不明の場合などとともに「その他、婚姻を継続し難い重大な事由」を挙げている。つまり、夫婦関係の破綻(はたん)そのものでも離婚理由とする“破綻主義”を採用したものだが、その例外が自ら離婚原因を作った有責配偶者からの離婚請求だ。

  最高裁は二十七年、愛人に走った不倫の夫からの離婚請求を「法は不徳義、勝手気ままを許すものではない」と拒否、離婚の自由に一定の枠をはめ、以来、かたくなに有責配偶者に対して厳格な姿勢を貫いてきた。

  この背景には、夫の勝手な離婚要求から経済的弱者の妻を保護するとともに、夫婦間の倫理を維持させようとする裁判所の考えがあった。

  しかし、その後、結婚観も大きな様変わりをみせてきた。離婚を厳しく制限していた欧米諸国では、一九六〇年代から七〇年代にかけて、次々に離婚条件を緩和。一定の別居期間を経過すれば、有責配偶者か否かを問わず離婚を認める完全な破綻主義に移行した。

  わが国でも、従来の硬直的な判例に対して「形がい化した夫婦関係を無理に維持させることこそ反倫理的」との考え方が強まり、離婚が認められないことによる“重婚状態”が子供に悪影響を及ぼすことも指摘されている。

  先月三十日には岡山地裁が妻と二十八年別居している有責の夫からの離婚請求を容認するなど、下級審ではすでに判例変更を先取りした形の判決もいくつか出始めている。

  最高裁が大法廷で審理する場合は、憲法判断か判例変更などのケースに限られるので、今回は三十五年ぶりに判例が見直されることは確実とみられる。

  家族や夫婦のあり方が変容する中、最高裁が示す新たな“夫婦倫理”が注目される。
 
 不倫上司減給処分 女性は自殺、「信用失墜」と/大分市
1986.11.15 東京夕刊 

  大分市は、独身女子職員A子さん(25)と不倫関係になり、自殺に追い込んだ上司のB主任(34)を減給(十分の一、一か月)処分にしていたことが十五日、明らかになった。市は「公務員としてはあるまじき行為」と説明しているが、プライベートな問題で処分したのは極めて異例。

  調べによると、A子さんは、十月二十四日夜、別府市南石垣の別府国際観光港第三ふ頭から軽乗用車もろとも飛び込み、水死した。

  その直後から、同じ職場の妻子あるB主任との関係が市役所内でうわさになり、市はB主任から事情聴取した。その結果、A子さんと交際していたことを認め、A子さんから結婚を迫られ、自宅にまで押しかけられるなど、問題がこじれている最中の自殺だったことがわかった。このため市は、B主任の行為が地方公務員法二九条三項の「懲戒規定」と三三条の「信用失墜行為の禁止規定」に当たると、十二日付で処分を発令した。

  市人事課では「結果として自殺の事実があり、二人の関係が原因の一つになった以上、放置することは職場内の不倫を容認することになる」と話している。
 
 朝日
 夫絞殺の被告に懲役11年の判決 地裁 /兵庫県
2018.05.19 大阪地方版/兵庫 

  神戸市内の自宅で2003年5月に夫(当時58)を絞殺したとして、殺人罪に問われた無職のa被告(64)の裁判員裁判の判決が18日、神戸地裁であった。川上宏裁判長は「不倫相手との関係を継続することが犯行動機。強い殺意があった」と述べ、懲役11年(求刑懲役12年)を言い渡した。

  判決によると、a被告は03年5月31日、神戸市中央区の自宅マンション寝室で、寝ていたエステサロン経営の夫・hさんの首をロープで絞めて殺害した。

  a被告は事件後、「夫が仕事に出たまま帰らない」と行方不明者届を県警に提出。約12年後の15年12月、2人が以前暮らしていた神河町の空き家でhさんの骨が見つかり、県警が捜査を進めた。

 
 渡辺謙さん・南果歩さん離婚
2018.05.18 東京朝刊 

  俳優の渡辺謙さん(58)と南果歩さん(54)が離婚したことを17日、南さんの所属事務所が明らかにした。南さんは所属事務所を通じ、「出会いから16年、様々なことを学びました。そしてこの1年は、自身の生き方を見つめ直す時間を与えられました。これからは曇りのない笑顔で、私らしく歩んで参りたいと思います」とコメントした。昨年、南さんが乳がん闘病中に渡辺さんが不倫していたことが報じられ、渡辺さんも認めていた。

 
 セクハラ「30年前と変わらず」 全国初の裁判元原告の女性 【西部】
2018.05.08 西部朝刊

  福田淳一・前財務事務次官のセクハラ問題や麻生太郎財務相らの姿勢に対し、抗議の声がやまない。1989年に全国で初めてセクハラを巡って争う裁判を起こした元原告でフリーペーパー編集長の晴野(はるの)まゆみさん(60)=福岡市=は、セクハラが起きる社会の状況が「約30年前と変わっていない」と指摘。「女性を一人格としてではなく、性的対象物として見ていることが問題の本質」と語った。

  晴野さんは、勤めていた出版社の上司だった男性から「異性関係が乱れている」「不倫している」などと繰り返し中傷され、退職を強要された。「立場が上の男性から一方的に性的発言を繰り返されると、本当に、ものすごく怖い」

  提訴した当時、「もてない女が騒いでいるだけ」と揶揄(やゆ)されたこともあった。福田前次官のセクハラ問題に抗議する野党の女性議員らを「セクハラとは縁遠い方々」とツイッターで取り上げた自民党衆院議員も、同じレベルだと指摘する。

  職場での「和」を乱したくないからと、自身も以前は冗談や笑いでごまかしてはっきりノーと言えずにいた。ただ、それでは何の解決にもならないことに思い至った。「しんどいですよね。本心は嫌なのに。男性には不快な気持ちだとか、恐怖だとかは伝わらない」

  「言われるうちが花」。提訴前、裁判所の調停委員から言われた言葉が忘れられない。「私は花じゃない。人格をもった人間としてみてほしかった」。調停は不成立に終わり、民事裁判に訴えたが、録音テープなどの物的証拠はなく、元上司らはセクハラの事実を否定。かかわりたくないと証言を断る人もいる中、福岡地裁は92年、原告の主張をほぼ全面的に認め、元上司と会社に計165万円の支払いを命じた。

  今回、問題がクローズアップされることは、セクハラが起きる土壌を改めていくいい機会だという。「泣き寝入りしてしまえば、加害者の男性側も学ぶ機会を失う。女性が嫌がっていることに男性が気づかないなら、やはり『嫌だ』と言わなければならない。男性も向き合ってほしい。女性と男性が相互理解を深める環境をつくっていくことが望ましいと思う」

 
 傷害の疑いで県職員逮捕 交際中の女性殴る /三重県
2018.05.08 名古屋地方版/三重

  交際中の女性を殴ってけがをさせたとして、県警は6日、熊野市木本町、県熊野農林事務所農政室長e容疑者(56)を傷害の疑いで逮捕し、発表した。

  松阪署によると、e容疑者は5日午後2時10~25分ごろ、不倫関係にあった松阪市の50代女性の自宅前に止めた乗用車の車内で、左拳や固形入浴剤が入ったポリ袋で女性の頭や背中を数回殴ってけがを負わせた疑いがある。「殴ったことは間違いないが、左拳では殴っていない」と供述しているという。

 
 500万円詐取容疑、「指示役」の17歳を逮捕 /兵庫県
2018.05.02 大阪地方版/兵庫 

  尼崎市の70代女性から現金500万円をだまし取ったとして、西宮署は1日、横浜市の無職の少年(17)を詐欺容疑で4月30日に逮捕したと発表した。少年は「知りません」と否認しているという。

  署によると、逮捕容疑は昨年8月31日~9月1日、息子になりすまして「会社の若い子と不倫をして妊娠させてしまった。相手の夫が怒っている」と女性に電話し、示談金450万円と弁護士費用50万円を用意させて尼崎市内のコンビニエンスストア前で受け取ったというもの。現金の受け取り役とみられる男(20)が西宮市であった別の詐欺未遂事件で現行犯逮捕され、指示役として少年の関与が浮かんだ。

 
 妻装い、不倫相手に「慰謝料払え」 875万円詐取容疑で男逮捕 三重 【名古屋】
2018.04.18 名古屋朝刊 

  三重県警は17日、妻になりすますなどして元交際相手の女性から約875万円をだまし取ったとして、岐阜県大垣市三塚町、無職k容疑者(42)=恐喝未遂罪で起訴=を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。

  津署によると、k容疑者は2014年5月ごろ、不倫関係にあった津市の30代の女性に「関係を妻に知られた。妻が慰謝料300万を請求しようとしている」とメールを送信。さらに普段とは違うアドレスから件名に「kの妻です」などと記して、「慰謝料を支払っていただきます」とメールを送り、17年4月まで26回にわたって計約875万円を振り込ませ、だまし取った疑いがある。

  k容疑者は容疑を認め、「パチンコで作った借金の返済にあてようと思った」と話しているという。

  k容疑者は、同じ女性に対して、モザイク加工した女性の写真と「要求に応じないときは写真等を関係先に送る」と記載した文書などを送りつけ、200万円を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂容疑で逮捕、起訴されている。

 
 盗撮容疑の巡査部長、書類送検し懲戒免職 捜査資料のAV窃盗容疑も /大分県
2018.03.23 西部地方版/大分 

  盗撮容疑で事情聴取していた臼杵津久見署の30代男性巡査部長について、県警は22日、捜査資料のアダルト動画が入った記録媒体も盗んでいたとして、窃盗と県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の疑いで大分区検に書類送検し、発表した。容疑を認めているといい、同日付で懲戒免職にした。

  県警監察課によると、巡査部長は2016年11月上旬と昨年10月中旬、廃棄処分する予定のDVD―Rなどの記録媒体計約100枚を署内で盗んだ疑いがある。今年1月上旬には、大分市内のリサイクルショップや商業施設で30代女性ら3人のスカート内をスマートフォンで盗撮した疑いがある。

  今年2月、巡査部長が盗撮容疑で取り調べを受けていることが明らかになっていた。

  また、昨年1月~今年3月上旬には、結婚しているのに、30代女性と不倫をしていたことも判明した。

  巡査部長は「自宅で見るために盗んだ。盗撮は3年ほど前から数十回やった。スリルを味わいたかった」と話したといい、スマホに盗撮したような画像が数十枚あったという。

  巡査部長は、事件の捜査終了後にDVD―Rなどを廃棄する役目を申し出て、持ち帰っていた。県警によると、裁判に提出される証拠品の廃棄は、上司の立ち会いを内規で義務付けているが、廃棄するのが公判に出されない捜査資料にとどまる場合は、一人での処分が可能だったという。

  県警は今後、「廃棄の規定を厳格にする」と説明している。また、監督責任や捜査資料の保管責任を問い、署長ら4人を本部長注意などの処分にした。(平塚学)

  ■臼杵津久見署の処分者

  <所属(階級)>30代生活安全課員(巡査部長)※

 <処分内容>  懲戒免職

  <処分理由>  盗撮、窃盗行為、不適切交際

     *

  <所属(階級)>50代署長(警視)

  <処分内容>  本部長注意

  <処分理由>  監督責任

     *

  <所属(階級)>50代副署長(警視)

  <処分内容>  所属長注意

  <処分理由>  監督責任

     *

  <所属(階級)>50代生活安全課長(警部)

  <処分内容>  所属長訓戒

  <処分理由>  監督責任、捜査資料の管理を怠る

    *

  <所属(階級)>40代生活安全課係長(警部補)

  <処分内容>  本部長注意

  <処分理由>  監督責任、捜査資料の管理を怠る

 ※は22日付で書類送検

 
 (試写室)『ホリデイラブ』 夫婦の絆壊す不倫のわな
2018.02.02 東京朝刊 

  ★朝日 夜11・15

  信頼していた夫に浮気される「サレ妻」の高森杏寿(あず)(仲里依紗=写真)が主人公の連続ドラマ。単身赴任中の夫・純平(塚本高史)の裏切りが発覚した初回に続き、2話目の今夜も物語はテンポよく進む。

  過ちをわび、やり直したいと懇願する純平。一度は離婚を決意した杏寿だったが、父親に会いたがる娘の姿を見て気持ちが揺らぐ。

  純平は浮気相手・井筒里奈(松本まりか)との関係を終わらせようとするが、彼女の思わぬ言動によってさらなる泥沼にはまり込む。一方、杏寿の前にも魅力的な男性が現れて……。

  杏寿と純平が夫婦の絆を取り戻そうとする度、絶妙な具合に仕掛けられる「わな」の数々。2人はそこから逃れられるのか。「不倫ネタ」には食傷気味だったが、気づけばすっかり見入っていた。

 
 パワハラや不倫で3警察官を処分 拳銃保管場所巡っても /長崎県
2018.01.27 西部地方版/長崎 

  県警が昨年12月に、部下にパワハラ行為をしたとして本部所属の30代男性巡査部長を本部長訓戒処分にしていたことがわかった。また、一般女性と不倫していたとして県南地区の署に勤務する30代男性巡査長を本部長訓戒処分にしていた。

  監察課によると、巡査部長は同年3~10月に、職場の懇親会の場で、部下の男性の髪の毛を引っ張って抜いたり、別の日の飲み会の帰り際に「注意した時の態度が気に入らなかった」として、同じ男性の頭をげんこつでたたいたりした。「場を盛り上げようと思った」「社会人としてのマナーを教えたかった」などと話しているという。

  また、県警は、決められたロッカーではなく、個人のロッカーに拳銃を2日間保管していたとして、県南地区の署に勤務する30代男性巡査長を昨年12月に本部長注意処分にした。

 
 小室哲哉さん「けじめとして引退」 闘病中の妻KEIKOさんにも触れる 不倫疑惑報道受け会見
2018.01.20 東京朝刊 

  1990年代に多くのヒット曲を生み出した音楽プロデューサーの小室哲哉さん(59)が19日、東京都内で会見を開き、音楽活動からの引退を表明した。自身の女性問題を取り上げた週刊誌報道に触れ、創作活動の行き詰まりも感じていたことなどから「おわびと同時に、僕なりにこの騒動のけじめとして引退を決意した」と話した。

  会見は、今週発売の週刊文春が小室さんと看護師の女性との不倫疑惑を報じたことを受け、設けられた。小室さんは「男女の関係はないが、世間の皆様に不快な思いをさせた。自発的な音楽活動は本日をもって終了します」とした。

  2011年にくも膜下出血で倒れて闘病生活中の妻KEIKOさん(45)の介護を担うなか、「(KEIKOさんが)音楽に興味を持つ日が減り、夫婦の会話もできなくなり、あきらめてはいけないと思いながら疲れてしまった」と言及。自身も2年前にC型肝炎や突発性難聴が発症し、音楽活動と「両立させる限界を感じた」という。

  昨年8月ごろから、自身の作る音楽が「期待に応えるレベルなのか自問自答する日々だった。90年代ではありえないことが起きた」とし、引退後の活動については「まだ言える状況ではない」と述べた。

  所属レコード会社によると、すでに出演が決まっている公演やテレビ番組などは予定通り出演。進行中の仕事は、関係者との協議で調整するが、新規の活動は行わないという。

  小室さんは、84年に音楽ユニット「TMネットワーク」でデビュー。94年の解散後は音楽プロデューサーとしても活躍し、安室奈美恵さんやtrf、篠原涼子さんらに楽曲を提供し、ミリオンヒットとなった。

  98年に自ら出資して香港に総合音楽プロダクションを設立したが、株価の急落などで多額の負債を背負った。08年に詐欺事件で逮捕され、翌年、懲役3年執行猶予5年の有罪判決を受けた。10年に作曲家としての活動を再開していた。

 
 不倫きっかけ、少年とのみだらな行為発覚 勝浦署の男性巡査長、書類送検 /千葉県
2018.01.19 東京地方版/千葉 

  18歳未満の少年にみだらな行為をしたとして、県警は18日、勝浦署留置管理課の男性巡査長(29)を県青少年健全育成条例違反容疑で書類送検し、停職6カ月の懲戒処分にした、と発表した。巡査長は同日付で依願退職した。

  監察官室によると、巡査長は第1機動隊に勤務していた2016年9月、インターネットの掲示板で知り合った県内の男子中学生に対し、公共施設とアミューズメント施設のトイレで計2回、みだらな行為をした疑いがある。掲示板は同性愛者向けで、金銭の授受はなかったという。

  巡査長が不倫交際していた女性が昨春、「独身と思っていたら結婚していた」と県警に相談。県警が巡査長のスマートフォンのメールの履歴を調べて、少年との関係が明らかになった。巡査長は「同性との行為に興味が湧いた」などと話したという。

  県警は「警察官として言語道断の行為であり、遺憾。被害者及び県民のみなさまに心からおわび申し上げます」としている。

 
 警察キャリア、処分 発注先と不倫、供応受ける
2017.12.16 東京朝刊 

  警察庁キャリアの男性警視長(45)が警視庁在職時に仕事で知り合った会社役員の女性と不倫関係を続け、計約65万円分の飲食などの供与を受けたなどとして、警察庁は15日、停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。警視長は同日付で辞職した。

  警察庁によると、警視長は警視庁交通総務課長だった2015年11月に仕事で30代女性と知り合い、翌月から交際を始めた。女性の会社は16年4~8月、交通安全キャンペーン行事の業務を約250万円で受注。警視庁と同社が契約関係にあったこの期間、25回にわたる飲食代やホテル代など約9万円分を女性に負担させた。これ以外に、交際を終える今年2月にかけて計約56万円分を負担させた。

  警察庁などによると、この業務の契約には計5社が参加し、課長がトップを務める選考委員会での検討を経て女性の会社が受注した。選考過程で課長も意見を述べていたが、契約手続きに問題はなく警視長が便宜を図ったことはなかったと判断した。)
 
 なりすまし詐欺で498万円被害 /福島県
2017.11.19 東京地方版/福島 

  二本松署は18日、二本松市に住む70代の女性がなりすまし詐欺で498万円の被害にあったと発表した。

  署によると、14日から17日にかけて、女性宅に息子を名乗る男から電話があった。男は「不倫をして妊娠させた。示談金が必要だ」などと偽り、女性に同市内のATMから7回にわたり計498万円を振り込ませた。女性は18日に息子と連絡がとれ、被害に気づいたという。

 
 自民、中川氏を公認せず 前職を擁立 衆院選・広島4区
2017.10.01 東京朝刊 

  自民党は30日、不倫問題で同党を離党した中川俊直前衆院議員(47)が地盤とする衆院広島4区について、新谷正義前衆院議員(42)を公認候補として擁立すると発表した。中川氏は4月、経済産業政務官を辞任して離党。広島4区で立候補する意向だが、党として対立候補を立てた。

  元秘書への暴言・暴行が報じられた豊田真由子前衆院議員(42)が地盤とする埼玉4区でも、すでに新顔の公認を決めている。

 
 起訴内容を認める 近江八幡刺殺、初公判 /滋賀県
2017.09.26 大阪地方版/滋賀 

  実父の再婚相手だった女性(当時52)を刺殺したとして、殺人と詐欺の罪に問われた近江八幡市安土町下豊浦の無職平沼久美子被告(45)の裁判員裁判の初公判が25日、大津地裁(伊藤寛樹裁判長)であった。平沼被告は起訴内容を認めた。27日に結審し、判決は29日の予定。

  起訴状などによると、平沼被告は2014年10月13日に同市内の民家で、女性の腹部などを刃物で刺して殺害したとされる。また、収入があるにもかかわらず11年5月から10月まで、生活保護費約100万円を不正に受給したとされる。

  検察側は冒頭陳述で、平沼被告が実父の再婚相手で飲食店経営の女性に家庭を壊されたと考え、強いうらみを抱いていたと指摘。雨で返り血などが流れて証拠が残らないと考えて台風の日を犯行当日に選ぶなど、犯行は計画的で残虐だったと主張した。

  一方、弁護側は、平沼被告が思春期のころから女性と実父が不倫関係になり、実母が実父から暴力を振るわれるなどすさんだ環境に置かれていたと指摘。「直前まで殺害するか迷うなど計画性はなく、高齢の実母や子どもは(平沼)被告を事件後も慕っていて、帰ってくるのを待っている」と主張した。(藤牧幸一)

 
 (ひととき)不倫は公に騒ぐ話?
2017.09.25 東京朝刊

  先日、浮気だ不倫だと騒がれ、民進党の女性議員が離党しました。何とも馬鹿馬鹿しいと私は思います。

  政治家は、国民のための政治を行うのが仕事。政治家としての力量があれこれ問われるのなら納得できるのですが、不倫騒動にはあきれてしまいます。報道関係者たちも、なんでそんなことを大きく取り上げるのでしょうか。

  不倫なんて個人的な問題で、公の場で騒ぐことではないと思うのです。個人的な問題と言っても、交友関係を大事にするあまり、国民のためにならない政治をされては困りますが。

  それとも、不倫や浮気の話を取り上げると、週刊誌などが売れるのでしょうか。でも、国政とは切り離してほしいです。

  もう何十年も前になりますが、地元で知られた人たちについて「あの人が浮気している」とか、「この人もそうだ」とか、うわさ話に花が咲き、私は面白おかしく聞いていました。

  私自身は、幸か不幸か、色恋沙汰とは無縁で生きてきましたが、もし夫が浮気をしたら「お父さん、もててよかったわね」とでも言いたいです。でも、友人にそう話したら、なぜか一笑に付されてしまいました。

  (横浜市 吉井多恵子 主婦 80歳)

 
 (声)不倫になぜ首を突っ込むの?
2017.09.17 東京朝刊 

  高校生 田宮一夏(東京都 16)

  芸能人の不倫のニュースを見るたびに、いつも疑問に思うことがあります。「税金を使っていた」などと、国民に迷惑をかけているのならわかりますが、誰にも迷惑をかけていないのに、ただ芸能人をおとしめるためだけに報道するのはどうなのでしょうか。

  もし、私の母か父が不倫をしていて、友達や周りの人などに知られていたら、ショックなうえ、次の日からどうやって顔を合わせて良いのかわからず、家に引きこもってしまうと思います。

  確かに不倫は良くないことだと思います。しかし、それはその人とその人の家族と、不倫相手の問題であって、私たちが首を突っ込むことではないと思います。私はこう考えますが、皆さんはどう考えますか?

 
 (ニュースQ3)不倫報道、なぜこんなに過熱?
2017.09.08 東京朝刊 

  お笑い芸人、タレント、政治家、作家……。そして7日、また、民進党の山尾志桜里衆院議員の「不倫」問題が報じられた。なぜ今、こんなに不倫報道が過熱するのか。

  ■この2年間で突出

  同日発売の「週刊文春」は「イケメン弁護士と『お泊まり禁断愛』」とのタイトルで、山尾氏が妻子ある男性と密会していたと大きく報じた。山尾氏は同日、離党を表明した。民放各局のワイドショーや情報番組は7日朝からこの話題でもちきりだった。例えば、テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」は約45分を割いた。

  不倫報道は最近目立つ。政治家では宮崎謙介氏、今井絵理子氏、中川俊直氏、お笑い芸人の宮迫博之さん、俳優の渡辺謙さんや斉藤由貴さん、作家の乙武洋匡さんら多くの有名人が報じられた。

  いつの世にも不倫はあり、古今東西の文学の題材にもなってきた。だが、メディアコンサルタントの境治さんは「それにしても、いまの報道の過熱ぶりは異常だ」とみる。民放の在京キー局が、不倫報道にどれだけ時間を割いているかをデータ会社に依頼して調べたところ、2014年、15年は30時間未満だったのに、16年に170時間に急増、今年は8月27日までで120時間に上り、「この2年の突出ぶりが際立つ」という。

  ■ネットの反応考慮

  要因の一つはネットとテレビの相乗効果だ。週刊誌がネットで不倫報道を予告するパターンが始まり、ある民放キー局幹部は、「世の中の一大事のように報じるのはどうかと思う。だが、制作現場にとって、ネット上の反応が世間の関心事のバロメーターになっている。ネットが盛り上がると、テレビでも取り上げやすくなる」と語る。

  境さんは、不倫のイメージの変化も挙げる。転機は、16年1月に発覚したタレント・ベッキーさんとミュージシャン・川谷絵音さん。境さんは「謝罪後に、実は反省していないとも受け取れるLINEでのやりとりが世間にさらされる新しい展開で、『不倫=完全悪』のイメージができあがり、メディアも視聴者も、いまも引きずっている」とみる。

  「コンプライアンス」(法令順守)の風潮の強まりを指摘するのは、岩波明・昭和大教授(精神医学)だ。岩波教授は「不倫のとらえ方は人、事例によって異なるはずで、それほど悪いと思っていない人もいるだろう。なのに、不倫を許容するような意見を表明した人まで批判の対象になる雰囲気がある。寛容さが失われているようにも思う」。

  ■慰謝料相場は下落

  過熱する不倫報道の裏で、実は、不倫にともなう慰謝料の相場は下がっているという。不倫訴訟に詳しい田村勇人弁護士は、不倫で離婚した場合に裁判で認められる慰謝料は約300万円、離婚しない場合で100万円だといい、10年前と比べて2、3割減だと明かす。「裁判所が、円満な家庭を維持することの価値が相対的に下がっている、と考えているのかもしれない」

  それでも不倫の注目度が上がることについて、岩波さんは「いったん『悪』のイメージがついた人を一斉にバッシングする風潮がある。不倫は褒められたことではないが、批判できるのは身内だけなのではないか」と話す。

 
 40代巡査長、県を賠償提訴 「借金・不倫で退職強要された」 /山口県
2017.08.02 西部地方版/山口 

  借金や不倫を理由に上司から繰り返し退職、降格を強要されたとして県警の40代の男性巡査長が、県に500万円の損害賠償を求める訴訟を山口地裁に起こしていたことが1日、分かった。提訴は6月12日付。

  訴状によると、男性巡査長は光署地域課に所属していた昨年10月、同署会計課の職員の横領事件にからんで取り調べを受け、自身の借金や不倫相手への送金が発覚。これらの行為が公務員にふさわしくないとして、上司から辞職願の提出を求められた。さらに「債務整理計画書」や携帯電話の提出、妻との離婚や離婚届のコピー提出を求められるなどした。

  また、監察官からは「懲戒免職になったら、退職金出んぞ」と懲戒免職の可能性を示唆された。巡査長は5カ月間にわたり、毎日のように退職や降格を迫られ、ストレスで自律神経失調症を発症したという。

  警察庁が各都道府県警にあてた通達では、借金、不適切な異性交際は戒告処分にあたるとされている。

  一方、巡査長側は訴状で、毎日のように退職や降格を迫る行為は「いじめ、嫌がらせ、私生活への違法な介入というほかない」と主張。巡査長は代理人を通じて「パワハラ、私生活への干渉という環境に改善を望んでいる」とコメントした。

  県警監察官室は取材に対し「訴訟に影響を及ぼす恐れがあるので、コメントは差し控えさせていただきます」と答えた。

 
 中川俊直議員が不倫問題を謝罪 議員活動継続を表明 【大阪】
2017.07.29 大阪夕刊

  不倫報道などで4月に経済産業政務官を辞任し、自民党を離党した中川俊直衆院議員(47)=広島4区=が29日、広島県東広島市で報道陣の取材に応じ、不倫問題を謝罪したうえで、議員活動の継続を表明した。

  中川氏はこの日午前、後援会の支持者らを前にこれまでの経緯を説明し、不倫問題について謝罪したという。後援会も議員活動の継続を認め、支持していくことを決定した。

  その後、中川氏は報道陣に「今回の一連の報道を通じ、ご迷惑をおかけしたすべての皆様に心からおわびを申し上げたい。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。離党後3カ月以上、自ら公の場で説明してこなかったことについて「心身の故障で国会開会中、公の場に出てくることがかなわなかった」と釈明した。

  衆議院事務局によると、中川氏は4月21日から国会本会議を欠席していたという。中川氏は、この日をもって議員活動を再開すると述べた。

  中川氏は4月、「一身上の都合」を理由に経産政務官を辞任。直後に週刊新潮が中川氏が不倫に関与したなどと報じた。

 
 強姦罪などの被告に懲役7年の判決 /山形県
2017.07.15 東京地方版/山形 

  ●強姦(ごうかん)罪などの被告に懲役7年の判決 不倫相手の女性を車で連れ去り、暴行したとして、強姦や脅迫、監禁などの罪に問われた住居不定、無職のi被告(41)の判決公判が14日、山形地裁であり、児島光夫裁判長は「犯行は身勝手で一方的」として、懲役7年(求刑懲役10年)を言い渡した。判決などによると、i被告は昨年3月、酒田市内を運転中の乗用車内で、「娘を殺す」などと40代の女性を脅迫。昨年5月にはこの女性の車に無理やり乗り込み、監禁し、富山県まで連れて行った。また、昨年11月、地裁鶴岡支部での公判中、証人尋問のために出廷していたこの女性に暴行した。

 
 なりすまし詐欺で900万円被害 /福島県
2016.12.18 東京地方版/福島

  いわき東署は17日、いわき市内の女性(71)が約900万円をだまし取られたと発表した。

  同署によると、女性は12日、息子を名乗る男から「不倫して示談にお金が必要になった」との電話を受け、指定された銀行口座に200万円を振り込んだ。その後も男から振り込みを促す電話があり、16日までにさらに計約700万円を振り込んだ。16日になって女性が離れて暮らす息子に携帯電話で確認し、被害が判明した。

 
 不倫の交際で困窮、事件直後に多額出費 元警官公判で検察側 男性殺害 /埼玉県
2016.12.02 東京地方版/埼玉 

  元県警巡査部長のn被告(33)=川越市=が男性を殺害し、金を奪ったとして強盗殺人などの罪に問われた裁判員裁判。1日までのさいたま地裁での公判で、金に窮した被告が、事件直後に多額の金を使った状況が明らかにされた。

  起訴状によると、n被告は昨年9月3日午後、朝霞市の無職tさん(当時58)を絞殺し、現金などを奪ったとされる。弁護側は殺意や強盗目的を否定し、傷害致死と窃盗の罪にあたると訴えている。

  証拠調べで検察側は、妻子がいたn被告が、別の交際女性とやりとりしていた通信アプリ「LINE(ライン)」のやりとりを紹介。2人は事件前から沖縄旅行を計画していたが、女性に予約を促され、7月25日に「明日にでも予約する」、8月24日に「ごめんね、不自由させて」などと返信し、旅行の計画を進められずにいた状況を指摘。女性と同棲(どうせい)していたアパートの家賃も昨年4月から滞納していたという。

  検察側は、こうした交際のための費用に窮したn被告が、金を奪うためにtさんを殺害したと主張。事件直後の3日夕から4日にかけて、n被告が旅行の航空券やレンタカーを予約したほか、アパートの滞納家賃の支払い、風俗店の利用、7日からの旅行中の観光代などとして、1週間ほどで90万円以上を使ったと指摘し、これらの出費を奪った現金約121万円から払ったと主張している。

  1日には交際女性が検察側証人として出廷。「妻と離婚したと聞いていた。積立金もあると言われていた」と証言した。

 
 犯行の背景に不倫、生活費工面で困窮 男性絞殺、元警官初公判 /埼玉県
2016.11.29 東京地方版/埼玉 

  昨秋、現職の県警巡査部長だったn被告(33)=川越市鯨井、懲戒免職=が朝霞市の男性(当時58)を殺害し、金を奪ったなどとして強盗殺人などの罪に問われた事件。28日にさいたま地裁(佐々木直人裁判長)で始まった裁判員裁判で、被告が不倫相手への金の工面で困窮していく経緯が明らかにされた。

  検察側の冒頭陳述によると、朝霞署員で妻子がいたn被告は、事件で知り合った女性と2014年から不倫関係に。女性のためにアパートを借り、生活費や家賃を負担した。15年3月には不倫を理由に浦和署へ異動になったが、女性との関係は続き、4月からはアパートの家賃を滞納。借金も重ねたとされる。

  約5カ月後、朝霞市で無職tさんが絞殺される直前に、n被告は女性と旅行の約束をする一方で、アパートの管理人から家賃を払わなければ退去させると警告され「9月4日に支払う」と約束。tさんは3日に殺害された。

  検察側は、直後に家賃を支払い、女性と沖縄へ旅行したことを指摘し、事件前に「殺して金を奪う意思を持っていた」と主張した。

  弁護側は、n被告が女性から「妊娠した。結婚してくれなければ警察に言う」と言われて「怖くて関係を続けてしまった」と主張。「(以前捜査で訪れた)tさんの家なら、金を取れるかもしれないと考えてしまった」と述べた。

  一方で、n被告はtさんを死なせたことは認めたが、殺意や強盗目的は否定。弁護側も「金を諦めて帰ろうとしたときにtさんが大声を出し、止めようとして首を絞めた」として、傷害致死罪と窃盗罪にあたると主張した。

  遺族はこの日、県警を通じ「被告を決して許すことはできないし、一番重い刑を望んでいる」とのコメントを出した。

 
 ベッキーさん、芸能活動再開
2016.05.14 東京朝刊 

  タレントのベッキーさん(32)が、13日夜に放送されたTBS系列のバラエティー番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」に出演し、芸能活動を再開した。ベッキーさんはロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル、川谷絵音(えのん)さんとの不倫を週刊誌などで報じられ、1月末から休業していた。番組でベッキーさんは、「人としても、プロとしても最低なことをしてしまいました。深く深く反省しています」などと涙ながらに語り、謝罪した。

 
 「ゲスの極み」川谷さん離婚 【大阪】
2016.05.10 大阪朝刊 

  ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル、川谷絵音さんが9日、自身のブログで離婚したことを公表した。ブログには「私事ではございますが、我々夫婦は話し合いの末に離婚しました事をご報告致します」などとつづっている。川谷さんは今年1月、タレントのベッキーさんとの不倫が週刊誌に報じられていた。

 
 わいせつ行為の教諭免職 /北海道
2016.04.28 北海道朝刊 

  北海道教育委員会は27日、女子生徒にわいせつ行為をした石狩管内の高校の男性教諭(55)を懲戒免職とするなど、6件の懲戒処分を発表した。

  道教委によると、男性教諭は2014年から15年にかけ女子生徒にわいせつ行為をし、認めているという。そのほか、以前勤務した学校の教え子の母親と不倫関係を持った上川管内の小学校の男性教諭(49)を減給1カ月(10分の1)、体罰をした教諭ら4人を減給2カ月や減給1カ月、戒告などとした。

 
 (ニュースQ3)芸能人に国会議員…やっぱり気になる他人の不倫
2016.02.24 東京朝刊 

  どうでもいい、と思ってみても、なぜか気になる他人の「不倫」。年明けから相次いだタレントや国会議員の不倫騒動は、「休業」と「辞職」にまで発展した。世間は、なぜこんなに注目するのか。

  ■掲載週刊誌、売り切れ続出

  「発売初日の昼に売り切れた。直送してほしい」。1月、タレントのベッキーさんとバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル川谷絵音(えのん)さんの不倫を週刊文春が報じて以降、発行元の文芸春秋には書店から問い合わせが相次ぐ。1月14日号から4週連続で2人のスキャンダルを掲載し、2月18日号では宮崎謙介・元衆院議員の「お泊まりデート」。同社によると、この間の売り上げは前年同期比2割増で、6号中3号が2年半ぶりの「完売」だった。

  他人の不倫が、なぜこうも気になるのか。東京大大学院の瀬地山角(せちやまかく)教授(ジェンダー論)によると、浮気が即離婚につながる米国に比べ、日本は浮気がばれても離婚しない夫婦が多く、「浮気しても結婚が続くので不倫が目立つ」という。一方、日本人には「性関係は夫婦内に限定すべきだ」という規範意識が強い。「不倫が起きやすいのに、不倫に厳しい。だから不倫に注目が集まりやすい」という理屈だ。

  ■SNS発達、逃げ切れない

 今回は「プラスアルファ」の要因もあった。ベッキーさんは「清純」なイメージが強かった上、川谷さんは、「糟糠(そうこう)の妻を捨て新しい女性に乗り換えたと捉えられた」。宮崎氏については「育休をぶち上げたことに尽きる。それがなければ、辞職も、注目されることもなかっただろう」と瀬地山教授。

  さらに危機管理コンサルタントの白井邦芳さんは「有名人のスキャンダルは昔からあるが、SNSが発達した現代では情報が広く拡散するようになり、当事者は説明せずには逃げ切れなくなった」と分析する。

  渦中の「当事者」から世間はどう映るのか。2010年に、女性タレントとの過去の不倫を報じられたジャーナリストの山路徹さん(54)は、「ひたすら謝って謝って、それでも許してもらえるか、わからない状況だった」と当時を振り返る。今回の不倫騒動に対する社会の反応を「一度たたき始めるとボコボコにするまで気が済まないリンチの論理に似ている」と感じた。山路さんは今も、情報番組などで不倫へのコメントを求められる。「一生付き合っていくしかない。むしろ、逆に受け入れて対応しないと生きていけません」

  ■報道を見て「他山の石」に

 一方、瀬地山教授はそんな状況に「不倫は犯罪ではなく、本来は当事者間で解決する問題。有名人だからといって、社会が『制裁』を加えようとすべきではない」と主張する。

  「はじめての不倫学」(光文社新書)の著者、坂爪真吾さんは、不倫を殺人や自殺に発展することもある「社会の問題」と捉えて、社会全体で防止策を考えるべきだと提唱する。「誰でも突然、誰かに心を奪われることがあり得る。不倫には『魔力』がある」と話す。その上で「不倫がどれだけ人を傷つけるのか、自分自身に置き換えて不倫報道を見るとよい。それが不倫防止につながれば、今回の騒動にも意義があるのでは」。

 
 (声)不倫辞職、擁立した責任重い 【大阪】
2016.02.18 大阪朝刊 

  無職 竹野内豊(京都府 67)

  国会議員として育児休暇を取る考えを表明した自民党のm衆院議員(京都3区)が不倫問題で議員辞職した。彼がやったことは、議員の女性と結婚して子供を作り、育休を主張する一方で妻の出産目前に不倫をし、育休の充実を真に望む人たちに大きなマイナスイメージを与えたことだ。辞職は当然だ。

  私は京都3区の有権者として非常に腹立たしい。m氏に票は入れなかったが、男性の育休は今後必要だと思い、前向きに捉えていた。それを裏切るものであり、このような人物を擁立した責任者は誰だと言いたい。

  m氏は京都3区に親戚がいるというが、地元に深いゆかりがある人物ではないだろう。「自民党公認」という看板で当選出来たとしか思えない。自民党が候補者公募で彼を選び、その看板を与えた責任は重い。

  そういえば未公開株を巡る金銭トラブルで自民党を昨年離党した滋賀のm衆院議員も公募議員。同じく昨年、衆院本会議の欠席などを批判され維新の党から除名処分されたk衆院議員も公募だそうだ。2012年初当選という共通点もある。議員以前に人としてどうか。m氏とk氏は辞職もしておらず、税金が支払われ続けているのも納得がいかない。

 
 「不倫で家庭破綻、貧困問題の一因」 性と社会問題考える著作 新潟の坂爪さん/新潟県
2015.11.13 東京地方版/新潟

  不倫によるパートナー関係の破綻(はたん)を防ぐことができれば、貧困問題解決の一助となる――。重度の男性身体障害者に性的な支援をする一般社団法人ホワイトハンズ(新潟市西区)の坂爪真吾代表理事(34)が、婚姻関係外での恋愛や性交渉を社会問題と考えて防御策を考える著書「はじめての不倫学」(光文社新書、税抜き820円)を出した。

  坂爪さんは新潟高から東大文学部に進み、ジェンダー研究の第一人者の上野千鶴子氏のゼミで社会学を学んだ。

  同書ではまず、子どもや若者世代の貧困、生活保護受給をめぐる問題など、現代日本の様々な課題の背景には多くの場合、離婚による家庭破綻と、それに伴う経済困窮や心身の健康状態の悪化が潜んでいると位置付けた。その上で、不倫専門SNSやスワッピング(夫婦交換)、責任を持って複数の相手と恋愛関係を結ぶ「ポリアモリー」といった事例を紹介しながら、離婚の主な発生原因の一つである不倫を防ぐための方策を考察した。

  坂爪さんは人権の観点から、年齢や性別、障害や病気の有無に関わらず、「あらゆる人が性に関する尊厳と自立」を維持できる社会を理想として考え、2008年にホワイトハンズを立ち上げた。

  当初は「社会通念上、特定非営利活動と認められない」として新潟市のNPO法人格の申請に落とされるなど不遇をかこったが、近年は、公益財団法人「社会貢献支援財団」(東京都、安倍昭恵会長)から社会貢献者として表彰されたり、新潟青年会議所の新潟人間力大賞グランプリに選ばれたりするなど活動が評価されてきている。

  昨年の著書「男子の貞操」(ちくま新書、税抜き800円)では、主に結婚前の男性の性を健全化させる方法を論じた。今回の著書はその延長線上として、結婚後の性に関する課題である不倫に焦点を当てた。

  「不倫という問題にはすっぱり割り切れない点がたくさんある。話をできるだけ個人の問題に矮小(わいしょう)化、単純化せず、あくまで社会の問題と考え、公の場での実践、議論を踏まえて解決していこうということがテーマ」と話す。

  今後は、風俗店で働く女性たちの待機場に弁護士やソーシャルワーカーを送って無料相談会を開く取り組みや、男性が何を考え風俗を利用するのかといったことについて、本を出していきたいと考えている。

  「性にはいろんな社会問題が絡んでくるので、そこを解き明かしていければ。やることは無限にある」と熱く語る。

 
 警官、不倫で本部長訓戒 /秋田県
2015.10.17 東京地方版/秋田 

  県央部の警察署に勤務する男性巡査部長(30代)が、結婚しているにもかかわらず女性と不適切な交遊をしていたとして、本部長訓戒の処分を受けていたことが16日、朝日新聞の情報公開請求で分かった。処分は9月18日付。

  県警監察官課によると、巡査部長は8月上旬、秋田市内で知人女性と不適切な交遊をした。女性から同月、署に相談があり分かった。警察業務に関して知り合ったのではないという。

 
  不倫で出費、動機か 朝霞殺人、警官を起訴・懲戒免職 /埼玉県
2015.10.03 東京地方版/埼玉 

  朝霞市の民家で9月、住人のtさん(当時58)が絞殺された事件で、さいたま地検は2日、金目当てでtさんを殺害したとして浦和署巡査部長、n容疑者(31)=同日付で懲戒免職=を強盗殺人などの罪で起訴した。県警史上初という、現職警察官による殺人事件はなぜ起きたのか。捜査関係者らへの取材から、事件前のn容疑者の様子が見えてきた。

  起訴状によると、n容疑者は、tさん方にあった現金約121万6千円や、記念硬貨(額面合計64万7500円)を奪ったとされる。これまでの調べに、n容疑者は金銭目的を認める一方、「ロープで首を絞めたが殺すつもりはなかった」などと容疑を一部否認。動機や金銭の使途は明確になっていない。

  なぜ、そこまで金が必要だったのか。浮かんできたのが、女性の影だ。既婚者のn容疑者は朝霞署時代に事件捜査を通じて知り合った女性と不倫関係になったことが発覚。今年4月に注意処分を受けたが、関係はその後も続いていた。

  捜査関係者によると、n容疑者はこの女性と暮らしていたアパートの家賃を滞納していたが、事件後に数十万円を支払っていたほか、一緒に沖縄旅行に行き、数十万円を使った形跡もあるという。

  ■カード横領の容疑も

 前代未聞の不祥事に、県警も揺れた。県警は9月23日に臨時署長会議を開き、部下の身上把握や指導の徹底を図るよう、所属長らに指示。同30日の県議会本会議では、貴志浩平本部長が遺族と県民に謝罪した。

  県警は2日、n容疑者を懲戒免職にしたほか、監督責任として浦和署長を本部長訓戒とするなど、上司3人も処分としたと発表した。一方、n容疑者の処分理由には、職務でtさん方を訪問した昨秋に金庫の場所などを知り、今回の犯行に及んだという個人情報保護条例違反や不倫問題に加え、別の不正も含まれていた。監察官室によると、逮捕後に浦和署内のロッカーを捜索したところ、7月に死亡した男性(当時84)名義のキャッシュカードなどが見つかった。中野容疑者は当時、職務で男性方を訪れていたといい、県警はカードを持ち去った占有離脱物横領容疑で追送検する方針。n容疑者は容疑を否認しているという。

  貴志本部長は2日、改めて「警察官が重大な犯罪を起こしたことは言語道断で、深くおわび申し上げます。県民の信頼回復に向けて取り組みたい」との談話を出した。

 
 上越市職員を恐喝未遂容疑で逮捕 /新潟県
2015.10.01 東京地方版/新潟 

  上越署は30日、上越市吉川区梶の同市職員、y容疑者(42)を恐喝未遂容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

  署によると、y容疑者は8月上旬ごろから9月上旬ごろにかけ、上越地方に住む30代女性の自宅に「プロの盗撮カメラマン」と称して、「あんたの不倫写真ある」「ネットに流す」「金さえ払ってくれれば約束は守る」などと書いた手紙を3回にわたって送り、金を脅し取ろうとした疑いがある。

  村山秀幸市長は「市民の皆さんの信頼を大きく損ねてしまったことに対し、心からおわびを申し上げます」としている。

 
 (著者に会いたい)『はじめての不倫学 「社会問題」として考える』 坂爪真吾さん
2015.09.13 東京朝刊 

  ■新しい「性の公共」のために 坂爪真吾さん(33歳)

  性の問題が正面からなかなか語られない現状に一石を投じる一冊だ。『失楽園』『昼顔』など小説やドラマのネタとして今も話題を集める不倫。だが、原因や防止策を学術的に論じた本はそうそうない。「貧困など現代の社会問題は、離婚を引き起こす不倫の影響も大きい。この本が議論のたたき台になればいい」

  不倫を誰にでも起こり得る「感染症」とみなし、有効なワクチンがないかを模索。不倫専門SNSやオープンマリッジ(開放型結婚)、交際クラブ、スワッピング(夫婦交換)、それらを前提にした夫婦関係のありかたなどを、愛やエロを排除して冷静に検討していく。なかでも、「希望には十分なり得る」というポリアモリー(複数恋愛)の概念が興味深い。

  緊急回避的な処方箋(せん)として導かれる結論には賛否が分かれること必至だが、多少の誤解は織り込み済みという。「もちろん不倫の肯定ではない。難しい問題に対して0点だったところを、まず10点くらいまでもっていくことが大事ですから」

  2008年に地元・新潟で非営利組織「ホワイトハンズ」を設立。代表理事を務め、3年後に一般社団法人化した。性の問題を社会的な視点で捉える「性の公共」づくりを目指し、重度の男性身体障害者の射精介助や、今後の性風俗産業のありかたを議論する「セックスワーク・サミット」などに従事。来月、風俗店で働く女性たちの待機場に弁護士やソーシャルワーカーを送り、無料の法律相談会を開く取り組みも始める。

  「世間の認識をがらっと変えるのは難しい。対象者に不利益が及ばないよう、最低限必要なことを支援する側に理解してもらう。まずはそこをきちんと固めていきたいと思っています」

 
 不倫サイト情報流出、2人の自殺者? カナダ当局発表
2015.08.26 東京朝刊 

  「人生一度。不倫をしましょう」と呼びかけ、会員を増やした既婚者向け出会い系サイト「アシュレイ・マディソン」の情報流出事件で、運営会社のあるカナダの警察当局は24日、事件に関連して2人が自殺した可能性があることを明らかにした。「流出した」とされる情報は実際に登録されたものである可能性が高いといい、「3千万人以上の個人情報が流出した、世界最大規模の事件」としている。

  米国の捜査当局などと合同の会見で、カナダの捜査担当者は、「すべてのデータは確認できていないが、抽出したものは本物だった」と述べた。また「情報流出に関連して2人の自殺者が出たという未確認の情報がある」とも話した。国籍などは明らかにしなかった。

  世界48カ国で約3800万人の会員を集め、日本でも約180万人が登録しているという。米AP通信によると、運営会社は50万カナダドル(約4500万円)の懸賞金を懸け、情報提供を求めている。(サンフランシスコ=宮地ゆう)
 
 息子かたる特殊詐欺で600万円被害 /和歌山県
2015.07.25 大阪地方版/和歌山

  県警は24日、新宮市に住む70歳代の無職女性が現金600万円をだまし取られる被害にあったと発表した。

  新宮署によると、21日夕に息子をかたった男から「体調が悪くてのどががらがら。携帯電話が壊れたので友達の電話を借りている。携帯電話の番号を教えてほしい」と電話があり、女性が番号を教えると、翌日に「不倫をして子どもができた。中絶のために200万円が必要」などと電話があった。女性は同日、市内の金融機関のATMを使い、自身の口座から指定口座へ現金200万円を振替入金。23、24日にも電話があり、弁護士費用や消費者金融への返済などの名目で計600万円をだまし取られた。24日に男から入金の催促があった後、女性が金融機関や息子に連絡し被害に気づいたという。

 
 不倫出会い系サイト、個人情報流出 日本の会員180万人
2015.07.22 東京夕刊 

  世界最大規模の既婚者向け出会い系サイト「アシュレイ・マディソン」がハッキング被害に遭い、会員の個人情報が流出したと20日、カナダの運営会社が明らかにした。世界48カ国の約3800万人が登録しており、日本の会員は約180万人いるという。

  運営会社は、流出した個人情報の内容や規模について明らかにしていないが、セキュリティー会社によると、ハッカーはほとんどの会員の氏名、住所、クレジットカード情報などを取得したと主張。「サイトを閉鎖しない限り、ネット上に個人情報を流し続ける」として、すでに一部の会員の情報を流しているという。

  「アシュレイ・マディソン」は2013年から日本にも進出。「人生一度。不倫をしましょう」といううたい文句で、急速に会員数を増やした。(サンフランシスコ=宮地ゆう)

 
 (社説)不倫と裁判 一律には判断できない
2015.07.03 東京朝刊 

  クラブで働く女性と夫が不倫しても、商売で性交渉に応じたにすぎない。夫婦の平穏な暮らしを害する不法行為ではない。

  そう判断した東京地裁判決が注目を集めている。

  妻が夫の7年来の不倫相手として、東京・銀座のクラブのママに慰謝料を求めた裁判だ。

  判決は、よい顧客を確保するために営業活動として性交渉する人が少なからずいるといい、「枕営業」と呼んで、「公知の事実」だと認定した。この営業への対価はクラブに払われる代金に含まれているとして、売春と同様に扱っている。

  専門家からは「社会通念とずれている」などの批判が出た。

  欧米メディアでも報じられた。接客の女性と性関係をもつことに対する裁判所の寛容さへの驚きからのようだ。確かに大きな問題をはらむ判決だ。

  他方、不倫相手への慰謝料請求がほぼ認められている現状をどう考えるかは、目を向けるべき論点だろう。

  夫や妻に不倫された人が不倫相手から慰謝料をとれる、との判例は明治時代からあった。

  1979年の最高裁判決は、既婚者だと知って関係をもった場合は「どちらが誘惑したかなどにかかわらず、慰謝料を払う義務が不倫相手にはある」と明言している。

  96年には結婚が破綻(はたん)した後の不倫には責任はないとする最高裁判決もあったが、一般的に不倫相手は慰謝料を免れないとする判断が重ねられてきた。

  配偶者が不倫相手との生活を選び、残された人が二人に慰謝料を求めたいという気持ちは自然なものかもしれない。

  だが現実には、不倫発覚後も結婚生活は続き、不倫相手だけが訴えられることが少なくない。婚外交渉をしない義務は配偶者間のものなのだから、一義的な責任は配偶者にある。

  そんな中、夫が妻以外の女性に言い寄って強引に関係したようなケースでも、その相手の女性が慰謝料を払わざるをえないなど、実情に見合わないケースの指摘が出ていた。

  研究者や実務家からは不倫相手への慰謝料請求は、夫を奪って妻を困らせる意図があったときなど、限定的に認めるべきだといった反対意見が出ている。

  結婚が続いている限り、慰謝料は認めるべきでないとの意見もある。たしかに第三者を責めるよりまず夫と妻が向き合って解決すべき問題とはいえよう。

  司法は、不倫相手の責任を一律に認めるのではなく、不倫の経緯や夫婦関係を個別丁寧にみて判断することが求められる。
 
 36年前の不倫、介護中に怒り 夫を暴行死、妻に執行猶予判決
2015.06.26 東京朝刊 

  暴行のきっかけは、36年前の夫の不倫だった――。東京・目黒で昨年7月、介護していた夫(当時79)を殴って死なせたとして、傷害致死の罪に問われた妻(71)の裁判員裁判の判決が25日、東京地裁であった。島田一裁判長は「夫の不倫を思い出して不満がこみあげ、暴力に及んだ」と認める一方、「反省している」として、懲役3年執行猶予5年(求刑懲役4年)を言い渡した。

  ■苦い記憶、脳裏をよぎる

 判決によると、被告は昨年7月24日、東京都目黒区の自宅で、夫の頭や顔を数回殴り、8月2日に急性硬膜下血腫で死亡させた。

  公判で、犯行に至る経緯が明らかになった。被告は約50年前に大手銀行員の夫と結婚。夫の退職後も生活に不自由することはなかった。ところが昨年2月、胃がんなどの手術をした夫は介護が必要な状態に。法廷で被告は「あまりに急な介護で心の準備が追いつかなかった」と証言。そんなとき、36年前の苦い記憶が脳裏をよぎったという。

  1979年、夫は45歳、被告は36歳だった。夫はゴルフだと言って、よく泊まりがけで出かけた。ある日、夫の名刺入れから女性の写真を見つけた。夫の職場前で待つと、20歳ぐらいの女性と一緒に出てきた。夫は不倫を認め、謝罪した。

  被告は20歳で夫と結婚。夫以外の男性と交際したことはないという。不倫発覚後も、子どもに夫婦げんかを見せまいと、夫を責め立てることはしなかった。自分のプライドもあった。胸にしまったはずだった。

  しかし、一昨年から、夫婦の思い出話をする中で、ふと、この不倫が話題にのぼった。夫は時効と思ったのか、女性を次第に好きになり、旅行に行ったことなどを打ち明けた。「妻としては、一番聞きたくないことでした」と被告。そこに介護の不安が重なり、犯行に及んだと説明した。

  保釈後にカウンセリングを受けた被告は、こうつづった。「もっと夫に頼って、甘えれば良かった」「お互いに本心をぶつけ合う機会だったのに、逃してしまった」

  島田裁判長は判決の最後に、「被害者との約50年間の思い出は楽しいこともあったはず。感謝の気持ちを忘れず、弔ってください」と諭した。被告は涙ぐんでうなずいた。

  判決後、裁判員ら4人が会見に応じた。実家で母親が父親を介護する20代の女性は「母も不満がたまっているかもしれない。自分も家族を見つめ直そうと思う」。補充裁判員を務めた男性(34)は「身近に起こりうると感じた。家族でコミュニケーションをとり、不満をためないことが大切と感じた」と話した。

 
 長浜の63歳女性、1050万円詐欺被害 息子名乗る男に /滋賀県
2015.06.12 大阪地方版/滋賀

  長浜署は11日、長浜市内の無職女性(63)が息子を名乗る男に計1050万円をだましとられる詐欺にあったと発表した。

  同署によると、女性宅に今月1日、息子を名乗る男から「風邪でのどが痛い」「携帯電話の番号が変わった」と電話があった。女性には実際に別居する息子がおり、心配した女性が3日に電話。「不倫で子どもができた」「示談金を振り込んでほしい」などと言われ、同日から10日まで200万~50万円を計11回、男が指定する金融機関の口座に振り込んだという。女性が10日、息子の以前からの電話番号にかけて発覚し、11日に同署に届け出た。
 
 60代女性が詐欺未遂被害、県内初の「上京型」 /青森県
2015.05.31 東京地方版/青森

  県警は29日、県内に住む60代女性が息子を名乗る男から埼玉県に呼び出され、現金をだまし取られそうになる詐欺未遂被害に遭ったと発表した。県内の高齢者が首都圏に呼び出される「上京型」が確認されたのは、初めてという。

  捜査2課によると、女性の携帯電話に18日ごろ、息子を名乗る男から「不倫相手を妊娠させた。示談金が必要」などと電話があった。その後「金を持って来られないか。仕事で大宮にいる」などと言われ、女性は28日、現金100万円を持って東北新幹線に乗車。さいたま市のJR大宮駅で下り、駅内のコンビニのATMから指定の口座に現金を振り込もうとしたという。

  女性がATMの前で電話しているのを店員が不審に思い、埼玉県警に通報。鉄道警察隊員が女性を制止した。同課は「『金を持って東京へ来て』は詐欺」と注意を呼びかけている。

 
 「枕営業、結婚生活害さない」 クラブママへの妻の請求棄却 東京地裁
2015.05.28 東京朝刊 

  客を確保するために性交渉したクラブのママの「枕営業」は、客の妻に対する不法行為となるのか――。こうした点について、東京地裁が「売春と同様、商売として性交渉をしたに過ぎず、結婚生活の平和を害さない」と判断し、妻の賠償請求を退ける判決を出していたことがわかった。

  判決は昨年4月に出された。裁判では、東京・銀座のクラブのママである女性が客の会社社長の男性と約7年間、繰り返し性交渉したとして、男性の妻が「精神的苦痛を受けた」と女性に慰謝料400万円を求めた。

  判決で始関(しせき)正光裁判官は売春を例に挙げ、売春婦が対価を得て妻のある客と性交渉しても、客の求めに商売として応じたにすぎないと指摘。「何ら結婚生活の平和を害するものでなく、妻が不快に感じても不法行為にはならない」とした。

  そのうえで、「枕営業をする者が少なからずいることは公知の事実だ」と指摘。「客が店に通って代金を支払う中から、間接的に枕営業の対価が支払われている」として、枕営業と売春は「対価の支払いが、直接か間接かの違いに過ぎない」とし、妻の請求を退けた。妻は控訴せず、判決が確定した。

  妻の代理人の青島克行弁護士によると、裁判で妻側は「不倫だ」と訴え、女性側は性交渉の事実を否定した。「双方とも主張していない枕営業の論点を裁判官が持ち出した。不当な判決だ」と述べた。

  離婚や不倫訴訟に詳しい田村勇人弁護士によると、判例では、女性が相手を妻帯者と知って肉体関係を持てば、2人は共同で妻への賠償責任を負うのが一般的だ。今回の判決は「従来の判断の枠組みと違い、社会通念からも行き過ぎと感じる」と話す。

 
 リベンジポルノ有罪 女性の裸写真まく 福島地裁支部判決
2015.05.25 東京夕刊 

  交際していた女性の裸の写真をばらまいたとして、リベンジポルノ防止法違反の罪に問われた福島県郡山市の無職m被告(33)の判決が25日、福島地裁郡山支部であった。井下田英樹裁判長は「犯行は短絡的かつ自己中心的。被害者の精神的苦痛は大きい」と述べ、懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。

  判決によると、m被告は今年1月と2月、郡山市内のショッピングセンターの駐車場で、不倫相手だった30代の女性の裸や顔が写った写真計131枚を4回にわたってばらまいた。女性に別れを告げられた後も女性宅を訪れ、ストーカーと言われたことを逆恨みし、女性を困らせようと犯行に及んだ。m被告は今年2月19日、昨年11月27日に施行された同法違反容疑で全国で初めて逮捕され、3月に同罪で起訴された。

 
 リベンジポルノ、1年6カ月求刑 全国初の起訴 /福島県
2015.04.25 東京地方版/福島

  全国で初めてリベンジポルノ防止法違反の罪で起訴された郡山市名倉の無職、m被告(33)の初公判が24日、地裁郡山支部(井下田英樹裁判長)であった。被告は起訴内容を「間違いありません」と認めた。検察側は「動機は身勝手で、被害者は厳罰を望んでいる」として懲役1年6カ月を求刑し、結審した。判決言い渡しは5月25日。

  起訴状などによると、被告は今年1月と2月に数回、郡山市内のショッピングセンター駐車場で不倫相手だった30代前半の女性の裸や顔が写った写真計131枚をばらまいたとされる。

  検察側の冒頭陳述や被告人質問などによると、被告は職場の同僚だった被害者と数年間、不倫関係にあった。その後、会うことを拒まれ、被害者の自宅や転職先に行くようになると、被害者から「あなたのしていることはストーカーです」とメールが届いた。被告は被害者に憎しみを抱き、「どうしても困らせたかった」と犯行に及んだとされる。

  犯行後、被害者は職場に居づらくなって退職。ほとんど外出もできないという。

 
  被告が無罪主張 放火・妻子殺害事件 初公判 /埼玉県
2015.03.03 東京地方版/埼玉 

  自宅に放火し、妻子を殺害したとして、現住建造物等放火と殺人などの罪に問われた志木市柏町、無職y之被告(40)の裁判員裁判の初公判が2日、さいたま地裁(河本雅也裁判長)であった。y被告は「私はやっておりません」と無罪を主張した。

  起訴状などによると、y被告は2008年12月3日午前5時ごろ、当時住んでいた同市内の自宅に火をつけて木造2階建て約100平方メートルを全焼させ、2階で就寝中だった当時の妻のaさん(当時33)と次女mちゃん(同4)を焼死させたとされる。

  検察側は冒頭陳述で、不倫相手との結婚を考えていたy被告が、妻子の存在を「障害」に感じるなど殺害の動機があったことなどを指摘。一方、弁護側は、出火の原因は漏電や妻が自ら火をつけた可能性があるなどとして関与を否定した。
 
 65歳の女性、現金計500万円だましとられる /滋賀県
2015.02.28 大阪地方版/滋賀 

  彦根署は27日、彦根市の無職女性(65)が、息子を名乗る男から電話で「不倫相手を妊娠させてしまい、示談金や弁護士費用が必要になった」などと言われ、示談金などの名目で計500万円を振り込んでだましとられたと発表した。

  署によると、23日から26日にかけ、女性の家に息子を名乗る男から「風邪で声がおかしい。電話番号が変わった」「不倫相手を妊娠させてしまい、示談金300万円、弁護士費用150万円が必要」などと電話があった。信じた女性は24日から3日間に市内の銀行ATMから計6回、三つの口座に計500万円を振り込んだという。

 
  強姦容疑で男を逮捕 越前 /福井県
2015.01.24 大阪地方版/福井 

  越前署は23日、福井市上野本町新の契約社員s容疑者(38)を強姦(ごうかん)容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。署によるとs容疑者は21日午前0時ごろ、越前市内の空き地に止めた乗用車内で、県内の20代の女性を「不倫をしているだろう。親や会社にばらすぞ」などと脅し、暴行した疑い。s容疑者は探偵を装って女性を呼び出していた。
 
 1千万円恐喝の疑いで2人逮捕 岩出署 /和歌山県
2014.08.23 大阪地方版/和歌山 

  岩出署は22日、和歌山市加太、無職t容疑者(49)=恐喝罪で起訴=と兵庫県尼崎市栗山町1丁目、自動車販売業y容疑者(26)を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。t容疑者は容疑を認め、y容疑者は「最初の電話はかけたが、他は知らない」と話しているという。

  岩出署によると、2人は共謀して2012年3~4月、岩出市の50代女性を「不倫をばらす」「金を払わなければ岩出に住めなくする」などと脅し、計1千万円を脅し取った疑いがある。

 
 200万円の詐欺被害 甘楽町 /群馬県
2014.08.21 東京地方版/群馬 

  富岡署は20日、甘楽町の無職女性(63)が約200万円の詐欺被害に遭ったと発表した。署によると、女性は19日午前、息子を名乗る男から「会社の同僚と不倫し、妊娠させた。示談金が必要だ」などと電話を受け、指定された口座に振り込んだという。

 
 脅迫罪などで実刑判決 福島地裁 /福島県
2014.07.26 東京地方版/福島 

  元不倫相手の男性の自宅などへの現住建造物等放火や脅迫などの罪に問われた福島市飯坂町湯野、元小学校臨時職員松野久美子被告(39)の裁判員裁判の判決公判が25日、福島地裁で開かれ、中島真一郎裁判長は懲役8年(求刑懲役12年)を言い渡した。

  判決は「被告は一方的に男性への憎しみを募らせ、男性や家族らをも犯罪被害に巻き込んでおり、動機は誠に身勝手」と指摘。「起訴後に男性経営の果樹園のホームページなどに男性を中傷する書き込みをしており、再犯のおそれを否定できない」とした。

 
 放火や脅迫などの罪、元小学校臨時職員が起訴内容を認める 福島地裁 /福島県
2014.07.24 東京地方版/福島 

  現住建造物等放火や脅迫などの罪に問われた福島市飯坂町湯野、元小学校臨時職員m被告(39)の裁判員裁判の初公判が23日、福島地裁(中島真一郎裁判長)で開かれ、m被告は起訴内容を認めた。

  検察側は冒頭陳述で、m被告が不倫相手の男性と別れ、示談が成立後も男性や妻に対する怒りを募らせ、昨年6月、男性の自宅などへ放火、果物直売所を全焼させるなどしたほか、脅迫文6通を送ったと指摘した。

 
 被害者の妻に懲役12年求刑 博多区の殺人事件 /福岡県
2014.03.15 西部地方版/福岡 

  福岡市博多区で2012年、男性(当時62)が殺された事件で、殺人罪に問われた被害者の妻のh被告(54)の裁判員裁判が14日、福岡地裁(松藤和博裁判長)であった。検察は「不倫相手と一緒に夫を殺害した動機は身勝手」として懲役12年を求刑し、結審した。

  起訴状によると、h被告は交際相手の男(46)=同罪で実刑判決が確定=と共謀し、12年11月21日夜、男性が使っていた博多区の空き家で、金属棒で男性を複数回刺し、首を手で絞めて殺害したとされる。弁護側は「被告は本当に殺すとは思っておらず、実行した交際相手との共謀は成立しない」などとして無罪を主張した。

 
 千葉で200万円詐欺被害 /千葉県
2014.01.26 東京地方版/千葉 

  千葉市若葉区の自営業男性(75)が200万円の詐欺被害にあったと千葉東署が発表した。署によると、24日午前11時ごろ、男性の携帯電話に長男を装う男から「不倫相手を妊娠させた。堕胎や慰謝料で金が必要」と連絡があった。男性は最寄り銀行の現金自動出入機(ATM)で200万円を振り込んだという。口座を捜査していた大分県警から銀行に連絡があり、発覚した。
 
 女優と「不倫」否定せず オランド・フランス大統領
2014.01.15 東京夕刊 

  フランスのオランド大統領(59)は14日の記者会見で、女優のジュリー・ガイエさん(41)との密会報道に関連し、事実婚の相手、バレリー・トリユルバイレールさん(48)との関係が「痛みをともなう状態になっている」と説明し、「不倫」関係を否定しなかった。

  オランド氏はまた、「私生活のことだ」と強調し、報道に「憤っている」と述べた。2月に訪米を予定しているが、バレリーさんが「ファーストレディー」として同行するかどうかは明言を避けた。密会を報じた芸能誌「クローザー」への法的措置はとらない考えを示した。(パリ)

 
 (迫る)ストーカー被害、対処法は? 証拠残し、届けて メール・手紙など /奈良県
2013.12.15 大阪地方版/奈良 

  ストーカー=キーワード=被害に遭ったら、どうすればいいのか。深刻な事件が相次ぎ、昨年の警察の認知件数は過去最多を更新。県内でも相談件数が大幅に増えている。加害者が逮捕されたケースや専門家の助言から対処法を探った。

  逮捕の決め手は、保存された3通のメールだった。

  「このままやったら、殺意湧いてくるわ」「むちゃくちゃにしようか」「どうなるか分かるやろ」

  元交際相手の30代女性につきまとったとして、天理市で11月中旬、橿原市の解体業者の40代男性がストーカー規制法違反容疑で逮捕された。男性は県警の調べに、「返信がなくて腹が立った」と答えた。

  県警によると、女性は夏ごろ、「束縛が強い」男性に別れを告げた。だが、着信やメールは無視しても送られ続けた。10月末に被害届を受けた天理署は保存されたメールに「殺意」などの文言があったことから、女性の身に危険が迫っていると判断。容疑者の身柄拘束に踏み切った。

  捜査幹部は「怖くてメールを消す人も多いが、このケースはメールが証拠となり、切迫性を共有できた」と明かす。県警が今年、ストーカー規制法違反容疑で逮捕した6人のうち、4件が保存されたメールが決め手になったという。

  嫌がらせが逮捕につながるケースもある。桜井署に4月下旬、「郵便受けにアダルトビデオが……」と30代女性が相談に訪れた。

  元交際相手の40代男性との別れ話がもつれており、署の薦めで玄関に防犯カメラを設置。その後も、わいせつな言葉が記された差出人不明の手紙が届く。5月末には玄関の鍵穴が接着剤で塗り固められた。カメラ映像から元交際相手の行為と分かり、署は器物損壊容疑で逮捕した。

  その後の調べで、男性はわいせつな手紙やビデオの投函(とうかん)などを認め、ストーカー規制法違反容疑での再逮捕へとつながった。

  ●相談、全国で最多2万件 各地の事件受け

 警察庁によると、昨年の全国のストーカーの相談受理件数は前年を約5300件上回る1万9920件。ストーカー規制法施行の2000年以降で最多だった。行為者の85・9%が男性で、全体の52・5%が交際した相手。年齢は20~40代が65・4%を占めた。

  県内の昨年の相談件数も過去最多の240件で前年から78件増えた。今年も11月末時点ですでに232件の相談が寄せられている。

  増加の背景に、各地で相次ぐストーカー事件があるとみられる。11年には長崎県西海市で被害女性の母親らが殺害され、12年には神奈川県逗子市で被害女性本人が刺殺された。この秋にも東京都三鷹市で女子高校生が刺殺された。「家族まで殺される事件が起きるなど不安感が広がっている結果」と県警幹部はみる。

  にもかかわらず、実際の逮捕や本格的な捜査に至ったケースはごく少ない。昨年のストーカー規制法違反検挙数は全国で351件にとどまる。県内では11件だった。県警によると、元交際相手に対し情を捨てきれず、「逮捕されるのはかわいそう」と被害届の提出を拒む被害者が目立つという。不倫関係の果てにストーカー行為に至る事例もあり、被害者が「周囲に知られたら困る」と捜査に非協力的なケースなどもある。

  県警幹部は「個人の恋愛感情と、にわかに立ち入りがたい私的な事情なども絡んでくるため、どのような対応が適切か判断に迷うケースが少なくない」と漏らす。

  ストーカー被害に詳しい奈良弁護士会の山田直子弁護士は「警察が相談時に重視する点は『緊急性』。すでに危険性の高い行為を受けていたにもかかわらず、警察にうまく伝わらず、取り返しのつかない事態に至る事件もある。被害内容を『早く、正しく』伝えればスムーズな捜査に結びつく」とアドバイスする。

  ◆キーワード

 <ストーカー行為> ストーカー規制法は、恋愛感情が満たされなかった恨みなどからくる、つきまといや待ち伏せ、家への押しかけ、面会の要求、連続した電話やファクスなどを禁止。同じ人にこうした行為を繰り返すことを「ストーカー行為」と定める。県警によると、被害者の車や自転車、建物などを傷つけるなどして気を引こうとするケースも目立つという。

  ■検挙につながる証拠集めのポイント

 ・相手とのやりとりは全て時系列に日記に書き留める。日時や場所、その時の自分の心理状況なども詳しく。ただ、臆測での表現は避け、あくまで客観的に書き込む。

  ・相手から届いたメールやファクス、手紙などは処分せずに日付が分かる形で保管する。

  ・つきまといや待ち伏せは日付の分かる形で写真や動画を撮っておく。防犯カメラの設置も有効。

  ・電話は無言電話を含めて会話内容を録音する。

  ・話し合いの場を持つ場合、会話内容を録音。今までの無言電話やつきまといを認める発言をする可能性もある。ただし、2人で会うのは避け、人目のつく喫茶店などで会う。

  ・事態が急変する恐れがあるため、集めた証拠はこまめに警察に伝える。

  (奈良弁護士会の山田直子弁護士によるまとめ)

 
 ホテル駐車場で妻ら襲った疑い 豊中、2人重軽傷 【大阪】
2013.10.25 大阪夕刊 

  ラブホテルの駐車場で妻と男性を包丁で切り付け重軽傷を負わせたとして、大阪府警は25日、豊中市の内装工、m容疑者(45)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、発表した。「不倫が頭にきたのでやった」と容疑を認めている。

  豊中南署によると、m容疑者は25日午前10時15分ごろ、豊中市名神口3丁目のホテル駐車場で、中から出てきた妻(44)と建設業の男性(44)を包丁で切り付けた疑いがある。男性は背中などを刺され重傷。妻は手に軽傷。

  約15分後、約400メートル離れた路上で署員がm容疑者を発見した。

  m容疑者は、「2人が不倫していてホテルにいる」と教えてくれた男性の妻と駐車場で待機。出てきた2人と口論になった。妻同士が知り合いという。

 
 「元不倫相手に嫌がらせ」検察指摘 放火罪の歯科医、初公判 福岡地裁 【西部】
2013.10.01 西部夕刊 

  福岡県粕屋町の老人ホームに放火したとして、現住建造物等放火と火炎瓶処罰法違反の罪に問われた歯科医師t被告(54)=福岡市早良区=の裁判員裁判の初公判が1日、福岡地裁(松藤和博裁判長)で始まった。検察側は元不倫相手の女性への嫌がらせが動機だったと指摘。t被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

  起訴状によると、t被告は4月6日午前4時半ごろ、粕屋町仲原の有料老人ホーム「粕屋の杜(もり)」でペットボトルにガソリンを入れてライターで火をつけ、1階の事務室に投げ入れて床など約1・3平方メートルを焼いたとされる。50~90代の入所者14人が煙を吸って病院に搬送された。

  検察側は冒頭陳述で、不倫関係だった女性と別れたt被告が、女性の勤務先を探偵を使って調べ、マスクやゴム手袋をして、窓を金づちで割ってペットボトル数本を投げ入れた、と指摘した。

  弁護側は、実際に焼けた面積が小さかったことや施設に3千万円を払って示談が成立していることなどから「寛大な処分を」と訴えた。

 
 (社説)婚外子差別 遅すぎた救済のつけ
2013.09.05 東京朝刊 

  両親が結婚していたかどうかで子どもの相続分に差をつける民法の規定は、法の下の平等を定めた憲法に違反する。

  最高裁大法廷がようやく判断した。

  合憲とした前回の大法廷決定から18年。家族のかたちが多様になった。同様の規定があった他の先進国も、とうに改めている。遅すぎた救済である。

  対象は01年の相続だ。決定は、遅くてもこの時点で、規定は違憲だったとする。

  01年以降も、婚外子がかかわる遺産分割はいくつもあった。最高裁小法廷を含む各法廷でも相続差別規定に基づいた解決がはかられてきた。

  しかし、裁判や話し合いなどですでに確定したケースには影響を与えないと、決定は明示している。当事者にとっては納得しがたいだろう。

  決定が及ぶ範囲について、法律に近い拘束力を持つ判断を最高裁が示すのは異例だ。

  婚外子の権利を保障しなければいけない一方、すでに解決した相続問題を覆すことになれば社会の混乱は大きい。苦渋の選択ではなかったか。

  改めて浮かぶのは、この問題を立法で解決しなかった国会の無責任さである。

  両親が結婚していたかどうかに責任のない子どもに不利益を与えるこの規定の問題点は、国内外から指摘されて久しい。

  そもそも戦前の民法以来の規定である。96年に法制審議会が婚外子も同様に扱う民法改正案要綱を答申していた。

  しかし、自民党などは「法律婚の保護が必要」「不倫を助長する」などと反対し、法務省は法案を出せずじまいだった。

  すぐに法改正していれば、今回の決定のように、父母の死や裁判などの時期によって、救済されるかどうかが分かれるという不条理な状況は避けられたはずである。

  最高裁の違憲判断をもって、民法の規定が自動的に変わるわけではない。担当した裁判官14人の全員一致による決定の重みをふまえ、国会は一日も早く法改正すべきだ。

  父母や祖父母の殺人(尊属殺人)をより重く処罰する刑法の規定を最高裁が違憲としたときは、法改正まで検察官が尊属殺人罪ではなく殺人罪で起訴し、判例と法律の差を埋めた。

  相続にはこうした手当てが徹底できるとは限らず、法改正の遅れは許されない。

  11年には約2万3千人の婚外子がうまれた。今回の決定を、家族それぞれのかたちを尊重しあう新たな出発点としたい。

 
 不倫相手の夫憎し…米の裁判官、犯罪でっち上げ 知人警官に逮捕させる
2013.08.17 東京朝刊

  米ウェストバージニア州の裁判官が不倫相手の夫を陥れるため、捜査機関を不法に操った疑いがあるなどとして、連邦捜査局(FBI)と地元警察は15日、この裁判官を逮捕した。FBIによると、警察官に指示してでっち上げの容疑で夫を逮捕したり、起訴を決定する大陪審に働きかけたりしたという。

  FBIによると、1997年から裁判官を務めてきたマイケル・ソーンズバリー容疑者(57)は、2008年から秘書と不倫関係にあり、夫と離婚させようとしたが、数カ月後に秘書の方から関係を解消された。そこで知人の警官に指示。夫が職場の石炭処理工場からくず鉄を盗んでいる疑いがあるという不当な捜査書類を作成させ、夫の逮捕につなげたという。

  容疑者はさらに、職権を生かして、大陪審の仕切り役となる陪審長に自分のビジネスパートナーの男性を指名。捜査令状などを発令して起訴に持ち込もうとした。しかし、陪審長との個人的関係が明らかになり、失敗したという。

  今回の捜査で、不当に書類を作成した警察官らは逮捕されていない。(ニューヨーク=中井大助)

 
 息子装う詐欺で200万円被害 札幌・北区 /北海道
2013.07.30 北海道朝刊 

  札幌北署によると、29日午前6時30分ごろ、札幌市北区に住む60代の女性が「オレオレ詐欺の被害に遭った」と110番通報した。被害額は200万円といい、同署は詐欺容疑で捜査している。

  同署によると、23日午後9時ごろ、息子だという男から女性宅に「電話番号が変わった」などと電話がかかった。息子は道外に住んでいるが、24日には「不倫相手が妊娠して慰謝料がいる」、25日にも「弁護料を100万円振り込まなければいけない」などと電話があり、電話相手を息子と信じていた女性は、指定された口座に2回にわたり100万円ずつ振り込んだという。

  女性は詐欺の手口を紹介するテレビを見て不安になり、息子に電話をして詐欺だとわかった。女性は娘と二人暮らしだが、相談はしなかったという。
 
 「殺人してない」起訴内容を否認 地裁、女性刺殺公判で被告 /熊本県
2013.07.09 西部地方版/熊本 

  交際相手の女性をホテルで刺したとして殺人などの罪に問われた、宇城市三角町大田尾、無職h被告(35)の裁判員裁判が8日、熊本地裁(松尾嘉倫裁判長)で始まった。h被告は「殺人を犯していない」と殺人罪の起訴内容を否認した。

  検察側は冒頭陳述で、h被告は昨年8月11日、菊池市泗水町福本のtさん(当時23)との不倫関係が妻や母親に発覚することを恐れて殺害を決意。宇土市内のラブホテルで高村さんの胸を果物ナイフで刺し、殺害したとした。

  弁護側は冒頭陳述で、t村さんは以前からわざと事故を起こそうとするなど自傷行為を図っていた。事件当日も自分でナイフを胸に刺したと主張した。判決は19日の予定。
 
 交際女性に暴力の巡査を懲戒処分 大阪府警 【大阪】
2013.06.28 大阪朝刊 

  大阪府警は27日、交際中の女性警官への傷害容疑で逮捕された寝屋川署交通課巡査、i容疑者(28)を、減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にしたと発表した。i容疑者は同日、依願退職した。

  i容疑者は5月16日夜、吹田市の30代女性巡査部長宅で、女性の頭を壁にぶつけ、全身を踏みつけるなどして負傷させた疑いがある。i容疑者は「いとおしい気持ちから、うそをついてないか、浮気するのではと不安になり暴力をふるった」と話しているという。

  府警は27日、女性巡査部長を本部長訓戒処分にした。巡査部長も同日、依願退職した。女性には離婚経験があるが、捜査の過程で離婚前にi容疑者と一時不倫関係にあったことなどが発覚したためという。

  大阪地検は同日、i容疑者を傷害罪で起訴した。
 
 
(声)危険性はらむ政治家の不倫 【西部】
2012.11.16 西部朝刊 

  主婦 米沢泰子(北九州市門司区 57)

  米中央情報局(CIA)長官が不倫で辞任した。機密漏えいの疑いもあるというから、いくら個人主義の米国でも辞任は当然だと思う。

  翻って日本では政治家の不倫は家庭内の問題として片付けられることが多いようだ。現役の政治家で不倫が問題になった場合でもその多くは表沙汰になった後で政治生命を保っている。

  先日、ある政党の報告会で、参加した女性が、以前、不倫をうわさされた党内の衆院議員について「党内支持はあっても、30、40代の女性は不倫をした政治家が表に出るのをよく思っていない」と批判したというが、これは全ての年代の女性の偽らざる感覚であろう。

  たしかに不倫は極めて私的な問題であり、政治とは別という意見にも一理ある。しかし政治家の不倫は、機密漏えいや反社会的勢力からの恐喝にもつながりかねない危険性をはらむ。国家にとって見過ごせない問題なのではないか。

  また、国民の政治不信を招くという点からも、その罪は重い。それでも、という勇気のある政治家には、王冠をかけた恋ならぬ「議員バッジをかけた恋」をお勧めしたい。

 
 相手女性、別の女性を脅迫 CIA長官、不倫で辞任 「捜査で発覚」米で報道
2012.11.13 東京朝刊 

  米中央情報局(CIA)のペトレイアス前長官(60)の辞任につながった不倫問題について、複数の米メディアは11日、米連邦捜査局(FBI)の捜査の中で不倫が発覚したと報じた。不倫相手とされる女性作家ブロードウェルさん(40)が、前長官と親交のあった別の女性に脅迫的な電子メールを送ったとされ、FBIが調べていたという。

  AP通信によると、女性作家に脅されていたとされるのは、米軍との連絡調整役を務める37歳の女性。ペトレイアス氏と長年交流があったという。

  ワシントン・ポスト紙(電子版)によると、女性作家はこの女性について「ペトレイアス氏との不倫関係を脅かす」と考え、脅迫するメールを送ったという。FBIは女性からの被害届を受けて数カ月前に捜査を開始、ペトレイアス氏と女性作家のメールの内容から、2人の不倫関係が浮かび上がったという。

  FBIはその後、ペトレイアス氏らを聴取し、事実を確認。女性作家が機密指定の情報を入手したことも突き止めたが、深刻な情報漏れはなかったとみている。

  ニューヨーク・タイムズ紙によると、一連の情報は、米大統領選が投開票された6日、情報機関を統括するクラッパー国家情報長官に伝達された。クラッパー氏はペトレイアス氏と話し合って辞任を促し、7日にホワイトハウスの国家安全保障担当者に伝えた。ペトレイアス氏は8日、オバマ大統領に辞任の意向を申し出た。

  ペトレイアス氏は米陸軍出身で、イラク、アフガニスタンの駐留米軍や米中央軍の司令官を歴任した。38年間連れ添う妻がいる。女性作家も陸軍士官学校出身の退役軍人で、結婚していて2児がいるという。ペトレイアス氏に関する本を書いた際、関係を深めたとみられている。

 
 被告の身勝手さ指摘の声 塩谷スーツケース遺体事件、懲役18年判決 /栃木県
2012.06.16 東京地方版/栃木 

  塩谷町で2008年6月、スーツケースから大阪府守口市のoさん(当時25)の遺体が見つかった事件で、殺人罪に問われたA被告(52)の裁判員裁判の判決が15日、宇都宮地裁(井上豊裁判長)であり、求刑通り懲役18年が言い渡された。裁判員からは「殺人までしなくてよかったのでは」と被告の身勝手さを指摘する声があがった。

  A被告は黒のスーツに青のネクタイ姿で入廷。井上裁判長は判決文を厳しい口調で読み上げた。

  判決では、被告が不倫相手の被害者と別れようと考えたが、「裁判ざたにする」と言われ、不倫などが家族や職場に明るみに出るのを恐れて殺害したと認定。「被害者と真摯(しんし)に向き合って関係を清算しようとせず、自己保身のためだけに殺害した」と非難した。

  殺害に使う道具を入念に準備し、計画通りに窒息死させた点も「強固な殺意に基づく、非常に冷酷かつ残酷な行為だ」と批判した。

  客観的証拠がない中で、被告が自白し、事件解明に結びついたことなどを考慮しても、「殺人罪の有期懲役刑の上限に近い懲役18年が相当だ」とした。

  判決後、記者会見に応じた30代の女性裁判員は「被告が殺人をしなければならなかったという状況の理由は、一つも見つからなかった」と振り返った。真岡市の会社員の男性裁判員(52)も「殺人までしなくてもいいんじゃないかと思った。刑務所で一年一年、重い日々を過ごし、判決を重大に受け止め、更生してほしい」と語った。

  弁護側によると、被告は判決後、控訴について「検討する」と語ったという。

 
 不倫疑惑報道の副局長を異動 【名古屋】
2012.06.16 名古屋朝刊 

  国土交通省は、中部地方整備局のt副局長を13日付で大臣官房付とし、後任に18日付で山根尚之国土技術政策総合研究所企画部長をあてる人事異動を15日に発表した。t副局長は一部の週刊誌で、民主党の女性衆院議員との不倫疑惑が報じられていた。同省人事課は「雑誌報道を受け、災害対応など重責を担う中部地方整備局のナンバー2の職務を適正に遂行できるか疑問が生じたため」と理由を説明している。

 
 被告「不倫を家族や会社に知られたくなかった」 スーツケース遺体事件初公判/栃木県
2012.06.13 東京地方版/栃木 

  塩谷町で2008年6月、スーツケースから大阪府守口市のoさん(当時25)の遺体が見つかった事件で、殺人罪に問われたA被告(51)=埼玉県桶川市朝日2丁目=は、宇都宮地裁で12日に開かれた裁判員裁判の初公判で起訴内容を認め、「不倫を家族や会社に知られたくなかった」と殺害の動機を語った。公判では量刑が争点となり、15日に判決が言い渡される予定。

  検察側の冒頭陳述によると、被告は06年6月、宇都宮に単身赴任中で、インターネットのサイトを通じて、oさんと知り合い、性的関係を持つようになった。

  しかし、性格が合わず、邪魔に感じるようになったうえ、勤務先を突き止められ、職場に電話をかけられたことや、「別れるなら、裁判沙汰にする」と言われたことから、不倫関係や性的な趣味が家族や職場にばれてしまうと思い、07年4月ごろ、殺害して遺体を捨てようと決意。07年9月、都内のホテルで首を絞めて殺害し、遺体をスーツケースに入れ、下見をしていた塩谷町の山中に捨てた、と指摘した。

  検察側は「不倫関係にあった被害者が邪魔になり、自己保身のために殺害した」と主張。弁護側は「被告は心から反省し、犯人とする客観的な証拠がない状況で、犯行を認め、取り調べにも素直に応じた」などと情状酌量を求めた。

 
 不倫示談金要求、詐欺被害相次ぐ 府内で4件計1600万円 /京都府
2012.06.01 大阪地方版/京都

  息子を装った男らが「不倫相手を妊娠させた」と高齢者宅に電話をかけ、示談金名目で400万円をだまし取る振り込め詐欺が京都市などで相次いでいる。29、30の両日で4件、計1600万円の被害が発覚し、府警は注意を呼びかけている。

  府警によると、被害者は伏見区、城陽市、長岡京市に住む70代の男女4人。息子をかたる男から「示談金400万円が必要」と電話があり、その男や「不倫相手の夫」を名乗る男が指定した金融機関の口座に金を振り込ませる手口という。

  被害者の息子のうち、複数人は伏見区内の同じ高校の卒業生で、府警は卒業生名簿などが使われた可能性があるとみて調べている。

 
 「不倫相手が妊娠…」 西宮・伊丹で振り込め詐欺 /兵庫県
2012.05.20 大阪地方版/兵庫 

  息子を装ったうその電話で現金を振り込ませる詐欺事件が15、18日に西宮市と伊丹市であり、現金計600万円がだまし取られた。いずれも「不倫相手の女性を妊娠させた。示談金が必要だ」と語っており、詐欺容疑で捜査している。

  西宮署によると、15日午後2時ごろ、西宮市の70代の女性の携帯に息子を名乗る男から電話があった。不倫相手の女性の夫の携帯に連絡するよう言われて電話したところ、夫を名乗る男に示談金として現金400万円を振り込むよう指示された。

  また、伊丹署によると、18日正午ごろ、伊丹市の70代の女性の携帯に息子を装った男から「女性の夫から示談金を求められた」と電話があり、その日のうちに指示された振込先に現金200万円を振り込んだ。

 
 元妻殺人未遂罪の被告に実刑判決 宇都宮地裁 /栃木県
2012.03.28 東京地方版/栃木 

  元妻に火をつけて殺そうとしたとして、殺人未遂罪に問われた野木町佐川野の板金工A被告(72)の裁判員裁判で、宇都宮地裁の井上豊裁判長は27日、A被告に懲役2年6カ月(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

  弁護側は被告に殺意はなく傷害罪の適用を求めたが、判決は「人が死ぬ危険性の高い行為とわかっていた」とした。判決によると、A被告は昨年6月、自宅近くの知人宅で元妻にガソリンをかけ、ライターで火をつけた。知人と元妻の20年以上の不倫関係について話し合うために知人宅を訪れていた。

 
 元交際相手に懲役16年 甲府の女性殺人・遺棄事件、地裁判決 /山梨県
2011.12.23 東京地方版/山梨

  甲府市の山林で5月、千葉県君津市のパート従業員wさん(当時26)が遺体で見つかった事件で、殺人と死体遺棄などの罪に問われた元会社員A被告(31)=甲府市住吉4丁目=に対する裁判員裁判の判決が22日、甲府地裁であった。深沢茂之裁判長は懲役16年(求刑懲役18年)の実刑判決を言い渡した。

  判決によると、A被告は4月30日午前2時半ごろ、甲府市東光寺町のアパートで、wさんの首を電源コードで絞めて窒息死させ、遺体を車で運び、同市上積翠寺町の山林に遺棄した。

  判決では、殺害方法や死体遺棄の場所を想定し、証拠の隠滅も図ったと指摘。不倫相手だった被害者から金銭的な援助を受け、結婚を期待させる言動をしたあげくに殺害した犯行を「卑劣で自己中心的」とした。

  ●遺族の思い判決にも 被害者参加制度、開始から3年

  「参加するか深く悩んだ。被告をみると不安になる。でも、真実を伝えないといけない」。ついたてで覆われた証言台で、被害者の姉が涙声で語った。

  「被害者参加制度」で遺族が法廷内で見守り、両親や姉が被告に直接質問し、意見も述べた。

  判決は「日を追うごとに被害者への思いが強くなる」という遺族の言葉や深い喪失感にも触れた。記者会見で裁判員は「遺族の苦しみや怒りを直接聞き、心が被害者側にふれてしまった。より一層、公正に見なくてはと思った」と語る。

  制度開始から丸3年。10月末までに県内で12件、うち裁判員裁判では2件で適用された。法テラスは現在、国選の被害者参加弁護士18人と契約。県弁護士会は研修や経験を積んだ弁護士を増やす方針という。

  被害者支援センターやまなしの小野忠則専務理事は、知名度向上や裁判後のケアなど多面的な支援が必要とし、「関係機関がより連携を深めることで、被害者に制度を活用してもらいたい」と話す。

 
 (試写室)不倫調査員・片山由美 「夫婦漫才」が醸す清涼感
2011.12.21 東京朝刊 

  ★東京 夜9・00

  妻は不倫調査員の片山由美(池上季実子=写真左)、夫は京都府警の刑事・俊介(神田正輝)。2人が協力して事件を解決する山村美紗原作のドラマから、今夜は「京都伏見・月下美人殺人事件」を。

  花問屋の主人・飯島節子(大谷直子)が殺された。長男の妻・加代子(小沢真珠=同中央)の親友で、長男と不倫している大島令子(遠野なぎこ=同右)が容疑者として浮かぶ。やがて令子も死体で見つかり、事件は思わぬ展開を見せることになる。

  経営者一族の女たちは夫に激しく当たり、男たちは向き合わずに逃げるだけ。愛されたい思いが先行して愛し方を知らぬ人の姿には息が詰まる。それだけに、お互いを受け入れた片山夫妻の漫才のようなやりとりが、清涼剤に感じられて心地よい。(星野学)

 
  (職場の理不尽Q&A)女性上司に言い寄られています
2011.11.26 東京朝刊 

  Q.女性上司に言い寄られています 東京 情報サービス会社員 36歳男性

  私は結婚し、子どももいます。色恋沙汰に縁の薄い人生でしたが、いま、同じ職場の上司(40代女性=既婚者)に言い寄られ、弱っています。

  半年ほど前から、その上司からの電話が増え、メールも頻繁に届くようになりました。いつも仕事の用事ですが、急ぐ必要のない、あるいは私に確認するまでもない内容であることもしばしば。取引先や電車内で携帯電話を取ってイライラさせられることもあります。

  最近、女性の同僚から「○○(上司)さん、あなたのこと好きだよね」と冷やかされ、驚きました。ありえないと思っていたら、上司からパソコンに長文のメールが届きました。「あなた(私)のことを想(おも)うと眠れません。私(上司)の気持ち、わかってますよね」とあり、「飲みに行きましょう」と、明るい文体で書かれていました。

  過去に一緒に飲んだことはあります。でも、こうなると、飲むどころか、職場での会話にも困ってしまいます。メールにも返事をできずにいます。

  先の同僚女性によれば、上司は、私も自分に気があると勘違いしているフシがあるそうです。だからこそ、大胆なメールを送ってきたのだ、と。私は上司に特別な魅力を感じていないし、浮気はしたくないし、職場を気まずい雰囲気にしたくもありません。どうすれば丸く収めることができるでしょうか。

  A.まずは独力ではねのける努力を コラムニスト・石原壮一郎

  なんせ人ごとなので、無責任に「付き合っちゃいなYO!」と言いたいところですが、天下の朝日新聞でW不倫をオススメするわけにはいきませんね。それに、文面からうかがえるあなたの純情そうな性格や、女性上司の大胆な出方から見て、もし付き合ったら間違いなく厄介な事態を招くでしょう。

  思いをぶつけるメールを送ってくるなど、女性上司のやっていることは十分にセクハラです。さらに上の上司に相談する手もないわけではありません。

  しかし、困ったアプローチを自分ではねのける努力もしないうちに、簡単に「セクハラ」という切り札に頼って相手を糾弾するのは、36歳のいい大人としては寂しすぎる対処です。しかも、それだと「丸く収める」という願いはかなえられません。また、残念な現実ですが、会社があなたの味方になってくれない可能性も大いにあります。

  あなたの家庭の平和と職場の平和を守るため、ここはやはり、上司に諦めてもらうのがいちばん。まずは、放置してある「飲みに行きましょう」というメールへの返信で、脈のなさをにおわせましょう。「お誘いはうれしいのですが、最近、子どもが体調を崩していて、家に早く帰らなければなりません」と言って断れば、不倫する気分じゃないことも伝えられます。

  そのウソが使えないなど、どうしても断り切れずに飲みに行くことになったら、そこで幻滅させましょう。家族のことばかり話すもよし、ネガティブな話題を念入りに繰り出すもよし、汚い食べ方でガッカリさせる手もあります。相手はアプローチを楽しんでいる段階ですから、「こりゃ見込みないかな」と思ったら、たぶんおとなしく引き下がってくれます。「会社に相談しますよ」と脅すなどの手荒な方法に出るのは、そのあとでも遅くありません。

  それはそうと、いろんな情報をくれる「女性の同僚」ってのが、いかにもアヤシイですね。かなり高い確率で、あなたと上司をからかって楽しむために、上司にあることないこと吹き込んでいると思ったほうがいいでしょう。すでに、その同僚に上司からのメールのことなどを相談しているようですが、まさに思うつぼです。

  「色恋沙汰に縁の薄い人生」を送ってきて、そんな疑いを露ほども持たない真面目なあなたとしては、悩めば悩むほど話がこんがらがり、むしろ付け入られるスキが生じるだけ。「知ったことか」と開き直って適当な対処をすれば済む話だし、面白がっていた同僚も興味を失うでしょう。上司は、まさかグルじゃないと思いますけど……。

 
 不倫8年、警部→警部補 53年ぶり処分で「降任」に 警視庁
2011.06.18 東京朝刊

  不倫関係を約8年続け、相手の女性と会うため当直勤務中に外出したなどとして、警視庁は17日、葛飾署の刑事組織犯罪対策課長(52)=警部=を戒告の懲戒処分とした。また「署の幹部として適格性を欠く」として、同日付で警部から警部補に降任した。降任は地方公務員法に基づく分限処分で、同庁では1958年以来という。

  人事1課によると、課長は2002年ごろ、現在40代の女性と知り合い、今年4月下旬まで不倫を続けた。1月下旬には当直責任者として勤務中に約1時間、無断で署を抜け出し、近くの飲食店で女性と会っていた。課長は「責任ある立場でこのような事案を起こし、大変申し訳ない」と話しているという。近く配置換えされる。

 
 書類送検、懲戒免職 県警警部、飲酒の車に同乗容疑 /滋賀県
2011.03.05 大阪地方版/滋賀 

  県警組織犯罪対策課の男性警部(52)が昨年末、酒気帯び運転容疑で現行犯逮捕された女性(39)の車に同乗していた問題で、県警は4日、この警部を道交法違反(酒気帯び運転同乗)容疑で大津地検に書類送検し、同日付で懲戒免職処分とした。また、監督責任を問い、上司の組織犯罪対策課長を本部長注意とした。

  県警監察官室によると、警部は昨年12月22日夜、近江八幡市内の居酒屋でこの女性と2人で約3時間酒を飲んだ。その後、市内の路上で、女性の車の後部座席に同乗していたところを歳末警戒中のパトカーに見つかった。警部は、この女性と約1年前から不倫関係にあり、飲酒後に車に同乗したことについて「何度かあった」と話したという。

  村瀬孝首席監察官は「警察官がこのような事案を犯したことは誠に遺憾。職員に対する職務倫理の徹底を図り、再発防止に努める」と述べた。
 
 女性記者と不倫、警部を戒告処分 千葉県警
2011.02.09 東京朝刊 

  千葉県警の男性警部が、県警担当の放送局の女性記者と不倫関係にあったとして、昨年12月21日付で戒告の懲戒処分を受けていたことが、県警への取材でわかった。

  県警幹部らによると、40代の警部は妻子がいるが、昨年秋ごろから女性記者と不適切な交友があったとされる。警部は内部調査に事実関係を認めているという。警部は当時、捜査2課に所属していた。

  県警監察官室は「処分したかどうかコメントできない。(発表については)公表基準と照らし合わせて判断している」としている。

 
 姫井議員の不倫問題触れる 元教諭の解雇無効 岡山地裁判決
2011.01.22 東京朝刊 

  岡山市の私立関西高校を解雇された元教諭の男性(45)が、解雇無効の確認などを求めた訴訟の判決が21日、岡山地裁であった。工藤涼二裁判官は男性の訴えを認めたうえで、未払い賃金や慰謝料など約4080万円を支払うよう、同校を経営する学校法人関西学園に命じた。

  関西学園側は解雇の根拠として、男性が生徒に暴力をふるったことなどをあげ、解雇後は、復職を認めない理由に姫井由美子参院議員(岡山選挙区)との不倫問題を週刊誌で報じられたことも付け加えた。しかし工藤裁判官は「議員との男女関係はあったとうかがえる」としつつも、「これで教職員の資質に欠けると結論できない」と退けた。

  関西学園の藤原章一理事長は「控訴を検討したい」とコメントした。

 
 元高校教諭解雇、岡山地裁「無効」 法人に4千万円命令 【大阪】
2011.01.22 大阪朝刊 

  岡山市の私立関西高校を解雇された元教諭の男性(45)が、解雇無効の確認などを求めた訴訟の判決が21日、岡山地裁であった。工藤涼二裁判官は男性の訴えを認めたうえで、未払い賃金や慰謝料など約4080万円を支払うよう、同校を経営する学校法人関西学園に命じた。

  関西学園側は解雇の根拠として、生徒に暴力をふるったことなどをあげ、解雇後は、復職を認めない理由に姫井由美子参院議員(岡山選挙区)との不倫問題を週刊誌で報じられたことも付け加えた。しかし工藤裁判官は「議員との男女関係はあったとうかがえる」としつつも、「これで教職員の資質に欠けると結論できない」と退けた。判決によると、男性は生徒への暴力に加え、姫井議員が経営する喫茶店で料理長を務めたことが兼業禁止規定に反するとして、2007年に解雇。工藤裁判官は、暴力は10年前のことで確かな証拠がない▽喫茶店は手伝った程度――などと、ほぼ男性の主張を認めた。

 
 県警、2警官懲戒処分 /長崎県
2010.12.22 西部地方版/長崎 

  県警監察課は21日、交際相手に暴力を振るうなどした警察官2人を懲戒処分にしたことを明らかにした。私生活上の行為であり、減給処分だったため公表の対象にならず、処分時に発表しなかったという。

  2人は、別れ話をしていた女性に怒り、電話やメールで脅した20代の巡査と不倫相手の県警女性職員に交際継続を求めて常習的に暴力を振るっていた30代の巡査長。巡査が2月12日付で減給10分の1(3カ月)。巡査長は3月11日付で減給10分の1(6カ月)。いずれも処分日に依願退職した。

 
 殺人未遂被告に懲役6年の判決 福岡地裁、裁判員裁判 /福岡県
2010.09.14 西部地方版/福岡 

  昨年9月、妻との不倫関係を疑ってみやま市の男性を刺したとして、殺人未遂罪などに問われた大川市の無職A被告(45)の裁判員裁判の判決公判が13日、福岡地裁であった。林秀文裁判長は「被告の供述は客観的な証拠と矛盾している」として、正当防衛で無罪だとする弁護側の主張を退け、懲役6年(求刑懲役8年)を言い渡した。

  判決後の会見で、裁判員を務めた男性(44)は検察側、弁護側双方について、法廷の様子が「パフォーマンスにしか見えなかった」と批判。裁判長にもその苦情を伝えたという。また、女性(32)は、証人尋問などで双方に「高圧的な言い回しがあった」と指摘。「何度も同じ質問をしていた。事件は1年前で覚えていないことも多かったと思うが、証人に負担だったと思う」と述べた。
 
 連続暴行の被告、起訴内容認める 時効直前の起訴、初公判 /茨城県
2010.05.25 東京地方版/茨城 

  女性をナイフなどで脅して連続して暴行したとして強姦(ごうかん)などの罪に問われた小美玉市の建築解体業A被告(43)の初公判が24日、水戸地裁(菱田泰信裁判長)であった。A被告は起訴内容を認めた。

  起訴状などによると、A被告は2003年4月1日~08年11月30日、県内の女性宅に侵入し、ナイフで脅すなどしたり、女性を縛って連れ出したりして3人に暴行、1人を暴行しようとした、とされる。

  検察は冒頭陳述で「被告は家ののぞき見や、盗撮で性欲を満たしていた」と指摘。さらに、被告は施錠されていない女性の車の後部座席に潜み、乗車してきた女性をナイフで脅したり、不倫現場を撮影したビデオで女性を脅したりして、女性を山林に連れ込んでいたと主張した。

  A被告は、事件の遺留品のDNA型が一致したとして、今年3月、公訴時効の2日前に強姦罪などで起訴。さらに4月、別の事件でも時効2日前に強姦罪などで追起訴されていた。検察は余罪があるとして、もう1件の強姦事件の立件も検討しているという。

 
 元不倫相手の住所を巡査部長が不正照会 県警が懲戒処分 /鹿児島県
2010.03.25 西部地方版/鹿児島 

  元不倫相手の女性の住所を不正に照会したとして、県警は24日、警察署の地域課勤務の男性巡査部長(59)を戒告の懲戒処分にし、発表した。巡査部長は辞職願を提出しているという。

  監察課によると、巡査部長は2008年10月、「捜査」と偽り、02年ごろまで不倫関係にあった女性の運転免許情報を入手し、住所を割り出した。12月になって女性宅に米やみそなどを偽名で宅配便で送ったという。女性は02年以降に引っ越していた。不審に思って県警に問い合わせ、発覚した。巡査部長は「女性が懐かしくなり、贈り物をすれば喜んでもらえると思った」と話しているという。

 
 タイガー・ウッズが謝罪会見 不倫騒動で、復帰時期は明言せず ゴルフ
2010.02.20 東京朝刊 

  【マラナ(米アリゾナ州)=畑中謙一郎】不倫騒動をきっかけに無期限で米ゴルフツアーを欠場していたタイガー・ウッズ(34)=米=が19日、フロリダ州で謝罪会見し、「妻と子供には申し訳ないことをした」と語り、復帰への意思は示しながら具体的な時期については明言しなかった。

  会見は米ゴルフツアーが本部を置くゴルフ場で行われ、ウッズは関係者と共に出席。夫人と2児がいながら複数の女性と不適切な関係を続けたことなどについて「身勝手で多くの人を失望させてしまった。責任はすべて自分にある」と反省の弁を語った。質問は受け付けず、一方的に声明を発表する形で行われた。スポーツ専門チャンネルなどが全米に生中継した。

 
 不倫の主将を更迭 サッカー・イングランド代表
2010.02.06 東京夕刊 

  【ロンドン=小田邦彦】不倫問題で進退が問われていたサッカー・イングランド代表主将のDFジョン・テリー(チェルシー)が5日、主将の座から降ろされることになった。同日、代表のファビオ・カペロ監督が決断した。新主将はリオ・ファーディナンド(マンチェスター・ユナイテッド)が務める。

  代表でのチームメートの元交際相手と不倫関係にあったとされるテリーは「これからも、イングランド代表のためにすべてをささげる」とコメント。カペロ監督は「イングランド代表にとって何が一番よいのかと考え、今回の決断に至った」との声明を出した。

 
 妻殺そうと車に発火装置 容疑の50歳逮捕、否認 犬山署 【名古屋】
2009.09.16 名古屋朝刊

  乗用車に発火装置を設置して、妻を殺害しようとしたとして、愛知県警犬山署は15日、同県犬山市上坂町2丁目、造園業A容疑者(50)を殺人未遂の疑いで逮捕したと発表した。A容疑者は「知らない」と容疑を否認しているという。

  同署によると、A容疑者は6月下旬、同県扶桑町高木の契約駐車場に駐車中の妻(50)の乗用車に発火装置を設置し、妻を焼死させようとした疑いがある。着火せず未遂に終わった。発火装置は、電熱線、固形燃料、ガソリン入りのペットボトルを組み合わせた自作。エンジンをかけると、電熱線が発熱。電熱線付近に置かれた固形燃料が溶け、ガソリン入りのペットボトルに引火する仕組みだった。

  7月上旬、妻が、ラジオなどの調子が悪かったため車を修理に出したところ、修理店から指摘を受けて発覚。A容疑者が、妻の車の合鍵を持ち、車の内部構造を知る立場にいたことから容疑者として浮上。A容疑者の不倫が原因で06年5月から夫婦は別居状態だった。離婚調停も不調となり、離婚をめぐるトラブルを抱えていたという。

 
 西都・妻殺害被告に懲役13年求刑 宮崎地裁で初公判 /宮崎県
2009.03.10 西部地方版/宮崎 

  西都市で昨年10月、妻の首を絞めて殺害したとして殺人罪に問われた同市右松、会社員A被告(39)の初公判が9日、宮崎地裁であった。A被告は「間違いありません」と起訴事実を認め、即日結審。検察側は「強固な殺意による自己中心的な犯行」として懲役13年を求刑した。判決は5月12日。

  冒頭陳述などによると、A被告は女性関係のトラブルから妻(当時47)と自宅で口論になり、寝室で妻の首を両手で絞めて殺害したとされる。検察側は「被告は5年間にわたる不倫が妻にばれ、『不倫関係を公にする』と言われたため、口封じのために殺害を決意した」と述べた。

  論告で検察側は「約2、3分間という長時間にわたって首を両手で絞め続けており、強固な殺意による犯行」と指摘。一方、弁護側は「義兄を通じて119番通報をした時点で自首が成立している」などと主張し、情状酌量を求めた。
 
 探偵装って強姦、同じ手口で4回 初公判、検察側指摘 秋田地裁 /秋田県
2009.02.14 東京地方版/秋田

  探偵を装い、女性を強姦(ごうかん)した罪に問われた仙台市、元書籍販売会社員A被告(48)の初公判が13日、秋田地裁であり、A被告は起訴事実を認めた。また検察側は冒頭陳述で、被告が98年から同じ手口で山形県などで計4回強姦したと指摘した。

  検察側の冒頭陳述などによると、A被告は08年11月、「東京から来た探偵です。不倫をばらされたくなければ」などと秋田市の会社員(当時22)を脅し、雄物川河川敷に駐車した車内で強姦したとされる。逮捕時は「合意の上だった」と否認していた。
 
 脅され性的暴行、県警職員が提訴 /愛媛県
2009.01.28 大阪地方版/愛媛

  県警の30代の女性職員が、県警の40代の男性警察官に強姦(ごうかん)されたなどとして、男性警察官と県に計約800万円の慰謝料の支払いを求める訴えを松山地裁に起こした。

  訴状などによると、女性職員は02年12月、懇親会からの帰宅方向が同じだった男性警察官と一緒にタクシーに乗り合わせた際、無理やりキスを迫られ、翌03年1月に松山市内のラブホテルに連れ込まれた。その後も半年にわたって自宅で性的な暴行を受け続け、「誰にも言うな」などと脅されたという。原告側は、男性警察官が昨年9月に発覚を恐れ、「不倫関係だった」と県警の監察官室に申告したとしている。

  監察官室は「事実関係は調査中。訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
 
 
不正に犯歴照会、巡査長を減給処分 「交際の女性、心配に」 /奈良県
2008.12.26 大阪地方版/奈良 

  職務で知り合った女性と不適切な関係を持ったうえ、女性の犯罪歴を不正に照会したとして、県警は25日、香芝署の巡査長(36)を同日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。

  県警監察課によると、巡査長は2月ごろ、交通事故の処理で当事者の女性と知り合い、3~5月ごろに不倫関係を持った。また4月末ごろ、女性の犯罪歴について捜査を装って県警情報管理課の照会センターに照会し、情報を入手したという。巡査長は「女性に犯歴がないか心配になった」と話しているという。

  「香芝署員が不倫しているのでは」という匿名の通報が県警本部にあり、発覚したという。太田彰・監察課長は「このような事案を起こし、県民の皆さまに深くおわび申し上げます」と謝罪した。

 
 不倫トラブル装った振り込め詐欺 高崎 /群馬県
2008.10.16 東京地方版/群馬 

  高崎署は14日、高崎市内の自営業女性(55)が長男の不倫トラブルを装った振り込め詐欺に遭い、100万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

  同署によると、長男を名乗る男が女性に携帯電話の番号を伝えた後、法律事務所の職員を装った男が連絡。長男の不倫関係がもとでトラブルになっていることをにおわせ、示談金名目で、指定した金融機関の口座に100万円を振り込ませた。この口座は、別の振り込め詐欺事件で凍結され、犯人が引き出すことはできなかったため、実害はなかったという。

 
 「不倫・やくざと騒動」風説に激怒 韓国の人気歌手会見「報道でたらめ」
2008.01.26 東京朝刊

  【ソウル=高槻忠尚】韓国の国民的な人気歌手、羅勲児(ナフナ)さん(60)をめぐって女性タレントとの不倫や暴力団とのトラブルなど怪しげな風説が広がり、羅さんは25日「すべてでたらめ」と怒りの記者会見をした=写真、東亜日報提供。

  うわさは、羅さんが女性タレントと不倫し、その愛人だった日本のやくざが激怒、仕返しで身体の一部を切断されたというもの。今年に入ってスポーツ紙やインターネットを通じて急速に広がった。芸能人の妻との不倫や悪性がんによる入院説などもまことしやかに流れ、ここ数日は社会現象のようになっていた。

  当初は無視するつもりだった羅さんも、タレントが否定コメントを出しても騒ぎが収まらなかったため「真相」を話そうと会見に臨んだという。

  会見には記者数百人が集まり、テレビが生中継。羅さんは風説がでたらめであることを証明しようと、衣服を脱ぐそぶりを示すなど怒りを隠さず、事実確認をしないままうわさを報じるメディアを強い口調でなじった。

 
 依頼者脅し詐取、探偵に懲役2年 地裁判決 /福井県
2007.12.27 大阪地方版/福井

  探偵業務で知った情報を使って女性を脅し、現金をだまし取ったとして脅迫と詐欺の罪に問われた福井市生野町の探偵業A被告(55)に対する判決公判が26日、福井地裁であった。久保豊裁判官は「身勝手かつ卑劣な犯行で常習性もうかがえ、刑事責任は重い」として懲役2年(求刑懲役3年)を言い渡した。

  判決などによると、A被告は今年4月、夫の浮気調査を依頼してきた30代の主婦に、浮気相手の女性が強要罪で主婦を告訴して警察が捜査しているように装い、知人の警察官に渡す解決金として現金60万円を詐取。6月には暴力団関係者が危害を加えようとしているなどと言い、現金80万円をだまし取った。7月下旬には女性の携帯電話に8回にわたり「不倫をばらす」などと留守番メッセージを残し、脅した。

 
 

「不倫慰謝料を」夫婦装い詐取 容疑で職安職員ら逮捕 /福島県
2007.12.08 東京地方版/福島 

  出会い系サイトで知り合った男性から現金500万円をだまし取ったとして、会津若松署は7日、郡山公共職業安定所職員のA容疑者(31)=郡山市細沼町=ら2人を詐欺の疑いで逮捕した。A容疑者はハローワークの窓口担当。同安定所は「迷惑をかけ、申し訳ない」と話している。

  調べでは、A容疑者は、知人で住所不定、運転手のB容疑者(32)=別の詐欺罪で起訴、再逮捕=と共謀し、出会い系サイトで知り合ったいわき市の法人役員の男性(50)から金をだまし取ろうと計画。夫と偽ったB容疑者が8月、「不倫をされた。慰謝料を払ってくれ」と男性に携帯メールを送り、9月までに3回、計500万円を振り込ませて詐取した疑い。
 
 依頼女性を脅迫、探偵に3年求刑 福井地検 /福井県
2007.12.08 大阪地方版/福井 

  探偵業務で知った情報を使って女性を脅し、現金をだまし取ったとして脅迫と詐欺の罪に問われている福井市生野町の探偵業A被告(55)の論告求刑公判が7日、福井地裁(久保豊裁判官)であった。検察側は「犯行は他人のプライバシーを扱い、慎重性を要する探偵業務の域を超えたもので、強く非難されるべきだ」として懲役3年を求刑した。

  最終弁論で弁護側は「被害額も多額でなく、反省の意思を示している」などとして執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決公判は26日。

  起訴状などによると、A被告は4~6月、浮気調査を依頼してきた30代の主婦に暴力団関係者が危害を加えようとしているなどとうそを言い、現金計140万円をだまし取ったという。

  また7月下旬、主婦の夫の浮気相手だった女性の携帯電話に「不倫をばらす」などと留守番メッセージを残し脅したとされる。

 
 女性部下と不倫、自衛官を停職処分 陸自・北富士駐屯地 /山梨県
2007.11.13 東京地方版/山梨 

  陸上自衛隊北富士駐屯地(忍野村)は12日、既婚者でありながら、部下の未婚女性と不倫関係を持ち、「品位を保つ義務」に反したとして、男性2等陸尉(38)を停職5日の懲戒処分とした。同駐屯地によると、2等陸尉は、03年9月ごろから約1年半にわたって、20代だった部下の女性自衛官と不倫関係にあった。本人も認めているという。
 
 探偵情報で脅迫、起訴事実認める 地裁で初公判 /福井県
2007.10.23 大阪地方版/福井 

  探偵の業務で知った情報を使って女性を脅したとして、脅迫罪に問われた福井市生野町の探偵業A被告(54)に対する初公判が22日、福井地裁(久保豊裁判官)であり、A被告は「間違いありません」と起訴事実を全面的に認めた。

  冒頭陳述などによると、A被告は7月下旬、県内の女性(当時27)の携帯電話に8回にわたり、「不倫を知っている。夫にばらす」などと留守番メッセージを残し脅したとされる。この女性はA被告が浮気の調査を依頼された県内の別の30代の女性の夫と不倫をしていたという。

  A被告は調査を依頼した女性から現金をだまし取ったとして、詐欺容疑でも逮捕されており、福井地検は近く追起訴する方針。
 
 
面会女性と不倫 警部補減給処分 道警 /北海道
2007.10.19 北海道朝刊

  職務で知り合った女性と不適切な関係を持ち、地方公務員としての信用を失墜させたとして、道警が札幌方面本部管内の警察署に勤務する40代の警部補を減給10%3カ月の懲戒処分としていたことが18日わかった。処分は9月12日付。

  関係者によると、警部補は釧路署に勤務していた05年9月~06年2月ごろ、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された男性に面会に来た女性と知り合い、不倫関係を持った。警部補は結婚していた。道警によると、6月に女性の知人から通報があり、発覚したという。
 
 風俗グループ店摘発 暴力団関連を捜査 名簿破棄容疑で5人逮捕 愛知県警【名古屋】=続報注意
2007.05.08 名古屋夕刊 

  風俗店の従業員名簿を破棄したとして、愛知県警は8日、ファッションヘルスの実質的責任者A容疑者(31)=名古屋市中区丸の内2丁目=と従業員ら計5人を風営法違反(従業員名簿の不備)の疑いで逮捕した。名簿は、県警による家宅捜索の前日に細断されており、県警はA容疑者らが捜査の動きを察知し、証拠隠滅を図った疑いが強いとみて経緯を調べる。

  この店は「b」と呼ばれる風俗店グループに属しており、県警は、名古屋に本拠を置く指定暴力団y組k会の資金源になっている可能性があるとみて捜査している。

  k会対策推進本部の調べでは、A容疑者らは中区錦3丁目の「不倫人妻ヘルス」など3店で以前働いていた女性従業員計18人分の名簿を、1月17日午前0時ごろから同日早朝にかけ、細断、破棄した疑い。風営法は退職した従業員の名簿も過去3年分は残すよう定めているが、これらの店には当時働いていた従業員名簿しかなかった。

  県警は、名古屋市中区の人材派遣会社会長の男(36)らが、女性を、わいせつな接客行為をさせると知りながら風俗店に雇わせた容疑などを裏付けるため、1月18、19の両日、受け入れ先の疑いのあったbの風俗店会社事務所など計約20カ所を捜索した。

  この際、女性が勤務していた事実を示す証拠として名簿を押収しようとしたが、過去の名簿がなかった。グループの事務所にはシュレッダーで細断された名簿のくずがポリ袋数十袋に詰められ、放置されていたという。

  県警は、勤務していたという女性の証言を基に、同月20日、会長の男を職業安定法違反容疑で逮捕した。

  県警は昨年6月、ヤミ金融での返済が滞った女性に、風俗店での勤務をあっせんしたなどとして、k会系組幹部ら2人を職業安定法違反容疑などで逮捕。この店もbで、女性の給料が店から組幹部側に渡っており、県警はグループがk会の資金源になっている疑いがあるとみている。

  県警によると、bは名古屋市の繁華街、栄・錦地区を中心にファッションヘルス11店、キャバクラ3店などを経営。関係者によると全体で月2億円近くの売り上げがあるという。

  <続報注意>

  名古屋地検は2007年6月26日までに、Aさんら5人を起訴猶予とした。
 
 不倫に執着「身勝手」 責任能力を認める 静岡・2人殺害遺棄事件、死刑判決/静岡県
2007.02.27 東京地方版/静岡 

  身勝手で冷酷、残虐、後悔や自責の念がまったくうかがわれない。厳しく断罪されるべきだ--。04年と05年に同僚と妻の2人を殺害し、遺体を山中などに捨てたとして、殺人や死体遺棄の罪に問われた静岡市駿河区、元生協職員o被告(37)に、静岡地裁(竹花俊徳裁判長)は26日、求刑通り死刑を言い渡した。県内の裁判所での死刑判決は71年以来。

  午前10時すぎ、無言で軽く一礼をして入廷したo被告。竹花裁判長が、主文を後回しにして、まず判決理由から述べる際「長くなるから」と着席を促した。しかし、o被告は断り、主文が言い渡されるまでの約1時間半の間、直立不動の姿勢で判決文の朗読を聴いていた。死刑判決が言い渡された後も、表情を変えることはなかった。

  判決は、二つの事件の共通の背景として、o被告の「不倫関係」への執着をあげた。弁護側が「うつ病による心神耗弱状態にあった」として減刑を求めていたことについては、「うつ病だとしても軽度で、周到な証拠隠滅も図っている」として、完全責任能力があることを認めた。

  o被告は、03年から逮捕される05年9月まで関係を続けた交際相手の女性に対して、相手の気持ちが自分から離れることに大きな不安を感じていた。

  判決によると、04年9月16日にあった藤枝市茶町2丁目の生協職員tさん(当時37)殺害事件では、o被告は交際女性と会う約束が女性の仕事の都合などで守られないかもしれないという不安にかられ、女性の当時の上司だったtさんに会った。その際、tさんが女性を中傷する言葉を口にしたことに腹を立て殺意を抱いた。

  殺害翌日には、tさんの遺体をのせた車で、女性と会い、その直後に静岡市葵区水見色の茶畑に死体を遺棄している。

  05年9月9日の妻殺害では、不倫関係が妻に発覚したことから、このままでは関係が続けられないと思い、計画的に妻を絞殺。電動式ノコギリで遺体を切断し、山中などに捨てた。

  こうした犯行を、竹花裁判長は「(不倫をしたい)自分の気持ちのみを考えていて身勝手」と指摘し、「(tさん殺害は)計画性がないことなど、酌むべき事情もあるが、死刑回避の理由にはあたらない」とした。

  判決の言い渡し後、tさんの遺族は「死刑判決は当然の結果。今でも主人がなぜこのような殺され方をしたのか納得できない気持ちでいっぱいです」とコメントを出した。妻の遺族も「被告人が真摯(しんし)に反省をしているのであれば、控訴せず刑に服してほしい」とコメントを出した。

  また、o被告の弁護人の小川秀世弁護士は記者会見を開き、「事実認定、量刑とも受け入れがたい判決」とし、o被告と相談の上、控訴したい考えを示した。一方、o被告は現時点では自ら死刑を望んでいるという。

  静岡地検の宮崎昭次席は「検察の主張を認めた極めて妥当な判決と考える」とコメントしている。

  ●動機、検察と別判断

  なぜ、妻まで殺害する連続殺人に至ったのか。事件発覚当初からはっきりしなかった妻殺害の動機についての見方は、裁判所、検察、弁護人のそれぞれで分かれる結果となった。「離婚をほのめかされた絶望感から」という被告人質問でo被告が述べた供述について、静岡地裁は「うその供述」として、完全に否定した。

  検察側は論告で、妻に離婚をほのめかされたo被告が、妻に対する独占欲と交際相手との関係維持を望む両方の感情を抱いたことを殺害の動機として主張してきた。

  これに対して、地裁は判決で、妻に対する独占欲の点は否定。「妻か不倫相手をとるかの二者択一の中で不倫相手を選んだ」とした。理由として、妻に女性との関係を断ち切るよう求められても応じなかったこと、女性を中傷されただけでtさんを殺害したことなどをあげた。

  妻殺害の動機について、竹花裁判長がこれまでの被告人質問の中で「理由になっていない」などと、繰り返し問いただす場面も見られた。

  o被告は「自分自身でもなぜ妻を殺害したのかわからない。だから絶望感という言葉でしか表せない。2人で死ぬ気だった」と述べたが、判決は、殺害後に死体遺棄や証拠隠滅を図っていることなどから、「うその供述」と判断した。

  ただ、判決は、交際相手との関係継続を選んだことが、なぜ妻殺害にまで発展したかについて明確に述べていない。

  一方、tさん殺害について判決は「暴行を加えるだけでは女性との関係が露呈してしまうと考え、憤激をはらすには殺害するしかないと決意した」とした。o被告は被告人質問で「(中傷は)自分にとって大きなこと。当時と同じ状況、気持ちであれば同じ行動に出ていると思う」とも述べた。

  弁護側は「(二つの事件とも)動機は理解できない。それはうつ病の影響があるからだ」として、犯行時、心神耗弱だったと主張。二度にわたり精神鑑定を求めたが、裁判所は却下した。弁護人の小川秀世弁護士は判決後の記者会見で「o被告は公判で一貫して妻に対する愛情を述べており、交際相手と妻の二者択一の事実はどこにもない。裁判所が都合良く動機を構成した不当判決」と批判した。

  (阪田隼人、竹田麻衣)

  (34面に続く)

  静岡・2人殺害遺棄事件 判決の要旨 /静岡県

  (35面から続く)

  【被告の経歴、犯行に至る経緯など】

  (略)

  【争点等に対する判断】

  主要な争点は(1)妻殺害の動機をどうみるか(2)被告の各犯行当時の責任能力の有無と程度である。

  (1)について、検察官は、妻に対する執着心や独占欲から殺害すれば他の男性に渡さずに済み、不倫相手との関係もこのまま継続できると考え、妻殺害を決意したと主張。弁護人は、被告は離婚届を書いて絶望的になり、生きているより2人で死んだ方が楽だという思いから殺害したと主張している。

  被告は、妻と結婚した02年5月の1年後の03年5月から、不倫関係を始めており、以来、被告が妻を殺害するまでの2年数カ月間、被告はこの二股をかけてきた。ところが05年8月下旬、たまたま妻が被告の不倫の動かぬ証拠を目にしてしまい、大問題になった。妻は、当初は被告を責めた。落ち着くに従い、被告自身が不倫相手と別れる気持ちになってくれるようにと考え、方策を取り始めた。

  しかし、妻が不倫関係を黙認するような状況になかったことは明らかだ。そうすると、妻を取って不倫相手との関係を断念するか、それとも不倫相手との関係を取るかの二者択一しかあり得ない状況に追い込まれたことは間違いない。被告の出した結論は不倫相手を取ることで、不倫関係を維持するため妻殺害に及んだものである。

  (2)については、検察官は、各犯行前から犯行後までの間に被告を診察した精神科医師が、うつ病というよりはむしろ睡眠障害の部類であると診断していること、また犯行当時、清明な記憶を保持しており、意識障害、精神運動性発作、幻覚、妄想などの病的体験に支配された、あるいは著しい影響を受けた状態になかったことが明らかであることなどから、被告は完全責任能力を有していたと主張した。

  弁護人は、各犯行当時、被告はうつ病に罹患(りかん)していたこと、被告の動機がいずれも不合理であること、被告には犯行当時意識障害があったことを総合すれば、同僚への犯行はうつ病の激越発作によるもの、妻への犯行はうつ病の拡大自殺によるものとみるのが相当であるから、責任能力は少なくとも減少していたことは明らかであると主張する。

  当裁判所は、各犯行当時、被告は完全責任能力を有していたと判断する。

  被告には入通院歴があるが、各診察した医師は、うつ病というよりも睡眠障害程度、あるいは、うつ病としても軽度であって妄想や幻想の症状はないと一致して述べている。また、犯行時の記憶は清明に保持されている。犯行の動機は十分に了解可能であること。極めて合理的に犯行を遂行しており、十分な判断力の存在がうかがわれる。

  弁護人は、死刑制度が憲法13条に反しており違憲無効である旨主張するが、現行の死刑制度が同条の規定に違反しないことは最高裁の確立した判例であり、当裁判所もこれを正当と考えるので弁護人の主張は採用できない。

  【量刑の理由】

  本件は不倫関係にあった女性の上司である当時37歳の同僚を殺害し、遺体を茶畑内に埋め、その犯行から約1年後、被告の妻にその不倫関係が発覚し、悶着(もんちゃく)の末、当時36歳の妻を殺害して、その遺体を切断して山林など3カ所に分けて投棄したという事案である。

  同僚及び同僚の遺族にとって本件被害は理不尽極まりなく、納得のいくものでないことは誰の目にも明らかであり、残虐、非道な犯行である。

  被告が本件を敢行するとき、被告自らの気持ちあるいは不倫相手の気持ちだけを考え、その満足のみを考えていたことは明らかであり、身勝手で自己中心的思考は極めて厳しく断罪されてしかるべきものである。

  殺害翌日には、同僚の遺体を載せたままの車で平然と不倫相手とあいびきをし、これが終わると遺体を山中に投棄して犯行を隠蔽(いんぺい)しようと、車で投棄場所を探し回り、茶畑の隅にシャベルで穴を掘って死体を埋没して遺棄している。同僚の所持品や凶器を処分し、車の血痕を入念にぬぐい落としたりして、徹底的な犯跡隠蔽を図っている。

  また、妻の殺害及び死体遺棄の経緯、態様などは判示の通りであり、妻及び遺族にとって本件被害は理不尽極まりなく、計画的な犯行であって、悪質きわまりない。被告は約2年4カ月間にわたり妻を裏切って不倫を続けてきたものであり、妻にこれが発覚し、このままでは不倫が続けられないとなるや、殺害してその遺体をバラバラにして山野に投棄して殺害の事実を隠蔽し、被告が長期間家を空けている間に妻が不在となったように装って、犯人であることを疑われないようにすることを企図したもので、計画性も十分に認められる。

  本件は1年ほどの間に計2人に対して敢行された犯行であり、被告の人を殺すなかれという規範軽視の人格態度には憂慮すべきものがある。人1人を殺害したことによる後悔や自責の念が全くうかがわれないばかりか、妻に対する殺人と死体損壊・遺棄には、同僚に対する犯行による学習効果さえうかがわれる。

  被告は、公判において同僚に対する殺害を振り返り、当時の自分の気持ちと同じ状況であれば同じ行動に出てしまっていると思う旨述べており、人の命を奪ったという重大な結果を、しんしに受け止め反省悔悟しているとは言い難い。妻に対する殺害についても、犯行自体は認めるものの、動機などにおいて、ありのまま述べて改心しようとの気持ちに欠ける。もともと被告には、自分が尊敬し、評価する人はとことん大切にするが、自分が価値を認めない人には極端に冷淡、無関心なところがあり、この性格は被告ばかりを責めるのはやや酷かもしれないが、十分に責任を取れる年齢になっていることに照らすと、それ相応の責任を問われるのはやむを得ない。

  前科前歴がなく、社会人として熱心に働き、家庭生活を営んできたことは、一般的には、被告の社会適応性、更生可能性を示すものといえるが、事案の概要、公判での態度などに照らせば、過大に評価できない。酌むべき事情を個々的に、あるいは総合してみても、死刑を選択しない事由として十分なものがあるとみることができない。よって被告に対しては極刑をもって臨むのもやむを得ないと判断し、同僚に対する殺人について死刑を選択し、これを科する。

  ■事件の経緯

  04年 9月16日 焼津市内で同僚のtさん(当時37)を殺害

     9月17日 静岡市葵区水見色の畑に遺体を埋める

   10月24日 畑の草取りをしていた女性が遺体を発見

  05年 9月 9日 焼津市内の自宅で妻を絞殺

     9月10日 電動ノコギリで妻の遺体を切断し、由比町内の山中などに遺棄

     9月27日 妻の遺体を遺棄した容疑で逮捕

    10月 6日 妻に対する殺人容疑で再逮捕

  06年 5月29日 妻に対する殺人罪などで公判中、新たな鑑定により車からtさんの血液が検出されたため、tさんの遺体を遺棄した容疑で再逮捕

     6月19日 tさんに対する殺人容疑で再逮捕
 
 名誉棄損容疑で安来の男逮捕 /島根県
2007.01.30 大阪地方版/島根 

  知り合いの女性と女性の知人の男性を中傷する手紙を男女の職場関係者らに送り、名誉を傷つけたとして安来署は29日、安来市伯太町安田関、財団臨時職員A容疑者(34)を名誉棄損の疑いで逮捕した。A容疑者は容疑を認めているという。

  安来署によると、A容疑者は昨年3月から6月、安来市内の知り合いの女性と女性の知人の男性が不倫関係とする内容の手紙を男女の職場関係者の自宅などに約20通送りつけた疑い。2人がそれぞれ安来署に被害届を出していた。

 
 夫婦の危機、ネットで脱出 夫の浮気・すれ違い…掲示板に書き込み
2007.01.29 東京朝刊 

  壊れかけた夫婦関係をなんとかしたい--。そんな人たちが悩みを寄せ、体験談を交じえてアドバイスし合うインターネットのサイトが注目されている。誰にも打ち明けられない話も、匿名だから赤裸々に本音を書き込める。いまのところ、相談を寄せた多くの人が「危機」を脱する成果を上げているという。夫の定年を機に関係がこじれるケースもあり、団塊世代が退職するこれからは、悩む夫婦が増えそう。関係修復のヒントを探った。(豊吹雪)

  「結婚7年の間に、夫の浮気が3回。なんとか持ち直して今に至っていますが、不安は消えません」

  昨年7月。福島県の主婦(32)は、数日前にできた「夫婦関係」がテーマの掲示板に悩みを書きこんだ。初めてだったが、紹介者なしでは参加できないソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「ミクシィ」だったことと、自分だとはわからない、という安心感が背中を押した。

  その3年前。次男の妊娠中に夫(32)の不倫が発覚。離婚も考えたが、結局夫は不倫関係を解消し、3男にも恵まれた。でも、「裏切られた」という思いは消えなかった。残業や休日出勤の日は、「本当に仕事なの」と嫌みも出た。

  「実はうちもなんです! 一度裏切られるとこっちが悶々(もんもん)とするばかり」

  最初の書き込みから45分後、同じ悩みに苦しむ女性から書き込みが入った。

  「つらいですよね」と主婦が応じ、2人の間で「会話」がはずんだ。翌日午後、主婦が「(家事や育児の)努力、報われる時ってあるのかなあ」と書くと、サイトの管理人から「報われる可能性大ですよ」とメッセージが入った。

  主婦は、この言葉で救われたという。「頑張っているね、と誰かに言って欲しかったのだと思います」

  それから前向きなやりとりになる。「相手を変えてやろうでなく、自分から鎧(よろい)を脱がなくては」(主婦)、「私が夫を思いやれば、自然と嫌みなんてなくなりますよね」(相手の女性)

  さらに主婦は、夫から仕事帰りにパチンコへ寄りたいという「お伺いメール」を受け、「いいよ~、勝ったら何かおごってね」と、気持ちよく返せたと報告した。最初の書き込みからわずか3日後のことだ。

  神奈川県の女性会社員(31)は現在2人目を妊娠中。共働きですれ違いが重なり、正月休み中は離婚の話し合いに入っていた。しかし、ミクシィ上の別の掲示板で、同じ悩みを持つ人の書き込みを見つけ、「私も夫を理解できていないかもしれない」と反省した。接し方が少し変わったためか、夫も「離婚」を口にしなくなったという。

  二つの掲示板の管理人の北海道文教大学非常勤講師、土倉玲子さん(行動科学)によると、登録者数は約600人と約900人。100人を超すと「共感→気付き→小さな変化」の流れが短期間で生まれる。全員が関係修復に成功したわけではないが、書き込むうちに考えが整理できるため、たいてい数日間で落ち着きを取り戻すという。

  「顔も知らず利害関係がないから、お互い自分をさらけ出し良い関係ができていく」。匿名の投稿者による中傷が問題になることも多いネットだが、土倉さんは匿名性がプラスに作用していると分析する。

  ●団塊向け新サイトも

 二つの掲示板はミクシィ会員でないとアクセスできない。土倉さんは団塊の世代や中高年がもっと活用できるように、今月半ば、新しいサイト「夫婦の幸せ応援サイト」(http://www.tsuchikura.co.jp/partners/)も立ち上げた。登録制で非公開・匿名の相談の場と、オープンな情報交換の場の両方を用意した。

  「子どもが自立し夫婦だけになった時に、関係が悪化する夫婦も珍しくない。深刻化する前に、こういう場で自分の感情を整理してほしい」と話している。

  ◆個人攻撃の排除が課題

  諸富祥彦明治大教授(カウンセリング心理学)の話 夫婦間の問題は性がからむこともあり、顔の見える相手には相談しにくい。匿名性が保てるネット上の掲示板は入りやすく、結果的にグループカウンセリングの機能を果たす。私自身、教師のサポートが目的の掲示板を開設していたことがあるが、有効だった。いじめ問題にも有効だろう。大変なのは管理だ。興味本位で個人攻撃をする悪意の人の排除と、顔が見えないネット上でのカウンセラー技術の確立が今後の課題だ。

  ◇言葉にして関係好転を

 長野県松本市の産業カウンセラー、橋本京子さん(67)が主催するセミナー「ほほえみの会」では、約40人ほどの会員が、夫婦関係などの再構築やコミュニケーション術を学んでいる。会ができて約10年。参加者の大半が中高年だといい、最近は夫婦で参加する人もでてきた。

  「実践」を重視するこの会では「言葉や表情にすること(表参照)」を夫や妻に行い、その結果を毎月発表する。

  橋本さんは「言葉にすると、関係性が好転していくことをぜひ体験してほしい」と話している。

  ■■自分でできる夫婦円満のコツ■■

 ○笑顔を作る

 ○うれしい、幸せ、ありがとう、愛している、を言葉にする

 ○相手の良いところを発見し必ず伝える

 ○「お帰り」の声は「ただいま」の声より高いトーンで

 ○なりたい自分をイメージして文章と絵にし、行動計画を作る
 
 勾留女性と関係、巡査部長を停職 兵庫県警 【大阪】
2006.12.08 大阪夕刊 

  兵庫県警三木署(同県三木市)の元看守係の男性巡査部長(36)=現県警情報管理課=が、留置場に勾留(こうりゅう)中の女性と親密な関係になり、女性が釈放された後も不倫関係を続けたり、県警のコンピューターで女性の情報を不正に照会したりしていたことがわかった。兵庫県警は8日、巡査部長を停職1カ月の懲戒処分にした。巡査部長は退職届を出しているという。

  県警監察官室によると、巡査部長は三木署の看守係だった01年6月ごろ、勾留中の30代の女性とキスをするなどの関係になり、女性の釈放後も同年9月末ごろまで不倫関係を続けたという。

  巡査部長は03年9月に県警情報管理課に異動し、同年11月から昨年9月までの数回、女性の居住地を知ろうと、県警のコンピューター端末で情報を不正に照会した。今年10月、女性側から県警に指摘があり、県警が調査していた。

 
 女子生徒と性的関係 中学教諭を懲戒免 /北海道
2006.10.05 北海道朝刊 

  道教委は4日、根室支庁の公立中学校の男性教諭(28)を生徒と性的関係を持ったとして懲戒免職にした。また札幌市内の養護学校の男性職員(47)が、同僚女性の不倫関係を知って、女性や相手男性に手紙で脅迫したとして停職3か月となった。このほか、無免許運転を繰り返した根室支庁の道立高校の女性教諭(25)も停職3か月の処分。
 
 警察官、独身装い不倫 県警「悪質」、指針より重い減給処分 /奈良県
2006.08.31 大阪地方版/奈良 

  県警の40歳代の男性巡査部長が女性を欺いて、不適切な交際を続けたとして、減給10%(3カ月)の懲戒処分を受けていたことが30日、わかった。

  県警監察課によると、巡査部長は02年春に講師をしていた柔道教室で奈良市の独身女性と知り合い、妻帯者であることを隠して交際を始めた。女性が05年12月に県警に相談して、発覚したという。

  警察庁の指針では、不倫など私生活上の信用失墜行為は戒告処分の対象とされているが、巡査部長が当初独身を装って女性を欺き、交際期間も約3年半と長かったため、より重い減給処分とした。

 
 慰謝料、3歳長女へ 受刑者に3000万円命令 妻殺害で岡山地裁 【大阪】
2006.07.14 大阪朝刊 

  兵庫県赤穂市で05年7月、市職員のXさん(当時29)が殺害された事件で、殺人罪で懲役20年の実刑が確定した夫のA受刑者(35)を相手取り、長女(3)がXさんの代理として慰謝料3千万円の支払いを求めた訴訟の判決が13日、岡山地裁であった。近下秀明裁判官は「身勝手な理由で殺害された被害者の無念は察するにあまりある」として、請求通りA受刑者に3千万円の支払いを命じた。

  慰謝料について、近下裁判官は判決で、「長女が全額相続したものと認められる」とした。

  長女を引き取った岡山県備前市の母方の祖父(54)によると、家裁の審判で親権を喪失しているA受刑者側からは、これまでに金銭的補償は受けていないという。夫婦間の事件のため、犯罪被害者等給付金や生命保険金も支払われない。「父親が何も負担しなくていいのか、という思いもあって提訴した。判決は当然だが、無念は晴れない」と話した。

  判決によると、市職員だったA受刑者は、不倫相手と結婚するためにXさんの殺害を決意。05年7月22日、自宅でXさんの首を絞めたうえ、翌日未明、車で赤穂港まで運び、海に投げ込んで水死させた。

 
 恐喝容疑巡り「不起訴不当」 徳島検察審査会 /徳島県
2006.07.07 大阪地方版/徳島 

  不倫相手の女性を脅したとして恐喝容疑で告訴された三好郡内の男性公務員(50)に対する徳島地検の不起訴(嫌疑不十分)処分について、徳島検察審査会は6日までに、「不起訴不当」の議決をした。

  議決書などによると、男性は美馬市内の女性(36)との別れ話がこじれ、02年1月、女性の父親から恐喝容疑で県警に告発された。調べの際、女性が男性に有利な証言をしたため、不起訴処分となったが、今度は男性が父親を相手に損害賠償請求し、勝訴。これを受け女性は05年1月、同地検に改めて告訴したが不起訴処分となった。

 
 被告を追起訴へ 新たに780万円不正発覚 NTTデータ事件 /宮城県
2006.06.15 東京地方版/宮城 

  顧客データを不正に持ち出し、偽造カードで多額の現金を引き出したとして、窃盗などの罪に問われたNTTデータ元社員A被告(55)が、さらに約780万円を不正に引き出していたことが県警捜査2課などの調べで分かった。被害総額は約3900万円にのぼるといい、仙台地検は順次、追起訴する方針だ。

  14日に仙台地裁であった初公判で、A被告はすでに起訴されている約1400万円分の窃盗などの罪を認めた。

  検察側の冒頭陳述などによると、A被告は98年にNTTデータを早期退職。退職金を元手に札幌市内にピザ店を開業しようと考えていたが、不倫相手への慰謝料や競馬、株式投資で退職金が底をついたという。

  同社の下請け会社に再就職したものの、消費者金融などに借金を重ね、返済に窮していたという。

  仙台銀行のコンピューターシステムの運用責任者だったA被告は、同銀行の現金自動出入機(ATM)でオリックス・クレジットのカードを使用した顧客の暗証番号などを不正に持ち出し、カードを偽造。05年10月、仙台市内のATMから約1400万円を不正に出金したとされる。

  このほか、A被告は今年2月にも、同様の手口で東京都内のATMから約1700万円を引き出したとして追送検されており、仙台地検は近く追起訴する方針を固めている。

  さらに県警はこの日、昨年1月から2月にかけても、別の大手クレジット会社4社の顧客データを不正に持ち出し、都内のATMで現金約780万円を引き出したとして、窃盗などの容疑でA被告を仙台地検に追送検した。これが一連の最初の犯行とみられる。

  当初は小口の客の口座から少額ずつ引き出していたが、その後、大口の顧客を狙うようになったという。
 
 教え子母と不倫、教諭を懲戒免職 宮崎県教委 【西部】
2006.05.11 西部朝刊 

  教え子の母親と不倫関係になり、教え子に精神的苦痛を与えたとして、宮崎県教委は10日、県内の公立学校の30代の男性教諭を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。

  県教委によると、教諭は昨年、母親と深い仲になった。教え子はショックを受け、登校しても保健室にこもるなど授業を休みがちになったという。昨夏に教諭の妻が学校に相談して発覚した。

  県教委の規定では、不倫自体は懲戒処分の対象ではないが、教え子を傷つけ、指導を無視して適切な処置をとらなかった点を重視した。校長は訓告処分になった。
 
 2300万円横領、懲役4年求刑 ブリヂストン子会社の元社員 /福岡県
2006.04.07 西部地方版/福岡 

  久留米市のブリヂストン子会社から約2300万円を横領したとして業務上横領罪に問われた元社員のA被告(55)=佐賀県鳥栖市前田町=に対する論告求刑公判が6日、地裁久留米支部であった。検察側は「背信性の強い、極めて悪質な事件」などとして懲役4年を求刑した。

  論告によると、A被告は、娘の学費や不倫相手との交際費用欲しさに、01年2月から05年1月まで計約40回にわたり、会社の預金口座から計約2300万円を引き出し横領したとされる。

  「会社の決裁制度がおざなりだったことが犯行の継続を許したことを否定できない」とする一方で、「上司には、被告人の勤務態度を十分に信頼していたという事情もあった」などとした。

  弁護側は最終弁論で「一生かけて償いたいと反省している」などとして寛大な判決を求めた。

 
 被害届け女性と不倫などで処分 県警が2警官を /群馬県
2006.03.25 東京地方版/群馬 

  県警監察官室は24日、酒気帯び運転をしたとして、前橋東署の男性巡査(23)を停職6カ月の懲戒処分とした。

  巡査は伊勢崎市でビールなどを飲み、車で桐生市の実家に向かう途中の11日午前1時20分ごろ検挙された。数日前、特別研修で飲酒運転の厳禁などを言い渡されたばかりだったといい、24日付で依願退職した。

  また監察官室は同日、被害届を出した20代の女性と不倫したとして、東毛の警察署の男性巡査(31)を戒告の懲戒処分とした。前橋署勤務の昨年11月、暴行事件の被害届を受けたのをきっかけに交際を始めたという。横山伸・首席監察官は「誠に遺憾。再発防止に努める」としている。
 
 警官不倫調査中、不適切な関係に 京都府警、警視処分 【大阪】
2006.01.27 大阪朝刊 

  京都府警は26日、広報応接課長の警視(53)が監察官を務めていた昨年8月、調査対象の警官の不倫相手の女性と不適切な関係を持ったとして減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にし、首席監察官の警視正(55)も監督責任を問い本部長注意とした。警視は27日付で依願退職する。

  府警によると、警視は04年3月から昨年10月まで監察官を務め、警官の不倫調査を担当。調査終了後の昨年8月上旬に休暇をとって上京した際、この警官の不倫相手だった女性とホテルに宿泊するなどしたという。警視は「相談に乗るうちに、つい深入りをしてしまった」と話しているという。

 
 妻を殺害の被告、起訴事実認める 由比の遺棄事件初公判 /静岡県
2005.12.23 東京地方版/静岡

  由比町の雑木林などで9月、焼津市の主婦(当時36)の切断された遺体が見つかった事件で、殺人などの罪に問われた、夫のo被告(36)の初公判が22日、静岡地裁(竹花俊徳裁判長)であった。o被告は「間違いございません」と述べて、起訴事実を認めた。

  冒頭陳述によると、8月ごろから、o被告の不倫が原因で離婚話が持ち上がったが、9月9日ごろ「別れたら生きていけない。別れるぐらいなら殺して自分のものにしよう」と考え、焼津市の自宅で、散歩に行こうとしていた妻の首を後ろからネクタイで絞めて殺害。翌10日ごろ、自宅の浴室で電動のこぎりで遺体を切断し、車で由比町、富士川町、島田市の山中に捨てたとされる。

  犯行後、被告は妻の実家に「妻がいなくなった」とうそをつき、警察に捜索願を提出。車に妻の母親を乗せ、一緒に捜すふりをしていたとされる。

 
 不倫相手を殺害、被告に懲役14年 名古屋地裁判決 【名古屋】
2005.12.15 名古屋夕刊

  愛知県東海市のガレージで男性の遺体が見つかった事件で、殺人、死体遺棄の罪に問われた美容機器販売業A被告(46)の判決公判が15日、名古屋地裁であった。伊東一広裁判長は「同種の前科を有しながら、今回も別れ話から不倫相手の殺害に至った」と述べ、懲役14年(求刑懲役15年)を言い渡した。

  判決によると、A被告は04年8月、同市名和町の自宅ガレージの車内で、交際していた同県豊明市の会社役員天野一司さん(当時57)から別れ話を持ち出され、口論の末に包丁で刺し殺した。

 
 「正当防衛」を主張 小川町・不倫相手ひき殺し /埼玉県
2005.12.07 東京地方版/埼玉 

  不倫相手の男性を車でひいて殺害したとして、殺人罪に問われた東秩父村御堂、無職A被告(29)の初公判が6日、さいたま地裁熊谷支部(肥留間健一裁判長)であった。A被告は事実関係を認めたうえで「殺意はなかった」とし、弁護人も「連れ戻され危害が加えられるおそれがあった。正当防衛が成立する」と述べ、無罪を主張した。

  起訴状によると、A被告は9月24日午後10時ごろ、小川町腰越の駐車場で、不倫相手の男性(当時47)を車ではね、再び車を発進させて倒れていた男性の頭や胸などをひき、殺害したとされる。

  冒頭陳述で、検察側は「倒れていた男性が起きあがってくれば仕返しされかねないと怖くなり、殺害を決意した」と指摘した。

 
 浜松の主婦絞殺、起訴事実認める 地裁支部で初公判 /静岡県
2005.11.09 東京地方版/静岡

  8月に浜松市大瀬町の主婦(当時47)の首を絞めて殺し、遺体を市内の山中に捨てたとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた名古屋市千種区内山3丁目、会社員A被告(48)の初公判が8日、地裁浜松支部(志田洋裁判長)であった。A被告は起訴事実を認めた。

  冒頭陳述によると、A被告は8月15日午前11時ごろ、浜松市内の空き地にとめた自分の乗用車の中で、主婦の首をナイロン製傘入れで絞めるなどして殺し、午後2時半ごろ遺体を山中に捨てたとされる。

  検察はA被告と仲たがいした主婦から、不倫関係をA被告の家庭にばらすと言われたことなどが動機、と指摘した。一方、弁護側は主婦から金銭を要求されて疎ましく思ったことなどが動機、とした。

 
 殺人請負HP管理者逮捕 165万円詐取容疑 消防庁職員事件
2005.10.04 東京朝刊 

  インターネットのサイトを通じた殺害依頼事件で警視庁は3日、探偵業A容疑者(48)=東京都杉並区高円寺北3丁目=を詐欺容疑で逮捕した。A容疑者は「駆込寺(かけこみでら)」と称するサイトを管理。「復讐(ふくしゅう)問題」「殺人問題」などの項目を掲げ、相談者からメールで依頼を受け付けていた。「殺害の依頼を受けた覚えはない」と容疑を否認しているという。

  捜査1課の調べでは、A容疑者は昨年12月、サイトを見て交際相手の妻の殺害を依頼してきた東京消防庁職員B容疑者(32)=暴力行為法違反容疑で逮捕=に対し、殺害を請け負って実行するように見せかけて3回にわたり、計165万円をだまし取った疑い。

  この事件ではA容疑者から依頼を引き継ぎ、B容疑者から金を受け取ったとして、自称探偵業C容疑者(40)も暴力行為法違反容疑で逮捕されている。

  ○「あずかり知らぬ」A容疑者

  A容疑者は9月下旬に朝日新聞記者の取材に応じた。主なやりとりは次の通り。

  ――B容疑者の依頼は「(交際相手の妻を)殺してほしい」という内容だったのですか。

  不倫のもつれであれば、憎いとか殺したいということも出てくるが、実際にやるかやらないかは別の話。最初に相談料をもらったが、相談内容が重くなってきたので、私はC容疑者に「Bさんは早まったことを言っているから、それを正しながら解決してくれ」と頼んだ。

  ――サイトに「殺人問題」という欄があります。

  誰かに「殺される」と依頼者が訴えてくるケースがある。殺しを請け負うという意味ではない。

  ――今回の事件についてどう思いますか。

  あずかり知らないこととはいえ、私のサイトを通してこれだけ社会を騒がせ、申し訳ない。

  ――サイトは事件発覚後に閉鎖されました。

  ああしたアングラなサイトがあること自体よくない。復活させるつもりはない。

 
 交際女性殴り、警官書類送検 容疑で福岡県警 【西部】
2005.07.22 西部朝刊 

  福岡県警は21日、不倫相手の女性を殴ったとして、捜査1課の警部補(43)を暴行の疑いで福岡地検に書類送検した。警部補は勤務時間中に女性と密会するなどしており、県警は停職6カ月の懲戒処分にした。警部補は同日、依願退職した。

  監察官室によると、警部補は捜査4課に所属していた当時、捜査で訪れた会社に勤務していた30代の女性と知り合い、昨年1月下旬から交際を始めた。昨年7月7日に福岡市内、同22日には北九州市内のそれぞれホテルで、別れ話を持ちかけられ、女性の顔を殴ったという。同7日と同年11月8日は勤務中の午後、女性と密会していた。さらに、同年7月14~16日には承認を受けずに女性と韓国に旅行していた。

  監督責任として、捜査1課長ら5人も本部長注意などの処分を受けた。

 
 元自衛官、罪状認める 検察「妻に報復狙う」 仙台の連続放火、初公判 /宮城県
2005.07.12 東京地方版/宮城 

  仙台市若林区霞目2丁目などで起きた連続放火事件のうち4月下旬2件について建造物等以外放火と器物損壊の罪に問われている同区霞目2丁目、元自衛官A被告(40)の初公判が11日、仙台地裁(本間栄一裁判長)であり、A被告は起訴事実を認めた。

  検察側は冒頭陳述で「被告の不倫から妻子から相手にされなくなったため、報復目的で自宅近辺に放火して妻に恐怖心を与えようと考えた」と指摘。「一度は防衛庁に配属された被告が駐屯地に戻されたことから、上司や同僚から軽蔑(べつ)されていると思いこみ、憤まんの情を晴らそうと放火を繰り返した」と述べた。

  起訴状などによると、A被告は4月23、28日に民家の車庫や駐車場に止めてあった乗用車の下にライターで点火した新聞紙を投げ入れて車体を焼損させたとされる。

 
 恐喝・強姦で懲役15年 不倫話で数十人脅す 京都地裁判決 【大阪】
2005.07.08 大阪夕刊 

  不特定多数の会社に電話し、応対した女性に「不倫の証拠がある」と言って金を脅し取ったうえ暴行したなどとして、恐喝と強姦(ごうかん)などの罪に問われた大阪府能勢町山辺、配管工A被告(46)の判決公判が8日、京都地裁であった。上垣猛裁判長は「追いつめられ、見知らぬ男にもてあそばれた被害者の苦痛は計り知れない」として、懲役15年(求刑懲役16年)を言い渡した。

  判決によると、A被告は02年8月27日、京都市内の会社に本社の部長を装って電話。応対した女性(当時35)に「不倫しているだろう。相手の奥さんが訴えると言っている」などと言って呼び出し、不倫相手の親類のふりをして示談名目で100万円を脅し取るなど、不特定多数の会社に電話して01~03年にかけ、大阪、京都、兵庫の3府県の12人から同様の手口で計1060万円を脅し取った。うち4人には「落とし前をつけてもらう」と言って、その場で強姦した。A被告は公判で「ゲーム感覚で、知らない女性が言いなりに動くのが快感だった。近畿や四国の50人以上から、5千万円以上を脅しとった」と述べた。弁護側は36人に計5380万円を返還したとして情状を求めていた。

 
 
「悪徳探偵」告訴・提訴 不倫、張り込まず800万円 無料相談へ 【大阪】
2005.07.05 大阪夕刊 

  行方不明になった長男を調査する名目で255万円をだまし取られたとして、大阪府堺市の60代の女性が5日、大阪市中央区にあった調査会社の取締役に対する詐欺容疑の告訴状を大阪地検に提出した。兵庫県内の60代の男性も同日、大阪市北区の探偵業者に支払った約800万円の賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。大阪の弁護士らがつくる「興信所・探偵問題研究会」が2人を支援し、「悪徳探偵」の被害を掘り起こす無料の電話相談も30日に開設する。

  告訴状によると、堺市の女性は03年2月、30代で失跡した長男の行方を捜してもらおうと調査会社に150万円払った。同10月には「フィリピンにいた」と言われ、さらに105万円払った。

  しかし、調査会社から連絡はなく、今年1月に事務所を訪ねると空き室になっていた。研究会の弁護士が東京入国管理局に照会したところ、長男が国外に出た形跡はなかったという。女性は告訴状で「初めからだます目的だった」と訴えている。

  大阪地裁に提訴した兵庫県内の男性は03年5~9月、長男の不倫相手の張り込み料や「長男の目を覚まさせる」カウンセリング料などとして総額約800万円を探偵業者に支払ったが、報告書に張り込み調査をした記載はなく、長男には2、3度会っただけだった。

 
 (相談室)年上との不倫、断ち切れない
2005.06.11 東京朝刊 

  自分で言うのも何ですが純愛一筋派です。簡単に好きにならず、その分忘れられません。同じ会社で奥様がいる58歳の方と、食事したり関係を持ったりしています。年は離れていますが、生き方、人となりが好きです。奥様一筋なことも、あこがれです。一緒にいるのがつらくなり距離をおいてもらうことにしたのですが、思いを断ち切れません。今まで3人とおつきあいして不倫は2回目です。ときめく出会いはなく、ほかの人と恋愛できるのか不安です。寂しいので、1人でいたくありません。(大阪府 会社員女性 27歳)

  ●甘えたいだけじゃない? 回答者・ピーコさん

 純愛って、相手が知らなくても陰ながら愛し続けること。百歩譲って、奥さんがいる人を好きになることもあるでしょう。そのとき、その人の顔を見れば、今日も1回顔を見た、元気そう、うれしい。そういうのが純愛だと思うの。

  相手の生活を脅かしたり、相手に寂しいって言ったり、そういうことをする人が純愛一筋とは、私には思えない。甘えたいだけじゃない? 58歳の人も奥様一筋なら、なぜあなたと関係を持ったのか。もしあなたが本当に純愛派だとしたら、だまされているとしか思えない。

  思いを断ち切るのは自分で行動を起こさない限りできないし、自分が動くことで新しい恋愛もできると思うんです。職場や環境を変えるか、自分の気持ちを変えるか。

  なぜお父さんほど年上の人に心が動いたのか、ちゃんと分析した方がいい。包み込んでくれる人がいいなら、若くても心が大きくて尊敬できる人はいるはず。それを見つけるには、やることいっぱいあるわよ。寂しいなんて言ってられないのよ。

  相手よりも相手をいっぱい好きじゃないと、恋愛はなかなか保っていられない。今度は自分から告白して、自分が好きになる訓練をしてみたら。それができないなら恋愛をあきらめちゃうしかない。あなたには無理かしら?(服飾評論家)

 
 写真誌の2人、住居侵入容疑 鎌倉の死体遺棄現場
2005.05.06 東京夕刊 

  神奈川県藤沢市の女性が同県鎌倉市内の民家の敷地に埋められていた事件の現場に侵入したとして、鎌倉署は6日、写真週刊誌「フラッシュ」(光文社)の契約記者とカメラマンを住居侵入の疑いで現行犯逮捕した。

  調べでは、逮捕されたのは、東京都豊島区目白3丁目、雑誌記者A(42)と、練馬区羽沢3丁目、カメラマンB(30)の両容疑者。

  2人は6日午前、不倫相手で妊娠中の女性(33)を埋めたとして死体遺棄容疑で逮捕された男(34)の自宅敷地に侵入し、警察が覆った青いシートを取り、写真を撮影した疑い。隣人が見つけ注意したが、2人は「警察の許可を取っている」などとうそを言い、写真を撮り続けたという。このため警察に通報し、駆けつけた同署員が2人を現行犯逮捕した。
 
 (相談室)また浮気されてるかも
2005.04.02 東京朝刊 

  3年前に主人が職場の独身女性と不倫をしました。1年後にはけじめをつけたとのことでしたが、結局、最近もメールをしています。ハートの模様を入れたラブラブメールです。会っているかもしれませんが、外泊はしていません。

  主人は、小学生の子どもたちとこれまで以上にふれあい、家を買おうかとも言っています。何も知らないふりをして、このまま家族を続けるべきでしょうか?

  がんばってもがんばっても、私じゃだめなんだと、最近落ち込む日々です。(大阪府 パート女性 42歳)

  ○賢くいきましょうよ 回答者・ピーコさん

 旦那(だんな)さんを問いつめると家庭が崩壊するのではないかと怖くて、何も言えずに悩んでいるのね。でも、文面を見る限り、私は不倫をしているとは思いません。不倫の償いに子どもと前以上に触れ合い、家を買おうとする人っていないと思うの。

  メールの内容は分からないけど、本当に不倫しているなら簡単にのぞき見られるように携帯電話を放っておかないだろうし、若い人はハートマークを入れるぐらいしますよ。3年前の不倫の影におびえている気がする。その前提でお答えします。

  悪いことばかり考えて毎日落ち込んでいたら、旦那は本当に帰ってきたくなくなるかもしれない。何も生み出さないわよ。それより、旦那が帰ったときにどんな話をして、どういう態度でいるのが、次の不倫に走らせない防御なのかということは、考えてみてもいいんじゃない?

  大半の人は結婚したときの感情のままではいられないのよ。モラルとして犯していけないことはあるだろうけど、「私だけを見ていて」と求め続けるのは賢くない気がする。「若い女もいいけど、昔からいる妻もいいな」って思わせる演出を、賢くなってできないものだろうか。

  自分が選んだ人が、まだ若い女から見ても魅力があるなんて、ほっとしませんか? 私なら大喜びだわ。心の持ち方一つよ。(服飾評論家)

 
 妻と交際相手に懲役12年を求刑 八王子の運転手殺害で地裁/東京
2005.02.22 東京地方版/東京 

  八王子市で昨年7月、同市下柚木の運転手Xさん(当時35)を殺害したとして、殺人罪に問われた妻のA被告(27)と、同被告の交際相手で元会社員のB被告(23)の公判が21日、地裁八王子支部(木口信之裁判長)であった。検察側は「執拗(しつよう)で残忍な犯行」として、2人にいずれも懲役12年を求刑した。

  2人の弁護人は、不倫関係が発覚し、A被告が事件前夜にXさんに暴行されるなど、追いつめられた状況が犯行につながったと主張。犯行後に自首したことなどから、情状酌量を求めた。検察側は、Xさんには粗暴な言動があったが、相応の理由があるとした。

 
 殺人未遂などの容疑で女を逮捕 福岡・南区 /福岡
2004.09.15 西部地方版/福岡 

  (南署調べ) 14日、福岡市博多区博多駅前4丁目、韓国籍の無職A容疑者(39)を。同日午後5時50分ごろ、同市南区の会社1階ロビーで、不倫関係にあった筑紫野市の男性(48)に「おまえは許せない。刺し違えてやる」などと叫び、包丁(約17センチ)で男性の腹を突いた疑い。男性は体をかわし、けがはなかった。「男性が自分を軽視している」と思い込んでいたという。

 
 元交際相手の医師に電話 ストーカー容疑で女性医師逮捕【北海道】
2004.02.19 北海道朝刊

  元不倫相手の男性内科医に17日間で計268回電話をかけたなどとして、札幌西署は18日、神戸市灘区大内通2丁目、内科医A容疑者(34)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。

  調べでは、A容疑者は昨年11月3~19日の間、自分の携帯電話などから以前交際していた札幌市西区の男性内科医(40)の携帯電話や自宅、勤め先などに計268回電話をかけた。さらに同月12、13の両日、男性の勤務先に5回電話をかけ、対応した職員らに「(男性内科医が)患者に早く死ねといっている」「モラルのないやぶ医者だ」などと話した疑い。

  A容疑者は「電話はしたが、そんなに頻繁にかけた記憶はない」と供述しているという。

  同署によると、2人は札幌市内の病院の同僚だった00年5月から2カ月間交際したが、既婚だった男性側から別れ話を切り出して別れたという。A容疑者は昨年3月に神戸市に引っ越していた。

 
 女医、ストーカー容疑 元不倫相手の医師に電話268回
2004.02.19 東京朝刊 

  元不倫相手の男性内科医に17日間で計268回電話をかけたなどとして、北海道警札幌西署は18日、神戸市灘区大内通2丁目、内科医A容疑者(34)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。

  調べでは、A容疑者は昨年11月3~19日の間、自分の携帯電話などから以前交際していた札幌市西区の男性内科医(40)の携帯電話や自宅、勤め先などに計268回電話をかけた。さらに同月12、13の両日、男性の勤務先に5回電話をかけ、対応した相手に「(男性内科医が)患者に早く死ねといっている」「モラルのないやぶ医者だ」などと話した疑い。

  調べに対し、A容疑者は「電話はしたが、そんなに頻繁にかけた記憶はない」と供述しているという。

 
 
「不倫つかんだ」 本社の幹部装い、支店員恐喝容疑 【大阪】
2004.02.06 大阪朝刊 

  「本社の本部長だ。あなたに不倫の情報がある」――。会社の支店に電話し、たまたま出た女性にこんなうそを言って示談名目に携帯電話などを脅し取ったとして、京都府警は5日、大阪府能勢町山辺、アルバイトA容疑者(45)を恐喝の疑いで逮捕した。

  府警によると、01年ごろから同じ手口で現金などを脅し取られる事件が近畿や四国など8府県で二十数件発生、被害総額は1千万円を超えるという。京都府警は、A容疑者がかかわっているとみて調べている。

  調べでは、A容疑者は昨年1月14日、兵庫県姫路市内の会社支店に本社の本部長を名乗って電話。応対した女性社員(28)の携帯電話番号を聞きだしたうえで、携帯電話に「あなたに不倫の情報がある。心当たりあるだろう」などとうそを言い、「示談」を名目に新規契約させた携帯電話と電話料金引き落とし用の預金通帳を同県宝塚市内の空き地に置かせ、脅し取った疑い。A容疑者は適当に支店を選んで電話をかけていたという。

 
 恐喝未遂の疑いで土木作業員逮捕 横浜 /神奈川
2004.02.06 東京地方版/神奈川 

  港南署などは5日、横浜市保土ケ谷区常盤台、土木作業員A容疑者(56)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。

  調べでは、A容疑者は昨年12月上旬から1月中旬にかけて、同市港南区の男性歯科医師の自宅に計3回、「100万円振り込まなければ爆弾入りの小包を届ける」、「不倫現場の写真を持っている」などと書いた封書を送りつけ、現金を脅し取ろうとした疑い。

  同署によると、A容疑者は昨夏ごろ、医者に恐喝文を送りつけ現金を脅し取った事件を新聞で知り、同じことをしようと思ったと話しているという。

 
 「不倫をばらす」警官が脅迫容疑 兵庫県警が書類送検 【大阪】
2004.01.28 大阪朝刊 

  「不倫関係をばらす」と交際相手の女性を脅したとして、兵庫県警が警察署の巡査部長(46)を脅迫容疑で神戸地検に書類送検し、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしていたことが27日、朝日新聞社が情報公開請求した開示文書でわかった。巡査部長はすでに辞職している。

  県警によると、巡査部長は昨年11月、交際していた既婚女性から別れ話を持ちかけられたことに腹を立て、「交際をばらす」「お前の家庭を壊すぞ」などと、数回にわたって女性に電話をかけて脅した疑い。女性が怖くなり、県警に届けた。
 
  不倫ばらす警察学校教官を懲戒免 愛知県警HPに中傷投稿容疑 【名古屋】
2004.01.23 名古屋夕刊 

  中部管区警察局と愛知県警は23日、同県警から出向中の同管区警察学校指導部学生課教官の警部(44)を虚偽告訴と電気通信事業法違反の疑いで書類送検し、同日付で懲戒免職処分とした。

  調べでは、警部は元同僚で不倫関係にあった同県警の女性警察官から別れ話を持ちかけられ、ほかの男性と交際していると疑い、昨年夏ごろ、同県警警察官を通じて携帯電話会社からこの女性の通信履歴を不正に入手。同年10月中旬、女性が頻繁に連絡を取っていた同県警刑事部の男性警察官を「暴力団との関係がある会社と癒着している。処分してほしい」と中傷する虚偽の内容の文章を、同県警のホームページに投稿した疑い。

  県警が調べたが、その事実はなかったため、投稿者を調べたところ、この警部が名古屋市内のインターネットカフェから投稿していたことが分かった。

  警部は78年に県警に採用。主に刑事部門に所属し、昨年3月から中部管区警察局警察学校に出向。巡査部長に昇任した警察官などの指導にあたっていた。警部は当時の学校の生徒だった警察官を「捜査のため、緊急に通信履歴が必要」とだまし、女性の通信履歴を入手させていた。

  県警は同日、この依頼を受けた警察官を本部長注意、不適切な交際をしていたとして、女性警察官と中傷された男性警察官の2人を戒告処分とした。
 

 恐喝 暴力団幹部を容疑で追送検 /滋賀
2003.11.20 大阪地方版/滋賀 

  不倫関係をばらすと脅迫文を送りつけ、現金を脅し取ったとして、県警は19日までに、八日市市瓜生津町、暴力団幹部A容疑者(56)=別の恐喝罪で起訴=を恐喝容疑で大津地検に追送検した。

  調べでは、A容疑者は5月から9月にかけて、蒲生郡などに住む30~60代の男女6人の自宅に「秘密調査機関の者ですが、不倫をばらされたくなかったら現金を振り込んでください」などと書いた脅迫文を郵送、指定した郵便貯金の口座に現金を振り込ませ、6人から計約400万円を脅し取った疑い。

  A容疑者らは、不倫している男女を尾行して写真を撮り、証拠写真やフィルムと一緒に脅迫文を郵送していた。「警察に被害届を出されず、簡単に金が取れるのでやった」などと話しているという。
 
 「出会い系登録」料金詐取容疑 女性装い「不倫したい」 【西部】
2003.11.07 西部夕刊 

  福岡県警は7日、インターネット上の出会い系サイトで募った不倫希望の男性から「会員登録料」をだまし取ったなどとして、同県志摩町初、無職A容疑者(38)を詐欺と組織的犯罪処罰法違反(犯罪収益の隠匿)の疑いで送検した、と発表した。女性になりすまして「不倫したい」と投稿、5人から計8万9千円をだまし取っていたという。県警は、ほかにも24都道府県の約130人から計約230万円を集めたとみている。

  調べでは、A容疑者は「花ざかり満開」という実在しない出会い系の事業所を名乗り、連絡してきた男性に「会員登録が必要」とメールで返信。昨年10月24日~28日にかけて、鹿児島県の男性ら5人に、1人当たり1万7800円の「登録料」を指定口座に振り込ませるなどした疑い。

  昨年10月の10日ほどの間に、全国の約130人から振り込みがあり、集めた金は借金返済などに充てていたという。

  A容疑者は、他人になりすまし銀行口座を開設したなどとして、有印私文書偽造、同行使などの疑いで9月に逮捕、大分県内の男性から会員登録料をだまし取ったとされる詐欺の疑いで10月に再逮捕されていた。

 
 元同僚の教諭に嫌がらせで停職 県教委、女性教諭を処分 /長崎
2003.11.01 西部地方版/長崎

  県教委は31日、元同僚教諭に嫌がらせをしたとして、大村市の県立学校の女性教諭(33)を停職6月の懲戒処分にしたと発表した。

  県教委によると、教諭は昨年3月まで別の県立学校で同僚だった女性臨時教諭の携帯電話や自宅の電話に、今年5~7月に200回を超える無言電話をし、被害者は不倫をしているなどと中傷するメールを県教委に5回送信した。

  教諭は「思ったように仕事ができなく、家庭でも子育てなどで精神的に苦痛を感じていた。仕事で活躍する元同僚がうらやましかった」と動機を話しているという。

 
 
バラバラ殺人の起訴事実認める 長良川事件初公判 【名古屋】
2003.10.27 名古屋夕刊 

  岐阜県羽島市の長良川などで愛知県一宮市の会社役員、m子さん(当時49)の切断された遺体が見つかった事件で、殺人と死体損壊、同遺棄の罪に問われた名古屋市西区上名古屋3丁目、不動産会社経営k被告(45)に対する初公判が27日、岐阜地裁(土屋哲夫裁判長)であった。k被告は起訴事実を認めた。

  冒頭陳述によると、k被告はmさん方で5月25日未明、mさんに「私と結婚しないなら勤務先での不正取引や不倫関係を、会社などに明かす」と言われて逆上。mさんの首を絞めて殺害したうえ、大型カッターナイフでmさんの遺体をバラバラに切断して捨てたとされる。

 
 妻絞殺の被告に懲役14年の実刑 地裁松戸支部判決 /千葉
2003.09.02 東京地方版/千葉 

  妻を絞殺して遺体を自宅押し入れに隠したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた松戸市六高台2丁目、無職X被告(64)の判決公判が1日、千葉地裁松戸支部であり、小池洋吉裁判長は「自己中心的動機に情状の余地はない」として懲役14年(求刑懲役15年)を言い渡した。

  判決によると、X被告は02年6月20日未明、自宅和室で寝ていた妻のAさん(当時70)の首をしめて殺害し、03年3月25日に訪ねてきた長男が発見するまで約9カ月間、遺体を押し入れに隠していた。

  小池裁判長は「複数の女性と不倫したうえ、ギャンブルに金を浪費したのをいさめられ、Aさんをうとましくなっての犯行。殺害を反省することなく物品処理のように死体遺棄したのは厳しく非難されるべきだ」と、長期懲役の実刑とした理由を述べた。

 
 刑事と偽り、信じた女性暴行 大宮署、50歳男を逮捕 /埼玉
2003.08.07 東京地方版/埼玉 

  大宮署は6日、住居不定、無職A容疑者(50)を準強姦(ごうかん)の疑いで再逮捕した。A容疑者は刑事を名乗り女性に暴行しており、先月末に別の女性に「刑事だ」と声をかけたところを、軽犯罪法違反(官名詐称)容疑で現行犯逮捕されている。

  調べでは、A容疑者は7月23日午後4時ごろ、さいたま市大宮区のホテルから出てきた女性(27)に「大宮署の刑事のツダ」と名乗り声を掛け、捜査のためと信じ込ませて女性が抵抗できないようにしてホテルに連れ込み、暴行した疑い。

  ホテルから出てきた女性に「売春事件で調べている。相手から金をもらって不倫をしているはずだ」と声を掛け、現場を確認するためと称してホテルの部屋に連れ込んだという。A容疑者は容疑を認めている。

  被害届を受け同署の捜査員が張り込んでいたところ、同26日午後1時ごろ、女性(41)に同様に声を掛けているA容疑者を発見。軽犯罪法違反(官名詐称)容疑で現行犯逮捕した。

  犯行時は開襟シャツに青いコンタクトレンズと黒いサングラスのラフな姿。同署は「刑事ドラマを参考にしたのかわからないが、そんな格好の刑事は実際はいない」と話している。

 
 「夫の元不倫相手が嫌がらせ」妻、賠償求めて訴訟 秋田地裁/秋田
2003.07.17 東京地方版/秋田 

  夫の元不倫相手の女性から、家族が執拗(しつよう)な嫌がらせを受けたとして、妻が女性に対して約400万円の損害賠償を求めた裁判が秋田地裁で開かれている。

  訴状によると、夫と元不倫相手は仕事を通じて一昨年春から不倫関係になり、アパートで同居するなどしていたが、昨年3月ごろ、妻に関係が発覚したため、別れ話になったという。

  妻側は、女性はその後、自宅前で夫を車で待ち伏せし、帰宅した夫の車に正面衝突させる騒ぎを起こしたり、自宅の庭の花を引き抜いたり、脅迫めいた電話をかけるなど嫌がらせを重ねた、と主張。

  女性の行為は「社会常識を逸脱している」などとし、妻と家族が「不貞行為と嫌がらせで、精神・肉体的苦痛を受けた」として、約400万円の支払いを求めている。

  一方、女性側は、夫の車のフロントガラスに穴を開けたり、同居のアパートに放火したりしたことなど一部は認めた。だが、原告側の言い分の多くが事実と異なるとして「問題がこじれたのは、夫側が原告との離婚をにおわせたり、(女性から)金銭を出させるなどのトラブルがあり、被告が精神不安定になり生じたもの」と主張。一番傷ついたのは、被告とその家族の方である、として原告の請求棄却を求めている。

 
 「事実無根」と否定 柱谷サッカーJ2監督の不倫報道 /山形
2003.07.07 東京地方版/山形 

  サッカーJ2のモンテディオ山形が、写真週刊誌に不倫疑惑を報道された柱谷幸一監督を休養させたことについて、サポーターの間で議論が起きている。柱谷監督本人がインターネット上で報道を否定したためだ。同監督は6日、朝日新聞などの取材にも「不倫はしていない。自分から辞めるということではなく、強い意志でがんばりたい」と話した。

  柱谷監督は6日、疑惑を報じられた女性との交友は認めたが、「不倫関係は事実無根」と話した。また、クラブ側の対応については「事情を聴かれた時に否定したが、情報に行き違いがあった。理事長(金森義弘副知事)と直接話したいと伝えているが、受け入れられていない。これまで、当事者である私の言葉が表に出ていないのは不自然だ」などと話した。

  柱谷監督は、休養が発表された4日深夜に、サポーターが運営するインターネットサイトの掲示板に「事実無根」と書き込んでいた。5日には「自分自身が発言する機会をまったく設けてもらえず……間違った発表だけ」などと書き、自身のサイトにも転載した。

  掲示板には、サポーターから「早くピッチに戻ってきてください」「クラブ側に不信感が増大しています」といった書き込みが相次ぐ一方、「要は自己弁護がすべてなのですね」という批判的意見も出ている。関心の高まりを受け、問題の経過や情報を整理するコーナーも設けられた。

  このサイトを運営するサポーターグループ「クラージュ」副会長の小野孝さん(38)は「クラブは十分に事実関係を見極めてから状況を判断してほしい」と話している。
 
 恐喝容疑で元右翼団体代表ら逮捕 /福岡
2003.06.28 西部地方版/福岡 

  (西署など調べ) 27日、春日市春日原北町4丁目、A(60)、妻のB(53)両容疑者ら4人を。共謀して昨年11月、福岡市早良区の医師(39)を「不倫をばらす」などと脅迫し、中央区の団体事務所で300万円を受け取った疑い。また博多区冷泉町のC容疑者(58)を恐喝未遂の疑いで逮捕。同じ医師に対して3月、「医者がしていいことなのか」などと金を要求した疑い。A容疑者との関連を調べている。

 
 恐喝未遂容疑で男を逮捕 岸和田署 /大阪
2003.05.21 大阪地方版/大阪

  岸和田署は20日、和泉市のぞみ野、飲食店店員のA容疑者(20)を恐喝未遂の疑いで現行犯逮捕した。

  調べでは、17日深夜、岸和田市の会社員男性(35)に「尾行して不倫の現場を写真に撮った。買い取らなければ奥さんにばらす」と電話して80万円を脅し取ろうとした疑い。A容疑者が交際していた岸和田市の無職女性(21)が携帯電話の出会い系サイトで約1カ月前に知り合った男性を脅した、という。
 
 「不倫で勤務中に密会」 加茂署巡査長が停職2カ月 /新潟
2003.03.13 東京地方版/新潟 

  同僚だった女性職員と不純な交際をしたうえ、2回にわたって勤務を放棄して警察の信用を著しく失墜させたとして、県警監察官室は12日、加茂署地域係の巡査長(32)を停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。

  同室によると、巡査長は昨年3月に同署管内の駐在所に赴任したが、前任地の警察署で同僚だった事務職員(30)と01年8月から今年1月下旬まで交際。さらに昨年12月8日と、今年1月26日の2回、勤務中だったにもかかわらずこの職員と会っていた。

  巡査長は、制服の上に私服を羽織り、加茂市内の学校敷地内にとめた自分の車の中で、いずれも夕方に密会していたという。巡査長は妻帯者。同室は職務に支障はなかったとしている。

  県警は12日付で、事務職員を懲戒処分(戒告)に、加茂署地域課長らに所属長訓戒などの処分をした。巡査長は12日付で同署付に異動した。

  県警の吉村幸晴警務部長は「制服を着た職務執行中に行われた行為で誠に遺憾で、厳正な処分をした」とするコメントを発表した。
 
 木村知事の女性問題「辞職に値か疑問」 勧告応じず続投表明/青森
2003.03.08 東京地方版/青森 

  辞職勧告決議を厳粛に受け止めて反省し、県民にわびたい。だが、トップの座を降りるつもりはない--木村守男知事は7日、県議の8割から突きつけられた退陣要求をはねつけた。週刊誌が報じた女性問題をきっかけに県政が混乱したことについて「軽率な行動だったが、辞職するに値するかは疑問」と述べた。しかし、今度は法的拘束力のある不信任決議案が、知事の前に立ちはだかることになりそうだ。

  「私は、辞職はいたしません」。「所感」を読み上げていた木村知事が、この時は顔を上げ、きっぱりと言い切った。辞職勧告決議案の可決を受け、県庁の応接室で7日午後3時40分過ぎに始まった記者会見。知事は強気だった。

  自民党のベテラン県議らによると、決議案提出の5日、知事は一時、「辞めなきゃいけないだろうなあ」と涙ぐんでいたという。

  しかし、同日夜、青森市内のホテルで側近議員らと対応を協議。あくまで続投の道を探り、不信任決議案が可決された場合は議会解散もやむを得ないという方針を固めたとされる。自民党関係者によると、知事は同党県連幹部に「まだ頑張りたい」と伝えたという。

  辞職勧告決議案が可決された7日午後の時点で、ほとんどの自民党県議は知事の続投の意向を知らなかった。

  毛内喜代秋・議員総会長は「今日の時点で『辞職しません』と言うべきなのか。もう少し政治家として考えてもらいたかった」。山内和夫副会長は「県民の代表の議員の4分の3以上が賛成だったことを、知事はどう受け止めているのか」とあきれた。同党県連は8日の役員会で不信任決議案についても話し合う方針だという。

  野党各派も知事の続投表明に反発した。

  政風会の須藤健夫幹事長は「議会の声が受け止められないのは残念」と述べ、各派と対応を協議。議会最終日の18日に連携して不信任決議案を出す方針を確認した。

  共産党県議団長の三上和子県議は「辞職しないのなら当然、第2関門のために努力する」。社民・農県民連合の渡辺英彦代表は「知事側の多数派工作があるかも」と気を引き締めていた。

  知事を一貫して支持してきた公明党も、不信任決議案提出の動きに同調する構え。間山隆彦代表は「各派と統一歩調で、何とか青森を変えていきたい」と話していた。

  ●「私生活の軽率さ反省」 知事所感

  木村知事は辞職勧告決議を受けて、ほぼ次のような所感を発表した。

    ◇

 辞職勧告決議案が可決され、自らの意思によって知事職を辞任するよう議会からのおすすめであります。その事実は厳粛に受け止めておりますが、私は辞職は、いたしません。

  今日の事態を招いたことについて、まず県民みなさまにお詫(わ)びいたします。私の私生活上の軽率な行動が議会から知事としての人格を疑われるに至ったこと、返す返すも反省し、幾重にも県民みなさまにお詫びいたします。このことに一言の言い訳もありませんし、いたしません。

  議会は私の施策に対する不信でなく、人格識見にかかる自らの意思による辞任を促されております。そこで自らを顧みて、辞職するに値する行為を行ったか、知事職を辞任することが県民みなさまに報いる方法であるかを考えてみました。

  政治家が進退を分けた古今東西の、あるいは我が国最近の類似した事案を検討しましても、軽率な行動ではありましたが、辞職するに値するものかには疑問を感じております。また、私が知事を辞めることが県民みなさまに報いる途かということです。私は過去8年間知事職にあり、施策を県民みなさまからご支持いただき、1月26日、3選されたところです。

  この度の件で自らの判断で退くことは、私に知事職を求めた県民みなさまに対し、私の一部分である私生活上の軽率な行動をもって、私の政治家としてのすべてを否定してみせることになろうかと思います。

  週刊新潮の記事が報道されて以来の説明責任の果たし方には賛否両論あることを承知しております。時の経過で明らかになる事実も認識もあります。近い将来、必ず私の立場が理解される時が至ると信じております。

  「青森県に生まれ育って、青森県のために」を信条とする政治家木村守男の進む道は、これのみであります。

  ○説明する責任を「果たせ」と決議 八戸市議会

  木村守男知事の女性問題で、八戸市議会は7日、知事に「説明責任を求める決議」を全会一致で可決した。「知事は真実を語ろうとせず、事実関係を自ら説明する責任を果たしていない」とした上で、「県民の心情をないがしろにし、混乱させた責任を負うべきであり、明確に説明責任を果たすことを強く求める」としている。

  ○「事実無根」/知事を擁護… 決議に反対の県議は9人

  辞職勧告決議案に反対したのは9人。このうち無所属の三村輝文、平井保光両議員を除く7人が県政与党の自民党議員だった。

  「事実無根だと言っているんだから、辞めるわけがないでしょう」。阿部広悦議員は、反対は当然といった口調だった。決議案が提出された5日には、「私は知事を守っていくんです」と言い切った。その気持ちは変わらないという。松森俊逸議員も「今後も知事を支えていく」と話した。

  升田世喜男議員と高樋憲議員は、木村知事が今回の騒動に絡んで、新潮社や田名部匡省参院議員を相手取って損害賠償請求訴訟を起こしたことを理由に「司法の場で行われることを見守りたい」という立場をとった。

  石岡裕、田中順造、澤田啓の各議員は「知事が判断することだ」と静観する構えだ。石岡議員は「裁判で事実が明らかになる。ただちにやめろというのはどうか。『知事を辞めさせるな』という手紙も来ている」とかばった。

  ◆県民、厳しい声続々

  <青森市の男子大学生(19)> 知事の女性問題は(県住宅供給公社での)14億円横領事件に続く青森の恥さらし第2弾だ。県外の大学に通っているが、今や青森はリンゴよりスキャンダルの方が有名。肩身が狭い。勘弁してくれと言いたい。

  <青森市の無職の女性(67)> セクハラ不倫問題というより、知事が女性や他の政治家の策略にはめられたという印象が強い。知事もしょせんは人間で、欲望に負けたのだろう。何だか気の毒だ。しかし、立場上、責任をとって辞めるよりほかないだろう。

  <青森市の主婦(61)> 木村知事はパフォーマンスの多い人で、信念のある政治家とは思えない。知事の自覚があるのかと問いたい。(県住宅供給公社での)14億円着服事件もあるし、「また青森県か」と言われるかと思うと情けない。

  <青森市の無職の男性(80)> 自民党の県議も自分の選挙に響くと思ったから、決議案に賛成に回ったんだろう。知事の態度を見ていると、言えないことが多いんだろうと思えてしまう。こうなったら不信任案まで待たずに辞めた方がいい。

  <階上町の学習サークル代表の男性(30)> 昨年、知事に面会を求めたが、紹介者が必要と言われ、会うことができなかった。今回の女性への対応とは全然違う。県民を代表する議会の警告を真摯に受け止めて、即刻、辞任すべきだ。

  <八戸市のガラス加工会社代表の女性(64)> 議場で知事の答弁を聴いたが、男らしくないと感じた。県のリーダーなのだから、倫理観を持ち、心の伴った行動をしてほしい。仕事で東京に行くが、今は青森県から来たというのが恥ずかしい。

  <六ケ所村の自営業の女性(44)> 潔白だったら、県民にきちんと説明すべきだった。知事選で支持した人を裏切るつもりなのか。国会議員も経験した人でしょう。辞職勧告が出される前に自分で腹をくくって辞任した方がいいくらいだった。

  <六ケ所村の自営業の男性(63)> 知事の騒動は、いろんな指標が全国最下位の県の体質をよく表している。本当に恥ずかしい限りだ。苦労して勝ち取った知事の座かもしれないが、潔く辞任することが、正しい身の処し方だ。

  <むつ市の主婦(35)> これまで知事は誠実な人だと思っていたが、今回の騒ぎで、そうではないと感じている。公務で知った女性との話なので嫌な気分です。アニータさんといい、知事といい、「青森県人です」と言うのが恥ずかしい。

  <むつ市の男性会社員(47)> 週刊誌の報道について、きちんと説明されていない。このままずるずると行くのは無責任だ。政策に人格識見が反映されるので、長にとって人格は大切な要素。辞職うんぬんの前に、まず説明してほしい。

  <弘前市の女性教師(40)> 県が推進する男女共同参画社会の理念に賛同し、尽力してきましたが、知事の今回の行動、発言には失望しています。イベントとしての男女共同参画ではなく、実質を理解していただきたい。辞職すべきです。

  <尾上町の農業の男性(55)> 議会の意見を県民の声として素直に受け止めるべきです。公人としての自覚が欠けている。今回は単なる私的過ちではなく、木村流の政治の歩み、手法がすべて表れている。知事として、男として尊敬できない。

  ◇辞職要求署名3007人分を提出 弘前の団体、県議会に

 弘前市の主婦らの「ひろさき市民ネットワーク21」(野田千恵会長)は7日、冨田重次郎・県議会議長に、知事の辞職などを求める署名簿を出した。先月中旬から今月6日までに県内で集まった計3007人分だ。

  また、県女性議員懇談会(会長・下田敦子県議)は7日、秘書課を通じて知事に週刊誌報道の真相究明を求める申入書を出した。

  ◇署名・抗議集会 県内全域で実施 辞任求める会18日まで

 「木村知事の辞任を求める会」(松谷きみゑ会長)は7日、県議会の辞職勧告決議を受けても知事が辞職しない考えを表明したことに反発し、県議会最終日の18日まで、県内全域で署名活動をするほか、抗議集会を開くことなどを決めた。

  署名活動の日程は、9日=黒石市、五所川原市▽10日=藤崎町、弘前市▽11日=八戸市▽15日=むつ市▽16日=十和田市、三沢市。ショッピングセンターなどで集め、3回に分けて県に出す。

 
 不倫ストーカーに県警「困った」 捜査の中止を求める人も/和歌山
2002.09.04 大阪地方版/和歌山 

  つきまとい、待ち伏せなどのストーカー行為を取り締まる警察が、不倫がらみのストーカー相談への対応に苦慮している。犯罪に発展する可能性もあるため、早期に対処したいところだが、匿名を希望したり、捜査の中止を求めたりする被害者もいて、捜査自体が前に進まないケースも出ている。

  ストーカー規制法に基づき県警が4月に県内に住む20歳代の会社員に警告した例では、被害を受けた20歳代の女性に夫と子どもがおり、相談の際に「夫に知られないように解決してほしい」と要請があった。

  2人は職場で知り合い、男性が結婚を迫ったが断られ、男性が「おれのそばにいてくれ」などと女性の携帯電話に約100回メールを送ったという。県警は、女性と携帯電話で連絡を取ったり、夫が家にいないときに事情聴取したりするなど、配慮を重ねた。

  2月には「職場の前で数回待ち伏せされた」という電話相談があったが、「周囲に知られると困る」と被害者は名前を明かさず、「被害者がだれなのか分からないのに捜査はできない」と説得したが、電話は切れた。

  昨年6月には、出会い系サイトで知り合った県内の30歳代の女性に、交際を迫るメールを50回以上送りつけたとして、県警が大阪府内の40歳代の男性を逮捕しようとしたが、女性が「夫や職場に知られそうなので止めてほしい」と捜査の中止を求めた。捜査が始まって約1カ月間が過ぎていた。

  県警によると、不倫が原因のストーカー相談は、昨年は13件だったのが、今年上半期だけで19件。警告も昨年は14件のうち不倫原因が2件だったのが、今年上半期で10件中6件になっている。

  木田守・県警生活安全部長は「本来なら家庭や地域で解決すべき事案が警察に持ち込まれている。だが、大事件に発展する恐れもあり、放置することもできない」と話している。

  民間組織「ストーカー対応連絡ネット」(事務局・京都市上京区)代表の佐賀千恵美弁護士は「軽い気持ちでパートナー以外の異性と交際してしまい、当事者同士で後始末ができなくなって相談にくるケースが多いのではないか」と分析する。

 
 懲戒免職処分「著しく重い」 元小学校教諭、県教委を提訴 /秋田
2002.09.04 東京地方版/秋田 

  98年に不同意堕胎未遂容疑で逮捕され、その後起訴猶予処分になった南秋田郡内の元小学校教諭の男性(46)が2日、懲戒免職処分されたのは違法だとして、県教委を相手取り処分取り消しを求める訴えを秋田地裁に起こした。

  訴状によると、県教委は99年1月、「殺そ剤を使用して不倫関係にあった同僚の女性との関係解消を図ろうとしたのは、教員としてふさわしくない」などと男性を懲戒免職にした。男性側は、「殺そ剤を女性関係の清算に使用した事実はなく、公務員としてふさわしくない行為はしていない。懲戒免職は著しく重い処分」などと主張している。

  男性は99年3月、処分軽減を求め県人事委員会に対して不服申し立てをしたが、今年6月、同委は「処分を承認する」とし、県教委の処分を支持した。

 
 妻殺害図った運転手を逮捕 東京・墨田区、殺人未遂容疑
2002.06.01 東京夕刊 

  妻と不倫相手の男性を殺害しようとしたとして、東京都墨田区墨田5丁目、個人タクシー運転手A容疑者(69)が殺人未遂容疑で警視庁に逮捕されていたことが1日わかった。A容疑者は「2人を殺して自分も死のうと思った」と容疑を認めているという。

  向島署の調べでは、A容疑者は29日午後10時ごろ、妻(60)と長年不倫関係にある同業者の男性(65)が自宅近くで会っているのを目撃。自宅玄関で用意していた包丁で妻の首や男性の腕などを切りつけて殺害しようとした疑い。妻は重傷を負い、男性は軽傷。

 
 
留置女性らと釈放後交際 巡査部長2人、県警が処分 /茨城
2002.03.29 東京地方版/茨城

  県警監察課は28日、竜ケ崎署に留置されていた女性に対して不適切な行為があったとして、竜ケ崎署の留置管理課の巡査部長(29)を、1カ月1割減給し、生活安全課の巡査部長(41)を戒告処分したと発表した。留置管理課の巡査部長は同日付で依願退職した。

  調べでは、留置管理課の巡査部長は昨秋、留置されていた女性(20)に対し、留置管理規定に違反して私的な雑談やメモのやりとりをしたほか、女性が執行猶予判決を受けた後、不倫をしたとされる。別の巡査部長も、取り調べた女性(29)が処分保留で釈放された後、不倫をしたとされる。

  同課は、不倫について警察庁が示した「懲戒処分の指針」に基づき、2人の行為が「公務の信用を失墜するような不適切な異性交際」にあたるとしている。また、当時のr署長を本部長訓戒、副署長を本部長注意、留置管理課長を本部長訓戒とした。
 
 不倫男性宅に30回以上侵入 女性に330万円支払い命令【大阪】
2002.03.23 大阪朝刊

  夫と不倫関係にある女性に繰り返し自宅に侵入されたため、引っ越しを余儀なくされ、ピアノ教室も開けなくなったとして、妻が女性に1千万円の損害賠償を求めた。大阪地裁は22日、妻の訴えをほぼ全面的に認め、女性に慰謝料など330万円の支払いを命じた。川神裕裁判官は「まさに犯罪行為で、妻のプライバシーを著しく侵害した」と述べた。

  判決によると、女性は98年夏ごろから00年春ごろにかけ、30回以上夫妻宅に侵入した。不倫相手の夫から預かったカギを使ったり、開いていた窓から入ったりし、妻の日記を盗み読みしたり、合いカギを作ったりした。子どもの留守番中や妻らが寝静まった夜間に入ったこともあった。

  この間、妻は夫と別居し、不眠や体の震えを訴えて通院した。昨年春に住み慣れた大阪府から子どもと一緒に転居した。判決は、転居先にピアノを運び込めないためピアノ教室を開けず、不利益を受けたとも認定した。

  川神裁判官は、女性を異常な行動に駆り立てた最大の原因は「態度をはっきりさせず、自宅への侵入を容認した夫にあった」と指摘した。

 
 不倫の時代? 道徳観変遷は驚くほど 田畑宏(法の森から)/三重
2002.03.20 名古屋地方版/三重 

  三十数年間、法律相談などをしてきたが、相談内容の変遷はかなりのものだ。特に興味深いのは、不倫への道徳観の後退である。

  戦前は、夫ある女性の不倫は姦通(かんつう)罪という犯罪だった。さらに昔の江戸時代は、不倫の現行犯を見つけた夫は、二人を重ねておいて四ツにするという私刑もあったようだ。

  私が活動を始めた30年前は、夫に不倫された妻からの相談がほとんどだった。「不倫はいけないこと。やめさせたい」と憤ってやってきた。

  しかし最近は、驚くほど道徳観が希薄になっている。「不倫は仕方ないから、慰謝料をとりたい」と言う人が増えた。不倫の理由を問うより、とりあえず金を、という考え方のようだ。

  一方、不倫の当事者も、堂々としている。「私には好きな人がいるが、夫や子どもがいるので離婚したい。どのくらい慰謝料を払えば自由になれるか」とか、「妻にばれて慰謝料を請求されたが、いくら払えば、不倫関係を続けられるだろうか」などなど。閉口してしまう時もある。

  現在審議中の「5年以上別居が続けば、有責配偶者からも離婚請求ができる」という法律が成立すれば、この傾向はますます強まるだろう。私の友人の裁判官は「自分なら3年間の破たん期間で離婚を認める」と言っている。

  この傾向が良いか悪いかは、にわかに判断がつかない。もしかしたら、日本の一夫一婦制は、くずれていくのかもしれないなあ、とも思う。

 
 不倫のときめきと痛み 映画「不実の愛、かくも燃え」来月公開
2002.02.22 東京夕刊 

  スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンが脚本を書き、自身の不倫体験をつづった「不実の愛、かくも燃え」が3月2日から東京・日比谷のシャンテシネで公開される。メガホンを取ったのはベルイマン映画の常連女優リブ・ウルマン。「元愛人が撮った不倫の映画」とカンヌ国際映画祭で話題になった作品だ。ノルウェーのオスロで会ったウルマン監督に聞いた。

  ベルイマンの恋愛遍歴は奔放だ。5回の結婚と多くの同棲(どうせい)。ウルマンも「仮面・ペルソナ」の出演を機に特別な関係を結んだ。「誤解されがちですが、これは私たちの関係を扱ったものではありません」

  この作品は3回目の結婚相手であるグン・ハーグベルイとの体験をモチーフにしている。

  小島に隠棲する老人(エルランド・ヨセフソン)が回想にふける。彼は若いころ、親友の妻マリアン(レナ・エンドレ)との不倫にふけった。パリへの逃避行、1人娘の親権をめぐる訴訟、2人の愛は混迷を深めていく。

  ある日、ベルイマンから「今書いてある作品を読んでくれ。これを監督できるのは君しかいない」と電話で言われて決めたそうだ。

  「彼は私が自分を一番理解している人間と思っているからでしょう。私は彼の脚本になかったことも入れました。例えば、不倫の被害者は子供という視点。彼は今では、子供の存在はなくてはならないものだったと言っています」

  ヨセフソンは実生活でのベルイマンの親友。撮影は実際にベルイマンが隠棲しているスウェーデン・バルト海に浮かぶフォール島で行われた。

  ウルマンの監督5作目。演出がベルイマンと似ているという指摘もある。

  「彼の作品にはたくさん出ましたし、彼との共通点もあるので、影響を受けてないといえばうそになります。ただ、女性が成功を収めると決まって『だれに習ったんだい』と質問がくることも事実です」

  不倫は人にときめきと情熱を与える半面、後に深い傷が残ることをこの映画は物語る。

  「わくわく感で体の中で歌をうたっているような時には物事が見えない。だれが傷つくのか、どれだけの悲劇が待っているのか、不倫は一種の催眠術で痛みが襲ってくることを忘れさせてしまうのです」

 
 交際相手に立腹、殺人未遂の疑いで男を逮捕 千葉市 /千葉
2002.01.30 東京地方版/千葉 

  千葉西署は29日、神奈川県城山町町屋1丁目、トラック運転手A容疑者(49)を殺人未遂と監禁、傷害の疑いで逮捕した。

  調べでは、A容疑者は昨年12月15日午後8時45分ごろ、千葉市美浜区の団地に住む不倫関係にあった保険外交員の女性(38)宅を訪問。女性が別の男性(44)と交際し始めたことに腹を立て、はさみで髪の毛をずたずたに切り、足を洋服で縛った疑い。

  さらに、あとから来た男性に殴るけるの暴行を加え、「仲良く死になさい」などと言って2人に灯油をかけ、殺そうとした疑い。近所の人が大声を聞いて駆けつけると、火を付けずに逃げたという。男性は2週間のけが。

 
 被告、事実関係認める 愛人殺したとされる元自衛官の初公判/静岡
2002.01.25 東京地方版/静岡

  南伊豆町妻良の展望台で昨年10月6日、交際していた女性(当時34)を絞め殺したとして殺人と死体遺棄罪に問われた元自衛官、A被告(44)に対する初公判が24日、地裁沼津支部(増山宏裁判長)であり、A被告は罪状認否で事実関係について「相違ない」と認めた。

  起訴状によると、殺人罪ではA被告は当時、不倫関係にあった大阪府高槻市、oさんに結婚を迫られ、これを疎ましく思い、いっそのこと殺害してその関係を絶とうと決意。昨年10月6日午後1時45分ごろ、南伊豆町妻良の立岩区休養村展望台で持っていたロープで首を絞め窒息死させた、などとされる。
 
 ネット掲示板で売春をあっせん 容疑の男逮捕 /奈良
2002.01.08 大阪地方版/奈良 

  県警生活安全企画課と高田署は7日、インターネットを利用して、主婦に売春をさせたとして、五条市田園4丁目、洋品店経営A容疑者(50)を売春防止法違反の疑いで逮捕した。A容疑者は容疑を認めているという。

  調べでは、A容疑者は昨年11月、インターネットの出会い系サイトにある掲示板に「すてきなあなたに…不倫してみませんか?」と掲載。11月中旬から12月中旬にかけて、サイトにアクセスしてきた県内と大阪府内の男性2人に御所市内の主婦(52)を紹介し、売春させた疑い。

 
 犯行の計画性、認定 牛久の主婦殺害、少年に実刑判決 /茨城
2001.12.22 東京地方版/茨城

  携帯電話の「出会い系サイト」で知り合った主婦を殺害したとして、殺人などの罪に問われた北海道渡島支庁の少年(19)に、21日、水戸地裁土浦支部は懲役5年以上8年以下(求刑懲役5年以上10年以下)の実刑判決を言い渡した。

  「保護処分による改善更生が見込める」と家庭裁判所への移送を求めた弁護側の主張に対し、山嵜和信裁判長は「計画性が認められ、独りよがりで短絡的。結果は極めて重大で社会的影響も大きい」として保護処分で対処するのは不相当だとする判断を下した。

  判決によると、少年は4月23日夕、牛久市神谷2丁目の駐車場に止めた乗用車内で、近くの主婦渡辺香織さん(当時28)の横腹や背中を文化包丁で7回突き刺し、失血死させた。

  判決では「夫と離婚したなどとうそをつきながら、被告人との不倫関係を続けていた点で、被害者にも相応の落ち度がある。少年は反省の態度を示すようになり、更生は十分可能である」などと情状面を認めたが、家裁への移送については「事案の性質、被害感情などに照らし、保護処分で対処するのが不相応と考えられる事案」と退けた。

  また「被害者が夫と別れて被告人と一緒になる気が無いことが分かったため、激高のあまり、あらかじめ用意してきた文化包丁で殺害した」として計画性を認めた。

  横田由美子弁護士は「動機と計画性について主張が認められなかったのは残念。(控訴については)本人と話し合って検討したい」と話した。

 
 殺人罪などで陸自2佐を起訴 南伊豆町・女性殺害事件 /静岡
2001.11.14 東京地方版/静岡 

  南伊豆町の展望台で絞殺された女性が立ち木につるされていた事件で、地検沼津支部は12日、陸上自衛隊富士学校=小山町須走=の2等陸佐A容疑者(43)=同=を殺人と死体遺棄の罪で起訴した。

  起訴状などによると、A容疑者は陸上自衛隊のホームページや自衛隊音楽まつりで知り合った無職oさん(当時34)=大阪府高槻市桜ケ丘南町=と不倫の交際を続けていたが、結婚を迫られて疎ましく思うようになり、oさんを殺して関係を絶とうと決意。今年10月6日午後1時45分ごろ、南伊豆町妻良の立岩区休養村の展望台で、車にあった太さ約1センチの麻ロープでoさんの首を絞め殺害した。

  さらに、首つり自殺に見せかけるため、約12メートル離れた雑木林の立ち木にoさんの遺体をつるして遺棄した、とされる。

  防衛庁陸上幕僚監部広報室はA容疑者の処分について「(懲戒処分の)準備は進めている」としながら、「手続き上で必要な接見ができず、詳細がわからない」などと話した。
 
 なぜ集う「出会い系サイト」 メールと現実に揺れる女性たち
2001.10.10 東京朝刊

  見知らぬ人と知り合う機会を提供する「出会い系サイト」。援助交際や不倫、事件にもからみ、危険性に注目が集まっている一方で、利用者は増加傾向にある。女性たちはなぜメル友がほしいのか。そして、なぜ直接会いに行ってしまうのだろうか。

  ○高校生・15歳「話を聞いてほしい。一時避難所だった」

  東京・池袋の喫茶店。ショートカットにジーンズ姿の女の子(15)が現れた。「今はね、なんであんなことしたのかって思うけど……」と経験を話し始めた。

  今春に高校に入学した。成績は良く、親の期待を感じた。担任教師からも信頼され、成績の悪い人に勉強を教えるよう言われた。でも、ゆとりはない。

  父は単身赴任中。母も仕事で夜遅く帰宅する。

  「違う世界の人に話を聞いてもらいたい」。夜、だれもいない居間でパソコンに向かい、出会い系サイトに登録した。初めてのメル友は、20代前半の2人。

  1カ月後、21歳の学生と知り合った。「会ってみようか」。相手からのメールにこう返信した。「1時間だけなら、いいよ」

  「いやになったらすぐに逃げよう」。始めたころの警戒心はなくなっていた。サイトも現実も同じように思えていた。

  現れた男性は、前から知っている人、という感じがした。3回目に会った時だった。「ホテル行こうか」。軽い調子で誘われた。「やばいかも」。でも、ついていってしまった。初めての経験だった。

  「何やってんだ、私」。帰りの電車の中でぼうっと考えた。相手との接触を断ち、1週間がすぎた。授業中、ふいに涙が出てきた。「くっだらないことやってるなあ」

  今はサイトを利用していない。「ネットは私にとって一時避難所だった」。でも、もう同じことは繰り返したくない。

  ○予備校生・18歳「友だちができない。自分で誘ってみた」

  「なかなか友だちが出来なくて」。予備校生の女の子(18)は今年4月、親に買ってもらった携帯電話で、サイトに登録した。

  浪人中の男の子3人とメル友になった。そのうちの1人は同じ予備校。携帯の番号を教えた。「会ってみない?」。自分から誘った。でも、相手は現れない。拒絶されたと感じた。

  ほかの2人とは、今もメル友だ。予備校の教室で、携帯に保存してあるメールを見る。「自分にもちゃんと友だちがいるんだ」と実感する。

  「身長は? 髪形は? 会えばすぐにわかるのにね」。こんなメールが来ることもあるが、今は勉強に集中したい。「メールだけで心の支えになってます」

  ○会社員・25歳「男にふられたから。労力に見合わない」

  「2年前からつきあっていた男性からふられちゃって」と、会社員の女性(25)は恥ずかしげに言った。

  会社に、ときめく人はいない。出会いの場は限られている。2日後、サイトに登録した。「真剣につきあえる人を探したい」。自己PRにもそう書いた。

  2日間で届いたメールは50通。男性3人に返信した。3カ月後、そのうちの1人と会った。用心して相手の車には乗らず、お酒を飲む所には行かなかった。「ちょっと違うな」。メールを送るのをやめた。

  今は、2つ年上の男性と「メール文通」している。いつか会いたいが、続くかどうかはわからない。「私の場合、労力に見合うだけのものが得られないと思いました」。7月、登録を解除した。

  ●取材して

 自分を知ってほしい、相手を知りたい、というのが「出会い」の原動力。とすれば、サイトという「場」を飛び出すのは必然だ。その時、現実世界にどんな相手が待っているのか。文字や音声だけで、人の善しあしを見極める自信は、私にはない。

 
 
中津の主婦ばらばら殺人、懲役16年求刑 大分地裁 /大分
2001.07.07 西部地方版/大分 

  昨秋、中津市沖代町2丁目の主婦tさん(当時48)を殺し、日田市の山中などに捨てたとして殺人などの罪に問われた同市上宮永、無職A被告(51)に対し、検察側は6日、大分地裁中津支部で「極めて冷酷で残忍な犯行だ」として懲役16年を求刑した。

  論告によると、A被告は昨年11月20日午前9時すぎ、長女の学費などの金策のために元会社同僚のtさん宅を訪れて金銭のことで口論となり、「不倫を口外する」などと言われて絞殺。犯行を隠すため遺体をtさんの乗用車で耶馬渓町まで運び、包丁でばらばらにした後、捨てたとされる。

 
 不倫するなら腹くくろう(トコの言わせて紙上バトル) 【西部】
2001.06.29 西部朝刊 

  妻だって不倫していいじゃん。と応援したくせに「キスまで」なんて矛盾してませんかと指摘が。ハイハイ、詳しく説明しましょうね。私が不倫を認めるのは責任が取れる大人の女だけです。つまり家庭が崩壊して家を追い出されても、自分の食いぶちを稼げる立場にあるかどうかってこと。だから夫に養われている奥様の場合は、ドキドキ程度のアバンチュールがご希望ならば、家庭が修復可能な段階でやめときな。それがキスまでという提案だったのだ。が、馬耳東風。

  「不倫歴は3カ月。夫とは夫婦生活がなくなって2年半。不倫を軽べつしていましたが、自分がその世界に足を踏みいれて価値観が変わりました。今の私には心の支えです。相手のことを考えている時だけは、1人の女に戻れる。毎日がイキイキして楽しい。だから経験のない方にいろいろ言って欲しくありません。恋愛してると家族にもダンナにもやさしくなれます」(専業主婦・32歳)

  みんなの暴走ぶりで、不倫に何を求めるのか、ようやくわかったよ。夫婦生活がないことや退屈な日常を錦の御旗にして、セックスしたいだけじゃんか。それも、自分探しという言い訳や、恋愛感情で正当化してさ。

  確かに女性の社会参加により、女も堂々と性欲を語れるようになった。だから不倫も認知されてるわけだ。そろそろ、女性用の風俗店というビジネスも成り立つかもしれない。

  夫の同級生から携帯の番号を聞かれただけなのに、想像を膨らませている人も。「胸はドキドキしっぱなし。結婚以来14年。こんな気持ちは初めてです。主人にも家庭にも不満はありません。でも今度何かで出会ったら自分をぶつけそうで、そして最後まで行ってしまいそうで……」(38歳)。携帯聞かれただけでいきなり「最後まで」かぁ。そのたくましい想像力で、家庭の修羅場まで、ヒマついでに考えてみよー。専業主婦は、不倫するなら腹をくくろうね。

  (コラムニスト)
 
 不倫をネタに恐喝した疑い 小牧の2人逮捕 愛知県警 【名古屋】
2001.06.24 名古屋朝刊 

  愛知県警緑署は23日、同県小牧市東4丁目、無職A(50)、同市外堀1丁目、トラック運転手B(40)の両容疑者を恐喝の疑いで逮捕、送検したと発表した。

  調べでは、2人は名古屋市の男性(38)がA容疑者の知人の女性(32)と交際していたことを知り、「不倫を表ざたにするぞ」と脅し、今年3月、男性に700万円を払わせた疑い。2人は「金は受け取ったが、脅してはいない」と話しているという。

 
 不倫相手の男性「正直に言ってくれれば」 乳児連れ去り公判/鳥取
2001.04.19 大阪地方版/鳥取

  米子市の博愛病院で生まれて間もない女児が連れ去られた事件で、未成年者略取の罪に問われた境港市誠道町、無職A被告(29)の第2回公判が18日、鳥取地裁米子支部(足立哲裁判長)で開かれ、A被告と不倫関係にあった西伯郡内の男性(53)に対する証人尋問があった。

  A被告はこの男性と関係を維持するために妊娠を装い、事件当日に男性からお金を求められ、拒絶すると嫌われると思い、「陣痛が来たのでお金を持っていけない」と話したのが事件の引き金とされる。

  男性は妊娠の偽装を「初めはうそだと思ったが、やがて情がわき、信じて見抜けなかった。正直に言ってくれれば、事件は起きなかったと思う」などと証言。借金は昨年5月ごろから計70万円以上としたが、事件当日については「実家にお金があるから取りに帰ると言われた。こちらから具体的な要求はしていない」と述べた。

  次回は6月6日で被告人質問がある。

 
 元社長に懲役13年判決 名古屋・西区の主婦殺害 【名古屋】
2001.04.17 名古屋夕刊 

  名古屋市西区で昨年7月、主婦(当時48)が殺された事件で、名古屋地裁は17日、殺人などの罪に問われた同区名西2丁目、元会社社長A被告(44)に懲役13年(求刑懲役15年)を、妻のB被告(43)に同8年(同10年)の判決を言い渡した。片山俊雄裁判長は「不倫関係の清算という身勝手な動機で、計画性が強い」と述べた。

  判決によると、A被告は98年ごろから、西区の主婦と不倫関係を続けていたが、結婚を迫られたことから殺害を計画。B被告と共謀、昨年7月24日午前、同区内の会社事務所で、A被告が首を絞めて窒息死させ、遺体を山梨県上九一色村の青木ケ原樹海に捨てた。B被告は、殺害場所を下見した。

 
 「黄昏流星群」の人々 弘兼憲史:2(夕暮れはまだ遠い)
2001.04.11 東京朝刊

  「団塊」50代の日々

  中高年のラブストーリー「黄昏(たそがれ)流星群」を描くようになって、読者からよく手紙をもらう。みんな「私の恋を描いてほしい」と克明につづってくる。先日も、八十歳の入院患者に恋している二十八歳の看護婦という女性から長い手紙が来た。

     *

  その患者は寝たきりだが、礼儀正しく、付き添う妻を紹介してくれて、好感を持っていた。ある朝、徹夜の夜勤明けで疲れ切っていると、「大変だね」と声をかけてくれた。そのひとことで恋に落ちた。以来、そっと手を握るだけ、目と目を合わせるだけで胸がいっぱいになるという。彼女には一緒に住んでいる恋人がいて、「悪いことをしていると思う」と書く。

  遠洋漁業の実習で乗り込んだマグロ船の五十代の船長に一目ぼれしたという水産大学の女子学生からの手紙もあった。偶然再会して、自分のことを覚えていてくれたのを知り、忘れられなくなった。相手には妻子があるが、気持ちをどうしたらいいか分からないという。

  想像もできないような恋の形が現実にはいくらでもある。漫画ではむしろリアリティーを求められるからとても作品にはならないが、その事実には圧倒される。

  五十代になって、恋愛観が若いころとはまったく変わった。女性の美醜がどうでもよくなって、それより会話の内容やテンポが合う人に魅力を感じる。そこにあまり性的な関心は入ってこない。

  ただ、何歳になっても、異性にふと心ひかれたり、互いに気持ちが通じているのを感じるようでありたいと思う。そんな「不倫」なら自由だ。

     *

  取材先のある会社の社員食堂で、そこの給食のおばさんと目があった。ちょっとふっくらしていて、ああタイプだ、と思った。「黄昏流星群」の第一話では、そこから恋が展開するのだけれど、現実はもちろんそれっきり。でも元気がでた。
 
 初公判で被告が起訴事実認める 乳児連れ去り事件 【大阪】
2001.03.15 大阪朝刊 

  鳥取県米子市の病院で一月八日に生後間もない女児が連れ去られた事件で、未成年者略取の罪に問われた同県境港市誠道町、無職A被告(二九)に対する初公判が十四日、鳥取地裁米子支部(足立哲裁判長)であり、罪状認否でA被告は起訴事実を全面的に認めた。

  起訴状によると、A被告は一月八日夕、米子市両三柳の医療法人同愛会・博愛病院三階の新生児室から、生まれたばかりの同市河崎、海上保安官松本健さん(三八)の長女を連れ去り、同十四日まで自宅などに略取した、とされる。検察側は冒頭陳述で、「A被告は不倫相手との関係を続けたいと妊娠を装っていた。ところが、一月八日、男性から金を無心され、拒絶すると嫌われると思い、『陣痛が来たので金を持っていけない』とうそをついたため、出産したという体裁を整える必要があった」と指摘した。
 
 元会社社長に懲役15年求刑 名古屋・西区の主婦殺害 【名古屋】
2001.03.08 名古屋夕刊 

  名古屋市西区の主婦(当時四八)を殺し、山梨県の青木ケ原樹海に捨てたとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた同区名西二丁目、元会社社長A被告(四四)と妻のB被告(四二)に対する公判が八日、名古屋地裁であった。検察側は「残忍かつ用意周到で、自己の保身だけを考えた短絡的な動機には酌量の余地がない」として、A被告に懲役十五年、B被告に懲役十年をそれぞれ求刑。弁護側は「平穏な家庭生活を取り戻したい一心だった」と情状酌量を求めて、結審した。判決は四月十七日に言い渡される。

  論告などによると、A被告は一九九八年ごろから、同市西区の主婦狩野早波さんと不倫関係を続けていたが、結婚を迫られたことから殺害を決意。B被告と共謀し、昨年七月二十四日午前、西区花の木一丁目の会社事務所内で、A被告がkさんの首を絞めて窒息死させ、遺体を山梨県上九一色村の青木ケ原樹海に捨てたとされる。

 
 偽計業務妨害罪で容疑者を追起訴 捜査情報漏えい問題【西部】
2001.03.07 西部朝刊 

  福岡地検は六日、福岡市城南区鳥飼七丁目、主婦A容疑者(四〇)=脅迫罪で起訴=を偽計業務妨害の罪で福岡地裁に追起訴した。A容疑者は起訴事実を否認しているとされるが、地検は脅迫事件の捜査で得た電話の通信記録などから立証は可能と判断した。A容疑者に対してはほかに、福岡県警西署が器物損壊と名誉棄損容疑の告訴状を受理しており、近く追送検するとみられる。

  起訴状によると、A容疑者は電話交際相手の男性が別の女性とつきあい始めたことにしっとし、昨年十一月十六日から十二月二十八日までの間に千二百十二回にわたり、女性の夫が勤務する福岡市内の企業の代表番号にプリペイド式携帯電話から電話をかけ、応対した交換手に「不倫、不倫」「奥さんの不倫、社内に言いふらせ」と話したり、無言で電話を切ったりして、同社の電話交換業務を妨害したとされる。電話口で被害者の姓を連呼することもあったという。電話の回数は、最高で一日百三十三回に及んだという。

  西署は同社から被害届を受け、A容疑者を威力業務妨害の疑いで再逮捕し、送検したが、地検は、一連の電話が交換手に取引先の電話からと誤信させたとして偽計による業務妨害罪にあたると判断した。

  A容疑者については昨年十二月二十八日、y前福岡地検次席検事(五一)が、A容疑者の夫のh福岡高裁判事(四八)に捜査情報を漏らしたことがわかっており、同社への妨害電話は同日に止まった。

 
 恐喝未遂容疑で暴力団幹部を逮捕 鹿児島南署 /鹿児島
2001.02.02 西部地方版/鹿児島 

  鹿児島南署は一日、鹿児島市鴨池二丁目、暴力団幹部A容疑者(三二)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。

  調べでは、A容疑者は同市の団体職員男性(六五)が不倫をしていることを知り、同市玉里町、無職B被告(三三)=恐喝未遂罪で起訴=らと共謀し、一九九九年十二月下旬、「三百万円を払わなければ、職場に政治団体を押し掛けさせる」などと男性を脅した疑い。

 
 主婦刺した容疑の高3、「まじめ、成績上位」 学校側語る /栃木
2001.01.17 東京地方版/栃木

  「インターネットの『出会い系サイト』で知り合ったが、交際が行き詰まってどうしていいかわからなくなった」。埼玉県の主婦(三二)を包丁で刺したとして、殺人未遂の疑いで逮捕された宇都宮市の高校三年の男子生徒(一八)は、警察の調べにこう告白したという。少年は「ごく普通の、まじめな生徒」。国公立大の理科系学部への進学を目指し、二十日から始まる大学入試センター試験を受験する予定だった。何が少年を駆り立てたのか。

  少年が通う私立高校は十六日、校内で記者会見を開いた。教頭は「まじめ過ぎるぐらいまじめな子だったのに」と肩を落とした。

  高校によると、少年は理系の特進コースに在籍し、成績は十位以内。第一志望は国公立大だが、すでに東京に本部を置く難関の私立大に推薦枠で合格していたという。少年は事件を起こしたとされる十五日、「風邪で休む」と自分で電話連絡して来た。三年になってこれが初めての欠席だったという。

  男子生徒の自宅は、市街地から離れた田園地帯にある。家族は「(少年は)インターネットは居間でやっていたと思う。親のノートパソコンを使っていた」と言葉少なに話した。家族を知る男性は「教育熱心な家庭だったようだ。少年は小学生の時から勉強一筋という感じだった」という。

  出身中学の教頭は、「バスケットボール部で練習に打ち込んでいた。一つのことに集中する生徒だった」。

  少年を知る人は「あるいは(相手に)からかわれ、かっとなってしまったのではないか」と話した。

  ○人気の陰でトラブルも 出会い系サイト

 「出会い系サイト」は近年、インターネットで人気が高まっている。年齢や身長、趣味といった簡単なプロフィルを書き込み、閲覧した異性からのメールを待つ。意気投合すれば直接会って交際を始める--というスタイルだ。手軽に交遊が広がるのは確かだが、素性がわからないまま交際し、トラブルになるケースも少なくない。

  大手プロバイダーの「AOLジャパン」によると、同社が会員用に設けている恋人募集サイトには、延べ数で平日約一万五千、休日には約二万のアクセスがあるという。未成年者や既婚者の登録、援助交際相手の募集といったことを禁じているが、月平均で千数百件のトラブルの通報が会員からある。しつこくメールを送る「メールストーカー」などが苦情の中心だ。

  それでも、こうした大手が運営するものは少数派で、責任の所在がはっきりしないサイトがむしろ大多数を占める。「不倫パートナーをさがそう」「大人同士の遊び」。ネット上には、こんな怪しげなタイトルを掲げた「出会い系サイト」が無数に存在する。

 
 赤ちゃん見せ結婚迫る 連れ去り容疑者、不倫の相手に 鳥取・米子
2001.01.16 東京朝刊 

  鳥取県米子市の医療法人同愛会・博愛病院から同市河崎、海上保安官松本健さん(三七)、恭子さん(三一)夫妻の生まれたばかりの長女が連れ去られた事件で、未成年者略取容疑で十四日に逮捕されたA容疑者(二九)=同県境港市誠道町=が、松本さんの長女を連れ去った後、交際していた男性の家へ直行し、自分の赤ちゃんとして見せ、結婚を迫っていたことが、同県警の米子署捜査本部の調べで十五日、わかった。男性には妻がおり、男性側から別れ話を持ち出されていたという。捜査本部は、A容疑者が不倫関係に決着をつけるために新生児の連れ去りを計画したとみている。

  調べによると、車で病院にやって来たA容疑者は松本さんの長女を連れ去った後、そのまま交際相手である同県西伯郡内の男性の自宅へ行った。男性に松本さんの長女を見せ、「あなたの子どもだ。奥さんと別れて、私と結婚してほしい」「別れないなら養育費を出してほしい」などと迫ったという。そのまま男性宅に数日間、宿泊したが、男性がはっきりした返事をしなかったため、境港市内の自宅に帰ったという。

  また、同容疑者は昨年九月ごろから複数の知人に「妊娠五カ月になったが、相手は妻子があり結婚できない」「子どもが一月か、早ければ十二月に生まれるのでお金に困っている」などと話していた。

  また、A容疑者が昨年五月と十二月に博愛病院の産婦人科で受診していたほか、数カ所の産婦人科で診察を受けていたことも、捜査本部の調べでわかった。同容疑者が受診を装って複数の病院の新生児室や管理態勢を下見していた可能性もあるとみて調べている。

  ○「やわらかくて…子どもは宝」 両親が対面

  愛くるしい娘の寝顔に、思わず両親のほおがゆるむ。鳥取県米子市の医療法人同愛会・博愛病院から連れ去られた女児は十五日午後、一週間ぶりに両親の元に戻った。再会を果たし、心の緊張から解き放たれた父親の松本健さん(三七)は、博愛病院で記者会見して感激を語り、事件解決に協力してくれた人たちに感謝の言葉を述べた。

  「ちっちゃくて、かわいい女の子です」。対面した印象を聞かれ、松本さんはまずこう答えた。

  赤ちゃんがこつ然と消えてからこの間、「絶対に無事だ、絶対に安全だ」と信じ続けてきたという。

  赤ちゃんはこの日午後四時前、米子市内の鳥取大医学部付属病院から救急車で博愛病院に到着した。

  松本さんは、新生児室で妻の恭子さん(三一)とともに赤ちゃんと対面した。やっと戻ってきた我が子は、大事をとって保育器に入れられていた。抱くことはできず、二人でそっと手に触れてみた。恭子さんは幸せそうな顔で「あなたに似ているね」と話したという。

  「やわらかくて……。子供は宝です」。そう振り返った瞬間、松本さんの顔に満面の笑みが広がった。

  名前は、まだつけていない。これからゆっくり考えたいという。「生まれた時から波乱の人生。将来は世界平和に貢献するような人になってほしい」というのが願いだ。

     ◇

 博愛病院の渡辺淳子院長によると、鳥取大医学部付属病院で検査した結果、赤ちゃんには感染症や低体温、黄だんなど健康上の異常は認められなかった。十六日には保育器から出て、恭子さんと同じ病室に移される見込みだという。

 
 不倫伝えた?Eメール(ひととき)
2000.07.30 東京朝刊 

  私たちは、友人たちから「理想のカップル」と誉れ高い結婚二十五年目の夫婦……。だったはずが、ある日突然、夫が職場から我が家のパソコンに「好きな人がいる。別れてほしい」とEメール。青天のへきれきの私は「相手は」と問いつめたが、夫は「言いたくない。メールアドレスを教えるから直接話し合ったらよい」と言う。

  これは夫婦の問題で、不倫相手は関係ないと思ったものの、友人たちから「敵を知れ」とのアドバイスを受けた。それで「あなたはどなたですか」とメールで尋ねた。ところが、それに対して思い上がりも甚だしく、夫が彼女の方に走ったのはすべて私のせいだ、とする勝ち誇ったメールが女性から届いた。

  何なのこれ。人生の重大局面がすべてメールでのやりとり。もうたくさん、と言いながら私も、友人たちにメールを転送して相談した。深夜、パソコンを開くと、友人から励ましのメールが届いていて思わず涙。相手の顔を見ず、パソコンという無機質の手段で情の絡むことを解決しようとしている夫が腹立たしく、二度とメールは使わないと決心したものの、やっぱり便利さは否めない。

  それにしてもメールという手段がなかったら、夫は今回の申し出を言い出すことができただろうか。相手の女性も私に、あんなに人を侮蔑(ぶべつ)した言い方ができただろうかと思う。これからのメール社会、なんだか怖い方へ行きそうで心配だ。私の人生、結論は直接夫の顔を見て、話し合って出したいと思っている。

  (岐阜市 匿名希望 主婦・50歳)
 交際女性に暴行した元県議に有罪 千葉地裁判決 /千葉
2000.06.23 東京地方版/千葉 

  交際していた女性に暴行してけがをさせたとして、傷害の罪に問われた浦安市入船二丁目、元県議で会社役員o被告(六九)に対する判決公判が二十二日、千葉地裁であった。加登屋健治裁判官は懲役十カ月執行猶予三年(求刑懲役十カ月)を言い渡した。

  判決によると、女性と不倫関係にあったo被告は、別れ話のもつれから、一九九九年八月三日、浦安市内の女性方で、女性を押し倒してけるなどして、十日間のけがを負わせた。o被告は八七-八九年までの間、県議だった。
 
 野市町の女性絞殺で被告に懲役13年の判決 高知地裁 /高知
2000.06.22 大阪地方版/高知 

  野市町で一月、独り暮らしの女性(当時六八)の首を絞めて殺したとして殺人などの罪に問われた同町西野、無職A被告(五五)に対する判決公判が二十一日、高知地裁であった。佐の哲生^裁判長は「身勝手で短絡的な動機による犯行で、金を借りるなどした恩をあだで返したというべきだ。元老人保健施設職員が施設に通っていた女性を手に掛けたものであり、社会に与えた影響も見逃せない」として、A被告に懲役十三年(求刑懲役十五年)を言い渡した。

  判決によると、A被告は一九九七年ごろ、自らが勤めていた老人保健施設に通所していた同町中ノ村の無職松浦清さんと知り合い交際を始めたが、松浦さんに借りた二万円をパチンコに使って返済できなくなり、借金や不倫の事実が妻に発覚するのを恐れて殺害を計画。一月二十三日午後八時ごろ、松浦さん方で、持参したひもを松浦さんの背後から首に巻きつけて殺した上、現金約千五百円とカギを盗んだとされる。
 
 恐喝容疑で逮捕 相知署 /佐賀
2000.06.08 西部地方版/佐賀 

  相知署は7日、相知町伊岐佐、無職A容疑者(64)を恐喝容疑で逮捕した。

  調べによると、A容疑者は昨年12月から今年4月までの間に、東松浦郡内の会社員男性と農業男性に対し、主婦と不倫をしているとして、「大阪からやくざをつれてくるぞ。家におられんごとするぞ」などと脅し、男性二人から現金約15万円ずつ、計約30万円を脅し取った疑い。
 
w元本部長に有罪 神奈川県警の覚せい剤事件もみ消しで横浜地裁
2000.05.29 東京夕刊 

  神奈川県警が組織ぐるみで現職警部補の覚せい剤使用をもみ消したとされる事件で、横浜地裁は二十九日午前、犯人隠避罪に問われた元県警本部長のw被告(五六)に懲役一年六カ月執行猶予三年(求刑懲役一年六カ月)の判決を言い渡した。共犯として起訴された四人の元県警幹部にはいずれも懲役一年執行猶予三年(求刑懲役一年)を言い渡した。岩垂正起裁判長は犯行について、「法治国の基盤を危うくするもので、被告らの罪責は誠に重大で万死に値する。国民に抱かせた警察不信は深刻。影響は計り知れない」と指摘した。

  検察、被告双方とも控訴はしないと見られ、警察史上初めて県警トップの罪が問われ、全国の警察不祥事の発火点ともなった事件は刑事裁判の上では決着する。

  判決は事件について、「県警の最高責任者であるw被告の指示で外事課や監察官室、薬物対策課が連携して様々な隠ぺい工作をはかった事件」と位置づけた。さらに、「経過や動機を見る限り、悪質この上なく、酌量の余地がない」と厳しく批判し、「国民に抱かせた警察組織に対する不信と失望、そのことによる悪影響のほどは深刻で計り知れない。回復には相当の時日を要すると想像される」と社会的な影響の大きさを指摘した。

  犯行の経緯については、w被告は警察官の覚せい剤使用が発覚すれば警察の威信が失墜すると考え、もみ消し工作を指示したと結論づけた。

  そのうえで、当時県警のトップだった渡辺被告について、「県警の最終的な決定権がありながら、判断を大きく誤り、指揮権を悪用した」と指摘し、ほかの四被告より重い量刑とした理由を説明した。

  ほかの四被告については、違法な本部長指示に一応は疑問を示したものの、安易に追従し、部下に隠ぺい工作を指示したとした。

  こうした一方で執行猶予を付けた点については(1)長年警察官として職場に貢献し、深く反省もしている(2)退職金返還や退職後の勤務先も辞めるなど相当な社会的制裁を受けている--などを理由に挙げた。同時に、「被告人のみを責めることはできず、組織の体質自体にも改善を求められるべきだ」と、警察全体の改革を促した。

  今回の事件では、合計九人が書類送検されたが、当時の外事課長ら四人は起訴猶予となった。同時に合計二十三人が懲戒免職などの処分を受けた。覚せい剤を使用した元警部補は執行猶予付きの有罪判決(懲役一年六カ月)が確定している。

  ●警察組織に猛省促す

 《解説》犯罪を取り締まる側にあるはずの警察官が罪を犯し、それを警察が組織ぐるみでもみ消す。判決は、事件が、県警のトップである本部長の指示で起こされた事実を明確に認定し、警察に対する国民の信頼を失墜させたことを指摘した。新潟県警の交通違反もみ消し事件でも、組織的な構図が明らかになりつつある。判決は「組織の体質自体にも改善が求められるべきだ」とも指摘している。全国の警察組織に猛省を促した判決といえるだろう。

  公判では、上級職のキャリアとその他ノンキャリアというピラミッドで構成される警察組織のひずみも見え隠れした。w元本部長側は、四月の最終陳述で「警察全体に不祥事に対する隠ぺい体質があった」と主張した。ほかの四被告は「上のキャリアの指示に逆らうことは不可能だ」などと述べ、警察の上層部から暴走が起きた場合、個人では食い止められない実態を強調した。

  こうした被告たちの主張は、警察庁が対策として始めている特別監察や、警察刷新会議が検討している管区警察局や公安委員会の権限強化という、事実上の警察内部からのチェック機能には限界があることを裏付けてもいる。

  今回の裁判は各被告が起訴事実を全面的に認めて約二カ月で結審した。そうした事情も手伝って、なぜ、こんな事件が起きたのか、組織の病巣をえぐり出すまでには至らなかった。

  身内の犯罪を隠し合う警察の体質は、一九八六年に発覚した神奈川県警による共産党幹部宅の盗聴事件でも浮き彫りになっている。病巣はこの時点で、すでに警察庁を始め警察全体に広がっていた。

  警察の再生は、警察組織が自らの病理を解き明かそうとしない限り、あり得ない。

  <判決が認定した事実> 一九九六年十二月十三日、当時、外事課員だった警部補の覚せい剤使用について報告を受けた本部長のw被告は、事件が公になれば警察の威信が失墜すると考え、ほかの四被告と共謀して事件の隠ぺいを画策、監察官室長のt被告らに事件のもみ消しを指示した。t被告らは、警部補の尿から覚せい剤が検出されなくなるまでホテルに宿泊させ、監察官のn被告は注射器などの証拠品を隠すよう外事課に指示した。

  そのうえで、不倫を理由に警部補を諭旨免職処分にし、事件をもみ消した。

 
 殺人未遂の容疑で自殺強要の元ホストを再逮捕 愛知県警【名古屋】
2000.05.10 名古屋夕刊 

  名古屋市中区の女性(二七)が多額の生命保険をかけられ海への飛び込みを強要されたとされる事件で、愛知県警捜査一課と半田署は十日、愛知県東海市名和町、元ホストクラブ従業員A容疑者(三〇)=公正証書原本不実記載などの罪で起訴=を殺人未遂の疑いで再逮捕した。

  調べによると、A容疑者は一月十一日午前一時四十分ごろ、愛知県南知多町の豊浜漁港で、女性の顔を殴るなどして脅したうえ、女性に乗用車を運転させ、海に飛び込ませた疑い。

  調べに対し、A容疑者は「偽装結婚は、保険金の受取人を名義変更するためだった」などと供述し、容疑を認めているという。女性にかけた生命保険は、災害死亡時には約六億円を受け取れる内容だった。事故死にみせかけて保険金を得ようとしたとみられる。

  A容疑者は昨年八月二日、偽装結婚していた。その後、十数件の保険金の受取人を女性の両親から順次、自分に変更した。同年十二月には、女性に「あなたに内証で入っている保険がある。私に何かあったら自由に使って下さい」という遺書を書かせた。また、消費者金融などから約三千五百万円の借金があり、同月十日、自己破産していた。

  ◇直接手下さずとも成立と判断<解説>

  逮捕されたA容疑者は、女性に多額の生命保険をかけたうえ、日常的に殴るけるの暴行を加え、水温一一度の海へ「飛び込んで死ね」と命じていた。直接、女性に手を下したわけではないが、愛知県警は、被害者の行為を利用して殺害を図ったと判断。被害者が脅されて自分の自由意思に反して自殺した場合、物理的強制の有無とは関係なく殺人罪が成立するという判例もあり、同県警は殺人未遂の間接正犯に当たるとしている。

  一九八五年、鹿児島県で男が金を借りていた女性に「無許可で貸しつけたので警察が出資法で捜査している。身内に迷惑をかけないためにも自殺するしかない」とうそを言って農薬を飲ませて自殺させた事件が起きた。この事件で福岡高裁宮崎支部は八九年に「被害者の行為を利用した殺人行為」として無期懲役を言い渡している。

  一方、四九年には、広島県で妻の不倫を疑った夫が暴言や暴力で肉体的精神的に圧迫を加え、妻を自殺させた。この事件では、広島高裁は五四年、妻の自由意思を奪い自殺するしかないと思いこませるほどの暴力・暴言とは認められない、として自殺教唆罪を適用している。

  A容疑者は、女性に十数件の生命保険をかけたうえ飛び込みを強要していた。女性は「自殺するつもりはなかった」と語っているが、度重なる暴力や脅迫を受けて恐怖の余り逃げることもできず、命令に従わざるを得なかったという。

  捜査は早くから始まっていたが、殺人未遂の適用をめぐって手間取り、事件から逮捕まで三カ月以上かかった。被害者保護の意味からも、捜査当局には、早期捜査が求められる。
 
 被告の夫に懲役12年の判決 離婚申し立て恨み、妻殺害 /青森
2000.04.28 東京地方版/青森 

  不倫を知って離婚を申し立てた妻を逆恨みして殺害し、遺体を岩木川に捨てたとして殺人、死体遺棄などの罪に問われた弘前市の自動車修理会社経営A被告(七四)の判決公判が二十七日、地裁弘前支部であった。小野洋一裁判長は懲役十二年(求刑懲役十五年)を言い渡した。

  判決によると、被告は一九九八年十一月五日夕、別居中の妻Bさん(当時六十六歳)を訪れ、用意していった丸太で頭を殴り、動かなくなった妻をビニールシートにくるみ、ひもで縛ったまま自宅物置に放置して死亡させた。翌年三月中旬、遺体を岩木川の河川敷に遺棄した。

  これまでの公判で弁護側は、殴ったのは、病身の妻を自宅に連れ戻す際の抵抗を抑えるためで、殺意はなかったと主張した。しかし、小野裁判長は、判決理由で「妻の離婚訴訟を逆恨みし、また多額の慰謝料支払いを免れるための計画的な犯行だ」と退け、量刑理由で「四十年以上連れ添い、育児や会社経営に内助の功のあった妻に対する極めて非情な行為であり、犯行後も不倫を否定し、証拠隠滅を図るなど、反省の色が見られない」と述べた。
 
 不倫の懲戒免、処分は妥当か(声) 【名古屋】
2000.02.12 名古屋朝刊

  教員 鈴原一生(愛知県豊橋市 53歳)

  NHK職員の不倫による懲戒免職処分という記事に驚いた。不倫の内容に、ではない。時代を百年も逆行したかのような処分の内容に、である。

  夏目漱石の小説に『それから』(明治四十二年)というのがある。男気から恋人を親友に譲ったものの、その後不幸に陥っている元の恋人を親友から奪い返すという内容である。

  漱石がこの小説を書いた動機のひとつは、明治四十年に制定された「姦通(かんつう)罪」に対する反発である。女性を家庭に縛り付けることによって国家秩序を維持しようとする明治政府に対する批判である。一片の愛情もない形がい化した結婚生活よりも、真の愛情によって結ばれた男女関係の方を漱石は作品の中で優先した。

  主人公・代助の行為は、明らかに「有夫の婦姦通したるときは二年以下の懲役に処す。その相姦したる者また同じ」という姦通罪に抵触している。

  私はもとより不倫を奨励するものではない。文字通り人の道に反するものであるから、道徳的に厳しく批判すべきである。だが、懲戒免職は筋違いであると考える。しかも、相手は減給処分という。著しく公平性を欠いている。それに「姦通罪」は、今はないのだ。
 
 自宅に放火した男に有罪判決 甲府地裁 /山梨
1999.12.16 東京地方版/山梨 

  自宅に放火したとして、現住建造物放火の罪に問われた、櫛形町小笠原、鉄工業A被告(六〇)に対し、甲府地裁は十五日、懲役三年執行猶予四年(求刑懲役五年)の判決を言い渡した。山本武久裁判長は「自らの浮気が犯行のきっかけで、あまりに身勝手で短絡」と断じた。

  判決によると、A被告は七月四日夜、不倫関係を妻に知られ、離婚を迫られて逆上し、自宅廊下にガソリンなどをまいて放火し、木造平屋建て約六十平方メートルを全焼させた。

 
 結婚したいが離婚できず 戸籍抄本を偽造、容疑の男性逮捕/北海道
1999.12.07 北海道地方版/北海道 

  函館西署は六日、戸籍抄本を偽造して妻と離婚が成立したように見せかけ、別の女性との婚姻届を提出したとして、函館市富岡町一丁目、会社員A容疑者(四二)を有印公文書偽造と同行使の疑いで逮捕した。

  調べでは、A容疑者は昨年十二月下旬、札幌市中央区役所から取り寄せた自分の戸籍抄本を切り張りしたり、カラーコピーをしたりして、離婚が成立したように偽造し、函館市役所に婚姻届を出す際、交際していた女性の戸籍抄本とともに、偽造した抄本を添付した疑い。A容疑者には妻がいたが、離婚は成立していなかった。調べに対し、「妻との離婚が成立せず、不倫でつきあっていた女性の気持ちをつなぎ留めるためにやった」と、容疑を認めているという。
 
 元本部長ら5人起訴へ 神奈川県警覚せい剤事件もみ消しで検察当局
1999.12.07 東京夕刊

  神奈川県警が一九九六年に外事課の元警部補の覚せい剤使用をもみ消した事件で、検察当局は七日までに、犯人隠避容疑などで書類送検された九人のうち、w・元本部長(五五)と警務、生活安全両元部長ら当時の幹部五人を起訴する方向で最終的な協議に入った模様だ。当時の外事課長ら同課幹部三人と薬物対策課長の四人については「従属的な立場だった」と判断し、起訴猶予処分となる見通しだ。横浜地検は、時効の成立を控え、最高検、東京高検との協議を経て、近くこれらの刑事処分を出す方針とみられ、警察当局も懲戒免職を含む厳しい処分で臨むようだ。

  起訴されるのは、w本部長のほか、h元警務部長(四七)=現・警察庁長官官房付▽m元生活安全部長(六〇)▽t元監察官室長(五八)▽n元監察官(五八)=現・神奈川県警警務部付=の五人とみられる。

  横浜地検は、先月十四日に神奈川県警から九人の書類送検を受けた後、東京地検特捜部などの応援を得て、九人を含む関係者から詳しく事情を聴くなどして全容解明を進めてきた。

  関係者によると、こうした捜査の結果、当時外事課警部補だったA被告(三七)=覚せい剤取締法違反の罪で起訴=が覚せい剤を使用していたことについて、w元本部長が隠ぺいを指示したと認定。元本部長のこうした意向を受けて、生活安全部は捜査しなければならないのに隠ぺいに加担して立件を見送るとともに、警務部がA被告をホテルにかくまったり、注射器などの証拠を隠ぺいしたりする工作を主導していたとして公判請求に踏み切る判断をした模様だ。

  一方、警備部外事課については、警務部の指示に従って工作にかかわったにすぎない、との結論に達したとみられる。

  これまでの調べによると、w元本部長は九六年十二月、A被告が覚せい剤を使用したことについて報告を受けた際、「不倫を理由に辞めさせるように」ともみ消しを指示した。その後も具体的な隠ぺい工作を了承したとされる。

  m元生活安全部長は、A被告の覚せい剤使用についてt元監察官室長から相談を受け、「尿検査が陰性なら立件は難しい」と立件見送りを示唆し、その後、「覚せい剤は検出されなかった」などと横浜地検に報告したという。外事課を担当していたn元監察官は、A被告が使用した注射器や覚せい剤とみられる粉末が発見されたにもかかわらず、外事課幹部に保管して表に出さないように命じたとされる。h元警務部長は上司として、監察官室のこうした工作について報告を受けていたとみられる。
 
 夫に懲役6年判決 米沢の傷害致死 山形地裁 /山形
1999.11.30 東京地方版/山形 

  逃げた妻が米沢市内のホテルで男性と一緒にいたことに腹を立て、殴るなどして死なせたとして、傷害致死などの罪に問われた栃木県小山市宮本町二丁目、無職A被告(二三)に対する判決公判が二十九日、山形地裁であった。冨塚圭介裁判長は「犯行は短絡的かつ身勝手で、悪質だ」として、懲役六年(求刑・懲役八年)の実刑判決を言い渡した。

  判決によると、A被告は妻のBさん(当時二一)の男性関係を疑い、日ごろから暴力をふるっていた。夫の暴力に耐えかねたBさんは五月、母の実家のある米沢市に逃げて来た。

  そこで、かつてアルバイト先で知り合った男性(当時八〇)に相談するため、同市内のホテルに泊まったが、それをBさんを追って来たA被告がたまたま見つけた。

  男性といることに腹を立てたA被告は、持っていたサバイバルナイフで男性を切りつけるなどして、頭や手などに全治三週間のけがを負わせた。そのうえ、Bさんの顔や腹部を殴るけるなどして、外傷性ショックで死亡させた、とされる。

  冨塚裁判長は「妊娠中の無抵抗の妻を全身数十回靴で殴打するなど、犯行は極めて悪質。動機も男性と不倫をしていると思いこみ、短絡的かつ身勝手だ。ただ、浴衣姿で男性といた妻を見かけた被告には、情状の余地もある」と、述べた。

 
 放火容疑者と県警幹部不倫、懲戒処分に 熊本 【西部】
1999.11.17 西部夕刊 

  熊本県警の幹部警察官(五四)が、放火容疑で逮捕されたスナックの女性経営者(三一)と不倫関係にあったとして、県警はこの幹部を懲戒処分(減給)にしていたことが十七日、分かった。

  県警によると、今年八月二十九日午後十時ごろ、熊本市下通一丁目の雑居ビルで、スナック店内の一部が燃え、女性経営者が放火容疑で逮捕された。

  その後の調べで、この女性が借金や夫との離婚を巡って悩んでいたことが放火の原因とされ、昨年末から事件当時まで、県警の警視と交際していたことがわかった。県警は九月十六日、警視を減給処分にした。

 
 恐喝未遂で警官逮捕 元本部長ら書類送検、その日に 神奈川県警
1999.11.15 東京夕刊 

  神奈川県警の女性警察官に十四年前のセミヌード写真を送りつけて現金を脅し取ろうとしたとして、県警捜査一課は十四日、戸塚署生活安全課巡査部長のA容疑者(四九)=十四日付で懲戒免職、横浜市南区大岡一丁目=を恐喝未遂の疑いで逮捕するとともに、同署内でA巡査部長の机を捜索した。すでに今月三日、共犯の疑いで、元県警巡査部長の警備員B容疑者(四四)=横浜市港南区丸山台一丁目=を逮捕しており、二人の逮捕をあわせて十五日未明に発表した。(19面に関係記事)

  調べでは、両容疑者は十月五日午後四時半ごろ、四十代の女性警察官に対し、現金を貸した事実はないのにもかかわらず、「ご用立てしたのは現金三十万円で昭和六十年(一九八五年)九月ごろです。現在、元利利息合計は百七十六万六千二百九十五円になります。十月十五日までにB名義の口座に振り込んでください」などとするワープロ打ちの文書と、女性警察官のセミヌードの写真一枚を同封して勤務先に郵送し、金を脅し取ろうとした疑い。

  県警によると、B元巡査部長は八五年六月、女性警察官と県警の英語研修会で知り合った。同月から九月ごろまでの間、女性に頼まれて、別の警察官と一緒に横浜市内のホテルで女性のセミヌードの写真を撮影したという。A巡査部長はB元巡査部長の同期生で、女性警察官とは面識がなかったらしい。

  女性警察官は十月上旬に、上司といっしょに二度にわたってB元巡査部長に会って写真を返却するように頼んだ。B元巡査部長は写真の一部を返したが、「写真はまだある」とほのめかし、再び現金の振り込みを求める催促状を女性警察官に郵送したという。

  B元巡査部長は県警自動車警ら隊に所属していたが、九七年九月、不倫関係などで仕事に身が入らないなどとして依願退職した。消費者金融に借金が数百万円あり、二十万-三十万円の成功報酬を約束してA巡査部長を誘い、現金を脅し取ろうとしたという。

  二人とも容疑を認め、B元巡査部長は「金に困ってやった」、A巡査部長は「小遣いがほしかった」などと供述しているという。

 
 不倫証拠写真巡り「宗教論争」 イスラエル(世界のくらし)
1999.11.06 東京朝刊 

  【エルサレム5日=村上宏一】安息日シャバットには労働をしてはならない、というユダヤ教の戒律は、イスラエル国内で厳守を主張する宗教派と、「市民生活を規則で縛るな」という世俗派の間でしばしば論争の種となる。しかし、エルサレムの宗教法廷に妻の不倫を夫が訴えた裁判で、妻の弁護士が「不倫の証拠写真を撮ったのがシャバットだから、証拠として無効」と論じたのには、だれしもあぜんとしたことだろう。

  これに対する反論も、さすが宗教法廷と思わせるものだった。イスラエル紙マーリブによると夫側は、不倫を調査した私立探偵は非ユダヤ人だったから、安息の戒律には触れないと論じたのだ。

  シャバットには、自分たちが禁じられている仕事を非ユダヤ人にしてもらうという方便がある。労働省も、シャバットにユダヤ人が働く不法行為がないかを調べる仕事を、非ユダヤ人にさせている。夫側の弁護士はその事実を指摘し、「われわれは、これに倣って非ユダヤ人の私立探偵を雇った」と主張した。
 
 恐喝未遂容疑で元警官逮捕 「妻と不倫」いいがかり 京都【大阪】
1999.10.06 大阪夕刊 

  「妻と不倫した」などといいがかりをつけ、現金五百万円を脅し取ろうとしたとして、京都府警伏見署は六日、元京都府警巡査長、A容疑者(四〇)=京都市上京区寺町通丸太町上ル松蔭町=と、無職B容疑者(三四)=京都府八幡市男山香呂=を恐喝未遂の疑いで逮捕した、と発表した。ほかにも数件の余罪があるとみて、事情を聴いている。

  調べでは、A容疑者は交際しているB容疑者を妻に見せかけて、近づいた男性から金を脅し取ることを計画。八月三十一日午後九時半ごろ、B容疑者がテレクラで知り合った京都市伏見区の男性(三七)と一緒に車に乗ろうとしていたところに飛び出し、「人の家庭をむちゃくちゃにしてどうしてくれる」などと脅し、五百万円払うよう約束させた疑い。男性が警察に相談し、犯行が分かった。

  A容疑者は京都府警九条署交通課に勤務していた一九九六年十二月、飲酒運転でバイクと接触し、そのまま逃げたひき逃げの疑いで逮捕、懲戒免職された。
 
 夫の不倫癖は幼少の心の傷から ヒラリー夫人、米誌に胸の内
1999.08.02 東京朝刊 

  【ロンドン1日=沢村亙】夫の不倫癖は、幼少時代に受けたトラウマ(精神的外傷)が原因--。クリントン米大統領夫人のヒラリーさん=似顔=が、近く新刊される米誌とのインタビューでこんな見方を明らかにした。一日付の英日曜紙サンデー・タイムズがインタビューの一部を転載した。

  夫人によると、クリントン大統領は四歳のころ、母と祖母の激しい感情対立のはざまで深く傷ついた。若いころからの不倫癖は当時の心の傷がもたらした「弱さ」が原因と夫人は指摘。十年ほど前にこれを克服したと思っていたが、ホワイトハウス実習生との不倫が露呈し、夫が変わっていないことを知ったという。

  一方、夫人は「そうした体験にもかかわらず、これほどの指導力を発揮しているのは素晴らしいこと」と夫を弁護。「今では自らの過去や、何が不倫の原因なのかを彼は理解している」と述べた。

  普段、気丈な面ばかりが強調されるヒラリー夫人だが、実習生との不倫騒動中は「自己省察、信仰、長い対話で乗り越えた」と吐露。「人生はまっすぐ進むものではなく、多くの分かれ道や障害があるもの。結局、お互い助けあうことが大事。二人には愛があるから」と語っている。
 
 離婚願望 男の開き直り許せない(どうする・あなたなら…)
1999.07.07 東京朝刊 

  「亭主の立場から言わせてもらいますが、浮気をするダンナさんには、奥さんと恋人の両方がどうしても必要なんだと思います。カリカリしないでよ」

  こんなファクスが届きました。名前さえも書かれていませんでした。開き直る男性が多いというのは、実態なのだと思います。今回のテーマは、女性からの手紙が圧倒的です。夫婦のあり方を考えさせられるものばかりです。そんな手紙を紹介します。男性陣は息をひそめて読んでいる気がします。

 

  ○いつでも出せるけど

 福島県の派遣社員の女性(二八)は、「離婚届」を宝物にしているそうです。

  夫はバーテンで、去年、念願の店を持ちました。七年前に結婚したとき、両方の親から、「夫が夜の仕事というのは、寂しいものだよ」とクギをさされました。今になって身に染みています。昼間、仕事をしている私とは、完全なすれ違い。日曜日にも同業者の会合などに出かけてしまいます。

  夫は私のいない昼間に家事、育児をやってくれます。午前四時に床についても、朝は必ず起きて、出勤する私を駅まで車で送ってくれます。

  私は公務員の家庭に育ちました。父は午後五時半には晩酌を始める人だったので、いまの生活は寂しくて仕方がありません。

  「おまえにとっての幸せが夕食のだんらんならば、おれはおまえを幸せにできないから」

  三カ月前、夫は離婚届にすんなり判を押してくれました。私も署名、なつ印しました。でも大事にしまってあります。いつでも私は本当の自由になれると思えるだけで、気が楽になりました。私にも甘えがあったと、今は反省しています。

  ○勝手には出させない

 首都圏の主婦(五八)は、夫と別れたいと思う一方で、離婚届の不受理申出書を市役所に出し続けているそうです。

  会社員の夫は二年前から、不倫相手の女性とアパートを借りて、夫婦気取りで生活しています。そのためにサラ金から、二百万円を超える借金までして。私のプライドはズタズタ。

  でも、ここで離婚したら、夫とあの女の思うツボ。

  夫が勝手に離婚届を出しかねないので、期限が切れる半年ごとに不受理申出書を提出して、万全を期しています。

  夫は職場の手前、給料の振り込みや連絡先を変えることができずにいます。月一回、私のところに小遣いをもらいに来るのと、毎晩、「会社や知人から電話かかってきてない?」と問い合わせてきます。

  ○今やっと決心ついた

 神奈川県の主婦(二三)は、「今までどうして離婚しなかったのか、思い返してみると、すべて私の見えだったような気がします」と書いていました。

  度重なる暴力、六百万円もの借金、競馬好き、マザコン。これが夫の本当の姿です。このことは、親友以外にはずっと秘密にしてきました。

  高校生のときのアルバイト先の上司と、卒業と同時に結婚して五年間。見えっ張りの私は、周囲には幸せな家族を演じていました。殴られて青アザができても、「転んじゃったの」とおどけて見せ、借金返済のためのバイトも「家にいると老けてきそうだから」とごまかしていました。

  私は「夫」という肩書の人を失いたくなかったんです。ところが先月、夫の暴力で入院しました。頭を七針縫い、肩を骨折する大けが。さすがに離婚を決心しました。本当にバカだったと思います。

  両親の力を借りながら、かつての夢だった看護婦を目指すつもりです。相当遠回りしましたが、今が高校三年生のあの進路を決めた時期だと思って、もう一度頑張ります。

  ○子供のため仮面夫婦

  小学生の子供が二人いる埼玉県の会社員の女性(三六)は、別れ話の度に夫と親権争いになってしまうそうです。

  昨年九月に別居し、家庭裁判所に調停を申し立てました。結局、子供の取り合いになり、協議離婚は成立しませんでした。調停の過程で、夫は子供を取れないと思ったのか、突然態度を変えて平謝り状態。改善を誓いました。

  旧家の長男だった夫は家を出て、私の実家の近くのアパートで家族四人の再出発。でも、結局別れ話のぶりかえしで、子供の取り合いになってしまいそうです。時間がかかる調停を同居したまま進めるのか、それが不成立に終わったら、憎しみながら裁判に進むのか。

  そんなことを続けたら、子供に一番よくないと思い、仮面夫婦のまま日々暮らしています。私の「離婚」は、「願望」でしかないのです。

  ○同じ毎日にこりごり

 「夫としては理想的な人なのに、離婚したいと考えている私はおかしいのでしょうか」。東京都の主婦(三一)の手紙です。

  まじめに仕事に取り組み、家庭も大切にしてくれる。四歳の娘をかわいがり、酒、たばこ、ギャンブルは一切やらない。月二万円の小遣いに文句も言わず、午後六時に必ず自宅に電話を入れ、夕食がいるかどうか連絡する。休みの日には、家族を連れて出かける。

  夫の理想は、毎日平凡に家族が仲良く暮らすことです。私もそれが一番だとは思いますが、趣味を持つでもなく、友人と遊びに行くでもない、同じ毎日を繰り返す夫が、とてもうっとうしいのです。

  早いときは午後八時に寝てしまう姿に、「何かやってみたいと思わないの」と疑問が募る一方です。定年になっても、きっと同じ毎日が流れていることでしょう。私には耐えられそうにありません。

  ○セミナーは熱気充満

  最近は「離婚セミナー」なども盛んに開かれています。東京都の主婦(三一)の体験です。

  昨年、区役所が主催する「離婚セミナー」に参加しました。教室は受講生でいっぱい。熱気ムンムンといった感じでした。

  セミナーの内容が内容だけに、連れだって来ている人は、まずいません。私も「まさか同じ社宅の奥さんなんかいないわよね」と、人目を気にしながら席につきました。

  「あら、どうしてここにいるのよ」

  知り合いの保健婦さんに突然声をかけられてビックリ。周囲を見回すと、ほかにも知り合いが四人も参加していて、ちょっと気まずい思いをしました。

  講義を録音したテープを仲のいい友達に貸したら、「私も」「その次ね」と引っ張りだこに。「離婚願望」を抱いている人の多さに驚きました。

  (このテーマは、来週の火曜日から再開します)

 
 離婚願望 復しゅうを始めた妻たち(どうする・あなたなら…)
1999.07.03 東京朝刊 

  妻たちの復しゅうが始まっています--。かつては耐える女性のイメージが強かったように思います。離婚したいのに、踏み切れない。子供たちのことを考えて、「私さえ我慢すれば」と苦労を背負い込む。でも、最近は事情が違うようです。厚生省の人口動態統計(概数)によると、昨年の離婚件数は二十四万組を超えて過去最高。人口千人に対する離婚率も一・九四と、フランス並みになっています。夫が知らない間に、着々と離婚準備を進めている妻たちも多いと思います。「虎視眈々(こしたんたん)」「面従腹背」。そんなしたたかな妻たちを取材しました。(平井公)

  ○お互い様…後ろめたくない

 「夫への復しゅうのつもりで浮気してるのかなと、自分自身で思ったこともありましたが、いまは浮気相手の彼のことが本当に好きなんだと思う」

  ブランドもののスーツを着た本上真奈美さん=仮名=は、とても四十代の主婦には見えない。不倫の告白さえ妙にリアルに聞こえるのだが、「夫は私がそういうことをする女じゃないと信じ切っています」。

  エリートサラリーマンと結婚して二十年余り。「離婚」の二文字を幾度思ったかしれない、と真奈美さんはいう。

  「だれのおかげで食べていけると思ってるんだ」

  「何よ、その明治の男みたいな言い方」

  家では全く気が利かない男だった。食べ終わった食器を流しまで運ぶことも、十年かかってしつけた。みそ汁を飲んで「アーッ」と息つく姿に、鳥肌が立った。夫に文句を言わせない程度に、家事は最低限のことをキッチリやる。でも、心のこもった料理など、作ったことはなかった。

  「夫婦って、何なんだろう」。そんな疑問を忘れさせてくれたのは、二人の子供だった。中学受験。成績のいい子は、進学塾にとっては看板。保護者会に行くと親まで大事にされる。居場所を見つけた思いがした。

  お金の面で不自由はなかった。ショッピング、カルチャーセンター、そしてテニスざんまい。結局、離婚して苦労を背負い込む勇気がなかった。

  夫が外出した休日、通勤用のバッグを調べたことがある。タクシー、ハイヤーの領収証がたくさん出てきた。手当たり次第に電話した。多くの営業所は、妻だと名乗ると、乗車場所や経由地、同乗者を教えてくれた。浮気の物証だった。

  でも、許すことにした。「セックスを拒んでばかりいた私も悪いのだから」。意外なほど冷静な自分がいた。

  夫の単身赴任で、夫婦の仲はいくぶん持ち直した。距離感を持てたのが幸いした。現実の生活のイヤな面は見ないですむ。たまに帰ってくる夫は結構、子煩悩だったり、優しかったり。客観的に長所を見ることができるようになった。

  「夫婦を二十年以上もやってると、いろんなことがあります」

  真奈美さんに七歳下の彼氏ができたのは、最近のことだ。おしゃれで生活臭がない人。話をしているだけで、なぜか心がなごむ。

  初めて男女の関係になった夜、単身赴任中の夫のことを思い浮かべることもなかったし、「後ろめたい」とも感じなかった。まどろみを断ち切って朝帰りしたのは、子供のお弁当のことがあったから。

  物音を忍ばせて自宅に戻ると、子供たちはまだ寝ていた。真奈美さんはあわててパジャマに着替えた。寝起きを装って台所に立ち、主婦に戻った。

  「一家だんらんなんて、ウチじゃありえないから」「別居状態さ。週末に子供の顔を見に帰るだけ」

  親密になるにつれ、彼は自分の家庭の話もするようになった。だが、かいま見えるのは、どこかで見覚えのある男の姿なのだ。

  家庭をかえりみない仕事人間。夫と似たタイプの人を好きになっていることに気づき、「やんなっちゃうな」とため息が出た。

  夫が浮気していたときの気持ちも、いまは理解できるようになった。

  大学生の長女は「ママ、不倫してたりして」とカマをかけてくる。「してたら、どうするーッ」と切り返すと、「別に--」。

  こんな家庭は変だと気にかけた時期もあったが、案外一般的なんじゃないかと思うようになった。

  仲のよい主婦の友達が三人いる。そのうち二人は不倫経験者だ。

  ○憎しみ募らせ、その日に備え

 首都圏の四十代の主婦は、次の三つの条件の一つでも実現したら離婚するそうです。(1)娘たちが結婚したとき(2)主人の退職金が出たとき(3)主人が倒れたとき--。その手紙を紹介します。

  わが家にコンピューターがやってきたのは、十年ほど前のこと。「わたし、全然分からないから」と、主人には信じ込ませています。出勤している間に、主人のメールの中身をチェックするのが私の日課です。

  主人には、同年代の恋人がいます。もう五、六年続いており、帰宅時に毎日、恋人宅に寄っているので、あちらの方が「本当の夫婦」のようです。その事実を私ばかりか、大学生と高校生の娘二人も知っているなんて、主人は思いもよらないでしょう。

  「君は奇麗だ」「早く会いたい」

  メールは、私には一度も発したことのない優しい言葉であふれています。四季折々には泊まりがけで旅行し、週末は散歩やドライブに出かけています。

  大手企業に勤める主人は、二、三年の間隔で海外へ単身赴任しています。言葉の問題や子どもの教育などを理由に、私は一度も同行したことがなく、実家に帰って楽しく暮らしていました。赴任地を訪ねたこともありませんし、手紙も月に一度ぐらい。そんな私も悪かったとは思います。

  主人が世界中どこにいようと、彼女とはインターネットでつながっています。彼女は毎日メールを送り、モチやレトルト食品などを国際郵便で差し入れたり、赴任地まで会いにいったり。本当に行動派です。

  主人は離婚するつもりはないようですが、私は主人に対して憎しみだけ。全く愛情を感じません。そばにいるのもイヤですが、この生活を守るため、自分を殺して生きています。バブル時代なら、即離婚して、新しい世界を築けたのでしょうが、いまこの生活レベルを保てるのは、残念ながら憎い主人のお陰です。

  娘たちを有名校に入れ、生きがいをなくした私。でも、新たな生きがいができました。「計画的離婚」。

  老後の資金をいかに多く手に入れて別れるか。主人に秘密の私名義の預金を着実に増やし、主人にかけた生命保険の額も引き上げました。料理や身の回りの世話も手抜きして、一日も早く再び海外勤務にならないかと願う毎日。彼女とドライブのときには、事故死を願っています。

  こんな自分がほとほとイヤになります。

  (このテーマは、来週の火曜日から再開します)

  
 
 女性刺殺で懲役11年、元郵便局員に求刑 熊本地裁 /熊本
1999.06.22 西部地方版/熊本 

  親しい女性を殺したとして殺人の罪に問われた御船町上野、元郵便局員A被告(五〇)に対する論告求刑公判が二十一日、熊本地裁であり、検察側は懲役十一年を求刑した。

  起訴状などによると、A被告は今年一月十四日夜、当時不倫関係にあった御船町内の女性会社事務員(四四)に別れ話を持ち出され、甲佐町早川の農道に止めた乗用車の中で、女性の左胸を包丁(刃渡り約十四センチ)で刺し、失血死させたとされる。
 
 NHK職員を免職 不倫相手に入館証
1999.06.21 東京朝刊 

  NHK放送センター(東京・渋谷)の職員が、不倫相手に出入り業者用の入館証を発行して局内で密会を繰り返し、十八日付で懲戒免職されていたことが二十日分かった。

  この職員は番組制作局科学番組部チーフディレクター(五一)。NHK広報局によると、関連会社のNHKエンタープライズ21に出向していた一九九七年末ごろから、外部の女性とNHK局内でたびたび密会。入館証は仕事の手伝いをさせると偽って発行し、出張にも同伴したという。今月、出向から戻ったばかりだった。

  広報局は「公共放送の職員としてあるまじき行為。職場の綱紀粛正に努めたい」としている。
 
 悩み抱え込む若者多く 「女性のための電話相談」開設1年 /兵庫
1999.05.28 大阪地方版/兵庫 

  妊娠や性感染症などに悩みながら、親や友だちなど身近な人に相談できない若者の姿が垣間見える--。神戸市生活学習センターが昨年五月から「女性のための電話相談」を始めたところ、若者からの体に関する相談が目立っていることが二十七日、同センターの昨年度の相談内容まとめでわかった。センターは「顔を見せずに気軽に話せる点が喜ばれ、若者からの相談が増えている。身近に相談相手がおらず、悩みを抱え込んでいる若者が多いのでは」と話している。

  昨年五月から今年三月までの電話相談は、計千三百二十九件。年代別では十、二十代の若者が二百五十一件(全体の一九%)を占め、面接相談のみだった一九九七年度の六十八件(同一五%)より増加した。妊娠、不妊、中絶や性感染症など体に関する相談が多く、男性とのつき合い方や恋愛の相談も寄せられた。

  最も相談が多かった世代は、三十代で四百七十七件(同三六%)、次いで四十代が三百四十件(同二六%)だった。中年の女性の相談内容は夫婦関係と家族関係が圧倒的に多く、夫の浮気や暴力▽夫と話す時間の不足▽子どもの非行▽娘の離婚や不倫▽しゅうとめとの関係などの悩みが多かった。また、「妻子が勝手に家を出て、離婚を迫られている」など男性からの切実な相談もあったという。

  同センターは、電話相談の結果によって、専門のカウンセラーによる面接相談を勧めたり、弁護士会や県立女性センターなど関係機関を紹介したりして対応している。センターは「子育てなどを夫と相談したいのに一緒に話す時間がない女性が多いようだ。家庭内の問題でも気軽に相談してほしい」と呼びかけている。
 
 ネットでわいせつ画像流す 容疑のパソコン講師逮捕 /神奈川
1999.05.22 東京地方版/神奈川 

  インターネットのホームページで、わいせつな画像を流していたとして、県警生活経済課と生活安全特捜隊、川崎署は二十一日、相模原市千代田一丁目、パソコン教室講師で建設会社役員A容疑者(三五)を、わいせつ図画公然陳列の疑いで逮捕した。調べでは、A容疑者は四月中旬から、ホームページにわいせつ画像八枚をサンプルとして掲載し、アクセスしてきた不特定多数の者に閲覧させた疑い。

  三年前からホームページを開設し、当初は、男女が不倫をする心理を解明するとして、アンケートなどをしていた。これまでに十二万件ほどのアクセスがあったとされる。

  A容疑者は、昨年ごろから副業として相模原市内でパソコン教室を開き、十人ほどの生徒がいたという。県警は、デスクトップ型パソコン一台と、わいせつ画像を記録したCD-ROM一枚などを押収した。

 
 不倫関係の清算か 被害者の妻を逮捕 原町の運転手殺し /福島
1999.05.16 東京地方版/福島 

  不倫関係の果てが凶行につながった――。原町市桜井町一丁目、運転手Aさん(四六)が七日夜殺された事件で、原町署は十五日夜、妻のX容疑者(三五)を殺人の共犯の疑いで逮捕した。同署は、Aさんと、殺人の疑いですでに逮捕されているY容疑者(五〇)とX容疑者の三角関係のもつれが事件につながったと見ている。

  同署の調べによると、X容疑者とY容疑者は、数年前から不倫関係にあったという。Aさんが関係をはっきりさせようと七日午後十時ごろ、Y容疑者と会った。二人で話し合っているうちに口論となり、Y容疑者が持っていた果物ナイフでAさんの胸など十数カ所を突き刺したとみている。X容疑者はその場にいたかどうかははっきりしていないが、X容疑者は「刺していない」と話しているという。現場近くから発見された果物ナイフに血痕が着いており、Aさんの血であることを同署が十五日確認した。
 
 ガイドと不倫しません 運転手に誓約書要求 愛知の観光バス会社
1999.04.28 東京朝刊 

  愛知県北部や岐阜県を中心に観光バスを運行する「名鉄西部観光バス」(本社・愛知県一宮市)が、女性バスガイドとの私的な交際を禁止する内容の社長あての「誓約書」を、男性バス運転手に配布していたことがわかった。「プライベートや休日の行動まで規定されるのはおかしい」などと社員や労働組合から批判が起きたことから、会社は二十七日、誓約書を撤回することを決めた。同社は「既婚者を対象に社内風紀を考えてのことだったが軽率だった。反省している」と話し、すでに配布した分は回収するという。

  同社などによると、「誓約書」は、安全運転やサービスの心得などを記した「職場の規律等の指示徹底事項」と題する小冊子の最後の部分に付いており、四月中旬、一部のバス運転手に配られた。

  バスガイドとプライベートでの「一対一」の食事や居酒屋での飲食、ドライブなどを禁じたほか、「ガイドの休日等に部屋・自宅・携帯電話に電話をかけない」としている。グループで飲食やドライブに行く場合は「必ず運行部長に届け出をする」となっている。「私は下記事項を必ず守ることを誓います」と印刷してあり、最後に職名と名前を書いて社長あてに提出する形をとっている。

  同社には約百三十人の男性運転手と百数十人の女性バスガイドがいる。運転手の大部分は既婚者だが、ガイドの多くは独身者だという。
 
 最高検、異例の調査へ 則定検事長に「女性問題」 東京高検
1999.04.09 東京朝刊 

  九日発売される月刊誌に東京高検検事長のn氏(六〇)の女性問題などが扱われることが明らかになり、記事の真偽をめぐって、最高検は異例の調査に乗り出す方針を固めた。すでに陣内孝雄法相が法務省を通じて調査するように指示した。記事は、n検事長との不倫関係を若い女性が暴露する形で構成されている。東京高検検事長は、検事総長に次ぐ法務・検察ナンバー2の高官。n氏は次期検事総長が確実視されていたが、進退問題に発展することも予想される。

  「噂の真相」(五月号)によると、現在二十八歳のこの女性は、六年前に勤めていた東京・銀座の高級クラブで、当時法務省の官房長だったn氏と知り合い、交際が始まった。この女性は、二人でホテルに泊まった際にn検事長が偽名を使ったり、関西方面に出張する際には同行したりしたと、インタビューに答えている。

  また、n氏が女性同伴で公費出張した疑いがあり、女性への慰謝料支払いを民間の業者に肩代わりさせたとも記述している。

  最高検は、n検事長本人やこの業者らから事情を聴き、職務上問題がなかったかどうかを調査する。

  n検事長は一九六一年に司法修習生となり、奈良地検検事正、法務省刑事局長、事務次官を経て昨年六月に東京高検検事長に就任した。法務省畑を中心に一貫してエリートコースを歩み、法務・検察の実力者として知られている。

  ○説明は控える

 n東京高検検事長の話 記事はかなり以前のプライバシーに関することであり、内容も間違いが多い。こういう形で記事にされることは大変遺憾だ。ただ、具体的に反論・説明すると、相手の女性を傷つける恐れがあるので、説明は控える。しかし、女性同伴での公費出張や民間業者に慰謝料支払いの肩代わりをさせたことは絶対にない。
 
 恐喝の疑いで逮捕 加茂署 /岐阜
1999.03.12 名古屋地方版/岐阜 

  加茂署は十一日、八百津町八百津、刺しゅう加工業A容疑者(四九)を恐喝の疑いで逮捕した。

  調べでは、A容疑者は二月十九日、探偵社の調査員を名乗って加茂郡内の主婦(四一)を関市内のスーパーに呼び出し、不倫の口止め料として現金二百五十万円を脅し取った疑い。

  主婦が二月末、同署に届けた。A容疑者が現金を脅し取った際、主婦に渡した調査書に付いていた指紋からA容疑者を突き止めた。
 
 不倫相手離婚せず無理心中 中国・河南省の副市長、銃使い
1999.01.20 東京朝刊

  【北京19日=鈴木暁彦】中国河南省駐馬店市の陳桂玲副市長(三六)が今月初め、不倫相手の既婚男性を警官から借りた短銃で射殺した後、自分の頭を撃って自殺した。十六日付の北京青年報が伝えた。お互いに再婚を誓って、副市長は昨年六月に離婚したが、男性は離婚せず、思い余って殺したらしい。

  陳副市長は、中国人民銀行(中央銀行)の同省遂平県支店の支店長から副市長に抜てきされた。不倫相手は以前、仕事で知り合った中国工商銀行河南省支店の幹部で、四年越しのつき合いだった。男性も妻に離婚を申し入れたが、「過去をすべてぶちまけてやる」と言われ、断念していた。陳副市長は五日、相手を殺し、翌日自殺した。

  中国では改革・開放政策がとられた後、経済力の上昇や意識の変化で、不倫や離婚が増えている。
 
 交際ラインに危うさも 女性「簡単に金になる」 伝言ダイヤル事件
1999.01.09 東京朝刊 

  携帯電話の伝言ダイヤルを利用した女性たちが薬物を飲まされて気を失い、放置されて凍死するなどの事件が相次いだ。見ず知らずの男女が一本の電話でたやすく接近できる「出会い」の場が、一変して犯罪の舞台になった。十年以上も前から利用されてきた伝言ダイヤルだが、風俗業者の参入や「援助交際」の温床になっているとの批判もある。メッセージを録音して「出会い」を求める人たちのすそ野は、危うさをはらみながら広がっている。

  携帯電話による伝言ダイヤルの「仲間募集」コーナーには、八日夕、東京地区だけで約百件のメッセージがあった。

  「夜、池袋で遊べる人」「きのうも入れたけどいい人いなかった。年上は大好き」……。異性の交際相手を求める内容が多い。

  会社員の男性(二二)は、「メール友達募集」の伝言を入れた。上京したばかりで周囲に知人がいない。この日は返事がなかった。会話に自信がないから「メール友達」に限っている。

  一年前から伝言サービスを時々使う。同年代の女性と知り合い、ドライブしたこともある。「以前から、悪意がある利用者はいるだろうと思っていた。でも、危険そうな相手だったら帰ればいいのに」

  若者が集まる東京・渋谷で聞いた。「先輩が、男からお金をもらえるからって、伝言ダイヤルを使った話を聞いた」と、神奈川県内の女子高校生(一七)。自分はかけたことがない。「伝言ダイヤルは、電話番号とか教えなくちゃいけない。テレクラの方が簡単」

  仕事で京都から上京していた少年(一七)の知人の風俗産業の女性(二四)も、伝言ダイヤルを使う。その女性は「おっちゃんと会って、簡単にいいお金になる」と話していたという。

  「中学の時、おもしろ半分にテレクラに電話をかけたことはある」と話すのは、都内の女子高校生四人のグループ。「年格好を聞かれて会う約束をしたけど、待ち合わせ場所の近くで、どんな人が来るか見ていた」。中年の男が来たという。

  一九九六年、東京都が都内の中高校生約千三百人を調査したところ、四分の一に伝言ダイヤルやテレクラなどの利用経験があった。

  ○薬物や性犯罪の「温床」

  異性間の交際や会話の機会を提供する伝言ダイヤルやテレホンクラブなどの「電話網」の普及が、中高校生らがからむ犯罪の温床になっていると警察庁は指摘する。特に覚せい剤や向精神薬などの薬物汚染や性犯罪に巻き込まれるケースが目立つという。

  北海道警が昨年三月、覚せい剤取締法違反容疑で摘発した女子中学三年生は、テレホンクラブを利用して知り合った男性から覚せい剤と注射器をもらい、中学校トイレで乱用していた。

  同月、警視庁が摘発した児童福祉法違反事件は、女子高校生がテレクラで知り合った無職の男性にホテルに連れ込まれ、「おれはやくざだ。援助(交際)狩りをやっている」などと脅され、わいせつな行為をされたうえ、様子を撮影され、裏ビデオ販売業者らに流されていた。

  昨年四月、宮崎県警が窃盗容疑で摘発した女子高校生二人は、テレクラで知り合った団体職員と民宿に行き、団体職員が入浴しているすきに現金約五万円を盗んで逃げていた。

  警察庁によると、テレクラや伝言ダイヤルなどの業者は、全国で九三年に千五百四十業者、九四年が千八百六十九業者。九五年から二千業者を超えるなど増え九七年には、二千九百二十八業者と三千業者近くにまで伸びてきている。それを裏付けるように少年たちが巻き込まれた犯罪も増え、九四年から摘発者は毎年一千人を超えている。

  昨年春、大蔵省から公団に出向していた男性や高校教諭らが覚せい剤取締法違反容疑で警視庁に逮捕された。話し相手欲しさに伝言ダイヤルで知り合った男性から覚せい剤の入手方法を教えてもらったという。

  ○付き合い求ム 掲示板に殺到

  神奈川県の事件で使われたのは、携帯電話からの伝言ダイヤルだった。風俗業者による経営ではなく、「サークル活動」「友だちづくり」を目的にしている。携帯電話会社が、伝言ダイヤルのサービス業者と契約し、利用者が支払った通話料の一部を業者に渡す仕組みになっている(図)。

  ある大手の携帯電話会社の場合、二年前からサービスが始まった。現在、契約する九業者が十三種のサービスをしている。全体で一日約二万件の利用があるという。暗証番号を知らないと使えないサービスもあるが、だれでも聞ける「掲示板」には、交際の糸口を求めるメッセージが多数、録音されている。

  ある業者は、一日二、三百件のすべてを事前に審査し、例えば不倫や薬物の売り買いを求める伝言は公開していないと言い、「性風俗系のサービスと混同されるのは心外だ」と話す。

  ○携帯からの利用急増

  「出会い」の場を提供するのは、伝言ダイヤルのほか、二人が同時に通話するツーショットダイヤル、三人以上で通話できるパーティーラインなどがある。

  NTTが伝言ダイヤルを始めたのは八六年。さらに八九年から始めた情報料徴収代行システムの「ダイヤルQ2」を利用し、さまざまな情報提供業者が参入した。

  こうしたなかで、Q2の成人向けサービスを子供が利用するなどの社会問題が起き、NTTは九一年に倫理規定を設けた。不特定の男女間の通信の媒介を目的とする番組を打ち切ったり、成人向けサービスを制限したりした。

  しかし、青少年が伝言ダイヤルやテレホンクラブを利用する傾向は広がる一方となり、「援助交際の温床になっている」と社会批判を招き、規制の動きが強まった。

  警察庁によると、こうした業者の広告の規制や営業の届け出を義務づける「テレクラ条例」が、九七年に制定した東京都を含む四十六都道府県にある。だが、この一、二年、携帯電話の大衆化が急速に進み、携帯電話からの伝言ダイヤル利用が大きく伸びている。

  伝言ダイヤル用機器を販売する業者は「条例で規制されたため、風俗産業系の伝言ダイヤルは減ってきたが、代わって増えてきたのが携帯電話系だ。広告にアダルト色はなく、健全そうにみえるが、実際には、風俗系を利用していた層が大量に流れ込んでいるのではないか」と話す。

  ○「使う人の人間性問題」 塚田IDO社長見解

  電気通信事業者協会の塚田健雄副会長(日本移動通信=IDO=社長)は八日、年頭記者会見で「伝言ダイヤルや携帯電話が事件の一因になっているような印象を持たれているが、使う人の人間性が最大問題だ」と話した。伝言ダイヤルなど匿名性を持つ通信サービスに対する規制強化論について、塚田副会長は「通信ネットワークが事件を起こしているような議論は、自動車があるから事故がおきるとか、道路を整備するからスピードの出しすぎになるとかいう議論と変わらない。機械やシステムの利便性をどう使うかは、本人の自覚に期待するしかない」と述べた。
 
  女性に乱暴、懲役6年判決 富山地裁 /富山
1998.12.16 東京地方版/富山 

  不倫関係にある女性の弱みにつけ込んで乱暴したとして、強かんの罪に問われた富山市城村、元自動車運転手A被告(五〇)に対する判決公判が十五日、富山地裁であり、米山正明裁判長は「巧妙、かつ悪質な犯行だ。被害者が受けた肉体的、精神的な苦痛は計り知れない」として、懲役六年(求刑懲役七年)の実刑を言い渡した。
 
 不倫で悩む人健康?不健康? 粥川裕平(ストレス手帳) /愛知
1998.12.12 名古屋地方版/愛知 

  超大国の大統領も「不適切な関係」で危うくなる時代である。配偶者に「バカタレ」と言われて愛想をつかされるだけですめば、大いに感謝すべきなのだろう。

  不倫をした本人が、板挟みの葛(かっ)藤(とう)で不眠や憂うつになって来院することがある。「苦しむぐらいなら不倫をするな」と言いたいのだが、ことこの問題では途端に制御不可能に陥る人がいるのが現実だ。

  なぜ現代に不倫が多いのか。精神科の同僚が立てた仮説がある。「現代社会は地位や名誉への階段が確立されていて、高校生くらいでほぼ先が見える。職に就いて求める冒険やスリルは、不倫くらいしかない」という見方だ。

  不倫には構造的・持続的なものもあるが、多いのは機会性・一過性のものだ。仕事などがうまくいって気分が高揚しているとき、逆に心にすきまが出来たときが危ない。

  映画『危険な情事』(一九八七年)は、仕事が好調で、一度か二度の遊びのつもりが、取り返しのつかない事態を招くケースを描いている。

  自分は一度きりと思っても、相手は違う。マイケル・ダグラスが演じる弁護士は、その代償に自分と家族に降りかかる危険と悪戦苦闘する。グレン・クローズがホラー映画並みに怖い女を演じる。見れば不倫の恋も冷めそうだ。

  『失楽園』や『マディソン郡の橋』に共感する人も多いという。しかし、不倫は日常から逸脱した領域だ。それぞれの状況によってわき出すほんのわずかな羨(せん)望(ぼう)、嫉(しっ)妬(と)、憎悪、敵意などが、一気に破壊的行動に直結しやすい。そういう危険領域なのである。

  不倫されて妻が怒るのは、健康な反応だ。ところが夫の不倫は、自分が至らなかったからだと落ち込む人もいる。不倫は、してもされてもストレスがたまるので、不倫しかえすのも逆効果だ。

  落ち込んで来院する不倫の当事者に、どう応対するべきか。悩む人と悩まない人、どちらが健康なのかと考え込んでしまう。
 
 「不倫暴く」と730万円を恐喝、容疑の男性逮捕 八幡署など/京都
1998.11.07 大阪地方版/京都 

  府警捜査一課と八幡署は六日、不倫を暴くと脅して八幡市内の男性(七六)から現金七百万円余りを受け取ったとして、精華町祝園正尺、無職A容疑者(五二)を恐喝などの疑いで逮捕した。

  調べでは、同容疑者は男性が、かつて同僚だった女性(四三)と交際しているのを知り、「家族にばれてもいいのか」などと迫り、九月中旬から十月下旬の間に七回にわたって現金各三十万―三百万円、計七百三十万円を脅し取った疑い。女性の行方がわからなくなっているため同容疑者と女性との関係について調べている。

 
 不倫相手の女性殺害、冷凍庫に 殺人容疑など男性逮捕 立山町/富山
1998.09.22 東京地方版/富山 

  交際していた女性を殺害、死体を捨てたとして上市署は立山町五百石、青果酒類販売業A容疑者(四四)を殺人、死体遺棄の疑いで二十日夜、緊急逮捕した。調べでは、同町瀬戸新、洋服店アルバイトhさん(当時三五)と三年ほど前から交際していたが、八月下旬の夜、関係の清算を持ち出されたことにかっとなり、車内で絞殺、死体を自宅近くの倉庫にある業務用大型冷凍庫に隠した疑い。hさんの家族から捜索願が出され、同署がA容疑者に事情を聴いたところ犯行を認め、供述通り冷凍庫から凍った死体が見つかった。同署は二十一日、捜査本部を設置し詳しい動機について追及している。

  「二人の関係を清算したい」と結婚を迫ったhさんにA容疑者は「妻子ともうまくいっている。(君とも)別れられない」。同署のこれまでの調べでは、この口論が殺人事件まで発展してしまった。

  二人が出会ったのは約三年前、A容疑者が病気のいとこに代わってアイスクリームなどの配達をするようになり、配達先で顔を合わせ、付き合い始めたという。

  hさんの死体が見つかった冷凍庫はもともと、いとこが氷やアイスクリームの小売店を開いていた際に使っていた。いとこが体を壊したのを機に、A容疑者が引き継いだ。かぎは、同容疑者しか持っていなかったという。

  町の外れにあるhさんの自宅には、悲報を受けた親せきが駆けつけた。三人姉妹の長女。性格は物静かで、笑顔がきれいな女性だったという。何度か縁談も持ち込まれたが、「まだ早い」と断った。親せきの一人は「おとなしいと思っていたのに、まさかこんな事件になるなんて」と驚きと悲しみを隠しきれなかった。近所の人らも「いいお嫁さんになれたのに、残念です」と表情を曇らせた。

  A容疑者が経営する商店は、上市署の本格的な事情聴取が始まった十八日ごろから、シャッターが閉まったままだった。家人は「屋根の修理をするため」と説明していたという。

  同容疑者は近所では働き者で通っていた。休日も朝から晩まで働き、先代の商売を大きく広げた。「よく働いて、家族も大切にしていた。理想的なお父さんだった」という。

  調べに対して、同容疑者は「取り返しのつかないことをしてしまった」と話しているという。
 
 不倫相手の夫を殺害 懲役11年判決 横浜地裁 /神奈川
1998.09.08 東京地方版/神奈川 

  不倫相手の女性の夫(当時四七)を鉄アレイで殴って殺害したとして、殺人の罪に問われていた横浜市鶴見区豊岡町、会社員A被告(四三)に対する判決公判が七日、横浜地裁であった。中西武夫裁判長は「残虐な犯行で、被告が不倫関係を続けていたことが原因」として、A被告に懲役十一年(求刑同十三年)の判決を言い渡した。

  判決によると、A被告は五月九日午前三時二十分ごろ、自宅を訪ねてきた近くに住む会社員から、会社員の妻との不倫をなじられたことなどに腹をたて、頭を鉄アレイで殴って死亡させた。
 
 恐喝事件の容疑者ら2人、新たに強殺容疑 宮崎県警捜査本部【西部】
1998.07.10 西部夕刊

  宮崎県警捜査一課と宮崎北署は十日、恐喝容疑で逮捕した住所不定の運転手A容疑者(五四)と、同罪で起訴された同県高原町の建設作業員B被告(四四)が昨年四月、宮崎市内に住んでいた仕事仲間の男性(当時四九)を静岡県内で殺害し、現金一千万円などを奪ったと供述したことから、強盗殺人・死体遺棄事件として合同捜査本部を設置した、と発表した。容疑が固まり次第、再逮捕する方針。

  調べでは、殺害されたとみられるのは、昨年二月ごろから行方不明になっていた宮崎市天満二丁目の型枠大工、iさん。

  二人は昨年四月中旬ごろ、「東京へ行こう」と誘い出したiさんを静岡県熱海市の山中で口と鼻をふさいで殺し、遺体をがけ下に捨て、持っていた現金百数十万円と銀行の預金通帳を奪い、東京都内の銀行で約一千万円を引き出した疑いが持たれている。遺体は間もなく見つかり、静岡県警が捜査していた。

  二人は昨年四月、「不倫をばらす」などと言って宮崎市内の女性(四九)から現金百万円を恐喝した事件で、今年六月までにそれぞれ逮捕された。B被告宅の捜索などでiさんの預金通帳が見つかり、関連を調べていた。
 妻の不倫相手を殺害 容疑の会社員を逮捕 越谷署 /埼玉
1998.07.05 東京地方版/埼玉

  越谷署は四日、越谷市赤山町三丁目の会社員A容疑者(三八)を殺人容疑で現行犯逮捕した。調べではA容疑者は、四日午前八時四十五分ごろ、同市七左町七丁目の路上で、岩槻市城南二丁目の会社員kさん(二九)の乗用車に自分の乗用車をぶつけて停止させ、持っていたナタをkさんの首に切りつけて殺した疑い。A容疑者の妻(三五)はkさんと会社の同僚で、不倫関係にあったという。この時も妻はkさんの車の助手席に乗っていたという。
 
 不倫願望はウソ?「したくない」8割 既婚女性400人に聞きました
1998.06.19 東京朝刊 

  不倫ブームはウソ?--結婚情報サービス会社が二十-五十歳代の既婚女性四百人に調査したところ、約八割は「不倫願望」をもっていないことがわかった。ただ、七割弱が「生まれ変わったら同じ相手と結婚したくない」と回答するという矛盾した結果も出た。

  調査したのは、結婚情報サービスを提供するオーエムエムジー(大阪市北区)。今年三月、首都圏・阪神圏に住む、二十-五十歳代の既婚女性四百人を対象に実施した。

  それによると、八〇・三%が「配偶者以外の男性と恋愛したくない」と答えた。その理由として最も多かったのが「配偶者を裏切りたくない」(五三・三%)。「面倒くさい」(四三・〇%)「愛しているから」(三七・四%)などが続いた。また、年代が上がるにつれ「浮気は絶対にいけない」と考える傾向があることもわかった。

  一方、七六・八%が相手に満足しているのに、六七・六%が「生まれ変わったら今の配偶者と結婚したくない」と回答、やや矛盾した考えを持っていることがわかった。

  今回の調査結果について、同社の担当者は「やはり現在の平穏な家庭を維持しておきたい、という気持ちがあるのだろう。しかし一方にある、『来世にはもっといい相手がいるかも』という漠然とした希望が、こうした(矛盾した)結果につながったのではないか」と話している。
 
 不倫 自由恋愛去り、「家」が妻の性関係縛る(性愛にみる中世:下)
1998.06.16 東京夕刊

  私たちの多くは、既婚者が配偶者以外の異性と愛を交わす行為を良くないことと考えている。芸能人の「不倫」がスキャンダルになるのも、こうした倫理感覚が根底にあるからだろう。だが、平安時代の初めまでは、不倫という考え方自体が存在していなかった。

  ○女性からプロポーズも

 清泉女子大学非常勤講師の関口裕子さん(日本古代史・女性史)によると、日本古代の恋愛の特徴は、恋愛感情がそのまま性関係へと進む点にある。「性関係を持つことは、さらに結婚へとつながった。古代では、恋愛・性関係・結婚という三者の境界が、当事者の間ではかなりあいまいだったようだ」。ただし結婚の成立には周囲の承認を必要とした。

  当時は、「好きな間は一緒に暮らし、きらいになったらすぐに別れる」という「対偶婚」が基本だった。女性の側から求婚することもめずらしくない。『丹後国風土記』の逸文「浦嶼子条(うらしまこのじょう)」には、「をとめ(神女)」が嶼子にプロポーズをする場面がでてくる。男性も女性も原則として結婚相手は自分の意向で選ぶことができ、性交渉には両性の合意が必要とされた。

  古代の性愛に見られたもう一つの特徴は、夫や妻が配偶者以外と性交渉を持つことが禁じられていなかった点だ。『万葉集』には、ある男性が人妻に対して、結婚相手や性交渉を持った相手を呼ぶ「妹(いも)」という名で呼びかけている歌がある。「少なくとも九世紀までは、妻の性は夫以外の男性に対しても、必ずしも閉ざされていなかった」と関口さんはいう。

  ○夫婦の不平等感強まる

 それが大きく変容するのは、十世紀初めごろのことだ。関口さんや早稲田大学非常勤講師の服藤早苗さん(女性史・ジェンダー史)の研究によると、貴族の階層ではこのころ家父長制が定着し始め、「家」という意識が生まれつつあった。家の構成員は、すべて家父長(夫)の支配下に置かれ、その決定に従うようになる。この結果、恋愛関係が結婚へとつながる、古代のような形の恋は崩壊してしまう。

  さらに、結婚の形式も「対偶婚」から、一人の夫に一人の妻(および複数の妾<めかけ>)が従う「単婚」へと変化する。継続性もつよくなり、娘の結婚相手は父親が選ぶようになった。

  最も大きな変化は、夫には引き続き妻以外の女性との性交渉が許されていたのに、妻の性関係が限定されるようになった点である。なぜ妻の性だけが閉ざされたのだろう。

  「家」の成立は、それに付属する地位や土地など、継承すべき財産を生みだした。そのため、跡継ぎの重要性が認識されることになる。より確実に、家父長の血をひく跡継ぎを残すという必要から、妻の性は閉ざされた可能性が高い。

  その結果、妻の不倫を責める「姦通(かんつう)」という概念も生まれる。十世紀の『後撰(ごせん)和歌集』には、「神無月のついたち頃、妻のみそか男したりけるを見つけて」という記述がでてくる。「みそか男」とは「間男」のことだ。

  「このような言葉が生まれたことは、人妻の性関係が新たな表現を必要とするような、新たな社会関係が生じたことを意味している」と関口さんはみる。

  妻が姦通をした場合、夫は離婚することができた。『今昔物語集』には、夫が姦夫を殺害しようとするくだりがあり、庶民の間では姦通相手の殺害が容認されていたらしい。

  中世になると、男女の性愛観にも違いが現れた。服藤さんによると、たとえば十一世紀に、当代一流の学者だった藤原明衡(あきひら)が記した『新猿楽記』には、性欲がおう盛な六十歳の妻が登場する。妻は夫が相手にしてくれないことをうらんで、性愛の神様を信仰し、性愛の祭りなどにかかさず参加する。その様が、からかうような調子で描かれている。

  服藤さんは「一定の年齢になると、夫が妻との性関係を断つ『床去り』のようなこともあったのではないか。男性の場合、年を取っても性能力を維持していることが高く評価されていたのに比べると、あまりに不平等で差別されている印象を受ける」と指摘する。

  ○女性器の呼称が禁句に

 中世に入って生じた、このような性の不平等は、男女の性器の呼称にも反映されている。関口さんによると、古い時代には、女性性器は「体の大切な所」という意味で「ホト(秀処)」と呼ばれていたらしい。さらに九世紀ごろの文献には「マラ(男性器)」「ツビ、クボ(女性器)」などという言葉が出てくるが、これらの呼称は、当時はごく普通に口にされるものだった。

  しかし「家」が生まれると、こうした直接的なよび名はほとんど文章に記されなくなり、中でも女性性器の呼称を禁句とする傾向が強まるという。

  関口さんは「女性の性器の呼称が卑しいものとされ、人前で口にできなくなったのは、家父長制の成立以降、女性の性が男性の従属下におかれ、その欲望の対象でしかなくなってしまったからだと思う」と語る。

  男は老いてなおたくましく、女はひたすらつつましく……。性愛に関する、このような不可思議なイメージは、平安時代中期にその根がはぐくまれた可能性が高い。
 
 男色 院政期の貴族に大流行、引き立て期待(性愛にみる中世:上)
1998.06.15 東京夕刊 

  王朝文化がらん熟期を迎えた平安時代は、性愛に関する常識が大きく変化した時期でもある。当時はごく一般的な風習だった「男色(なんしょく)」と、妻の性が閉ざされた結果生まれた「不倫」をキーワードに、中世の人々の性意識を探る。

  (宮代栄一)

  ゲイの人が自らの同性愛を告白する「カムアウト」が近年、頻繁になっている。しかし、中世の貴族にとって、男性同士が愛を交わす「男色」はごく当たり前の習慣だった。

  東京大学教授の五味文彦さん(中世史)によると、平安後期の院政期には、上皇を始めとして宮廷貴族の大半が男色の関係にあったという。左大臣藤原頼長の日記『台記(たいき)』を手掛かりに、その背景を探ってみよう。

  五味さんの研究では、頼長が関係していた男性は、源頼雅、藤原忠雅、藤原為通といった貴族ばかり七人。頼長には八歳年上の妻と三人の妾妻(しょうさい)がおり、今でいう「バイセクシュアル」だったと思われる。

  日記の内容は赤裸々で、「この夜、初めて成雅朝臣と通じた」とか、「ある人(三位の衛府)にお目にかかり、ついに本意を遂げる。喜ぶべし喜ぶべし」といった記述があちこちに見られる。祈祷符(きとうふ)までもらって恋の成就を祈ったり、思いを伝える文を交わしたり、男女の恋愛と少しも変わらない。

  もっともこの裏には、「男色を通じて懇意になり、相手に引き立ててもらおう」といった、政治的な思惑もあったようだ。事実、頼長は、鳥羽上皇の近臣として勢力を誇っていた藤原家成の一門に、集中的にモーションをかけている。

  ○一般化は十一世紀以降

  やがて、これらの男色関係は、武家である源氏や平氏にまで広がり、院政期の政治は上皇の男色関係を軸にして動くという、今からみると不思議な状況を生み出すことになった。

  男色の風習は、いつごろ始まったのだろうか。七二〇年に成立した『日本書紀』に、それらしい記述が見られるが、京都精華大学助教授の田中貴子さん(国文学)は、「一般化したのはおそらく十一世紀以降でしょう。寺院における稚児の存在が大きかったと思われます」と話す。

  稚児とは僧の身のまわりの世話などをしていた少年で、十二歳から十六歳くらいまで。中でも「上童(うえわらわ)」と呼ばれる童子には、公家や武家の出身者が多く、僧に学問を学ぶかたわら、性愛の相手もつとめた。

  稚児は髪あげをしていないために、髪が長く、それが魅力の一つであった。「稚児物語」と呼ばれる中世の物語の中には、髪の美しさをたたえた記述が見られる。

  「稚児は女性を模倣した存在ではないし、男性そのものでもない。自らがかかわる相手によって性が変化する中性的なジェンダーだったといえる」と、田中さんは指摘する。

  中世の説話などで、稚児は神仏の化身、僧を真の発心へと導く聖なる存在として描かれている。このようなストーリーを語ることで、僧は稚児との性愛を正当化していたと考えられるという。

  ○自殺した小者・愛満丸

  問題は稚児が、僧に従属して常に犯される、受動的、隷属的な存在であったことだ。たとえば謡曲「花月」には、人身売買に等しい形で僧に売り渡され、稚児として身柄を拘束される少年がでてくる。

  また、興福寺大乗院尋尊の日記『大乗院寺社雑事記』には、十五歳で尋尊の小者として召し抱えられた愛満丸という少年が登場する。低い階層の出身で、尋尊は引き取る際に「その人身の一切を所有する」という身曳状(みびきじょう)を彼の父親と取り交わした。京都橘女子大学教授の細川涼一さん(中世史)は、「事実上の人身売買だった」とみる。愛満丸は尋尊のちょう愛が過ぎたあまり、出家も元服もしないまま二十六歳まで童形のまま過ごし、二十八歳で自殺した。

  稚児をめぐるいさかいも珍しくなかった。細川さんによると、鎌倉時代の僧、解脱房貞慶が定めた南山城海住山寺(かいじゅうせんじ)(京都)の五カ条の起請文には、稚児のことが原因で、僧同士が悪口を言ったり無礼を働いたりすることへの懸念が記されている。稚児が殺されることもあったようだ。

  ○不浄だった男女の性交

  なぜこれほどまで、中世に男色がはやるようになったのか。稚児に関するかぎり、女人禁制の寺院という特殊な環境の結果ともいえそうだ。

  早稲田大学非常勤講師の服藤早苗さん(女性史・ジェンダー史)は、より一般的には、「当時、男女の性交を不浄なものとする意識が生まれていたから」と推測する。

  服藤さんによれば、九世紀ごろを境に貴族社会には、死のけがれや女性の血のけがれ(月経)を嫌う意識が広がり始め、十二世紀ごろにほぼ定着した。「その中で、けがれのない男性同士の性愛を好む傾向が生まれたのではないか」という。

  男色が流行した院政期は、家の制度が確立した時代である。一方で、「それまでの摂関時代にみられた、『有力貴族のもとに嫁ぎ、後継ぎを生む』という女性の生き方に疑問が生まれ、それが物語の主題にもなった時代だった」(田中さん)。多様化した価値観は、やがて男女のセックスとジェンダーにもゆらぎを生みだす。その結果が、男色の流行だったのではなかろうか。

  現代人が常識と考えている性愛への認識もまた、社会的、文化的なゆらぎの中で変容してきた。中世の男色は、そのことを私たちに教えてくれる。
 
 夫が不倫、慰謝料請求したい 松重君予(ここが知りたい)
1998.06.06 東京夕刊 

  <Q> 結婚して五年になり、二人の子に恵まれ、平凡な家庭生活に幸せを感じていました。ところが、最近になって夫が私の友人と不倫していることがわかりました。夫は「単なる浮気だ」と言ってひたすら謝り、やり直しを求めています。私は、夫を信じ切れないので、離婚して夫に慰謝料を払ってほしいと思っていますが、応じないときはどうすればよいでしょうか。また、友人を許せないので、私はもちろん、子供にも慰謝料を請求させたいのですが……。

        *

  回答者 松重君予

  <A> 法律に基づいて婚姻した以上は、夫婦はお互いに貞操義務を負うのは当然です。夫または妻が他の異性と不貞な関係をもつことは、婚姻の破たんの原因となる重大な背信行為であり、民法では不貞を裁判上の離婚事由の一つとして定めています。夫が離婚に同意し、子の親権者を決め、慰謝料や財産分与などについても話し合いがつけば、協議離婚ができます。しかし、夫が応じない場合には、家庭裁判所に調停を申し立て、それでも解決に至らない時は、さらに地方裁判所に訴えを起こさなければなりません。

  不貞は夫婦としての義務違反であり、相手に精神的苦痛を与える加害行為でもあります。民法には、故意または過失により他人に損害を与えた者は、その損害を賠償しなければならないとする不法行為責任が定められています。夫婦間でも違法に相手に損害を与えれば不法行為となります。不貞あるいは暴力などにより婚姻の破たんを招いた場合は、相手に対し、それによる精神的損害を賠償しなければなりません。一般的に慰謝料とは、このような精神的苦痛に対する賠償金のことをいいます。

  さらに、友人が夫と不倫な関係を持ち、夫の不貞に加担し、あなたの権利を侵害した行為は、不法行為となりますので、あなたは、友人に対しても慰謝料請求をすることができます。

  しかし、子から父の不貞の相手に対する慰謝料の請求は、原則として認められません。子にとっても父母の離婚は家庭的に不幸な結果です。実際には離婚後は父子の交流がなくなり、父が子供の養育料を支払わない場合も多く、子に愛情面、経済面の不利益をもたらしています。しかし、法律上は父母が離婚しても、親子の関係は切れず、父は子に対し扶養義務があり、子が父の愛情と監護教育を受けることは可能だと考えられ、不貞は子に対する権利侵害とはみなされないからです。

  慰謝料は、婚姻年数、破たんに至る経緯、精神的苦痛の程度など諸事情を考慮して総合的に判断して算定されます。その請求は夫に対しては離婚成立時から、不貞の相手方に対しては不貞の時から三年以内にしないと時効で消滅します。

  また、夫に対しては、婚姻後夫婦協力して取得した預金や不動産などの財産があれば、通常はその二分の一の分与を請求できます。財産分与請求権の時効は、離婚成立から二年です。(弁護士)
 
 不倫、離婚のハードル低く 変わる愛の形 朝日新聞社定期世論調査
1998.01.01 東京朝刊 

  実態の反映なのかどうかはさだかではないが、昨年は「不倫」にまつわる小説が売れ、映画やテレビドラマもヒットした。一方、若いカップルも、熟年のカップルも、以前に比べて離婚のハードルがずいぶん低くなってきた。男と女の関係は今、どのように変わろうとしているのか--朝日新聞社は一九七八年から毎年十二月に定期国民意識調査を行っている。ちょうど二十回目の今回は「男と女」を主テーマに取り上げた。一部は日米共同調査で、男女の愛、結婚生活のあり方、男と女が互いに何を求めているか、などを探ってみた。(質問と回答につく数字は%。0は四捨五入で1に満たないもの)

  ○不倫 女性も40代以下は寛容 「許されることも」過半数

  ◆男女の不倫の関係が、小説、映画、ドラマなどで盛んに取り上げられています。あなたは、結婚している人が、配偶者以外の人と恋愛することについて、どう思いますか。どんな場合でも許されないと思いますか。許されることもあると思いますか。

  【日本】

  どんな場合でも許されない  48

  許されることもある     45

  その他・答えない       7

  【米国】

  どんな場合でも許されない  76

  どちらかといえば許されない 11

  どちらかといえば許される   9

  許される           3

  その他・答えない       1

  ◆【日本】もし、好感の持てる人から不倫の交際に誘われたら、あなたは心が動くと思いますか。心が動かないと思いますか。

  心が動くと思う    34

  心が動かないと思う  56

  その他・答えない   10

  【米国】もし、好感の持てる人から不倫の交際に誘われたら、あなたはどの程度誘いに応じると思いますか。

  積極的に応じる     5

  ある程度応じる     9

  あまり応じない    17

  全く応じない     67

  その他・答えない    2

  ■不倫の誘いに心が動くか(数字は%)

  動くと思う     男性  女性

  20~24歳    54  34

  25~29     54  32

  30~34     56  34

  35~39     64  25

  40~49     52  28

  50~59     50  19

  60~69     39   6

  70以上      27   7

   *

  不倫について、日本では「どんな場合でも許されない」は男性45%に対し女性51%。「許されることもある」が男性49%に対し女性42%。男性の方が、より寛容だった。女性でも四十代以下は寛容な傾向があり、二十代の58%、三、四十代も50%以上が「許されることもある」と答えた。

  米国では不倫の関係を持つことは「どんな場合でも許されない」が、すべての年齢層で70%を超え、日本との違いが際立った。

  「好感の持てる人から不倫の交際に誘われたら」との問いに、日本では男性の48%が「心が動くと思う」と答え、女性の22%を大きく上回った。「心が動かないと思う」は、男性44%、女性67%。男性は二十代-五十代の半数以上、女性は二十代-三十代前半の三分の一が「心が動くと思う」と答えた。不倫が「許されることもある」とした人のうち、49%が「心が動くと思う」と答えた。

  米国では、誘いにどの程度応じるかを聞いた。「応じる」は男性21%、女性7%。「応じない」は「あまり応じない」を含めて男性77%、女性90%だった。

  日米の大きな違いについて、作家の林真理子さんは「アメリカでは不倫、離婚というものは極めて現実的であり、何とかそれを回避しようとするメカニズムが働くし、これにピューリタン的要素が加わる。それだからこそ、不倫を軽々しく肯定したりしないのがアメリカ人。それに対して日本人というのはもっとお気楽だ。小説やドラマに影響され、ぼんやりと不倫というものにあこがれてみたりもする」と分析している。

  ○離婚 熟年層に肯定派増加 60代でも半数を超える

 ◆結婚相手とうまくいかないときは、離婚してもよいと思いますか。そうは思いませんか。(カッコ内は88年の調査結果)

  【日本】

  離婚してもよい   (45)61

  そうは思わない   (45)31

  その他・答えない  (10) 8

  【米国】

  全くそう思う        32

  ある程度そう思う      32

  あまりそう思わない     17

  全くそう思わない      18

  その他・答えない       1

  ◆子供のいることが夫婦の仲をつなぎとめるという意味で、「子はかすがい」ということわざがあります。あなたは、その通り「子はかすがい」だと思いますか。そんなことはないと思いますか。

  その通りだ     72

  そんなことはない  23

  その他・答えない   5

  ◆子育てを終えたことや、夫の定年などをきっかけに別れる、いわゆる熟年離婚が目立っています。あなたは、これから熟年離婚をする夫婦は増えると思いますか。そうは思いませんか。

  増えると思う    69

  そうは思わない   23

  その他・答えない   8

    *

  今回調査では「離婚してもよいと思う」が「そうは思わない」の二倍。一九八八年の調査では五分五分だったのだから、大きな変化といえる。

  八八年に「よいと思う」が半数を超えたのは、二、三十代の若い世代だけだったが、今回は二十代から五十代までの層で軒並み60%を超え、六十代でも53%。特に二十代から三十代にかけての女性と三十代の男性では「離婚してもよいと思う」が七割を超えた。

  地域別に見ると、東京都で離婚肯定が71%と高く、職業別では事務職層の67%が最も高い。離婚を否定する答えが肯定より高かったのは、七十歳以上の男女や農林漁業者層など。

  この質問では、日米の違いはあまり出なかった。

  九六年には、実際の離婚件数も一八九九年に現在のような統計を取り始めて以来、最高を記録した。結婚して二十年以上たつ夫婦の「熟年離婚」も過去最高となり、離婚全体の16%を占めた。

  熟年離婚はこれからも増えると思うか、という問いには69%がそう思うと答えた。三十代後半と四十代の男性は、ほぼ八割が「増えると思う」と予想した。

  「子はかすがい」だと思っているかどうかでは、72%が「その通り」と答えた。結婚していない人では60%と数字は低いが、結婚している人では「その通り」が75%に。特に三十代後半の男性は82%にもなっている。

  ○ダイアナさん エイズ救済などに共感

  ◆八月に、イギリスのダイアナ元皇太子妃が亡くなりました。あなたは、ダイアナさんの生き方で、共感を覚えたところがありますか。あるとすれば、一つだけあげて下さい。(回答カードから一つ選択)

                        日   米

  自分に正直に生きた            29  11

  不幸な結婚生活に耐えようとした       7   7

  地雷禁止、エイズ救済などの運動(米国では

 「人道主義的活動」)に貢献した      30  56

  美しさ、親しみやすさで人々を魅了した   15  12

  共感できるところはない          13  12

  その他・答えない              6   2

    *

  日本では「地雷禁止、エイズ救済などの運動に貢献した」「自分に正直に生きた」が並んだ。米国では前者が「人道主義的活動」と抽象的な言い回しになっているが、個人としての生き方よりも社会性がより重視されるのか、こちらの方が然多く、過半数だった。

  「自分に正直……」は三十代前半の女性では51%に達した。「不幸な結婚生活に耐えようとした」は六十歳以上では一割を超える。

  ○聖子さん 若い女性ら「自由でよい」

  ◆芸能界でいろいろと話題になった、歌手の松田聖子さんが離婚をし、子供を引き取って芸能活動を続けています。あなたは松田聖子さんの生き方は、自由でよいと思いますか。そうは思いませんか。

  自由でよい     35

  そうは思わない   54

  その他・答えない  11

    *

  「自由でよい」は、七十歳以上では16%だが、年齢が下がるにつれ高くなり、二十代では五割を超える。特に二十代前半の若い女性は64%が「自由でよい」。この世代は聖子さんが「ぶりっ子」といわれた時代を知らない人が大半だろう。

  ○援助交際 40代以上は「親の責任」

  ◆援助交際という言い方で、一部の女子中高生が大人の男性とデートをしてお金などをもらい、時には売春までしています。あなたは、このことは大きな社会問題だと思いますか。それほどではないと思いますか。

  大きな社会問題だ  85

  それほどではない  12

  その他・答えない   3

  ◆あなたは、女子中高生が援助交際をする原因は、どこにあると思いますか。(回答カードから一つ選択)

  物欲をあおる世間     30

  張り合いのない学校生活   5

  金を与える男       18

  マスコミの過剰報道     8

  子供をしつけられない親  34

  その他・答えない      5

    *

  問題視する声が圧倒的だが、男性の三十代前半以下は60%台と少なめ。原因について四十代以上は「親」がトップ、それ以下は「世間」の方が多い。二十代前半は「男」が一位。特に男性に多い。金の力で少女とつきあう「援交オヤジ」への反感の表れだろうか。

  ○「結婚」の印象 女性、年重ねるほど厳しく 「新しい人生」が「忍耐」へ

 ◆あなたは、結婚という言葉に、どんな印象を持っていますか。(回答カードから一つ選択)

  幸せ        13

  安定         9

  新しい人生     16

  共同生活      21

  青春の終わり     1

  責任        23

  忍耐        12

  束縛         2

  その他・答えない   3

    *

  まず女性をみると、男性に比べ際立って多かったのが「忍耐」。各年齢層での結婚観をたどると、それぞれの実感を反映するかたちで「女の一生」が浮かび上がる。

  二十代は「新しい人生」が最も多く、三割近い。実際に七割が結婚している三十代前半になると「新しい人生」も多いが、「安定」感も少し出るようだ。

  三十代後半から四十代では「共同生活」がトップ。四十代では「忍耐」も目立つようになる。若い時に抱いていた結婚への明るいイメージが、しだいに色あせていく様がうかがえる。

  五十代になると「共同生活」「忍耐」に「責任」も加わって、結婚観もいろいろに。それだけに、女性にとって大変な時期。熟年離婚の背景はこうしたところにあるのかもしれない。

  六十代では、四人に一人がひたすら「忍耐」。七十歳以上になってようやく、「忍耐」だけではなく「幸せ」とも受け止めている。

  ただ、三十代から六十代では「責任」も二割を占める。家庭を切り盛りしている主婦の自負だろうか。

  一方、男性はほとんどの世代で「責任」が最も多い。特に四十代、五十代では三割を超す。働き盛りの大黒柱として、責任も重く感じるようだ。

  男性には、ほかに世代による際立った傾向の違いは見られない。若い世代でも結婚のイメージが一つにまとまらず、二十代では「新しい人生」「共同生活」「責任」「幸せ」とさまざまだ。三十代後半で「安定」がやや多く、七十歳以上では「幸せ」がトップ、というのが目立つ程度。

  ○夫婦 「一心同体」は死語? 墓は「一緒に入る」8割

  ◆夫婦は一心同体の方がよいと思いますか。それとも、夫婦といえども互いに干渉しない部分があるべきだと思いますか。

  一心同体の方がよい     29

  干渉しない部分があるべきだ 68

  その他・答えない       3

  ◆お墓には、夫婦一緒に入る方がよいと思いますか。そうは思いませんか。

  夫婦一緒がよい   76

  そうは思わない   15

  その他・答えない   9

    *

  一九八八年の調査では、「一心同体の方がよい」36%、「干渉しない部分があるべきだ」60%。今回は「一心同体」がさらに少数派になった。

  女性の方に「干渉しない部分があるべきだ」が目立ち、八八年は男性56%に対し女性64%。今回は男性も62%と追いつきかけたが、女性は今回74%と先を進んでいる。特に三十代から五十代は八割から九割近い。

  「一心同体」が五割を超えるのは男性の七十歳以上だけ。同じ世代の女性では五割を切っている。「夫婦は一心同体」は死語に近くなったようだ。

  しかし、死後については「墓には夫婦一緒に入る方がよい」が八割と圧倒的。

  「偕老同穴(かいろうどうけつ)」という言葉がある。「共に老いて、同じ墓に葬られる」という意味で、夫婦の仲むつまじさを表す。「共に老いる」のは決して簡単ではないが、「夫婦同穴」はしっかりと残っている。

  一緒に入るのがよいと思わないのは、二十代前半の男性、三、四十代の女性で二割を上回る程度。このところよく聞かれる「夫の墓には入りたくない」という声は、一緒に葬られたくないというより、夫の「家」の墓に対する抵抗感の方が強いのかもしれない。

  ○魅力 女は優しさ、男は頼もしさ

 ◆あなたは、どんな女性(男性)に魅力を感じますか。【回答者が男性の場合は、「どんな女性に」、回答者が女性の場合は「どんな男性に」と聞いた】(回答カードから二つまで選択)

             男  女

  おもしろい     15 17

  まじめ       27 36

  優しい       70 42

  クール        2  3

  知性的       28 26

  セクシー       9  0

  頼もしい      13 52

  守ってあげたくなる 12  3

  その他・答えない   3  3

    *

  男性が選んだ女性の魅力は「優しい」が断然トップ。特に三十代の男性はほぼ八割に達した。

  一方、女性が選んだ男性の魅力は、「頼もしい」がトップだが、二十代後半-三十代前半だけは「優しい」の方が多い。新婚、そして子育ての間は、夫婦ともに優しさを求め合っているということだろうか。

  「おもしろい」は、全体としては二割に達しなかったが、若い人ほど支持が高く、特に二十代前半の女性は38%。若い女性の心をつかむためには、男性の側も「おもしろさ」で受けをねらう必要があるのかも知れない。

  これと対照的なのが「まじめ」で、年齢が高くなるにつれて多くなる。二十代前半ではほぼ一割なのに、七十歳以上の男性で42%、女性は59%にもなる。

  最も若い世代と高齢の世代を比較してみよう。二十代前半では、男性は(1)優しい72%(2)おもしろい36%(3)知性的21%(4)セクシー18%。女性は(1)頼もしい51%(2)優しい46%(3)おもしろい38%(4)知性的33%。

  七十歳以上では、男性は(1)優しい62%(2)まじめ42%(3)知性的23%(4)頼もしい21%。女性は(1)まじめ59%(2)頼もしい35%(3)優しい31%(4)知性的16%--という結果だった。

  ○愛情の表現 女性に目立つ「気配り」、男性は気づいている?

  ◆夫婦の愛情は、どのような形で表すのが一番よいと思いますか。(回答カードから一つ選択)

  言葉        10

  プレゼント      0

  スキンシップ     4

  ちょっとした気配り 38

  家庭内での協力   39

  以心伝心       6

  その他・答えない   3

    *

  「家庭内での協力」「ちょっとした気配り」が並んだ。「協力」は若い世代でも三割程度あるが、高齢者に多く、男女とも七十歳以上では五割を占める。

  「気配り」の方は、女性の二十代後半から五十代が中心で、四、五割を占める。

  一方、同世代の男性は「気配り」が特に多いわけではなく、「協力」とほぼ同率。夫は妻のさりげない気配りにどの程度気づいているだろうか。

  「以心伝心」は、長年連れ添った夫婦に多いというわけではなく、男性の二十代で一割と、どの世代よりも多い。未婚の若者にとっての理想像だろうか。

  この世代では、「スキンシップ」が「言葉」を上回るところも特徴的だ。

  ○同性愛 若い女性は高い理解度

  ◆あなたは、同性愛は、ひとつの愛のあり方として理解できますか。理解できませんか。

  理解できる     28

  理解できない    65

  その他・答えない   7

    *

  高齢層を中心に「理解できない」の声が多かったが、女性の三十代前半まででは、逆に「理解できる」が過半数を占めているのが興味深い。都市規模が大きいほど理解度が高く、大都市では34%に上っている。自民党支持者よりも他党支持者や無党派層の方が「理解できる」とした割合が高かった。

  ○キス見たら 若者除き不快派多数

  ◆あなたは、若い男女が人前で抱き合ったりキスをしたりしているのを見て、不快に感じることがありますか。ありませんか。

  不快に感じることが

 ある        57

  ない        37

  その他・答えない   6

    *

  電車内や公園などで、はた目を気にせず二人の世界に浸るカップルに注がれる視線には、厳しいものがあった。若い世代を除いて、「不快」派が大多数。男性54%に対して女性61%と、女性の不快度の方がやや高めだ。今やどこでも見受けられる光景となったのか、都市規模や地域ブロックによる差はあまりなかった。

  ○お年寄りの恋 世間の目は「冷たい」

  ◆つれあいのないお年寄りの恋愛が、話題にのぼることが多くなっています。あなたは、お年寄りの恋愛に、世間の目は温かいと思いますか。冷たいと思いますか。

  温かい       21

  冷たい       63

  その他・答えない  16

    *

  いくつになっても男女が互いを求め合うのは自然だ、という考え方は、まだ一般的とは受け止められていないようだ。「温かい」が60代で31%とやや高めなのに対し、40代では14%にとどまり、親子にあたる世代間で差が際立った。お年寄り自身には答えにくい質問だったようで、70歳以上の31%が「その他・答えない」だった。

  ○生まれ変わったら 「男になりたい女性」減少

  ◆もう一度生まれかわるとしたら、あなたは、男と女のどちらに生まれてきたいと思いますか。

  (男性の回答)

            80年 85年 91年  今回

  男に         90  90  89  87

  女に          7   5   7   8

  その他・答えない    3   5   4   5

  (女性の回答)

  男に         42  39  35  32

  女に         53  54  61  63

  その他・答えない    5   7   4   5

    *

  「男の方が得」という思いは男女に共通しているが、男に生まれ変わりたいと思う女性の数は年ごとに減ってきている。

  米国では「生まれ変わる」という考え方はなじみが薄く、同じニュアンスでは質問できなかったため、「今の社会では、男と女はどちらが有利だと思いますか」と聞いたところ、「男」が73%、「女」が21%だった。「男」と答えた比率は、女性は80%、男性が65%。日本より女性に有利と思われる米国も、まだまだ男性社会なのだろうか。

  ◇社会表す言葉「混乱」急増、政治への不満募るばかり 調査20回に

 ◆あなたは、今の政治に満足していますか。何か不満がありますか。

  満足         4

  まあ満足      16

  不満        70

  その他・答えない  10

  ◆あなたが政府に一番やってほしいことは何ですか。(回答カードから一つ選択)

  物価         7

  景気        32

  土地・住宅      2

  減税        17

  行政改革      11

  教育         3

  社会福祉      15

  防衛         0

  政治浄化      10

  その他・答えない   3

  ◆この一年間を振り返って、あなたの暮らし向きは、去年の今ごろより楽になったと思いますか。苦しくなったと思いますか。変わらないと思いますか。

  楽になった      3

  苦しくなった    40

  変わらない     56

  その他・答えない   1

  ◆今の社会をあらわすのにふさわしいと思われる言葉がありましたら、一つだけあげて下さい。(回答カードから選択)

  安定         7

  孤独         2

  混乱        32

  自由         4

  退廃        11

  繁栄         1

  不公平       18

  身勝手       17

  連帯         2

  その他・答えない   6

  ◆日本とアメリカとの関係は、いま、うまくいっていると思いますか。そうは思いませんか。

  【日本】

  うまくいっている       42

  そうは思わない        32

  どちらともいえない      17

  その他・答えない        9

  【米国】

  非常にうまくいっている     3

  ある程度うまくいっている   33

  あまり良くない        49

  悪い              8

  その他・答えない        7

    *

  「日米関係」を除く四問は、定期国民意識調査でほぼ継続的に質問してきた。調査結果を通してみると、今の世の中の変動の大きさが改めて明らかになる。

  まず、社会を表す言葉では、このところ「混乱」が最も多い。一九九三年、政治の「五五年体制」崩壊がきっかけになったかたちで、それまでの10%台から27%に急増。さらに、九五年には阪神大震災。「混乱」は30%を超えた。金融機関の破たんなどが相次ぐ状況では減りそうにない。

  八八、八九年当時は「不公平」の方が三割を占めていた。リクルート疑惑、消費税導入が背景にあった。

  暮らし向きの実感で、今回は「苦しくなった」が前回の26%から40%に。40%台はここ十年以上なく、一年間の上昇ぶりもかつてない大きさだ。二十回の調査を通じて「去年より楽になった」はずっと一ケタの比率だ。「変わらない」も最近60%台が多かったが、今回はその大台を割った。

  政府に要望することでは、八〇年代は「減税」がトップだったが、バブル崩壊後は「景気」が第一位。不況の深刻さを反映しているようだ。

  政治への満足度をみると、全体の流れでは「不満」が五割以上を占めてきたが、近年はさらに六割台に増えていた。「政治が悪い」は、日本人の多くに共通の意識といえそうだが、このところその不満が一層募って、今回はほぼ最高の水準にまで高まっている。

  <調査方法> 全国の有権者から選んだ三千人に、昨年十二月十四、十五の両日、学生調査員が個別に面接調査した。有効回答者数は二千三百四人。有効回答率は77%。回答者の内訳は男性49%、女性51%。全国の投票区を都道府県、都市規模、産業率で三百四十八の層に分け、各層から一投票区を無作為に抽出して調査地点とし、さらに、調査地点となった投票区の選挙人名簿から平均九人の回答者を選んだ(層化無作為二段抽出法)。調査は、内閣・政党支持率調査(昨年十二月十七日朝刊既報)などと同時に実施した。

  【米国】ハリス社が昨年十二月十一日から十五日にかけて実施。電話番号を無作為に選び、全米で十八歳以上のアメリカ人に電話でインタビューした。有効回答者数は千九人。

  
 300万円支払いで和解 実名でのセクハラ訴訟 宇都宮地裁
1997.12.12 東京朝刊 

  上司からセクハラを受け、退職に追い込まれたとして、大手信販会社の元職員、菊地清美さん(三〇)が当時の上司と会社を相手取り、五百五十万円の損害賠償や謝罪広告の掲載などを求めて宇都宮地裁に起こしていた訴訟は十一日、被告側が菊地さんに三百万円を支払うことで和解した。菊地さんは、セクハラ関連の訴訟で、全国で初めて自分の名前を公表していた。

  訴状によると、菊地さんは一九九二年二月から六月までの間、信販会社の宇都宮支店の支店長代理から、勤務中にホテルに連れ込まれそうになったり、懇親会の帰りに無理やりキスされたりした。また、社内で不倫をしているなどのうそを言いふらされ退職を余儀なくされた、としている。

  これに対し、被告は「セクハラがあったとしても、プライベートの問題」「キスは合意の上で、ラブホテルに誘ったのは菊地さんの方」などと主張していた。

  和解では、セクハラの有無については触れず、謝罪請求は放棄することになった。菊地さんの代理人の福島瑞穂弁護士は「勝訴的な和解」とし、「実名で戦ったことでセクハラに対して女性が声をあげる励みになったと思う」と意義を語った。

  被告側代理人の松尾翼弁護士は、セクハラについて被告側の非を認めたわけではないとしたうえで、「玉虫色の裁決を裁判所が提示し、双方のメンツがたつので応じた。三百万円は紛争解決のために、原告より経済力のある被告が負担するという趣旨だ」と話した。
 
 政府は「捜査せず」 橋本首相と交際の中国人女性
1997.11.22 東京朝刊 

  政府は二十一日の閣議で、橋本龍太郎首相と「中国政府の情報部員だった」と一部週刊誌で伝えられた中国人女性との交際をただした西村真悟衆院議員(新進党)の質問主意書に対して、警視庁などの関係機関がその女性について捜査したことはなく、今後調査する必要性もない、とする答弁書を決定した。

  首相は先月の衆院予算委員会で、西村議員の質問に対して「自分でご飯をごちそうしたこともある。日本に来た時に慰労した」と中国人女性との交際を認めたが、「情報部員であったかどうかは全く知らない」と答弁。記者団に対しては「中国衛生部の通訳としていろんな会議に同席し、一部始終を通訳してくれた」とも語っている。

  答弁書で政府は「わが国関係機関は(女性について)調査を行っていない」と回答。公安当局が「監視対象者」にしたとの一部週刊誌などの報道についても「指摘のような事実はない」と否定している。

  さらに国家機密漏えいの調査を命じないのか、との問いに「調査は命じていない。また、その必要性は現時点においてもないものと考える」としている。

      ◇

 橋本首相と中国人女性との交際問題は、「週刊文春」や「アエラ」など日本の一部週刊誌が記事を掲載し、海外のマスコミでも関心を集めつつある。二十日付の米ワシントン・ポスト紙は「不倫のつけが首相を直撃」という見出しの記事で、首相と中国人女性との過去の交際が日本国内で話題になっていることを紹介した。

  日本政府の当局者によると、政府も橋本氏が首相に就任する前に橋本氏と交際があったとされる中国人女性について経歴や関連情報などを調べた模様だ。

  女性はかつて中国政府の衛生省外事局に所属し、一九八五年に駐日中国大使館員として来日。八七年に帰国した後、中国人の夫と離婚し、現在は日本に住んでいるという。しかし、日本政府の当局者は女性が中国の情報部員だったとの見方を否定している。
 
 被告に懲役8年の実刑判決 不倫相手殺害公判 仙台地裁 /宮城
1997.11.07 東京地方版/宮城 

  交際中の女性から別れ話を持ち出されたことに腹を立て、首を絞めるなどして殺したとして殺人罪に問われた仙台市青葉区作並、無職A被告(五七)に対する判決公判が六日、仙台地裁であった。

  小野貞夫裁判長は「動機は身勝手で情状酌量の余地は少なく、態様も残忍で悪質」として、A被告に懲役八年(求刑同十年)の実刑判決を言い渡した。

  判決によると、A被告は六月二十四日夜、同区新川にとめてあった車の中で、不倫関係にあった女性(当時五十二歳)が別れ話を持ち出したことに腹を立て、ハンマーで頭を数回なぐった後、車外に逃げ出した女性の首を絞めるなどして窒息死させた。

 
 「密会押さえた」 恐喝未遂容疑で逮捕 失楽園ブームで 川越
1997.11.06 東京朝刊 

  「密会現場を押さえた。私も平和な家庭を壊したくないので、現金十万円で取引してほしい」。ラブホテルの利用者にこんな脅迫文を送りつけていたとして、埼玉県警捜査一課と東入間署は四日夜、川越市砂、無職A容疑者(二五)を、恐喝未遂の疑いで逮捕した。A容疑者は取り調べに対し、「『失楽園』ブームで、不倫が多く、脅せば金になると思った」などと話しているという。

  調べでは、A容疑者は九月十七日ごろ、上福岡市内の会社員男性(四六)方に、探偵を装って脅迫文を送り、現金十万円を自分の偽名の口座に振り込ませようとした疑い。

  A容疑者は、川越市などのホテルの駐車場で、車のナンバーを控え、陸運支局の事務所で所有者を割り出していた。二百人近くに文書を送り、少なくとも二十六人から約二百五十万円を脅し取っていたらしい。
 
 恐喝容疑で2人逮捕 県警と岐阜中署 /岐阜
1997.07.04 名古屋地方版/岐阜 

  県警暴力対策課と岐阜中署は三日、岐阜市梅河町二丁目、i会系暴力団組長A(三六)、各務原市尾崎西町一丁目、飲食店経営B(二七)の両容疑者を恐喝の疑いで逮捕した。

  調べだと、両容疑者は揖斐郡内の女性(五二)に対して、「不倫したことを黙っていてほしいなら三千万円を出せ」などと脅し、一九九五年六月から翌年一月までに現金計三百七十万円を脅し取った疑い。

  同署では今年四月、被害者の女性が被害届を出したことから捜査していた。
 
 ストーカーの取材、相談もとに報告会 きょう六本木で /東京
1997.03.12 東京地方版/東京

  無言電話や暴力などで、異性にしつこくつきまとう「ストーカー」。その被害者やストーカー本人に取材して二月に「愛と狂気のストーカー」(同文書院)を出した世田谷区の翻訳家荒木創造さん(五一)は、「私も被害にあっている」「もしかして私はストーカーでは」といった読者からの相談を、約一カ月間に五十件近く受けた。その体験をもとに、十二日、港区六本木でストーカーについての報告会を開く。

  荒木さんがストーカーに興味を持ったのは四年前。米国人の知人から聞いたのがきっかけだった。

  ストーカーというと、見知らぬ相手からの通り魔的な犯行を思い浮かべがちだが、実際には夫婦、恋人、同僚や友人など、日常的な関係から発生したケースが多いという。対象は特定の一人だけで、ほかの人といるときは常識的な社会人としてふるまっている。

  ある男性はあこがれている女性に無視されると、首が切断されて血まみれの人形の絵を繰り返し送るようになった。警察に相談しても、絵だけでは取り合ってもらえない。

  ある女性は不倫相手の上司に仕事中に頻繁に電話をかけ、別れ話を持ち出されると、職場に「レイプされた」と言いふらした。

  荒木さんによれば、ストーカーになるのは「大人になりきれない人」。

  ふだんは無理して大人を演じ、抑圧された日々をすごしているとき、ありのままの自分を受け入れてくれる心優しい人物が現れると、依存するようになるという構図だ。

  だが、相手が負担に感じて逃げようとすると、引きとめるために手段を選ばない。「自分を捨てる」相手が許せず、憎むようにすらなる。

  荒木さんは「子供のころ一人遊びばかりして他人とのかっとうをあまり経験せずに育つと、自己中心的なストーカー予備軍になるのではないか。世間的な非難を脅威と感じるストーカーの撃退には、被害にあっていることを家族や上司、警察などに打ち明け、決然と立ち向かうことだ」と話す。
 
 
電子不倫 見えぬ気軽さ、話弾んで(ひと恋しい季節に:6)【大阪】
1996.12.24 大阪夕刊 

  【KUMA】なんつーの、失ってしまったものがあるじゃないですか、結婚で

 【ねこ】でも好きな人でなければ遊べませんよね

 ノートパソコンの画面を文字が走っていく。京都市内の私鉄沿線にある八・五畳のワンルームマンション。たばこのヤニで汚れた壁の際には、OA機器の空き箱などが無造作に積まれている。KUMA(三八)の仕事場である。

  相手のねこ(三五)は主婦。最近、パソコン通信で知り合った。

  KUMAは背の低さにひけ目を感じていた。パソコン通信は姿が見えない。「話」の面白さが勝負だ。「それが分かるまでは、通信で知り合った女性から誘われても、会う気がしなかった」。でも、今は……。

  【KUMA】温泉いいなあ、どこか行きたいなあ

 【あや】北海道にはいいところあるよ

 【KUMA】こんど時間あったらいこうかな。案内してくれますか

 【あや】喜んで

 あや(三五)は、独身の小学校の先生。北海道の夕張山地を望む街に住む。三年前の夏、旭川空港まで迎えにきてくれた。初対面ではない気がしたのは、その一年前から通信で話していたからかもしれない。

  レンタカーで層雲峡、富良野などを三泊四日で回った。彼女はどこも一部屋しか予約していなかった。

  【ねこ】けっこう遊んでいるらしいね

 【KUMA】いやーーー、ごくふつうですよ

 今までに、十人以上の女性に実際に会ってみた。評判は通信仲間に伝わり、「やり手」で通っている。「みな基本的に、おしゃべりが目的ですからね。テレクラよりも相手を口説く技術がいりますよ」

  妻(三四)と子供三人は東海地方にいる。主な取引先が関西にあるため、二年前から一人暮らしを始めた。週末は家族の元に帰り、子供たちの相手や食事の支度もする。

  「家庭に不満はない。妻は浮気に気付いているようだけど、何も言いません」

  【ねこ】本気にはならない?

  【KUMA】ならないように自制すべきだと思います。やはり家庭第一ですから

 今の彼女は東北地方に住むスーパー店員(二一)。四人目の不倫相手だ。この年明けにまた会う約束をしている。
 
 不倫…「ばれたら殺される」 オウム麻原被告は恐妻家 運転手が証言
1996.03.29 東京朝刊 

  「麻原教祖は恐妻家でした」。オウム真理教の麻原彰晃被告(四一)の専属運転手だった杉本繁郎被告(三六)が二十八日、東京地裁で開かれた麻原被告の妻松本知子被告(三七)の公判に証人として出廷し、教団内で絶対的権威を誇った教祖も妻にはまったく頭が上がらなかった様子を証言した。

  証言によると、教団の女性幹部が麻原被告の子供を出産する時期が迫った一九九二年、杉本被告は出産用品を買いに行かされた。買い物の途中、同行した別の女性幹部から、「麻原被告が『妻がこの出産に気付きかけている。ばれたら私は殺されるかもしれないな』とこぼしていた」と聞いたという。

  同じころ、髪をくしゃくしゃにして専用車に乗り込んできた麻原被告が、杉本被告に「妻に髪を引っ張られた」と言って腕を見せ「殴られた。あざになってないか」と尋ねたこともあった。

  九一年に、あわただしく麻原被告を東京都世田谷区のアパートまで送った際、出迎えた男性幹部は「奥さんがヒステリーを起こして暴れているらしい。尊師は逃げ出して来た。二、三日はここで過ごすことになる」と事情を説明したという。

  証言台の杉本被告をほほえみながら見ていた松本被告も、最後には不機嫌そうな表情にかわった。
 
 婚姻関係が破たん状態なら不倫の償い無用 最高裁が初の判断
1996.03.26 東京夕刊

  別居中の妻(五六)が、夫(五五)と関係をもった女性(三六)に一千万円の慰謝料を求めた訴訟の上告審で、最高裁第三小法廷(可部恒雄裁判長)は二十六日午前、「婚姻関係がすでに破たんしていたときは、特別な事情がない限り、相手の女性には損害賠償責任はない」とする初の判断を示し、妻の上告を棄却した。

  これまでの最高裁判例は、法律婚を保護する立場から、夫婦の一方と不倫関係をもった人は、基本的に相手の配偶者に対し賠償責任を負うとしてきた。関係の破たんを条件にしているとはいえ、最近の家族観の変化などを踏まえ、不倫で賠償責任を問われないケースがあることを明言した判断として注目される。

  判決によると、夫婦は一九六七年に結婚し、二子をもうけたが、性格などの違いから夫婦関係が悪化。夫は離婚調停を家裁に申し立てたが不調に終わり、八二年に夫が家を出て別居。その後、スナックでアルバイトをしていた女性と同居し、子どもも生まれた。このため、妻が女性を相手取って提訴。一、二審とも請求を退けられたため、上告していた。

  判決は、不倫の関係をもつことが、相手の配偶者に対する不法行為となるのは、婚姻生活の平和の維持という利益を侵すことによって成立する、と指摘。「夫婦の婚姻関係がすでに破たんしていた場合には、こうした法的に保護される利益があるとはいえない」と結論づけた。

 
 美容師殺害事件判決<要旨> 【西部】
1995.08.25 西部夕刊

  (争点に対する判断)

  第一 (略)

  第二 一、二(略)

  三 美容師は、外見的にも生存していることが明らかな時点で、本件出刃包丁により、少なくとも、その前頚部に二カ所の刺切創と一カ所の刺創をそれぞれ受けたほか、防御の際にその左手背部に刺切創を受け、前頚部刺創を含む創傷に伴う大量失血により死亡するに至ったものであること、右攻撃の主体は被告人であることが認められる。

  第三 美容師死亡の経緯及び殺意

  一 1 被告人の平成六年二月二五日及び同月二七日の出来事に関する供述中、美容師が同月二五日にマンションにある美容室の事務所を訪れて被告人から給料を受け取った際、国民健康保険証を社会保険証と取り違えて持参し、被告人に渡したとの供述部分は信用できる。

  2 美容師が、二月二七日に事務所を訪れた目的は、恐喝や愚痴を言うことではなく、社会保険証と国民健康保険証を交換すること以外には考えられない。また、ハーフコートを脱いでいないことから、長居する気持ちもなかったと考えられる。

  3 被告人は、美容師を容易に部屋から出て行かせることができたのに、そのような行動をした形跡がない。

  4 したがって、美容師が部屋に居座って帰ろうとしなかったので、早く帰らせるために、台所の整理を始め、出刃包丁を発見して、片付けるために握った旨の被告人供述は虚偽である。

  5、6、7 (略)

  二 以上から、死亡の経緯に関する被告人供述の多くは虚偽であるが、その具体的な経緯を証拠によって確定することはできない。

  しかし、凶器の性状、創傷の部位・程度に照らすと、攻撃の具体的な状況や受傷の順序、動機のいかんを問わず、被告人の攻撃が確定的殺意に基づく行為であることは明らかである。

  三 被告人の美容師に対する具体的な攻撃状況や傷の生成順序についての検察官の主張を裏付ける証拠はない。

  第四 美容師殺害の計画性

  一 1 被告人は、美容師に電話をして事務所に来るよう求め、同女が到着する時間帯に外に出て、出迎えたような形で部屋に入れ、早く部屋を出て行くように仕向けないばかりか、ジュースを出すなどし、国民健康保険証を返そうともしていない。このような行為は、美容師を事務所に招じ入れ、出さないという意思を推認させる。

  2 美容師が室内でハーフコートを脱がなかったのは、脱ぐ暇もなく、被告人から攻撃を受けるなどの緊迫した場面が生起したことを推認させる。

  3 以上から、被告人は、遅くとも、美容師が、本件当日に事務所に来ることが決まった時点において、殺害することを決意したものと認められる。そして、社長の自宅でもある事務所で美容師を殺害することを決意した以上、死体の搬出・隠匿は必然的に考慮すべき問題で、被告人が美容師の死体の解体切断を決意したのは、死亡確認からわずか五分ないし一〇分後で、解体に要した時間は約三時間という余りにも短い時間であること、恒成鑑定書によると、本件の死体切断は、一見すると、動物解体や人体解剖の知識を持つ者と思われるように切断されていることから、被告人は、当初から死体を切断解体し、スーツケース等に入れて搬出することを計画していたものと認められる。

  二、三、四 (略)

  第五 美容師殺害の動機

  一 被告人は、平成五年九月上旬から美容室に出入りしていた男性といわゆる不倫の関係を結び、同人との関係を継続する意思で、同年一〇月中旬には、密会用のマンションを被告人名義で借り受けた。そのころから、男性や社長の言動等によって、男性と美容師の間に深い関係があるのではないかという疑いを抱き、その確証を得るために、興信所の利用や美容師の行動監視。さらには、男性との密会用に賃借したマンションの契約書等を雇主である社長に見せるなど、男性の不倫相手に過ぎないという立場や分別ざかりの年齢からすると異常とも思える行動に出ていること、被告人は、男性との関係の維持継続を望んでいたにもかかわらず、男性の方は、同年一一月以降被告人との交際に消極的になって、被告人から見ると冷淡な態度で接するようになり、密会用に賃借したマンションも使用しないまま解約するに至った。被告人は平成五年九月上旬ころから美容師と不仲になり、男性と同女との関係に疑いを抱く以前から、同女に対して不快の念を抱いていたことがそれぞれ認めらる。

  これらの事実関係に徴すると、被告人は、同月上旬ころ以降不快の念を抱いていた美容師が男性と深い関係にあるのではないかという疑いを強めて不快感を募らせ、男性との関係が順調に維持できなくなった原因が同女にあるとして、同女に対する憎悪の念を抱くに至ったことは容易に推認できる。この憎悪の念が殺害の動機を形成した。

  二 被告人は、美容師から、男性との不倫を種に恐喝されていたと供述するが、その供述内容は余りに不自然不合理で、美容師の恐喝行為はそもそも存在しないことが明らかである。したがって、同女殺害の動機とはなり得ない。

  三 (略)

  (量刑の理由)

  本件は、被告人が、不倫関係にあった男性と被害者が交際しているのではないかと邪推した上、被害者が自分と右男性との交際の妨害をしているものと思い込み、被害者に対して憎悪の念を募らせた末に、殺人、死体損壊・遺棄に及んだという事案であって、まことに独善的かつ身勝手な犯行というほかない。

  また、事案の重大性、残忍極まる手口、被害者に対する冒とくの程度に鑑みると、その犯情は極めて悪質というべきである。

  さらに、被告人は、切断死体の身元判明後、犯人が別に存在するかのように装い、捜査の撹乱(かくらん)を企図し、架空の犯人からの脅迫状を作成したり、被害者にあてて手紙を送るなどの工作をし、殺人については、偶発的な事故であり、むしろ被害者の方から攻撃されたなどと不合理で虚偽に満ちた弁解を続けて、殺害した後もなお被害者の名誉をことさら傷付ける言動を行っており、本件についての真摯(しんし)な反省をうかがうことができない。

  他方、被告人には前科・前歴がないこと、被害者と男性との交際について疑惑を抱き、これを募らせたことについては、社長の無責任な言動にもその原因があること、被告人の母親が被害者の遺族に対して一〇〇〇万円の慰謝料を支払っていることなど被告人にとって、酌むべき事情も存する。

 
 
「娘戻らぬ」と肩震わす母 美容師殺害事件で判決 【西部】
1995.08.25 西部夕刊 

  「被告人を懲役十六年に処する」。裁判長の声が法廷に響く。直立したA被告(四〇)は、主文が読み上げられる間、正面を向いたままほとんど動かなかった。美容師の母親(六一)は視線をゆっくり落とし、肩で大きく息をしながらすすり泣いた。初公判から一年一カ月余。犯行の残忍さなどから世間の耳目を集め、当初は激しい報道合戦も繰り広げられた事件とあって、この日も公判が始まる一時間前には傍聴券を求めて行列ができた。

  A被告は、黒の半そでシャツに灰色のスカート姿で法廷に立った。犯行当時ショートカットだった髪は肩の下まで長く伸び、ウエーブがかかっている。

  裁判長にうながされるままいすに座り、裁判長をまっすぐ見据えた。動揺した様子はなく、判決の言い渡しが終わるまでほとんど体を動かさず、表情も変わらなかった。

  判決が遺体切断の詳しい説明に及ぶと、殺害された美容師の母親の肩は小刻みにふるえた。母親の隣で美容師の兄(三四)は、両手を固く握っていた。

  開廷前、裁判所の庭には九十六の傍聴席を求めて約百六十人が長い列をつくった。ある男子学生(二〇)は「残忍な犯行に及ぶ詳しい心の過程を考えてみたい」と話していた。

  A被告の主任弁護人は判決後の記者会見で、「被告の証言をすべてうそと認定しており、憤りを感じる。殺意について具体的イメージが浮かんでこない判決で、一見、科学性を装っているが、推理の域を出ていない。被告は控訴を希望している」と話した。

    ◇

 美容師の母親は、写真の中の「娘」と一緒に傍聴席で判決を聴いた。判決後、ハンカチを目に当て「(懲役十六年は)短いですよね」とつぶやき、車に乗り込んだ。

  佐賀県内の自宅から裁判所まで約二時間。第二回公判から欠かさず足を運んだ。「初公判は事件から間がなく、人前に出る気力さえなかった。でも、裁判を見届けてあげないと娘も寂しがると思った」。傍聴する時には必ず、バッグに娘の写真をしのばせた。

  この日は美容師の兄である長男(三四)と傍聴席に。判決前、「自分の犯した罪の深さを感じて、償いはして欲しい」と話していた。

  これまで裁判を傍聴する中で、「何度も被告人に飛びかかりたい気持ちになった。許されることならそうしたいと本当に考えた」。遺体を損壊する場面を聴いた時は、「手を握り締めても、足がガタガタと震えた」という。「私は裁判も、法律もよく知りません。だけど、(A)被告の言うことはだれが聞いても理解できないと思う」とも。

  美容師をかわいがり、初公判から傍聴を続けた陶芸家の父親は、昨年十二月の第五回公判直後に病に倒れ、今年二月二十四日に亡くなった。家庭では事件についてあまり話すことがなかった父親だが、入院中も公判のことを気にし続け、気持ちが高ぶって涙を流すこともあったという。

  父親の死後、福岡市内で仕事をしていた長男が実家に戻り、母親も二十三年間勤めた会社を辞めた。

  母親は、いまも時々夢に娘が現れるという。だが、途中でいなくなったまま戻ってこない場面ばかり。事件の真相を夢の中で話してくれれば、と思う。

  判決によって裁判は区切りを迎えたが、母親は「私には事件の終わりはありません」という。

  ○A被告、母親との面会断る 細部は「説明できません」

  A被告は殺意を否認し続け、公判では、美容師側に落ち度があったかのような弁解を持ち出した。これを「荒唐無稽(こうとうむけい)な作り話」とする検察側に細部を突かれると、「お答えしたくありません」「よく説明できません」などと言葉を濁した。

  興信所に頼んで美容師の周辺を調査していた事実を突き付けられ、不倫関係にあった男性と美容師との仲を疑っていたのではないか、と問われると、「見えないものへの恐怖感を解決したかったのです」と答えた。美容師の死亡後の行動を問われると、「私は(事件のあった)二月二十七日に(美容師と一緒に)死んだのです」。

  起訴前から異例の頻度で接見した弁護人は「記憶を消したいという気持ちが心を閉ざしたということは考えられる」とも。

  被告は起訴後に離婚。二人の子供には何度か手紙を出したが、元の夫に突き返された。一方で、一度拘置所を訪れた母親との面会は拒否したという。

  ●「強い人間」「弱い人間」、被告人に両極端の見方 佐野洋(推理作家)

  判決の前に、検察官の論告、弁護人の最終弁論に目を通し、両者には根本的な見方の相違があるのに気がついた。事実認定や状況証拠の評価についての見方を言っているのではない。

  被告人を「強い人間」と見るか、「弱い人間」と見るかの違いである。

  検察官の論告によると、被告は、何日も前から遺体運搬用の旅行鞄(かばん)、包丁などを買い込んだとされ、犯行も計画殺人だという。遺体の遺棄についても、犯跡を隠すために、あっちこっちに分けて捨てたと解釈している。さらに、公判廷でも終始殺意を否認、被害者に対する謝罪の言葉を口にしていない。極めて冷静で、芯(しん)の強い人物というイメージが浮かんでくる。

  一方、弁護人の最終弁論が描く被告の人物像は、この上なく弱い人間のようだ。実際に、「人間とは弱いものだ」という表現が、何か所にもわたって弁論には出て来ている。

  仮に、被告の言葉のように、事件は過失致死であったとしても、すぐに警察に届けず、遺体の損壊、さらに遺棄などをしたのは、理解できないと思われるのだが、弁護人は、それは被告人が弱い人間であり、被害者の死を知った段階で、被告自身も「死んで」しまったからだと主張していた。

  判決は、「旅行鞄が遺体運搬のために準備された」という点以外では、ほとんど、検察官の主張を受け入れたものということができる。

  つまり、被告を「強い人間」、自己の不倫に障害となる被害者を計画的に殺した上、平然と遺体をいくつにも切り離し、それを何か所にもわけて遺棄して回るという、ふつうの人間にはできないほどのことを、抵抗なくやってのけた人物と認定したのである。

  状況証拠からは、たしかにこうした人物像を描くこともできなくはない。あるいは、これが真相なのかもしれない。

  しかし、私の中には、一片の疑いがなくもない。人間は、これほどまでに強くなれるのだろうか、という疑いである。

  自分で殺した人物の遺体を包丁と鋸(のこぎり)で一人で切り離す……、その行為をするときも、被告は正常に神経を持っていられたのか。

  このあたりは、むしろ弁護人が試みた「被告人はすでに死んでいた」という解釈の方が、納得できるような気がする。

 
 恐喝の元大府市議、「公職悪用」と有罪 名古屋地裁判決 【名古屋】
1995.03.30 名古屋朝刊 

  元暴力団組長と共謀、不倫をネタに知人の男性から現金を脅し取ったとして恐喝の罪に問われた元大府市議i被告(六八)に対する判決公判が二十九日、名古屋地裁刑事四部であった。岡村稔裁判長は、「公職に伴う信頼感を悪用して(元暴力団組長の)犯行がうまくいくよう被害者に口添えした」などと認定し、i被告に懲役二年執行猶予四年(求刑懲役二年六月)を言い渡した。

  一九八九年に起きた事件で、i被告側は公判中、元暴力団組長の恐喝の意図を知らなかった、などとして無罪を主張していた。
 
 別れ話のもつれから殺人未遂の被告、殺意は否認 地裁栃木支部/栃木
1994.12.07 東京地方版/栃木 

  別れ話のもつれから不倫相手を絞殺しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われている野木市、会社員A被告(二九)に対する初公判が六日、宇都宮地裁栃木支部で開かれた。

  A被告は起訴事実を大筋で認めながらも、「殺す気はなかった。肩をつかもうとしたら手が首にかかってしまった」と殺意を否認。弁護側も「傷害罪が相当」と主張した。

  起訴状によると、A被告は今年十月十一日夜、野木町の路上に止めた乗用車内で、交際していた女性(二八)に復縁を迫り、断られたことに腹を立て、持っていたロープや手で女性の首を絞めて殺そうとしたが、付近の住民に気付かれ、未遂に終わったとされる。
 
 不倫相手を殺害容疑 被告の女性に懲役10年求刑 【名古屋】
1994.10.24 名古屋夕刊

  しつこくつきまとわれ、いやがらせをされた不倫相手の男性を殺害し、遺体を車ごと新幹線三河安城駅前の駐車場に放置したなどとして殺人と死体遺棄の罪に問われていた、知立市南粕谷二丁目、無職A被告(二七)に対する公判が二十四日、名古屋地方裁判所岡崎支部(三関幸男裁判長)で開かれ、検察側は、懲役十年を求刑。弁護側は「卑劣な行為をされ追い詰められた末の行為」として過剰防衛を主張した。
 
 殺人の被告に懲役8年判決 前橋地裁 /群馬
1994.07.15 東京地方版/群馬 

  不倫関係にあった女性を刺し殺したとして、殺人罪に問われた板倉町、会社員A被告(四〇)に対し、前橋地裁の奥林潔裁判長は十四日、「動機は短絡的で遺族の処罰感情も強い」などとして懲役八年(求刑懲役十二年)の実刑判決を言い渡した。
 
 懲役1年6月を求刑 元警部補の恐喝未遂 /栃木
1994.04.21 東京地方版/栃木 

  「不倫を知られたくなかったら金を用意しろ」と主婦に脅迫電話をかけ、現金五十万円を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の罪に問われている宇都宮市西川田町、元県警警部補A被告(四三)に対する初公判が二十日、宇都宮地裁(久保眞人裁判長)で開かれた。罪状認否で、被告は事実関係を全面的に認めた。検察側は「警察に対する信用を裏切った責任は重大」として懲役一年六月を求刑した。

  被告はパチンコ遊びでサラ金などに六十三万円を借り、返済に困っていたという。被告人質問で裁判長が「金額はばく大ではないが」とただしたのに対し、被告は「妻や兄弟に相談すればよかったが、築いてきた信用、地位を確保したかった」「被害者の方を始め上司や同僚、妻、子らに大変申し訳ないことをした。一日も早く罪を償いたい」などと述べた。
 
 
犯行に職務利用 車のナンバーを照会 警察官の恐喝未遂 /栃木
1994.02.16 東京地方版/栃木

  元県警警部補のA容疑者(四三)が県内に住む主婦に「不倫を知られたくなかったら金を用意しろ」と脅迫電話をかけ現金五十万円を脅し取ろうとして、恐喝未遂の疑いで逮捕された事件で、A容疑者が主婦の車のナンバーを控え、県警の照会センターから身元を割り出していたことが十五日までの県警の調べで明らかになった。

  県警によると、照会センターを利用できるのはシステム上、警察関係者に限られる。照会する際、自分の名前を使ったのか、偽名を使ったのかについて県警は「取り調べ中であり言えない」としている。

  県警は逮捕直後の記者会見で「犯行に職務を利用したという事実はない」と断言していた。

  調べによると、A容疑者は一月上旬、鹿沼市内のパチンコ店駐車場で主婦を見かけ、その際に車のナンバーを控えたという。下旬になってナンバーを照会し身元を調べ、脅迫電話をかけたらしい。

  同容疑者は九日付で懲戒免職処分となっている。
 
 警官が恐喝未遂容疑 栃木・鹿沼署
1994.02.09 東京夕刊 

  栃木県警鹿沼署は九日、同県警の現職警部補、A容疑者(四三)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。

  調べによると、A容疑者は七日午前九時十分ごろから八日夜にかけて数回にわたり、県内に住む主婦(四五)に電話をかけ、「不倫を知られたくなかったら金を用意しろ」と、現金五十万円を脅し取ろうとした疑い。九日午前零時ごろ、現金の受け渡し場所である鹿沼市内のパチンコ店駐車場に現れたところを、張り込み中の警察官が職務質問。自供を得て逮捕した。

  調べに対して「借金の返済に充てるつもりだった」と供述しているという。栃木県警は九日付で同容疑者を懲戒免職処分とした。

  A容疑者は七〇年四月に県警に採用され、八七年二月に警部補に昇格。昨年八月から県警本部地域課に勤務し、交番を巡回指導していた。
 被告が殺意否認 板倉の女性殺人初公判 /群馬
1994.01.11 東京地方版/群馬 

  不倫関係にあった女性を刺し殺したとして殺人の罪に問われた板倉町細谷、会社員A被告(三九)に対する初公判が十日、前橋地裁(円井義弘裁判長)であった。被告は起訴事実をほぼ認めたが、「結果として心臓を刺して殺してしまったが、殺そうとしたわけではない」と殺意を否認した。

  起訴状などによると、同被告は昨年十月二十二日、不倫関係にあった女性(当時五〇)が、夫を連れて自宅に別れ話に来たことに腹をたて、持っていたサバイバルナイフ(刃渡り約九センチ)で女性の上半身を刺そうと決意。死ぬかもしれないと思いながら、サバイバルナイフで左胸を刺して死亡させた、とされる。

  弁護側は「腹部を刺すつもりが、誤って胸を突き刺した」と主張した。
 
 「不倫をばらすぞ」 恐喝未遂の2人逮捕 /奈良
1993.10.24 大阪地方版/奈良 

  西和署は二十三日「不倫をばらすぞ」と女性から現金二百万円を脅し取ろうとしたとして、大阪府富田林市喜志新家町、広域暴力団y組系s組員A容疑者(五四)を恐喝未遂容疑の現行犯で、生駒郡三郷町信貴ケ丘、無職B容疑者(六四)を同容疑で、それぞれ逮捕した。

  調べでは、両容疑者は北葛城郡、主婦(四四)に「不倫しているのを知っている。他人に知らされたくなかったら二百万円出せ」と脅した。主婦が同署に被害届を出したため、同日午後、現金の受け渡し場所に同署員らが張り込み、現れたk容疑者を現行犯逮捕した。

 
 前妻殺しに懲役5年 心神喪失の主張退ける 地裁八日市場支部判決
1991.11.06 東京地方版/千葉 

  前妻を殺したとして殺人罪に問われている匝瑳郡野栄町栢田、農業N被告(32)に対する判決公判が5日、千葉地裁八日市場支部で開かれ、東條宏裁判長は懲役5年(求刑同7年)を言い渡した。

  判決によると、被告は88年10月22日、協議離婚した後も同居をしていた前妻(当時28)から家出をすると告げられたことから、自宅8畳間で金属バットで前妻の頭を殴ったうえ、文化包丁で首を刺して殺し、自分も車内にガソリンをまいて火をつけ自殺を図った。

  公判では犯行当時、被告が精神科に通院、投薬を受けていたことから、当時の精神状態が争点となった。東條裁判長は「自らの不倫が原因で心神こう弱になり被害妄想状態だったが、殺害後犯行を隠そうと供述を変えるなどしており、責任能力は問える」として、心神喪失だったとする弁護側の主張を退けた。
 
 主婦殺人に懲役11年判決 宇都宮地裁
1991.09.13 東京地方版/栃木 

  81年11月に不倫関係にあった宇都宮市内の主婦(当時39)を殺害し遺体を上河内村のゴルフ場に捨てたとして、殺人罪に問われている埼玉県大宮市東大成町2丁目、建設解体工の被告(50)に対する判決公判が12日、宇都宮地裁(上田誠治裁判長)で開かれ、上田裁判長は同被告に懲役11年(求刑同13年)の判決を言い渡した。

  判決の中で上田裁判長は「痴話げんかから被害者を殺害したのは短絡的で、身勝手極まりなく、被告の行為に酌量の余地はない」と述べた。
 不倫清算?で無理心中 元看護婦が開業医と 大分 【西部】
1989.07.19 西部朝刊 

  18日午後2時ごろ、大分市新町の7階建てマンション、ラトゥール新町の1階102号室で、住人の会社員後藤美恵子さん(29)と同市大道町、開業医安部明雄さん(38)がふとんの中で死んでいるのを、宮崎県から訪ねてきた後藤さんの両親が見つけ、大分県警大分中央署に届けた。後藤さんが両手首を切り、不倫関係を清算したい、との遺書を残していたことなどから、同署では、後藤さんが無理心中したのではないか、とみて調べている。

  調べでは、2人はワンルーム形式の102号室のふとんの中で、並ぶように死んでおり、死後3、4日たっていた。後藤さんは部屋着、安部さんは下着姿で、まくら元には血のついた菜切り包丁があった。安部さんには外傷が見当たらず、19日午前中から大分医大で解剖し、死因などの解明を急ぐ。

  後藤さんは今年1月まで、安部さんの経営する医院に看護婦として勤務し、2人は当時から交際があった、という。部屋のテーブルには、安部さんの両親と妻にあてた後藤さんの遺書2通があり、「このままいても一緒になれない」など将来を悲観した内容が書かれていた。
 
 不倫で夫殺しの妻と愛人に懲役15-13年 東京地裁判決
1989.07.05 東京朝刊

  妻と愛人が、殺害計画をたてて夫を殺したとされる事件で、殺人、死体遺棄の罪に問われていた東京都荒川区町屋6丁目、無職A被告(34)と、江戸川区西瑞江5丁目、トラック運転手B被告(40)に対する判決が4日、東京地裁刑事5部で言い渡された。渡辺忠嗣裁判長は「身勝手極まりない犯行。しかも、計画的で執よう」として、A被告を懲役15年(求刑、懲役18年)、B被告を懲役13年(同、懲役15年)のそれぞれ実刑にした。

 
 不倫殺人から24年、反省込め手記出版
1989.06.27 東京朝刊 

  24年前に起きた不倫問題にからむ名古屋港殺人事件の主犯で、いまは出所して働いている女性(59)がこのほど、「私は不倫殺人の主役だった」という手記をまとめた。筆名は「花田千恵」で、東京に一人住まい。公務員の夫や息子との幸福な家庭が、不倫で壊滅していく様子を赤裸々に描いてある。いわば、一女性が一生と引き換えに得た教訓。「恥を忍び、事実をそのまま書くことにより、不倫女性に警告したいと思い」生まれて初めて原稿を書き、62年夏から1年半かけて、402枚にまとめたという。

  四六判、312ページ。1360円。恒友出版(03-402-1631)刊。
 
 不倫の戒め 仮出所の女性殺人犯が手記(ニュース三面鏡)【名古屋】
1989.06.22 名古屋夕刊

  24年前に起きた不倫問題に絡む名古屋港殺人事件の主犯とされ、いまは仮出所して働いている女性Aさん(59)がこのほど「私は不倫殺人の主役だった」というタイトルの手記をまとめ、東京の出版社から発刊された。「恥を忍び、事実をそのまま書くことにより、不倫女性に警告したいと思いました。私のような不幸が二度と起きないように」とこの女性は訴えている。

  Aさんはいま、東京のアパートで一人住まい。昼間はビルなどの掃除の仕事をし、夜は食堂の洗い場で働きながら、ざんげの日々を送っている。市販が始まった手記では「花田千恵」という筆名になっている。300余ページにわたって、公務員の夫や息子との幸福な家庭が、不倫によって壊滅状態となった様子が赤裸々に描かれている。

  事件は昭和40年に起きた。岐阜市で営んでいた土建業が倒産、不倫相手でもあったその共同経営者に関係打ち切りを求めたが聞き入れられず、自宅に押しかけられて暴力をふるわれた。第三者の男3人に90万円で仲立ちを頼んだら、3人は男を名古屋港に沈めて殺した。Aさんも主犯として起訴された。

  名古屋地裁の公判では死刑を求刑されたが、判決は無期懲役だった。名古屋高裁は検察、弁護双方の控訴を棄却、無期懲役が確定した。事件を担当した塚平信彦弁護士は「被害者と男の3犯人が全部悪い」として上告を勧めたが、Aさんは「私同様、生活が破壊された被害者のご遺族を考えると、裁判は続けられない」として刑に服した。

  和歌山、笠松(岐阜県)の両刑務所に収容され、58年に仮出所した。36歳から53歳まで刑務所暮らしだった。

  膨大な裁判記録を克明に読んだ。当時の新聞記事を求めて国会図書館や名古屋、岐阜の図書館に通った。メモを記録した大学ノートは十数冊になった。生まれて初めて原稿を書き、62年夏から1年半かけて、402枚にまとめた。紹介を受けた東京の恒友出版(電話03-402-1631)に今年初め持ち込んだ。

  ノンフィクション作家でもある斉藤繁人恒友出版社長は、最初は二の足を踏んだが、Aさんの真剣な考えや原稿の内容に打たれ、同じ女性の編集者を数カ月間専属にして出版にこぎつけた。

  塚平弁護士は「事件の原因はヘビのような、オオカミのような男だ。興味本位でなく、女が一生と引き換えに得た教訓として読んでほしい」といっている。
 
 慰謝料は3200万円 未婚女性の離婚観 首都圏580人調査
1989.01.28 東京朝刊 

  離婚は浮気が引き金で、慰謝料は平均3200万円。子供がいなければ35歳までなら人生のやり直しができる--現代の未婚のOLや女子大生は、離婚についてこんなイメージを持っていることがわかった。結婚は女性のあこがれ、といわれる半面、厚生省の調べによると3分間余に1組の割合で離婚する日本。東京のあるエステティックサロンが、昨年11月、首都圏のOLと女子大生580人を対象に調査を行った結果だ。

  考えられる離婚の原因を複数あげてもらったところ、1位は「夫の浮気」で33.3%。2位が「性格の不一致」(22.9%)で「よくあるパターン」の域を出てはいない。他の理由は「飽きて」「愛が憎しみに変わって」「すれ違い」「自分の不倫が本物になって」「金銭トラブル」「しゅうとめとのトラブル」「2人でいることにメリットがなくなって」など。

  慰謝料の額については、1000万-2000万円(20.4%)と5000万-1億円(20.3%)の2グループが、他を大きく引き離した。「いらない」人は3.4%、「取れるだけ取る」は7.8%。最高は6億円だった。平均すると3257万円だが、普通のサラリーマンには払えるかどうか。

  子供がいない場合、何歳までの離婚なら人生のやり直しができるか、という問いには、25.1%、ほぼ4人に1人が35歳と答えた。これに次ぐのが30歳で23.1%。やり直しは5歳を一区切りとする傾向が強いようで、27歳、33歳といった間の年齢をあげた人はいずれも少数だった。ただ、「いくつでもやり直しはできる」と答えた人も、ほぼ5人に1人の割でいた。

  離婚のハンディキャップでは、「世間体が悪い」(19.2%)「子供がいると経済的に不利」(11.3%)などだった。
 
 「不倫」の夫に離婚許すか 「長い別居」に判例見直しへ
1987.06.30 東京夕刊 

  「上手な別れ方のノウハウ教えます」--こんな専門誌まで登場するほど、離婚が日常化している。昨年1年間に別れた夫婦、約16万6000組。この30年間で実に倍以上の増えようだ。そうした中にあって判例は、妻を捨てて別の女性のもとに走り、自ら夫婦関係を壊したような「有責配偶者」からの離婚請求に対しては、「そんな不徳義勝手気ままは許さない」と、かたくなに門を閉ざしてきた。だが、10年、20年も別居が続き、元に戻る見込みはないのに、なお戸籍上だけの夫婦にとどめておくことがいいかどうか。そんな疑問に最高裁の15人の裁判官が耳を傾け、35年ぶりに判例を見直すことになった。自らの「不倫」が原因で40年近く妻と別居している夫が、離婚を求めて争っている訴訟について、最高裁は7月1日、大法廷で口頭弁論を開く。

  世界の先進国の中で、日本ほど離婚手続きのゆるやかな国はない。欧米諸国では、必ず裁判所の審査を受けなければならない。しかし、わが国の場合は、夫婦双方が合意すれば話し合いで別れることができ、全離婚件数の90%以上がこの「協議離婚」で解決している。一方が離婚を拒み、家庭裁判所の調停などでもまとまらなかったとき初めて裁判の場に持ち込まれるが、その数は全体の1%程度。

  裁判では、

  (1)相手方に不貞があったとき

 (2)悪意で捨てられたとき

 (3)配偶者の生死が3年以上不明のとき

 (4)配偶者が強度の精神病にかかって、回復の見込みがないとき

 のほか、「婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき」、夫婦の一方は離婚裁判を起こすことができると定められている(民法770条)。最新の60年の統計だと、全国の地裁で言い渡された2592件の判決のうち2405件について離婚が認められている。

  ○離婚請求に例外

  そうした中で、裁判所が原則的に請求を認めないケースが1つある。今回の裁判のように、愛人を作るなどして自ら夫婦間の破局を招いた「有責配偶者」からの離婚請求に対してだ。27年、最高裁第3小法廷は、愛人との結婚を望んで離婚裁判を起こした夫からの請求に別掲のような判断を示し、以後それが指導的判例となってきた。

  この判例は一見、裁判官の個人的な道徳観がそのまま表現されたかのような、異例ともいえる激しい文体の判決だが、当時、下級審の裁判官の間に異論は出ず、学説もこぞってこの考え方を支持した。

  ○「女性保護」への配慮

  当時、女性、とくに一度家庭に入った女性の働く場は極めて限られていた。夫の側の勝手気ままな都合で離婚させられるとなれば妻の側としてはたまったものではない。判決には、そうした「女性の保護」という配慮がうかがわれる。同時に、戦後の刑法改正で姦通(かんつう)罪がなくなって男女関係が自由となり、不倫、心中などが社会の関心事となっていたときでもあり、最高裁の裁判官らがそうした風潮に苦々しい思いを抱いていたことも、判決の文面からみてとれる。

  ○婚姻関係強制に異論

  しかし近年、学界の一部などから、この判例への異論が唱えられ始めた。「夫婦関係が完全に壊れているのに、裁判所がなお戸籍上だけの婚姻関係を強制していくことこそ、倫理に反しているのではないか」「強制していくことにどれだけの利益があるのか」という疑問だ。

  下級審の中にも最近は少数ながら、別居してからどれだけの歳月がたっているか、十分な慰謝をしているかなどを個別に検討して、「有責配偶者」からの請求であっても離婚を認める判決が、何件か出されている。

  最高裁が審理を小法廷から大法廷に移すのは、初の憲法判断をするとき、違憲判決をするとき、判例の変更をするとき、などに限られている。今回の訴訟の回付は判例変更のためと見られており、(1)離婚によって、相手方が経済的に困ることにならないか(2)どのくらいの期間、別居生活が続いているか(3)子供の養育上問題はないか、などの点で枠をはめながら、「有責配偶者」からの離婚請求を認める方向に踏み出すのでは、というのが学者ら専門家のほぼ一致した見方となっている。

  ●原告のAさんの場合 38年前に妻と別れ、1、2審退けられ上告

  この離婚裁判を起こしているのは、東京都内に住むAさん(75)。3つの会社を経営、C子さん(71)との間に37歳、34歳の2人の息子がいるが、戸籍上、AさんとC子さんは夫婦ではない。戦前の昭和12年に結婚したB子さん(71)という妻がいて、そのB子さんが離婚に応じないため、C子さんを入籍することができないからだ。

  AさんとB子さんとの関係が壊れたのは、38年前の昭和24年のこと。AさんとC子さんとの関係がB子さんに分かってしまったのが原因で、この年8月、Aさんは家を出て、C子さんとの生活を始めた。

  以後、B子さんは家を売った金24万円と、人形製作の収入とで一人暮らしを続けていたが、いまは職もなく、都内の実兄宅の4畳半に身を寄せている。

  一方、AさんはC子さんとの間に2児をもうけ、事業にも成功。26年に1度、離婚裁判を起こしたが退けられた。その後、音信不通が続き、59年になって、Aさんが家庭裁判所に離婚調停を申し立てた。しかし、Aさんが提示したのが現金100万円と油絵1枚だったこと、さらに、「自分の勝手で一方的に離婚を迫ってくる態度が許せない」という感情もあって、B子さんはこれに応じなかった。このため、Aさんは再び裁判を起こしたが、1審の東京地裁、2審の東京高裁とも請求を退けられ、最高裁に上告していた。

  [昭和27年の最高裁判例の要旨]

  婚姻関係を継続しがたいのは、夫が妻をさしおいて他に情婦を有するからである。情婦との関係を解消し、よき夫として妻のもとに帰るならばいつでも夫婦関係は円満に継続できるはずで、このような事例は「婚姻を継続しがたい重大な事由」に当たらない。

  夫側の主張はつまり、勝手に情婦を持ち、そのため、もはや妻とは同居できないから追い出すということに帰着するのであって、もし、このような請求が認められるならば、妻は俗にいう踏んだり蹴(け)ったりである。法はかくのごとき不徳義勝手気ままを許すものではない。道徳を守り、不徳義を許さないことが法の最重要な職分である。

  夫側は情婦の地位をうんぬんするが、同人の不幸は自ら招けるものといわなければならない。妻ある男と通じてその妻を追い出し、自らとって代わらんとするがごときは初めから間違っている。戦後に多く見られる男女関係の余りの無軌道は患うべきものがある。本訴のごとき請求が認められるならば、この無軌道に拍車をかける結果を招致する恐れが多分にある。

  夫と情婦との間に生まれた子は全く気の毒である。しかし、その不幸は両親の責任であり、妻の犠牲において請求を是認することはできない。

  (第3小法廷の3裁判官全員一致の意見)

  ●有責配偶者からの離婚請求に対する欧米各国の事情

  <イギリス>

  1969年に離婚法を改正。「離婚原因はただ1つ、婚姻が回復しがたく破綻(はたん)したこと」とし、その破綻の1つの事実として「5年間継続して別居していること」と規定。しかし、一方で、相手方は、離婚により著しく経済的不利益を被るなどの場合、これを理由に離婚判決に異議を提起できる。

  <フランス>

  1975年の離婚法の全面改正で、「夫婦が6年以上別居している場合、夫婦の一方は共同生活の破局を理由に離婚を請求できる」とした。しかし、これが追い出し離婚とならないよう(1)相手方は、離婚で自分、または子供が物質的、精神的に不利益を被ると主張、それを証明したとき、裁判所は離婚請求を退ける(2)有責配偶者は相手方に対して損害賠償義務を負うなど、一定の制約規定を設けている。

  <西ドイツ>

  1976年、法改正。イギリスと同様、「婚姻の破綻」を唯一の離婚原因とし、破綻の認定は、「夫婦同意の場合1年、一方が不同意のとき3年」。未成年の子供の利益のため婚姻の維持が不可欠、離婚によって相手方がすこぶる不利益を受ける、などの場合離婚は認められないとする「過酷条項」をもうけているが、別居が5年以上にわたっているときは、その過酷条項による異議は認められないとしている。

  <米国>

  州によって異なるが、ニューヨーク州の場合、1966年、欧州各国に先がけて一定期間の別居自体で離婚を認める法改正をし、その期間を2年とした。また、カリフォルニア州は1970年施行の新離婚法で、(1)和解しがたい不和(2)不治の精神病の2つを離婚原因と定めている。

  ●戦後の離婚総件数

  昭和25年  83,689

    30年  75,267

    35年  69,410

    40年  77,195

    45年  95,937

    50年 119,135

    55年 141,689

    58年 179,150

    59年 178,746

    60年 166,640

    61年 166,070
 三越私物化に実刑判決 岡田3年6月、竹久3年 東京地裁
1987.06.29 東京夕刊 

  創業300年余の歴史を誇るデパート業界のしにせ、三越(東京・日本橋、坂倉芳明社長)に総額約19億円の損害を与えたとして商法違反(特別背任罪)に問われた元三越社長、岡田茂被告(72)=保釈中=と、商法違反の共犯と2億7000万円の所得税法違反(脱税)に問われた元三越納入業者、竹久みち被告(57)=同、本名・小島美知子=に対する判決が、29日午前10時半から東京地裁刑事25部で言い渡された。小泉祐康裁判長は、三越から竹久側に支払われたマージンなどを同社に対する「損害」だったと認定した上で、「犯行の動機、損害額などの点で他に類を見ないほどの悪質重大な事件であり、三越の社会的信用を失墜させた」として、岡田に懲役3年6月(求刑同5年)、竹久に懲役3年、罰金7000万円(同4年、罰金8000万円)の厳しい実刑判決を言い渡した。「三越事件」では会社最高幹部の経営責任が問題となったが、この日の判決は、岡田の「公私混同」の経営姿勢を強い調子で批判した。岡田、竹久両被告は判決を不服として直ちに控訴した。また、実刑判決のため閉廷後いったん収監手続きが取られたが、両被告とも保釈を申請、認められた。

  この裁判で中心的な争いになったのは、当時社長だった岡田が、「愛人」とされる竹久の利益を図るため、三越の海外商品仕入れルートに竹久の会社を介入させるなどし、その結果、三越に巨額の損害を与えたかどうか、という点。

  判決は、まず海外商品仕入れルートに竹久の会社を介在させた「準直輸入方式」について、「合理的な理由がなかった」として、三越から同社に支払われたマージンを「損害」と認定。また、竹久に支払う手数料を仕入れ価格に上乗せしていた「香港コミッション方式」についても、同様に「合理的な理由はない」として、手数料相当分を三越の「損害」と判断した。

  続いて岡田、竹久の共謀について「竹久絡みの輸入方式は、竹久の要請を受けて岡田の主導のもとに始まった。岡田と竹久の夫婦同然の緊密な交際などから、岡田が強力に推進していたことは明らかだ」と共謀の存在を認めた。

  このほか、竹久関連輸入にからむ三越の損害額について起訴事実より約4000万円少ない計約18億4000万円に減額、竹久の脱税額について1000万円余少ない約2億6300万円としたほかは、ほぼ起訴事実通り認定した。さらに、岡田の自宅改修工事費については、検察側主張通り8700万円を三越への損害と認めた。

  小泉裁判長はそのうえで2人の情状について検討、まず、「三越は創業以来300年余の歴史と伝統を誇る百貨店業界有数のしにせであり、かかる組織の頂点にある社長としては、高度の倫理性、廉潔性が求められる」と指摘。そして、岡田について、(1)長期間にわたって竹久と不倫の関係を続けただけでなく、2人の関係を社員に公然と示すことで、竹久に三越の幹部社員ですら逆らえない強大な力を持たせ、三越の被害を拡大させた(2)社長の最大の権限である人事権を乱用し、社員が抱く人事に対する恐怖感、期待感を巧みに操り、竹久絡みの輸入方式を維持・拡大するよう努めてきた--などの厳しい批判を加え、岡田社長時代について「まさに公私を混同し、企業を私物化してきた歴史だった」と述べた。

  この事件の裁判では、58年3月の初公判以来、判決まで98回の公判が開かれた。その間、検察側は「犯行の根源は、岡田が三越社長という権力の座に酔いしれ、自分に課せられた責任とモラルをほうてきし、愛人の利益を図るために三越を犠牲にしたことにある」と、2被告のうちとりわけ岡田の責任を厳しく指摘。これに対して、岡田側は「この事件は、岡田の政策についていけない三越役員らのデッチ上げ事件。社長としての任務に背いて三越に損害を与えたり、竹久と共謀したりした事実はない」として無罪を主張していた。

 
 同性愛や不倫は厳禁デス 米国防総省が職員にきついお達し
1987.05.14 東京夕刊

  【ワシントン13日=島田特派員】米国防総省が全職員を対象に、同性愛や職場の不倫を厳しく禁止する通達を出していたことが13日、明らかになった。

  禁止の理由について同省は、そうした行為が「脅迫のたねにされかねない」からだとしているが、個人のプライバシーにまで深く立ち入るお達しに、早くも論議が沸騰している。

  同省の制、私服および一般職員まで含む約300万人に向けて出された通達によると、「性的な非行」にふけっている職員は、身分上の安全保障をなくすばかりか、場合によっては現在の地位を解任されることもあり得るという。

  「性的な非行」として指摘されているのは、夫婦交換や乱交、不倫などのほか、精神状況を疑わせるような異常な性行為、異性の服装をしたがるなどの性倒錯、露出症、のぞき趣味、同性愛など。とくに不倫はありふれているが「職場の秩序を保つ上で最も好ましくない」と、厳しく追及する構え。

  こうした厳しい通達に対し、「個人の私的な生活面まで役所が規制するのはどうか」といった声があり、シュローダー下院議員(民主)ら議会関係者の中には、「身分保障を失うということは省内での昇進の道が閉ざされること。また家庭をかえって不和にさせることにもつながる」と、通達への反論をワインバーガー国防長官に書簡の形で送った。またカリフォルニア州に本部を置く同性愛者の権利団体も、この通達が同性愛者の差別に結びつくものである、と抗議する意思を明らかにした。

  同省では、職員が性的非行で弱みにつけ込まれないよう予防線を張ったつもりだったが、反響の大きさに意外感を隠していない。
 
 33歳、不倫こうじて愛人の妻襲う
1986.11.14 東京夕刊 

  三角関係のもつれから、男友だちの妻を呼び出して襲った東京都中野区本町4丁目、渋谷区役所職員B(33)が13日夜、殺人未遂の現行犯で、北沢署に逮捕された。

  調べによると、Bは13日午後9時40分ごろ、世田谷区大原1丁目の路上に、近くの主婦A子さん(26)を電話で呼び出し、道端にあったブロックの破片で頭を殴り、2週間のけがをさせた。さらに自分のベルトで首を絞めて殺そうとしたが、A子さんが悲鳴を上げたため逃げ、間もなく近くの公衆電話から「人を殺そうとした」と110番していた。

  調べに対し、Bは「親しくしていたA子さんの夫が最近冷たくなり、A子さんを殺せばよりが戻ると思った」と話している。

 
 リッチな別れ、貧しい別れ…離婚の経済学 「損得勘定」強まる
1986.09.27 東京夕刊 

  秋は結婚シーズンですが、出会いは別れの始め、とも言われます。「定年前離婚」や「家庭内離婚」がこのところ、目立って増えています。慰謝料、財産分与をめぐるトラブルは絶えません。幸せいっぱいの花嫁に水を差すつもりはありませんが、「女の時代」とはいえ、離婚に伴う経済的な負担は、まだ女の側に重いようです。ニコニコ離婚講座を主宰している円より子さん、安田生命社会事業団家庭相談室長の井原美代子さん、離婚問題を多く手がけている弁護士の麻生利勝さん、中村れい子さんらに話を聞き、ひそかに離婚を考えているあなたに「離婚の経済学」をまとめてみました。

  50年以降上昇してきた離婚率は、一昨年から横ばい気味だが、離婚はあなたにも突然、襲うかもしれない。

  「初めは自由になりたいと、離婚していた女性たちも、いざ別れてみると、男性との賃金格差や再就職の壁につき当たり、その大変さを思い知った。そこで、外で働く代わりに家事は仕事と割り切り、一方で夫婦の会話とか触れ合いといった関係を一切拒否する家庭内離婚が増えた。とりあえずは生活、金銭というのが現状」(井原室長)

  つまり、離婚の経済的損得が一段と意識される時代に入ったとも言えるわけだ。

  それでは、離婚の重大関心事である慰謝料、財産分与はいったいどれくらいもらえるのか。

  慰謝料・財産分与額(養育費は除く)の全国平均はグラフ(略)の通り。昨年はなんとたったの336万円。これでも10年前の2倍にふえてはいるのだが、無職の母と子が暮らしていくにはかなり厳しい額。しかも、養育費は長続きしないケースが目立つ。

  少ないとはいえ慰謝料などが増加している原因と考えられるのは、賃金の上昇などもさることながら、熟年層の離婚の増加(表=略)も大きいようだ。

  慰謝料・財産分与額は、結婚10年までは、かなりまちまちだが、10年を過ぎると、次のような傾向が出る。

  結婚年数×15万~25万円程度

  が通り相場。つまり熟年層の離婚が増えるほど、分与額ははね上がり、平均額を引き上げる。

  慰謝料の額を決定する大原則は「ないソデは振れない」。半面、「持てる者からはそれなりに」である。しかし、熟年層はまさに蓄えもでき、人によっては退職金も入り、「それなり派」にあたる。

  かつては、年齢を考えて離婚を見送ったこの層の妻たちも、平均寿命が延びたことで残りの人生をやり直そうとしている。

  さらに、高度成長期のモーレツ社員として夫が家庭をかえりみなかったのもこの年代だ。

  「そのツケで妻から離婚を申し渡される例がここ数年どっと出てきている。男性サラリーマンは安閑としていられません」(麻生弁護士)

  ただし、離婚調停に持ち込まれたなかで、グラフ(略)のように慰謝料や財産分与を受けた件数は、全体のわずか半数にすぎずあとはゼロだ。

  慰謝料・分与額を引き上げている原因のもうひとつは、パートの増加で主婦が「自分名義のお金」の意識を持ち始めたこと。

  「自分のものは自分のもの。夫のものも、内助の功があるから自分のもの、という意識が徐々に強まり、分与を請求するようになってきた」(井原室長)

  さらに、地価の値上がりなどで夫が自力で家を買えず、妻の実家に同居し、妻の実力アップという型が都会では増加していることもある。

  ○マル金型離婚

  離婚を決意したあなたの夫の職業が、一流の会社員、銀行員、エリート官僚、医者などだったら、世間相場よりずっと経済的に“優雅な別れ”を期待できる。こうした職業の人は大抵、地位や外聞を気にし、ゴタゴタが長引くことを嫌う。そこが付け目。具体例を紹介すると--。

  ◆例

  (1)大手銀行の支店長の妻(54歳)=夫は仕事一筋。日曜日も社用ゴルフ。30年間、1度も家庭を顧みなかった、ということで決意。2人の娘も「あんな父はいらない」。夫側に不貞とか暴行はなかったが、協議の結果、都内の一流住宅地の土地、家屋を手にした。夫は2DKのマンションに移った。

  (2)若手エリート官僚の妻(25歳)=夫の両親との不和などが原因。結婚後わずか1年だったが、慰謝料800万円。留学を控えた夫が、解決を急いだことも、有利に働いた。

  (3)開業医の妻(44歳)=結婚22年目で、夫が看護婦と関係。法廷に持ち込んだが、慰謝料7000万円で和解。

  (2)のエリート官僚の場合、本人の給料は高くはなかったが、親がマル金。その両親と対立したら「おカネは出すから、ともかく早く別れてほしい」と言わせたらしめたもの。

  (3)の医師の妻の場合、不倫の現場を自分で録音テープに収めて、証拠として突きつけた。夫がマル金といっても弁護士だけにはまかせず、自分自身で“努力”をすれば、さらに有利になる。

  ○マルビ型離婚

  稼ぎが悪い、財産もない、といった夫の場合は、もう論外。ここで言うマルビ型は、夫がマル金にもかかわらず、「貧しい別れ」を強いられる例だ。

  自営業の妻(56歳)のケース=浮気ぐせのついた夫が、月収200万円もあるのに、「100万円やるから出て行け」と離婚を迫った。夫と苦労しながら、仕事を大きくしてきた。無理がたたって胸もわずらった。あまりの仕打ちに家庭裁判所に持ち込んだが、娘の結婚も控えていたので、月に10万円の生活費をもらうことで折れた。しかし、生活費がきたのは初めのひと月だけ。いま病身にムチ打って働いている。

  こうした夫は通例、ケチで恥も外聞も気にしない性格。つまり、小さい店や事業所からスタートし、夫婦で苦労して大きくしたのに、それを夫が忘れてしまう。自営業者の離婚に多いようだ。こんな夫に対抗するには、ねばり強く闘うことが肝心。10年近くの裁判で、慰謝料1000万円を取った例もある。また、きちっと給料をもらい、専業主婦以上の「内助の功」を実績として示して置くことも、財産分与を引き出すのに有利のようだ。

  ○ふつうの離婚

  結婚15年、子供2人、夫の月収30万円(手取り)の標準的なケース=それほど夫に落ち度がない場合、慰謝料と財産分与を合わせて250万円から300万円がおおかたの相場。さらに子供の養育費は20歳になるまで、1人月額3万-5万円、2人で6万-8万円といった例が多い。が、これは長続きしにくいことは前述の通り。

  親子が生活していくには相当に苦しい数字であることは間違いない。離婚を考え始めた人は次のような手を打てば、少しは豊かな離婚ができるかもしれない。

  (1)日記をつけ、相手の不貞や暴力を振るったことなど離婚の理由となる事実を記録しておく。

  (2)定職がない場合は、パートでお金を稼いだり資格をとったりして自活の自信をつける。

  (3)裁判に持ち込むと、決着がつくまで2、3年かかるので、その費用のためへそくりをしておく。

  (4)夫の給与をうまく管理し、隠し預金がないか、など資産状況を常につかんでおく。

  (5)早めに専門家に相談する。

      ×    ×    ×

 こうした離婚前のそろばん勘定より、さらに切実なのは、「離婚後の経済学」です。ということは「円満の経済学」に勝るものはない、ということかもしれません。
 妊娠告げられ「狼」に 千葉の愛人殺し(ニュース三面鏡)
1984.08.23 東京夕刊 

  「私が殺しました」。恋人殺しを自供した男は、涙ひとつ見せなかった。高校時代から交際していた横浜市戸塚区平戸町、元神奈川県立看護専門学校教員mさん(32)を自宅近くで殺して埋めた千葉県君津郡袖ケ浦町蔵波台一丁目、会社員A(32)だ。二十二日、殺人、死体遺棄容疑で千葉地検に送検されたが、家庭では二児の良きパパ。職場でも信頼厚い技術者だった。しかし、殺人計画を二カ月にわたってひそかに練り続けていた。「あなたの子を産みたい」。そう告げられた時、まじめ人間は「狼(おおかみ)」に変ぼうした。

  二人は、北九州市の県立大里高在学中の十数年前から、既に恋人同士だった。四十五年に卒業後、Aは二浪、mさんは近くの看護学校へ進んだ。やがて大学進学を断念したAは、四十七年に川崎市の工場設備検査会社に就職した。看護婦資格を得て山口市の病院に勤めていた彼女も同じころ、追うように東京の病院へ移った。

  Aは八年ほど前に別の女性と結婚、まもなく長男を、二年後には長女をもうけた。だが、二人の関係は、それ以降も続いた。変わったのは「恋人同士」が「不倫の仲」となっただけだった。

  殺人を自白した時、「女とは、ことし二月に別れた」と供述した。が、これはうそだった。二月というのは彼女に妊娠を知らされた時、というのが捜査当局の見方だ。

  事実、Aは当時、石油パイプの検査のためアブダビに出張しており、mさんに国際電話をかけている。「頼むから中絶してくれ」「いいえ、一人で産んで育てます。認知して下さい」

  Aに言われた通り、二人の関係をごく少数の友人にしか口にしていなかった彼女が、初めてたてついた。彼女の決意は固く、Aは「どうしていいか、わからなくなった」。

  Aは、検査会社に入ってからの十二年間に、独学で「X線作業主任者」「ガンマ線透過写真撮影作業主任者」「酸素欠乏危険作業主任者」など全部で七つもの免許や資格を取った。アブダビでは、石油プラントの検査を一人で任されていたほどだ。てきぱきとした仕事ぶりに、上司の信頼も厚かった。上の子は小学校に入り、下の子も来年入学と、何もかも、順風満帆だった。

  「彼女のことがばれれば、みんなだめになる」--。三月上旬に帰国してすぐ、殺人計画を練り始めた。多くの推理小説を読みあさり、「プラットホームから突き落とす」「海へ落とす」といった殺害方法を四、五種類考えた。そして、最も「確実」な方法を選択した。

  「妻とは別れて、君と結婚する。学校をやめ、千葉で一緒に暮らそう」というのが殺人計画の序章だった。喜び勇んだmさんは看護学校を退職し、北九州の両親にも「結婚して千葉で暮らす」と連絡した。

  五月十五日、Aはmさんのアパートから、荷物を運び出した。そのあと、「新居」があるはずの千葉に連れて行き、深夜、東京湾の見える高台で、一気に首を絞めた。

  犯行後も、Aは子ぼんのうなマイホームパパぶりを発揮していた。六月下旬からは、長男の少年野球チームのコーチ役を買って出、事件発覚の直前の八月初めには、社内の海水浴に妻と子のほか、親類の子ども二人を連れて参加している。

  mさんを殺して埋めてから約二カ月半、Aは毎日、死体を埋めた雑木林を横目に見ながら通勤していた。「彼女とのことは、からかい半分だった」。Aは調べ官にこうつぶやいたという。